何でよ!?タチウオのチドリ天秤を自作するハメに・・・

タチウオ釣りのチドリ天秤を自作するハメになった

このブログに度々登場する船釣り専のオッサン2号。

 

2号は釣りの腕前もナカナカらしく、その特徴ある容姿も手伝ってか釣り雑誌や船宿のHPにも度々登場している。

 

 

釣れ過ぎたときは、オッサンもおこぼれを頂戴しているが、つい先日の獲物はタチウオだった。

 

オッサンはタチウオ釣りはやったことないのでよく分からんが、最近はこの釣りモノが業界内でHOTらしく2号も熱心に通っているようだ。

 

 

オッサンも2号からタチウオをもらうまで「こんな細身の魚、食べる所あるんか?」と思っていたけど、食べてみると結構なボリュームがあるし、白身のサッパリ味の魚でたいそう美味だった。

 

歳をとると味の濃いものよりも淡白なモノを好むようになるものだ。

 

 

タチウオをもらいながら、2号からタチウオ釣りのなんたるかを力説されたが、他の釣り客とのオマツリが原因で仕掛けをロストすることも多いとのこと。

 

2号の仕掛けはチドリ天秤とやらを愛用しているようで、これが結構なお値段らしく、一回の釣行で船代のみならず仕掛け代も馬鹿にならないのが悩みのタネとこぼしていた。

 

 

オッサンが船に乗らない一番の理由はこれで、船代だけでなくモロモロの出費が激しいからだ。

 

オッサンはゴルフもやらないけど、イメージ的に船釣りを始めてしまうとゴルフと同じくらいの出費になるという偏見を持っている。

 

なので社会の底辺でケシ粒ほどの薄給で生きているオッサンのような庶民は手を出すべきではない。

 

 

2号のタチウオ話を”ふ〜〜ん”っと上の空で聞き流していたのだが、「作ってよ!」といきなり言われた。

 

オッサン:「ハイ?何が?」

 

2号:「だから天秤を」

 

オッサン:「何でよ?」

 

2号:「タチウオあげたじゃん!」

 

オッサン:「ハァ?くれるって言うからもらったんだけど・・・」

 

2号:「美味しいでしょ!それ。」

 

オッサン:「まぁね。」

 

2号:「じゃあよろしく!今度お手本のチドリ天秤持ってくるからサ!」っと帰っていた。

 

という訳で、中学生チケット詐欺事件的にチドリ天秤を作るハメになってしまった。

 

 

 

そもそもタチウオ釣りもやったことないのに大丈夫なのか!?

 

まぁ、いつも魚もらってるし、船釣りに行くときは車も出してもらってるから、たまには恩を返しておくか!とやってみることにしました。

 

 

この時までは簡単にできるだろうっと思っていた。

 

この時までは・・・

まずは材料集めと製作道具のご紹介

後日、2号がお手本のチドリ天秤を持ってきた。

 

激安釣具の殿堂「浅草釣具」のオリジナル天秤らしい。

 

使っているステンレス材は直径1.6mmで、何の役に立つのか知らんが可動式の黒い玉が付いている。

 

スイベルやスナップスイベルもデカくてしっかりしたものが付いていて、タチウオのナイスファイトを物語っている。

 

お手本天秤の他にスイベルとスナップスイベルも一緒に渡されたので”2号もなかなか機転が利くジャマイカ!”と思ったが、よくよく考えてみると作らざるをえない状況に持っていかされたようである。

 

これと同じものを作れということらしい。

 

 

材料編

スイベルとスナップスイベルは、当然2号が買ってきたものをそのまま使う。

強度のあるタイプ。タチウオってパワーがあるらしい

 

ステンレス材と玉はオッサンに調達しろと言うことみたいだ。

 

早速、近所で何軒かの釣具屋を廻ってみるが、1.4mmまでは売っているが1.6mmというのはなかった。

 

ムムム困ったぞ・・・

 

ネット通販でならいくらでもヒットするが、材料よりも送料のほうが高くつくというのも馬鹿らしい。

 

 

なので少々遠くの釣具屋へ行ったらやっと見つけた。

 

気になったのは、ステンレス材って硬度にいくつか種類があるがこれでいいのか?

 

「硬質 ステンレス材 天秤・ルアー用」と書いてあるし、釣具屋で売ってるんだからコレでいいんだろう!と自分に納得させる。

 

せっかくなので1.6mm(6本入り)と1.8mm(5本入り)(共に長さは50cm)を買ってみた。

硬質ってどれくらい硬いんだろう・・・

 

 

次は玉だが、オッサンの見たところアクリル玉なので、これは釣具屋で売っているフロートとは違う材質だ。

 

しかも直径が12mmと結構デカイ!

 

という訳で困ったときの手芸用品店「ユザワヤ」へ行ってみた。

 

手芸・工芸材料ってけっこう釣具に使えるものも多い。

 

しかも釣具屋で買うよりも安かったりするから、オッサンはお気に入りである。

 

問題は客層が女性ばかりで、男性はほとんど見かけないから少々白い目で見られがちだが、もう慣れた。

 

 

ビーズコーナーへ行ってみると、早速同じようなアクリル玉を見つけた。

 

しかし、その隣にもっと魅力的な材料が!

 

お花の形やクリスタルカットしたピンクやらイエローやらのメルヒェンなのがあるじゃないですか!!

 

どうせ自作するんだからコピーじゃなくてこっちでと手に取ったのだが、一応クライアントの2号に相談すると「水の抵抗とかあるから普通の玉で!」とちっともメルヒェンを解さない2号なのであった。

 

渋々普通の玉を買うことにする。

透明色とパール色でささやかな抵抗

 

 

これで材料が揃った。

 

 

製作道具編

 

ペンチとラジオペンチ

言わずもがなステンレス材を曲げたり押さえたりする。

 

後日、ペンチを改造した「チドリペンチ1号」を作ってみました。詳しくは文末で。

 

 

ステンレス材を火であぶるガスバーナー

昔キャンプで使った懐かしい一品

 

ステンレス材を加工しやすくするための”なまし”を入れるのに使います。

 

もしご家庭にない場合はガスコンロでもいけますが、ライター程度では火力が弱すぎます。

 

 

ドリルとドリルキリ(2mm)

アクリル玉に穴をあけるのに使います。

 

もとから小さな穴はあいていますが、そのままでは小さすぎてステンレス材が通らないので穴を大きくします。

 

ドリルがない場合は、2mmくらいの針金を熱して、それをアクリル玉に刺して穴を拡張しても良いと思います。

 

 

できれば万力。なければ人力

会社にある超年季の入った一品

 

ステンレス材をしっかりと固定するのに使います。

 

ない場合は(通常は無いと思いますが)ペンチで自力で押さえてください。

 

 

酸洗い剤

これがご家庭にあったらスゴイ!っていうかヤバイ

 

ステンレスを火であぶると黒く変色するので、”酸洗い”でキレイにするための薬剤です。

 

強酸なので取扱い注意です!

 

普通ならば持っているはずがないと思います。

 

まぁ、黒くなっても強度に影響はないので気にしなければ良い思いますが・・・

いよいよ製作開始!

では制作に取り掛かります。

 

まずはアクリル玉の穴あけです。

 

購入したアクリル玉には小さな穴はあいていましたが、穴が小さすぎてステンレス材が入りません。

 

なので直径2mmのドリルキリを使って穴を大きくします。

 

小さな下穴があいているので簡単にあけることが出来ます。

下穴があるから、結構簡単に穴があく

 

これだけでアクリル玉の準備は完了。

 

 

 

次はいよいよステンレス材の加工に入ります。

 

まずは前提として、全ての金属というわけではないですが、大体の金属は熱を加えることによって”なまし”が入り柔らかくなります。

 

 

この特性を活かして加工してゆきます。

 

っというのも、今回使用する材料は1.6mmの硬質ステンレス材なので、人力で加工するには結構難儀です。

 

なましを入れなくても加工できなくはないですが、細かい微調整が効かないし、何よりも指力が必要になります。

 

オッサンの白魚のようなデリケートな指ではとても出来そうもないので、なましを入れることにしました。

”なまし”を入れないと曲げたりの加工が大変

 

 

まずはチドリ天秤の一番上のスイベル部の加工から。

 

先端2cmくらいまで、明るいオレンジ色になるまで火であぶる。

ガスバーナー程度の火力では熔けないのでタップリと

 

水に浸けて冷ましてから、2cmのところで直角に曲げる。

やってみると分かりますが結構簡単に曲がる

 

ラジオペンチで先端をつまんでスイベルを入れる輪っかを作ります。(やり方は人それぞれですが、オッサンは2〜3回に分けて曲げます)

先端をチョコっとつまんで・・・

 

クイッっと半周まで曲げてから、あとは少しづつ

 

最後はスイベルが通るくらい隙間をあけておきます。

これくらいあけておきます

 

この作業後にアクリル玉を入れるのを忘れないでください。

※材料の入れ忘れは取り返しが付きません。

 

 

お次はオモリをぶら下げるスナップスイベル部の加工。

 

曲げる箇所にあらかじめ”なまし”を入れておきます。

 

次に1cm毎に3ケ所印をつけ、それを目印に曲げてゆきます。

最初はこれくらい曲げておくとやりやすい

 

ここは細かい曲げ作業が必要になります。

こんな感じにできればOK

 

※酸洗いをする場合は、スナップスイベルを入れる前の時点でこの部分の酸洗いは済ませてください。

 

スナップスイベルを入れる前にこの部分は酸洗いをします。

強酸だから触るのも嫌だし、臭いも強烈!

 

気をつけながら酸に突っ込む

 

10分ほど放置してから水洗いして酸洗い完了。

ステンレスのツヤがなくなるのはしょうがない

 

この作業後にオモリを取り付けるためのスナップスイベルを入れてください。

 

 

次がチドリ天秤のキモとなり、一番厄介な部分の加工です。

 

この部分の加工は”なまし”を入れません!

ここになましを入れるとステンレスの張りが無くなって、天秤の役目を果たさなくなります。

 

なのでこの作業は力づくでの勝負になります。

 

まずはチドリ天秤の腕の方を直角に曲げます。

さぁ、ここからが力勝負じゃ!

 

万力に下の方を固定したら、曲げた横材を垂直材を中心にキツめに2回巻きつけます。

万力がない場合は、ペンチで挟んで固定します。キツイぞ〜

 

お疲れ様でした。

一番つらい作業が終わってホッとするところ・・・

 

 

何でか知らないが、お手本のチドリ天秤は腕が下に向かって結構な角度がついていた。

 

なので同じ角度をつけてみる。

この角度にはきっと意味があるんだろう。と思うことにする

 

次は腕部分の先端のスイベルをつけるための輪っか作り。

 

一番最初の作業と同じ要領で、なましを入れて気軽にどうぞ!

なましを入れると楽チンだ

 

 

次に最初と最後の輪っかがなましを入れて黒くなってるので酸洗いをします。

 

酸洗いが終わったら、スイベルを入れて隙間を閉じればカタチ的には完成です。

 

※酸洗いをやらない場合は、スイベルを入れて隙間を閉じてください。

一応、形にはなった

 

上の黒玉がお手本のチドリ天秤。下のパール玉が今回制作したモノ

 

 

お手本天秤同様に、今回は50cmのステンレス材をカットすることなく全て使っています。

 

 

 

さて、ここまでキチンと隙間なく作れれば今後の作業は必要ありません。

 

しかし、残念ながら少々隙間ができてしまった場合は、その隙間をハンダ付けで埋める等の作業が必要になります。

 

でもお手本のチドリ天秤はスイベルの輪っか部をハンダ付けしてあったからどうなんだろう?

 

オッサン個人的にはキチンと作ってればハンダいらないじゃん!と思うが、商品として売る場合は見た目だけでもやったほうが良いのかもしれない。

 

要はこういうことです

 

オッサンの手持ちの板金用のハンダとフラックス(ハンダ付け促進剤)では、ステンレスには全然付かなかった。

 

しょうがないので、ステンレス用のハンダとフラックスを買ってきた。

痛恨の出費!

 

 

フラックスを塗布してから

 

ステン用のハンダで半田付けをした

 

 

ハンダ付け完了。やはりステン専用は違う

 

スナップスイベルの部分もあいてるヤツはハンダ付けした

 

これで本当に完成!

 

今回制作したのはステンレス材の直径が1.6mm版と1.8mm版の2種類(2本づつ)。

1.6と1.8は実際どう実釣に影響するのか分からない

 

1.8mmはなましを入れない部分の加工はキツかったなぁ〜

 

 

 

そしてもう一つ。

 

これはスイベルを入れていないバージョンです。

 

2号が打ち合わせの時に「仕掛けがガチャガチャしてアタリが分からない時がある・・・」と言っていたのが気になっていた。

 

 

ガチャガチャの原因はスイベルの可動部から来ていると思うので、「ならばスイベル取っちゃえばいいじゃん!」という発想です。

 

どうせ天秤を使うときは、リーダー部とハリス部にはスナップスイベル使ってるんだろうから天秤にスイベルいらないじゃんです。

天秤には余計なスイベルはいらない

 

ついでにオモリ部のスイベルも取り外した

 

これでスッキリだ!

 

ど〜せオッサンがタチウオ釣りやるわけじゃないので、あとはヨロシコ!

 

さて2号の実釣はどうなることやら・・・

 

たくさん釣れて、釣り雑誌にでも登場すれば面白いな〜

 

「自作天秤で爆釣!」ってタイトルで!

 

 

 

追伸

 

今回のタチウオ用チドリ天秤は材料費だけで算出すると190円〜200円/本で制作しました。

 

材料を安く調達できればもっとリーズナブルに製作できると思います。

 

ただし労力は金額に含まず!←これが一番高いはずなんだけどサ!!

君の名は「チドリペンチ1号」

後日、もっと楽にチドリ天秤出来ないかな?と思案したが、大した案も浮かばなかった。

 

せいぜいペンチを改良するくらいかな〜

 

っという訳でやってみたのがコレ↓

 

何じゃこりゃ〜?

 

普通のペンチを削って簡単にスイベル入れる部分の輪っかを作れるようにしました。

 

会社の工場に死んだペンチが大量にあるので、一本失敬した。

 

 

今まではラジオペンチを使っていたのですが、いかんせん相手は1.6mmとか1.8mmの硬質ステンレス材。

 

普通のラジオペンチだとパワー不足だし、ステン材が硬くてペンチの先端がフニャ!っとよじれてしまうし、ラジオペンチの平らな部分が厄介でキレイな丸にならなかったりする。

 

ホビーやアクセサリーなどに使う、ラジオペンチの挟む部分が両方まん丸になった丸ペンチなる商品もあるが、あんなか細い道具で今回のステン材をやったらペンチが曲がってしまうだろう。

 

なのでもっと丈夫で力の入るラジオペンチ(改)を作ってみました。

 

いつもながらですが、このペンチを「チドリペンチ1号」と名付けました。

 

 

チドリペンチ1号の特徴はその頑丈さゆえに直径1mm以上のステン材でも加工しやすいことと、片方が丸型で、もう片方が材料が滑らずに上手く挟めるように元のペンチのギザギザを残してある点です。

 

また、そのギザギザは輪っかの大きさを決める目印にもなります。

 

 

「チドリペンチ1号」の使い方

まずは、しかるべきギザギザの箇所にステン材の端っこをつまむ。

 

丸い方を中心にペンチをクルン!と回転させると半周の輪っかが出来る。

 

ステン材をはさみ直して、もう一度クルン!とやるとほぼ一周でき、最後は微調整すれば完成です。

 

 

前回は火であぶり”なまし”を入れて柔らかくしていたけど、あぶるとなるとガスバーナーを準備したり、酸洗いしたりと何かとおおごとになる。

 

チドリペンチ1号を使えばあぶる必要がないので、作業もシンプルだ。

 

 

でも、正直どちらが良いのかは分からない。

 

 

なましを入れればそれ程力を入れなくても加工しやすいし、チドリペンチ1号を使えば力は必要だけど、あぶりとか酸洗いとかの作業がいらない。

 

う〜ん何とも言えないなぁ〜

 

 

一度に作る本数次第って感じかな・・・

【追加記事】2号より大量発注が来たのだが・・・

さて、いつものように自作しておきながらちっとも実釣しないオッサン。

 

まぁタチウオ釣りしかり、タコ釣りとかオッサンが行かない釣りアイテムの自作を、オッサン2号にそそのかされてやってるもんだから、そりゃそ〜なるわな。

 

 

 

しばらく経った後、チドリ天秤を自作したことすら忘れていた時だった。

 

2号からチドリ天秤の大量発注が来た。

 

なんでも、会社の釣り部でタチウオ釣り大会を企画し船を一曹仕立てるらしいのだが、その時に参加者に配るとのこと。

 

「タチウオ釣りとなるとテクニカルなんだから、それぞれのお気に入りの仕掛けとかあるんじゃないの?」とのオッサンの問いに、「タチウオ釣りをやったことがあるのは数人くらいだから大丈夫!」と2号。

 

大丈夫!?何が?

 

そんな初心者だらけのタチウオ仕立船なんて、既に企画倒れの臭いがプンプンなのだが、まぁオッサンには関係ないことだ。

 

 

 

っという訳でチドリ天秤を再び作ることになった。

 

2号が実釣した結果、直径が1.6mmのステンレス線で制作したものが感触が良かったらしいので、使う材料は1.6mmとなった。

 

スイベルとスナップスイベルは全部付属するフルバージョンでの制作。

 

 

材料は2号が調達してきたが、1.6mmのステンレス線って一袋6本入りで、それを3袋も持ってきやがった。

 

他の材料もそれに合わせていて、つまり18本制作するべし!ということらしい。

 

オッサンの白魚のような繊細な指がこの製作数に耐えられるか心配になる。

 

 

 

まずは作り方を思い出すためにこの記事を熟読する。

 

 

そもそもこのブログはオッサンの備忘録的な位置づけで始めたんだけど、反面、過去のことなんてこっ恥ずかしくて、むしろ忘れたいという気持ちも手伝って、加齢とともにその忘却率は日増しにターボが掛かっている。

 

そんな姿勢で生きてるもんだから、自分の過去なんて記憶しないようにしてて、後ろ向きで前向きな整頓法だ。

 

 

過去のブログを読み返すなんて、治りかけた傷をグリグリ掻きむしるようですこぶる気持ちが悪い。

 

しかし読みながら思った。

 

「スゲェ〜マメな事やってんな〜。俺!」

 

何を間違ってやる気になっていたのか分からんが、コレを再現するのか・・・とトホホな気分になった。

 

 

大量生産となると流れ作業になるから、どうすれば手数をかけないで作れるかを長考する。

 

そして出来た手順は以下の通り。

大量生産Ver.の手順

1.スイベルを入れる部分全てに予め”焼きなまし”を入れる2.なましをいれた箇所を酸洗いする3.オモリ部を曲げてスナップスイベルを入れる4.アーム部の加工5.アーム部の先端のアイ加工+スイベル入れ6.アクリル玉を入れつつ、上端部のアイ加工+スイベル入れ7.アームの角度を付ける8.アイ部のハンダ付け完成!

という作戦で、ひとつの手順毎に流れ作業で進めてゆく。

 

んで、やってみると順調に進んだが、やはりオッサンのデリケートな指は耐えられなくて作業は2日に分けた。

 

18本(実際に一本は練習で生贄に捧げたから17本)で正味半日強くらいの時間かな。

思ったよりも短時間でできた!

 

一番ネックだったハンダ付けも「酸洗い+ステンレス用フラックス」だとキレイに流し込むことが出来ました。

この仕上がりなら合格でしょう

 

酸洗いするとステンレスの酸化被膜が無くなるから、ヤスリで削ったみたいに下地が剥き出しになります。

 

ただコレだけだとやはり上手くハンダ付けできないので、フラックスは必須ですね。

ステンレス用のハンダとフラックスは必須

 

あとはハンダの温度は320℃が適温ですね。(ちなみにスチールの場合は420℃がいい感じ)

温度も適温でやらないと付かない

 

キレイな仕上がりになるとやはり気持ちの良いもんですね〜

 

この天秤でタチウオを釣ってもらって、おすそ分けをタップリと頂きましょう!

 

 

 

追伸、チドリ天秤が出来た旨を2号に連絡した時だった。

 

どうやらオッサンもそのタチウオ釣り大会に強制参加らしい・・・

 

えっ!オッサンもタチウオ釣りやったことないっスけど・・・

 

 

当日はますますカオスな仕立船になりそうだ。

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