自作のお魚スケールいろいろ

自作のお魚スケールいろいろ

キッカケは一風変わった船宿から

釣れた魚のスケールを自作しようと思ったキッカケは、いつもお世話になっているシロギスの船宿でした。

 

その船宿は「根岸丸」という知る人ぞ知る、知らない人は知らない(←あたり前ですが・・・)ちょっと変わった船長さんがいる船宿。

 

 

通常、シロギス釣りというと『数釣ってなんぼのもんじゃい!』なのですが、この根岸丸さんは数ではなく【型狙い】なんです。

 

ヘンテコな船長の思想を反映するサービスがこちら↓
(船長のブログより抜粋)

  • 25.5cm以上をお釣りになった方は、なんと乗船半額券を発行致します。
  • 27cm以上をお釣りになった方は、なんと乗船無料と致します!
  • 30cm以上をお釣りになった方は、1年間に限り\3,000で乗り放題となります。

 

 

オッサンは貧乏なので船釣りはそれほど行けないので詳しくはありませんが、こんな船宿のサービスは聞いたことがありませんでした。

 

 

そして、乗船するお客さんも大型狙いの釣りをする決め打ちのシロギス師たちだ。

 

皆さん乗船券狙いで目がギラギラしています。(注:オッサンの個人的な感想です)

 

 

 

船長さんもそんなお客さんの気持ちを汲んで、大型シロギスを探求する操船となります。

 

 

型が見れないポイントと見切るやいなや(=as soon as)即移動となり、時には移動に次ぐ移動の大暴走をする。

 

暴走はいつものことで、お客さんもソコは心得ていて「また始まったぞ!」となるのですが、船長さんの「お客さんを楽しませたい!」という気持ちの現われなので皆さん温かい気持ちで見守っています。

 

 

っと、とても癖のある船宿なので乗船する人を選ぶのですが、オッサン的に変わり者は好きなのでシロギス釣りの常宿となっています。

 

 

 

いつも通り前置きが長くなって申し訳ないです。

 

そんな船宿で使っているシロギスのサイズを測るスケールは、よくありがちな巻くことのできるペランっとしたものではなく、箱型でシロギスの頭の部分を端にくっつけて計測できる優れものです。

 

なるほどこれなら素早く正確にシロギスのサイズを計測できます。

 

 

しかも船宿のスケールは、アクリル板で制作した箱の底に金定規を貼り付けただけの作りだったので、これならオッサンでも作れそうだと思ったのでした。

まずはシロギス用のスケールを作ってみた

早速自作のために策を練る。

 

 

船宿公認(というわけでもない)スケールは厚さ3mmのアクリル板で作っていました。

 

しかし、3mm厚のアクリル板は結構脆いので、落としたりぶつけたりするとすぐに割れたり欠けたりします。

 

現に船宿の年季の入ったスケールも欠けている部分が多々ありました。

 

 

できるなら割れない素材で・・・・・と、いつものように会社の工場内を物色するとちょうどよい材料を発見!

 

アルミのチャンネル材です。

 

これに蓋をすれば簡単なのですが、アルミ溶接は社内でできる設備がないので、何かよい方法がないかと再び社内をウロウロする。

 

 

結局、適した材料が見つからなかったので5mmの透明なアクリル板で蓋をすることにした。

 

 

 

しかし問題はスケール部分だ。

 

公認スケールにはJIS規格の金定規が付いていたが、アレは少々値段が高い。

 

今回製作するスケールは30cmよりも長いモノを作りたいので、60cmの金定規を購入しなくてはならないが、それがまたまた高い!

 

 

 

オッサンが30cmオーバーのシロギスを釣るのは、年末ジャンボ宝くじを当てることよりも難しいと予想されるが”夢”は追いかけたいものだ!

 

身分不相応の夢を追いかけるのは勝手だが、現実的にお財布が許さないようなので、スケールも自作の方向で進行してゆく。

 

 

というわけで、制作したなんちゃってスケールがこれだ!

 

どうせ作るなら多めにという訳で20枚ほど作ってみた

 

塩ビ紙タイプのインクジェット出力ですが、屋外の使用に耐えられうようにラミネート加工もしています。

 

シールになっているので便利。クーラーボックスにも使えそうだ!

 

これで材料が揃ったので製作開始。

 

 

製作途中の写真を撮っていなったのであっという間に完成です。

 

現場で使っている写真がないので紙のシロギスがモデル

 

前の蓋部分は接着剤で固定し、三角のアクリル棒で補強しました

 

アルミのチャンネル材がメインなので軽量で割れる心配もなし!

 

これで大キスが釣れれば文句ないのですが、これが釣れないんだよな〜!

 

というわけで”夢”はまだまだ続く・・・

お魚スケールいろいろ

シロギス用スケールの他に、いくつか自作してみたのでご紹介。

 

アジ用スケール

上はシロギス用で下がアジ用のスケールです

 

このサイトに度々登場する船釣りに命と給料を刻みまくっている友人の要請で制作しました。

 

社内の釣り大会で使用するとのことですが、ライトアジなのでサイズ的にこの長さで十分計測できるでしょう。

 

 

 

アジはキスに比べて幅が広く、それに見合うアルミ材が見当たらなかったので、全て5mmの透明アクリル板で制作しました。

 

少々重く、アクリル製なので取り扱い注意ですが、切り口で怪我をしないようにバフで面取りしたので見た目はキレイに仕上がっている。

 

完成後にすぐに友人に渡したのでまたまた紙アジだ

 

 

ハゼ用スケール

一番上はシロギス用(ショートバージョン)で下の2つがハゼ用

 

はじめはハゼ用に真ん中のを制作したのですが、夏のハゼには大きすぎたので一番下も自作しました。

 

このサイトのハゼ釣りネタに度々登場するのが一番下のスケールです。

 

ハゼ釣りに行く度に持っていくので一番使用頻度が高いですね。

 

地味に活躍するハゼ用スケール

 

「ハゼを測ってどうするん?」というご意見もごもっともですが、あったらあったで楽しいものですよ!

 

ちなみに真ん中の大きめのハゼスケールは、秋から冬にかけてやっているハゼの穴釣り用のスケールです。

 

ハゼ釣りと言えども、そんなシーズンのハゼは夏の小魚とは違い、10cm台後半は普通サイズで、最大級は20cmオーバーにもなります。

 

当然、引きの強さも重量感も同じハゼとは思えないメガトン級になります。

このサイズになるもんで…

 

 

今現在は、より使いやすいようにいくつかの工夫をしています。

ちょっと進化したハゼスケール【穴釣りVer.】

 

アクリル板部にハリスが入る切り込みを入れた

 

腰ベルトに装着できるように、穴を開けてスプリングストラップを付けた

 

腰ベルトにスケール入れを完備

 

ついでに側面へハゼシール

 

たかがハゼ用のスケールにここまでする事もない気もするが、ヒマを持て余してチマチマやってます。

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