ウォシュレットを自分で交換してみた

ウォシュレットを自分で交換した件

 

「コレで私も一国一城の主!」と自己満足してからはや10数年。

 

地獄の30年ローンで手に入れた極小の建売住宅。

 

毎月のローン支払いの影響で、砂を噛み、空中浮遊するような極貧生活の毎日。

 

そんな中、オッサンはチワワのように小刻みに身震いしながら細々と暮らしていた。

 

 

残念ながら、10年も経ってくると家中のいろんな所がくたびれてくる。

 

それでも細かい隙間とかなら見てないふりや自分で補修してきたが、冷蔵庫や給湯器がぶち壊れたともなると、迅速に対処しなければならない緊急案件&高額な想定外の大ダメージ!

 

悪いことに大ダメージ系は同じような年に集中するらしい。

 

今季はその当たり年で、クリティカルヒットがオッサンを直撃していた。

 

もうベホマズンでも回復しない痛手で、いっそのこと白旗上げてザラキーマ喰らって一瞬で永遠の眠りにつきたい心境。

 

 

 

そんな中、先日の緊急案件はトイレだった。

 

実はけっこう前からトイレ内で微妙な水漏れが続いていて、トイレ掃除係のオッサンはそれに気づいてたんだけど、家族に発表するとなんとかしなきゃならないから黙っていた。

 

しかし、ついに発覚してしまい対処しなければならなくなった。

 

今までの戦いで、オッサンはもう「くさった死体」状態でグッタリだったんだけど、それでも無理やり立たせ、戦わせる家族たち。

 

「お前ら鬼か!?」

 

というわけで、瀕死のくさった死体はまたしても戦場に送り出されたのでした。

やはり原因はウォシュレットだな!

我が家にはトイレが2つある。

 

こう書くとチョッピリ良い家に住んでるのか?と思われるかもしれませんが、さにあらず!

 

極小の土地に無理やり建てるもんだから上に伸びるしかなく、我が家は三階建て。

 

三階建てにはトイレは2つというのが相場らしく、家を探している時にチラシでいろんな物件を眺めていたが、確かに三階建てだとトイレは複数だった気がする。

 

問題は我が家には1Fと3Fにトイレがあること。

 

三階建てによくあるレイアウトが2Fにキッチン・リビングがある物件。

 

家庭活動はその階がメインになるから、当然2Fにトイレがあるのが一般的。

 

しかし、我が家はそのメイン階にトイレが無いのである。

 

まぁ、うさぎ小屋以下のハムスター小屋だからトイレスペースが無くなったんだろう。

 

しょうがないから1Fに!というレイアウトに落ち着いたんだろうて…

 

ちなみに1Fは玄関・浴室の他オッサンの部屋があるのだが、我が家でオッサンの部屋と思ってるのはオッサンだけで、ウォークインクローゼット兼物置き部屋というポジション。

 

洋服ダンスやらいろんな不用品が押し込まれ、日当たりも悪くエアコンもないもんだから冬なんて凍える寒さを良いことに、玉ねぎやじゃがいもなどの根菜類の置き場でもある。

 

こんな恵まれた環境の多目的ルームにオッサンのパソコン場所があてがわれ、現在もじゃがいも箱の脇で寒さで震える指でこの記事を書いてるのであります。

 

 

とは言え、オッサンにとっては1Fトイレはかえって都合良かったりする。

 

そんななけなしのトイレも階段裏のデッドスペースに無理くり設置したもんだから、天井と壁の一部が階段を裏から見た逆階段状になっている。

 

当然窓なんて無くて、小さな換気扇だけが虚しく回るだけのマグルのハリーポッター部屋以下のスペースとなっております。

 

1Fのトイレにはウォシュレットなんぞの贅沢な品は無く、便座だけがぼんやり暖かくなる便器がポツンとあるだけ。

 

そんなんだからこのトイレには家族は寄り付かず、オッサン専用トイレで、我が家の中で一番落ち着くのがこのトイレだったりもする。

 

ハリーポッターの部屋以下のスペースで、オッサンは心安まっているのである。

 

どんなに狭くてもどんなに恵まれてなくても、自分だけのスペースがある安心感。

 

ハリーの気持ちも分かるな〜!

 

 

 

今回の緊急案件はこの1Fのトイレではなく、3Fのその他家族が使うほう。

 

まぁ、1F側のトラブルなんて誰も気付かないだろうから当然だ。

 

3Fトイレはウォシュレットが付いていて、日夜その他家族の尻を洗浄し続けていた。

 

オッサンは滅多に使わないけど、掃除しなくちゃならないから異変には気づいてしまう。

 

少し前から(と言っても半年は過ぎてるんだけど…)便器と床の境目に水気があった。

 

「結露かな?」

 

最初はそう思ってたんだけど、季節が変わっても相変わらず水気が無くならないのでどうやら結露ではないらしい。

 

まぁ正直分かってましたよ!その原因は!!

 

掃除は徹底的にやる方なので、トイレ掃除もウォシュレット部を便器本体から外して裏側までキレイにしてたんです。

 

その際にウォシュレットと便器をつなぐ『ベースプレート』部に水が溜まっていたのを知ってたんです。

 

「ココから水が垂れてるんだろうな…」

 

家族どもがどれだけの高水圧で尻を洗浄してたのか知らんが、毎日何度もその水圧がかかり続けるんだろうから、さすがのウォシュレット君もくたびれてきたんだろうて…

 

ついにはその水圧と尻(ケツ)圧に耐えかね、どこからか水が漏れ出したんだろう。

 

それでも漏れはたいした量でもないし、ウォシュレット機能自体は問題なく使えてたから、掃除の際にキレイに水を拭き取って黙っておいた。

 

しかし、生物のように放っといても自然治癒することなく、次第に漏れ量が増えてゆくのでした。

 

 

そのうちに週一度の拭き掃除では拭ききれない量が漏れ始め、ベースプレートには水たまりができ、さらにはそれがオーバーフローしトイレの床を痛め始める事態にまで発展した。

 

こうなるとさすがに妻も気づいたらしく、ある日100均の結露を吸い取るアイテムが便器と床の隙間に貼り付けてあった。

 

「まぁ、気づくわな…」

 

しかし、ここまでくるといまさら100円なんぞでは手の施しようもなく、気休めだけの焼イモに水。

 

あふれた水が板張りの床を侵食し始めた。

 

こうなるともう見過ごすっちゅう訳にもイカンですな!

 

安い木造建築に水は禁物。

 

なんとかしなければならん!ってやることはひとつでウォシュレットの交換だ!

 

 

でも、できれば安く済ませたいし、まだ使えそうだから修理で何とかならんもんか?といろいろと調べてみたんだけど、水がらみはシロウト修理は難しく断念。

 

やはりウォシュレットの交換だ!

 

ウォシュレットとは言うものの…

今まで使っていたのは温水洗浄便座の代名詞TOTO「ウォシュレット」

 

型番を調べてみたら一番安価な価格帯のシロモノだった。

 

そりゃ〜そうだわな!どこにでも転がってるような建売住宅に最初から付属してる商品なんてこんな価格帯だろうて。

 

調べてみるとひとくちにウォシュレットとは言え、その機能はさまざまで多機能になればなるほど価格もジャンプアップし、高価格帯は検討の余地すら1ミリもない!

 

しかし安価な価格帯ですら、瀕死のオッサンにとっては死活問題である。

 

そこで家族に相談してみる。「洗浄機能は無しでもいいんじゃない?1階のトイレみたく便座の温め機能さえあれば十分じゃない?」「洗い過ぎも良くないみたいよ!病気感染するリスクがあるみたいで…」

 

しかしオッサンの捨て身のプレゼン虚しく、満場一致でオッサンの企画は却下!

 

「温水洗浄便座症候群(ウォシュレット症候群)」の奴らにオッサンの声は届かないのでした。

 

人間って一度快適を覚えてしまうと元には戻れない悲しい生き物らしい。

 

 

 

ムムム…やはり洗浄機能は必須らしいので企画を練り直す。

 

TOTOの他にもINAX、パナソニック、東芝などのメーカーもあり、同じような機能でもTOTOよりも価格が優しい商品もある。

 

「他メーカーでもいいんじゃね?」とも思うが、一番の懸念が今使っている便器にちゃんと取り付けられるか?である。

 

ウォシュレットの取り付け方は、まずはベースプレートを便器にしっかりと取り付け、それに便座をカチッ!とハメ込むのがほとんどだろう。

 

そのベースプレートと便器に開いている穴が合うかどうかがキモとなる。

 

同じメーカーなら何とかなると思うが、メーカーが変わるとそのままでは取り付けられない可能性も無きにしもあらず。

 

最悪は便器に穴を開け直す?

 

今の便器は陶器製だからコレに穴を開ける?

 

オッサンは仕事でタイルなどの陶器に穴を開けることがあるんだけど、タイル専用のドリルキリを使って時間をかけて慎重にやるんだけど、それでも割れたり欠けたりすることが多々ある。

 

だもんで便器に穴を開けるなんて恐ろしすぎる。

 

便器には人間の体重が乗るんだから、ヒビや欠けなんて出来たら便器が割れるよ!マジで!!

 

 

もう一つの懸念が、水道の分岐金具が合うかどうか?である。

 

こちらは金具径の規格は決まってるだろうから便座よりは希望は持てるが、それでもメーカーが変われば合わない事態も考えられる。

 

無理に付けて後で水漏れとかになるのも困る。

 

水は正直だから後が怖いんだよな〜

 

 

大手メーカーってそれぞれが独自の規格で作っていて、お互いの仲が悪いもんだから互換性が低いんだよな〜

 

単純に値段だけで選ぶと後から余計な出費や、最悪は安物買いの銭失いになりかねない。

 

決して安くはない買い物なので失敗は許されん!というプレッシャーが妙にオッサンを消極的にさせる。※メーカーサイトで調べれば、使っている便座と合うかどうかは確認できるんだけど、この時は知る由もなかった。

 

 

まぁこんな感じでいろんな思惑が交差するが、ここはやはり安牌でウォシュレット一択の方向で進めることにする。

 

ウォシュレット一択と言えどもさすがのTOTOで、かなりのラインナップなのでコレだ!っと決定するにも困難を極める。

 

当然ながら選択基準の最上位は価格。

 

低価格帯から選ぶことになるんだけど、調べてみると商品の価格プラスランニングコストも考慮しなければならないらしい。

 

まぁ当たり前なんだけど、今まではウォシュレットのランニングコストなんて考えたこともなかった。

 

ランニングコストつまりは水道代と電気代なんだけど、水道代はどんな商品でも使う人数が同じならばそれほどの差異はないようだ。

 

大きく違うのは電気代のほう。

 

ウォシュレットで電気を一番消費するのは冷たい水道水を温める時らしい。

 

「俺は冷たいのが良いね!あの冷やっこい刺激がクセになるんだよ!!」という変わり者はともかく、ほとんどの人は肛門=スイートスポット(以下、「SS」と表記)は温かいお湯で洗いたいし、そうしてるだろう。

 

というわけで、ウォシュレットに限らず温水洗浄便座には温水が必須なんだけど、そのお湯の沸かし方には「瞬間式」と「貯湯式」の二種類があるらしい。

瞬間式

SSを洗浄するお湯を使う分だけその場で温める方式。供給される水をその都度加熱するため、お湯切れを起こすことがない。使っているときだけ電力を使用するので電気代が安く、ランニングコスト的にはお得。しかし、本体価格は高めになりがち。

 

貯湯式

昔からあるタイプで、温めたお湯を一定量貯めておく方式。タンクに貯めた水道水を常に温めておき、それをSS洗浄時に使用する。常にタンクの水を保温してるのでランニングコストは瞬間式に比べ高くなる。貯めたお湯を使い切ってしまうと水しか出て来なくなる。構造が瞬間式よりも単純なので、本体価格が抑えられるのがメリット。

 

 

 

このお湯沸かし方式の他、本体の価格を決める大きな要素として操作パネルによる違いがある。

本体との一体式

本体の脇に操作パネルが付いている方式。本体に通電するだけで動かすことが可能で、お手頃なモデルに多い。操作パネルを設置するのに壁に穴を開ける必要がない。

 

壁リモコン式

本体とは別に操作パネルが独立している方式。壁にリモコンを取り付けるので便器周りがスッキリし掃除が楽になる。壁に穴を開けて設置するので多少の手間がかかる。グレードの高いモデルに多い。

 

 

その他、脱臭機能や温風機能、自動開閉機能などなど挙げるとキリがないからもうやめ!

 

たかがSSを洗うのにそんな機能が必要か?

 

日本製品の悪い癖で、機能をてんこ盛りにして商品価格を吊り上げるのはダメだよね〜

 

もうこんな手法は古いのに、いつまでも同じ事やってるから日本製品は世界で見向きもされなくなるんだよ。

 

基本性能だけにして価格を抑えれば、品質は良いんだからもっと売れるハズなんだけどな〜

 

 

オッサンは基本的にウォシュレットを使わないし、SSに対して愛がないのでこういう表現になるが、SSを甘やかしてはいかん!

 

そもそもが紙で拭けば十分じゃん!

 

ウォシュレットが登場する前はず〜っとそうしてきたんだし、温水で洗浄しても最終的には紙でフィニッシュするんだから同じ事だろ!

 

紙だけなら余計な電力や水も使わなくて良いんだから、省エネ&水資源保護じゃんかよ〜。

 

日本は水資源が豊富だから何とも思ってないようだけど、地域によってはガソリンよりも高価なんだから水は貴重品だよ!

 

今後は水資源で戦争が起きるかもなんて物騒な話もあるくらいで、飲める水で車やSSを洗う日本人は贅沢過ぎるぜぃ!!

 

そんなオッサンのグローバルなエコ活動もどこ吹く風で、家族のSSはウォシュレットに洗脳されてしまったらしい。

 

 

 

今まで我が家で使っていたのは、安価な「貯湯式」&「本体一体式操作パネル」の商品だった。

 

いろんな商品を吟味していると、確かにこの方式なら安く済むんだけど、コレに近い価格帯で「瞬間式」&「壁リモコン」方式の商品もある。

 

更にはランニングコストを考慮すると「瞬間式」の方も「貯湯式」と比べて遜色ないどころか、本体価格によっては長い目で見ればお得かもしんまい!と思うようになってきた。

 

 

TOTOウォシュレットシリーズは市販されている商品郡も多岐にわたるので、ひとつの商品を選ぶのも一筋縄ではいかない。

 

しかし、恐らくは一度設置すれば10年は使うであろうロングロングアゴーな商品なので妥協は許されない。

 

っというわけで迷いに迷って選んだのが、TOTO ウォシュレット KSシリーズ 瞬間式 温水洗浄便座 ホワイト TCF8CS66#NW1※2021年2月現在「TCF8CS67#NW1」という新製品も出ています。

 


 

厳選した理由

@リテール向けの商品なのでリーズナブルリテール商品とは家電量販店やホームセンター向けの商品で、自分で取り付け出来るのがセールスポイント。

 

専門業者に頼むとその分出費がかさむし、例え取り付け無料って謳ってても販売価格に取り付け費が上乗せされてるのが世の常。

 

出費をケチるからには自分で取り付ける覚悟で、例えどんな商品だろうが自分でやるつもりだったけど、DIY前提の商品なら願ったり叶ったりだ。

 

もちろんお安い分機能が削られてるんだけど、今までも大した機能なんて付いてなかったから必要最低限であれば十分!

 

 

ちなみに近所の妻の実家はハイグレードなアプリコットシリーズを使っていて、機能を確かめにオッサンのSSで身を持って体感しに行った。

 

プレミストやオート便器洗浄、温風乾燥など機能満載だが、あれば便利だけど別に必要とも思わなかった。

 

便器内を明るく照らす照明もあったが、自分のうん○をライトアップするってのも少々照れるし、考えさせられる。

 

ここまでやるならローリング洗浄機能を付けて欲しい。

 

ローリング洗浄機能とはオッサンの造語で、SS洗浄時にノズルのシャワーが円を描いて出る機能。

 

SSの形状は複雑怪奇に入り組んでるので、センター部だけでなくその周辺もキレイにしたいと思うのが人の子。

 

通常の洗浄ではセンター部のみに照射されているので周辺部はおろそかになりがちだ。

 

そこで!洗浄しながらクイッ!クイッ!って自分で尻を回転させ、機械との共同作業で周辺部にお湯を当てることが必須になる。

 

一応ムーブ機能が付いていたりするが、あんなのは前後に動くだけの誤魔化しに過ぎない。

 

そうじゃなくて、ローリングしなくては意味が無いのである。

 

今のところどんな高級機種にもその機能が装着されてないもんだから、自分で尻を回転させなければならない。

 

全国民が一様にやってるようにクイッ!クイッ!っとね!

 

え?やらない?みんなやってるよね絶対!!

 

 

Aこの価格帯で「瞬間式」&「壁リモコン」!オッサンは滅多にウォシュレットを使わないもんだから、使う時はキモ心地良く必要以上にロングタイムになる。

 

しかしその内にタンクのお湯が無くなり、気持ち良いお湯が水に変わってゆくガッカリ感…

 

そこまでお湯を当て続けるのもど〜かと思うが、もうちょっとこの心地を味わっていたい…

 

そうなると「瞬間式」は外せない選択肢になる。

 

ランニングコストも抑えられるので、長時間の使用にも罪悪感は薄れるだろうて。

 

「壁リモコン」はどっちでも良いんだけど、強いてメリットを挙げるなら、トイレ掃除をするものの身としては少しでも掃除が楽になるのはありがたい。

 

 

ちなみに、何でか知らんけどこのKSシリーズはTOTOのHPには載ってない。(2021年2月現在)

 

思うに、値段の割には基本性能が良いから利益率が低く、あまり売りたくないのかもしれない。

 

その割にはニューモデルが出てたりするから、大企業のやることはよ〜分からん!

 

 

 

いくらリーズナブルとは言え高額商品なので、さすがに購入ボタンをポチ!っとするには勇気が必要だった。

 

しかし、もう買っちゃったもんだから後には引けず、無事に届き、スムーズに設置できるのを願うばかりである。

ウォシュレットが届いた&取り付け作業開始!

数日後、巨大な箱で我が家におNewな便座が届いた。

 

便座ってこんなに大きく重かったんだ、と改めて痛感した。

商品名ムキ出しだから見間違うはずもない

 

さっそく開封

 

便座以外の付属部品

 

一応変な形のレンチも付属していたが、薄っぺらくて力が入らなそうなので自分のモンキーレンチを使うつもり。

こういう付属の工具っておもちゃみたいで使えないんだよな〜

 

書類は取説やら注意事項やら

 

んで便座本体には操作パネルが無いのでとてもシンプルだ。

ザ・便座って感じだね!

 

こんなふうにペタペタ触ってられるのも未使用な最初だけ

 

んでコレが一番懸念な水道の分岐金具。

 

コレが合わないと別売りのアダプタやらで調整しなくちゃならなくなる。

ちゃんと合ってくれよ〜っと願うばかりだ

 

 

いよいよ設置に取り掛かります!っと言いたいけど、分岐金具が合うかどうかの確認が第一。

 

コレが合わなきゃまだ使えないので、便座交換しても徒労に終わってしまう。

 

ただどちらにせよ、既存の分岐金具はもとより、便座も作業の邪魔になるので外さなければならない。

これが今まで使っていた便座。機能的にはまだ使えるんだけどな〜

 

問題の水道分岐金具部

 

まずは止水栓をマイナスドライバーで締めて、水を止める。

コレやっとかないと金具を緩めた途端に水がブシュー!って吹き出すので

 

次に便座の電源プラグを外す

 

アース線も外す。引っ張るだけで簡単に抜けた

 

念の為、一応トイレタンクの水も抜いておく。

 

タンク内の水が出てくることは無いと思うけど、給水ホースを外した途端に水がドバドバ出てきたらシャレにならん。

念には念を入れてね!

 

それでもホースに残っている水は出てくるのでタオルを敷いておく。

ホース内にもけっこう水が残っているので

 

まずは便座側の給水ホースを外す

 

これで旧便座が外れた

 

次に便器タンク側の給水ホースを外し、

 

旧分岐金具を外す

 

さて、新しい分岐金具は取り付くのだろうか?

 

ピッタリ合体!良かったよ〜

※ちなみにタンク側の給水ホースは外すのがとても難儀だったので、既存のホースを使うことにする。そもそもが同梱のホースは短すぎて届かなかった。まぁ、止水栓とタンクの位置によって合う合わないあるんだろうけど…

 

 

ホッとひと安心した所でいよいよ本格的な交換作業に入ります。

 

オッサンは説明書をロクに見ないで行動し始める勇み足タイプ。

 

まぁ、気をつけるべきは水道の元栓さえしっかりと止めておけば何とかなるだろう、っというノリで作業開始。

 

まずは既存のベースプレートを外します。

 

プラスドライバーでチマチマと外していくが…

 

いくら廻してもなかなか外れる気配がないぞ!

 

手応えはあるから空回りしてる訳じゃないようだけど…っとひたすら廻し続けてたらやっと外れた。

すんげぇ〜長いボルトでとめてあった。ここまで長い必要あるか?

 

外したベースプレートの跡はカビと水道水に含まれるミネラル分が石灰化し、こびりついていた。

まぁ、長い間水が漏れていたという証拠だね

 

カビは簡単にキレイになったが、石灰分は頑固だった。

 

クエン酸やら酢やらで除去作業をすれば取れなくもないが、面倒臭かったのでマイナスドライバーがカリカリと削り取った。

便器に傷を付けないように慎重に丁寧に

 

完了!キレイになった!!

 

いよいよウォシュレットを取り付けるのですが、まずはベースプレートの位置を決めなくちゃならない。

 

ベースプレートのゴムブッシュを便座の穴に押し込む。

黒いゴムを穴にグイ!っと押し込む

 

付属のベースプレート位置決め用の型紙をセッティング!

こんな安っぽい型紙だけどすごく重要な役割を担っている

 

ベースプレートのボルトの中心から便器の先端までの寸法を測る。

 

約44cmが普通サイズの便器で約47cmが大型サイズの便器らしい。

オッサンちのは当然44cmサイズね。ちなみに便器内のモザイクはベースプレート跡をキレイに拭いたトイレットペーパーで、うん○をではないです

 

この位置決めがキモであり、いくつかの条件をクリヤーしなくちゃならんらしい。

 

位置決め手順

1-ボルトの中心と型紙の「普通サイズ標準位置」を合わせる。2-トイレのタンクと型紙の後ろに2mm以上の隙間があることを確認※この隙間がないと取り付けられないらしい。3-型紙の「黒線」が便器のふちより前に出てるか一致している事を確認※黒線がフチよりも後ろだとウォシュレットのノズルと干渉するらしい。

 

2と3の条件に合うようにベースプレートの位置を動かして調整する。

 

オッサンちではこんな感じに収まった。

本当はもっと後ろに動かしたいがこれ以上動かせない

 

位置が決まったのでボルトを締めるってコレがまた大変なんだ

 

締め付け完了!

 

ウィシュレットをセットして位置を確認する。

タンクとウォシュレット背面との隙間はけっこう開いた

 

逆にウォシュレットの先端が便器よりもちょっと出てるが、これ以上調整しようがないからしょうがない。

もうちょっと後ろに下げたいが…まぁ、いいや!

 

便座の位置が決まったので、仮り付けの水道分岐金具をキチンと取り付ける。

 

新しいパッキンが2つ付属していたので、せっかくなので交換する。

 

こういうパッキンも劣化するので取り替えるべきだろう。

こういう細かい気配りはウレシイ

 

パッキンが劣化しているとジワジワ水が漏れるので忘れずに!

 

しっかり接続し、しっかりと締める

 

アース線を突っ込む。水を使うところの電源にはアース線は必須

 

電源プラグを差し込むといよいよ通電する

 

本体の表示ランプが点灯した

 

止めていた水を開通させるんだけど、ブシュー!って水が吹き出す可能性も無きにしもあらずなのでけっこう緊張する。

おっかなびっくりで緩めていく

 

期待していたブシュー!もなく水が開通したらしい。

ふぅ…、やっと取り付けが完了した!

 

っと思ってたら、まだ操作リモコンを取り付けてないやん!

 

ハテ?どこに取り付けたら良いのやら?とウォシュレットに座りながら最適な位置を探す。

 

以前は右側に操作パネルが付いてたが、トイレットペーパーがあるのと同じ方が良いと思う。

 

尻を洗うときは右向き、紙で拭くときは左向きでは都合が悪かろうて…

 

リモコン操作の場合の多くは、同方向のレイアウトだった気がする。

 

高さは、座った時に肩くらいの高さが操作しやすいだろうて。

っというわけで、ココらへんに落ち着いた

 

取り付けは、便座のときみたいにベースプレートみたいなパーツ(「ハンガー」というらしい)を壁にビス止めし、それにリモコンを差し込むだけ。

 

しかし、さすがにリーズナブルな価格帯のリモコンは大きくてもっさりしている。

 

まぁ見やすくて操作しやすいと言えばそうなんだけど、公共のトイレにありがちなデザインだから何だかな〜

 

妻の実家のハイグレードなアプリコットシリーズのリモコンはもっとコンパクトで洗練されていた。

 

コレも値段の一部だからしょうがないか…

 

 

 

ひと通りオッサンのSSで試運転をしたが(ビデ含む)全く問題なく作動した。

これで本当に完成じゃ!

 

事前にメーカーサイトで確認しよう!

こうして目に見える文章にするとかなりの手間と思われるかもしれませんが、実際やってみると意外に簡単でした。

 

説明書通りにスムーズに進めば(ってオッサンは説明書もロクに見てないけど…)DIYでも十分にできる作業内容です。

 

気がかりは、水道の分岐金具が合うかどうか?と新しい便座と既存の便器が合うかどうか?ですね。

 

水道がらみは各種アダプタがあるから何とかなりどうだけど、便座が合わないと取り付けられない!という最悪の事態になってしまいます。

 

ただ、メーカーのサイトでは商品の設置条件が明記されているので(TOTO、INAX、パナソニック、東芝はあった)、購入前にきちんと確認すれば失敗することはないと思います。※オッサンはウォシュレットを設置した後にこのサイトの存在を知ったので、事前に調べておけば余計な心配しなくて済んだし、もしかしたらもっとリーズナブルで高機能な商品に出会えたかもしれません。

 

 

なにぶん、水が絡んでくるのでくれぐれも作業手順はお間違いの無いように!

 

基本的に止水栓を締めてトイレタンク内の水も空にしてから作業開始し、作業を終えたら最後に止水栓を開けるという手順を踏めば、少々ホース内の水が出てくることはあるけど、水が吹き出すとかジャバジャバと水が漏れることは防げると思います。

 

 

今回の作業を終えて思うことは、作業する前は「自分で出来るのかな?」と心配だったんだけど、市販品ならDIYでもど〜にでもなるもんだ!と改めて思ったと。

 

やっぱりね、取り付けが簡単で分かり易くないと売れないんですよ。モノって!

 

専門業者に頼まないと出来ないでは、出費がかさむもんだから、この厳しいご時世では二の足を踏みますよね。

 

 

 

自分で交換したもんだから愛着が湧いたのか、オッサンも頻繁に3Fのトイレを利用するようになりました。

 

今までは「紙で拭けば十分じゃん!」だったのが、「洗わないと気持ち悪い〜…」になり、ウォシュレットにオッサンのSSは飼い慣らされてしまいました。

 

必要以上の高圧と長時間お湯を照射しながら、「次に交換する時はローリング洗浄機能がビルトインされてることだろう」と夢見ながら、今日も尻をクィ!クィ!と回転させるオッサンなのでした。

 


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