靴の臭い取りに使う魔法の粉【グランズレメディ】はどうよ!

別に日本だけが特別じゃないよね…

一時期「もったいない」という言葉がもてはやさていた。

 

「食べ物を残してもったいない」「水を出しっぱなしにしてもったいない」「まだ使えるのに捨てるなんてもったいない」「私のような下賤な者にもったいのぉ〜お言葉でございやす」

 

というような用法であるが、日本人には身近なこの言葉が外国語には見当たらないという事だった。

 

確かノーベル何賞だったかを受賞したアフリカの環境保護活動家さんが、環境保護、省資源の精神の根本に、自然や物に対する尊敬の念があることを表した言葉として世界に紹介し、「もったいない Mottainai」という言葉を広めようとしているという内容だったと思う。

 

 

 

日本人の「おもてなし」「親切」「礼節」の精神が外国人に深い感銘を与える、みたいなニュースをよく見聞きする。

 

訪日外国人観光客が過去最高を記録し、その多くが日本人のおもてなし精神及びサービスに驚愕し、期待するという耳が痛い話である。

 

「そんなに日本って特別素晴らしいか?自分都合に良い方向に美化し過ぎてるだけなんじゃね?」

 

 

オッサンは内弁慶なので外国にほとんど行ったことはないが、日本も外国もあまり変わらないというイメージしかない。

 

良い外国人だっていっぱいいるし、悪い日本人だってたくさんいるのである。

 

 

 

先述の「もったいない」という言葉も、もったいないの複数ある広い意味を一言で簡潔に表現する言葉がないというだけで、ものを粗末にする時言われる「もったいない」と同じ意味の言葉なら、世界のどの言語にもあるはずだ。

 

英単語の数々も、一つの単語で複数の翻訳があるから頭を悩ませるのであって、和英とて同じ話なのである。

 

 

いや別にMottainai運動を否定しているわけではないです。

 

その精神は肯定・実践されることは素晴らしいことであるし、オッサン自身もそうありたいと思うけど、それが日本独自の美徳ととらわれることに違和感を覚えるのだ。

 

世界中のどの地域にだってモノを大切にしてきた文化が伝承されているはずなんだから。

ちょっと靴が臭うのが早すぎないか!?

オッサンの仕事はガテン系である。

 

パリッ!とスーツを着込んでピカピカに磨き込んだ革靴でさっそうと通勤なんてことは全くなく、薄汚れてくたびれた作業着を着込んでチンタラと仕事場へ向かう。

 

ポッケに手を突っ込んで不機嫌そうに歩いていると、たいていの人は避けてゆく。

 

別に他人様に危害を加えようとは微塵も思ってないですが、すれ違う人達は”関わりたくない要注意人物”に見えるのだろう。

 

 

オッサンの仕事着は、男性ファッション誌「MEN`S CLUB」の表紙とは対極な格好をしているが、毎日洗濯を欠かさない清潔男子でもある。

 

スーツは毎日洗わないだろう?

 

じゃが、オッサンの作業着は全て毎日洗濯しているのだよ!

 

そこら辺のリーマンよりも余程清潔だと思うよ!マジで!!

 

男は清潔感が命である。

 

まぁ洗濯しても落ちる汚れじゃないんだけどさ…

 

 

 

そんな、すれ違えばフローラルのフレグランス漂うオッサンも、毎日キレイにという訳にはいかない唯一の部分がある。

 

靴である。

 

オッサンの仕事靴は動きやすいようにスニーカーを履いている。

 

もちろん毎日同じスニーカーではなく、二足を交互に履き、2日連続で同じシューズは履かない徹底したルールがある。

 

自分が気を使っているからか、他人の臭いには敏感になる。

 

同じ会社の奴らはそんなことには全く無頓着で、靴なんて毎日同じのを履いてるからクサいのは当然だ!

 

特に臭いが発生するシチュエーションは実は冬場。

 

現場帰りの車内で助手席に座ってる奴が、疲れた足を開放するために靴を脱いだ時。

 

寒いから車内はエアコンを付けているが、足元からの熱風で脱いだ靴&足から強烈な臭いが車内を包みこむ。

 

その臭いと言ったら、ひきわり納豆をレンジで1分30秒チンして、ソレをこぼれた牛乳を拭いた生乾きの雑巾で包み鼻に近づけたような激臭。

 

テンプルに刺激的にくるというよりも、鼻が割れそうになるモァ〜ン系のアタック。モァ〜〜〜〜〜ん

 

当事者は鈍いのか自分に甘いのかその臭いに気づいてないようだが、敏感なこちとらとしては、こんな極悪な臭いを嗅がされると発生源を殺したくなってくる。

 

 

 

しかし、いくら気を使っているオッサンとは言え、靴を履き続けていればど〜しても臭いは出てくる。

 

臭いが出てくると靴を洗ってもすぐにまた異臭が発生してくるので、まだ履けてもったいないんだけど捨ててしまう。

 

臭いに我慢しながら履き続けるなんてとても我慢できないのだ!

 

 

そんな訳でオッサンの仕事靴はモノとしての寿命をまっとうせずして廃棄処分になる。

 

Mottainai運動家に見つかったら火炙りの刑にされるであろう、そんな状況である。

 

なので一流メーカーの高価な靴ではなく、靴の通販サイト「ヒ○キ」でまとめて購入する格安品だ。

 

しばらくはこの安い靴で”臭っては廃棄して”の使い方をしていて、靴によって多少の前後はあるけど、長く使える靴になると1年くらいは頑張ってくれたりする。

 

 

しかし、つい最近ある問題が発生した。

 

まだおNEWの靴がわずか二週間程度でニオイ始めたのだ!

 

ジョギングタイプの通気性の良いシューズだし、足に汗もあまりかかない冬だし、その時は現場もそれほど多くなかったからたいして履いてないし。

 

でも臭うのだ!同じ時期に二足とも新しくしたシューズが二足ともクサい…

 

気のせいかと履くたびに鼻をシューズに突っ込んで肺いっぱいに吸い込んでみるが、やはりクサい…

 

何度嗅いでもクサい…

 

 

ちなみにオッサンの血液型はB型ですが、B型ってニオイを何度も嗅ぎたがる傾向にあると思う。

 

良い香りは結構スルーなんだけど、クサいのに限って何度もニオイを嗅ぐ犬みたいな悲しい習性が強いと思う。

 

よせばいいのに…

 

 

こんな事は初めてだったのでいろいろと原因を考えてみた。

 

オッサンの足に原因があるのか?

 

足の指も一本一本指の間も毎日丁寧に洗い、足裏も週に一度は専用グッズを使っての角質除去も欠かしません。

 

なのになぜ?もしかして加齢のせいカモしれないが…

 

では靴に原因があるのか?

 

今履いているのはジョギングタイプで、こう書くと聞こえは良いが、アッパー部はスカスカなニット素材でス〜ス〜と風が入ってくる。

 

なので冬に履くのもはばかられるくらいなお寒い安靴で、蒸れるということはあり得ない。

 

原因はよく分からんがクサいという事実は変わらない。

 

 

いくら安靴とはいえ、たった二週間で処分すればMottainai活動事務局に自首しなければならないし、まとめて買った在庫があと二足控えている。

 

これは何とかしなければ!

靴の消い取り その名は【グランズレメディ】

まずはじめに思い浮かんだのは靴の消臭スプレー。

 

学生時代に使っていたのを思い出したが、手軽なのは良いんだけど、アレって靴の使用後に毎回スプレーしなきゃならないんだよな〜

 

毎回使ってたら金がいくらあっても足りん!

 

 

悶々としながらいつものようにネットサーフィンすることにした。

 

みなさんお悩みは同じで、靴臭い同志がこんなにも多いという事にホッとするとともに、日本の大気に少なからずあの腐った納豆臭(強)が含まれていると思うと呼吸が浅くなる。

 

 

いろいろ見ていると自然にニオイに詳しくなる。

 

ニオイの原因は汗ではなく、靴の中のバクテリアの排泄物で、汗自体にはニオイはないということ。

 

あんな小さなバクテリアの排泄物があんな強烈な臭いがするんだ!!

 

どんな生き物でもやはり排泄物臭は強烈である。

 

靴の中は、汗による保湿と体温の保温と密閉性でバクテリアの楽園であるということ。

 

特にブーツの中はバクテリアが大量にパラサイトされ、当然ながらそのニオイはもうここで表現できないくらいなこと。

 

これはある研究によると、ブーツの中は通常の5倍以上のバクテリアが繁殖しているらしく、当然そのニオイも…

 

よく女性誌などでキレイなモデルさんがおしゃれなマストアイテムとしてブーツを履いたりしてるが、あの中は激臭となっているに違いない。

 

今後はブーツを履いている女性への見た目が変わったオッサンだが、すごい美人でおしゃれなのに足は納豆という盛り付けもなかなかシビレるかもしれない。

 

 

 

いろいろ見ているとあるキーワードが浮かび上がってくる。

 

ソレは靴の臭い取りに使うアイテムで【グランズレメディ】という商品。

 

他の臭い取りアイテムもいろいろあるんだけど、グランズレメディがやたらと目に付いた。

 

そんなに其処此処で紹介されているグランズレメディとは一体…

 

 

調べてみると、粉末状で靴の中に振りかけて使うものらしい。

 

ニュージーランド発祥で20年以上もの実績があり、欧米でも使われているらしい。

 

しかし、グランズレメディに付随してこんなキーワードも出てくる。

 

「グランズレメディ 危険 ニセモノ」

 

 

【危険】って、ただの臭い消しじゃないの?

 

ニュージーランドと聞くとヒツジやらペンギンやらキウイという危険とはかけ離れたイメージなんだけど、最近では銃乱射やら地震やらのっぴきならない出来事もあったから、危険とも無縁ではないのかな…

 

まぁ、靴の中に入れて使うから確かに人体に影響があると怖いな…

 

調べてみると、グランズレメディは鉱物を粉末にしただけのもので、その成分は「ミョウバン・タルク・酸化亜鉛」などの安全な天然成分らしい。

 

ミョウバン:煮崩れ防止、アク抜き、膨張剤など食品添加物に使用される。

 

タルク:ベビーパウダー、ファンデーション、口紅、などの化粧品に使用される。ちなみにたまたま家にあった『新ビオフェルミンS』の錠剤にもタルクが含まれてた。

 

酸化亜鉛:収れん作用、消炎・保護・緩和な防腐作用があり、化粧品や医薬品に使われるらしい。

 

という訳で人体に影響がないであろう安全な成分で構成されているようだ。

 

なんで危険なんてキーワードが出てくるのか理解に苦しむが、人はメリットよりもデメリットを気にする生き物なので仕方ないな…とも思った。

 

 

んで、次の【ニセモノ】なんだけど…

 

まぁ、有名なものには必ずバッタもんが出てくる。

 

ブランド、キャラクター、芸術作品などなど、ちょいと名が知れるとすぐにバッタが出てくるもので、古の時代よりこの世は真偽のせめぎあいである。

 

場合によってはバッタがホンモノを超えてしまい、本家が駆逐されてしまうことも多々ある。

 

グランズレメディが有名なのかどうかは知らないが、これだけネットで出てくるんだからきっと有名なんだろう。

 

 

グランズレメディの他にも同じように靴に入れて使う臭い取りはいろいろあったけど、圧倒的にグランズレメディを紹介しているサイトが多かったので、この時点でほぼ発注決定だった。

 

 

しかし、いざ注文する時に困った事態が発生。

 

当然ながら注文サイトはいつものアマゾンなんだけど、先述のニセモノとホンモノがアマゾンサイトに混同して表示されている。

 

ホンモノは【正規品】として品質保証シールが貼られていて、PL補償や品質には全く問題ない。

 

一方、ニセモノは【並行輸入品】と表示されて補償なんぞ全く無いし、消臭効果がないなどの問題も発生しているらしい。

 

当然その値段も全然違う。

 

アマゾンってけっこう値段が上下するんだけど、ホンモノは2千数百円でニセモノが千3〜4百円程度とかなりの値段差である。

 

バッタが全然使い物にならないならアマゾン側も扱わないだろうが、ここまで堂々とバッタを掲載しているということは意味があるのではないだろうか?

 

例によってレビューを熟読するが、レビュー件数が1000件を超えているのでとても読む気にならないが、ニセモノは効果なかったとかバッタでも大丈夫だったと様々でまとまりがない。

 

このように民意とはサンプル数が多くなればなるほど、まとまりがないものなのである。

 

という訳でレビューを読むのはあきらめて星の数だけで判断するが、圧倒的に5つ星が多かった。

 

もうニセモノでもホンモノでも何でもよか!っと注文してみた。

 

もちろん並行輸入品サイドを選んだのは言うまでもない。

 

世の中、必ずしもホンモノが正義とは限らないのである。

 

 

フレグランスフェチのオッサンとしては「フローラル」や「クールミント」の臭い付きにも惹かれたが、初めての商品だったので基本の「レギュラー(無臭)」を選択しました。

 

2個とか3個セットとかも売ってたけど、まずは1つ買ってお試しということで。

 

 

グランズレメディが届いた&使ってみた!

さすがアマゾン、お急ぎ便でもないのに注文の翌日に届いた。恐るべし輸送力!

いつもながら無駄にでかいアマゾン箱

 

中はグランズレメディと一緒に注文したサビ取り剤。2000円以上じゃないと送料無料にならないもんで…アマゾンに踊らされるオッサン

 

ちなみにこのサビ取り剤はお風呂の浴槽のサビ落としに使ってます。その記事はこちら↓「お風呂のサビをこすらずにキレイサッパリ落とすには・・・」に移動します。

 

当然ながら【正規品】シールはない

 

わざわざ「新品」と表示するところが既に怪しい

 

外蓋を開けると内蓋の上にかわいいスプーンが付いてた

 

真っ白なキメ細かい粉。50gって結構あるなという印象

ストローを使って鼻に吸い込む非合法ドラッグのような出で立ち

 

ちなみに某国でコカインが合法とされていた時代は、滋養強壮の薬として、飲むとすぐに健康で強靭になり、活力がみなぎってくるという触れ込みだったらしい。

 

ドラッグなんだから必要以上にみなぎるんだろうが、その時代のブルジョア達に愛用されていて、現代の栄養ドリンクも真っ青な即効性だったことだろう。

 

他にも、喉の痛みや風邪、インフルエンザ用の錠剤、花粉症の薬、さらには歯痛や乳歯が生えるときの痛み止めにまで配合されていたらしく、まさに万能薬。

 

痛み止めと言えば思い出すが、オッサンの父親が在宅医療で自宅で最後を看取ったんだけど、最後の時に「もし痛がるようならばコレを飲ませてください」と先生にモルヒネの錠剤を渡された。

 

使わなかったから約束通り全て先生にお返ししたが、あらゆる薬が効かなくなると行き着くのはドラッグという事になるのかな。

 

薬とドラッグはきっと紙一重なんだろう。

 

 

 

話をグランズレメディに戻す。

 

使い方は付属のスプーンひとさじ分を片方の靴に入れる。

靴一個にこの量をブチ込むらしい

 

 

早速使ってみる。

 

今回の生贄はこちらの靴。

今回のグランズレメディひとつでこの二足が買える程リーズナブル

 

粉が飛び散りそうなので屋外での作業

 

スプーン一杯を

 

靴にinするだけ

 

指の付け根あたりが臭うので、そこにグランズレメディがしっかり行き届くよう前方に置いてみた

 

靴を傾けながらポンポンして、グランズレメディをまんべんなくいき行き渡たらせる。ちょっとこぼれたけど

 

 

白い粉だから暗い色の靴下を履いてると粉が付着するのが目立つようだが、そんなのニオイに比べればミジンコ並に小さな問題である。

 

見た目よりも、目に見えないクサいという問題の方が事は遥かに深刻である。

 

見た目は白系の靴下を履けば誤魔化せるが、クサいは誤魔化しようがないのであり、クサいというだけでその人の人格までもが疑われ、クサいというだけでその人のイメージが大規模な範囲でガラガラと崩れていくのである。

 

それだけニオイ問題とは他人に深く根付く大問題なのである。

 

 

 

翌日、仕事を終え、自宅の玄関で脱いだばかりのホカホカな靴の中に鼻を入れて深呼吸。

 

するとニオイがない!アレだけニオっていた腐れ納豆臭が無いのである

 

ニオイが弱くなった程度ではなく、全くしなくなったのである!

 

正確に言えば、グランズレメディ臭はする。

 

この臭いは何ていうのか表現できないが、臭いというよりは香りという表現でクサい臭いではないし、本当にわずかに香る程度なので問題ないでしょう。

 

 

オッサンの場合は使い始めは3回連続でグランズレメディひとさじを投入し、その後は一週間毎に半さじ入れて無臭をキープしています。

 

レビューによっては最初の一週間連続で使えば、その後は数ヶ月使わなくても無臭だったという書き込みもありました。

 

確かに、それもうなずける効果だと思います。

 

恐らく使い始めれば、以前のような強烈なニオイはしてこないだろうから、ニオイに気づいたらすぐにひとさじ入れればまた無臭を持続できるのかな?という気もします。

 

 

【危険】とあった身体への影響も全くなにもないし、一体何が危険なのか謎である。

 

 

 

さすが5つ星の商品で、その効果は期待以上でした。

 

オッサンがゲットした【並行輸入品】が本当にバッタもん(言い方は変ですが)なのかどうかは分かりません。

 

たまたま効果のあるバッタだったかもしれないし、この次に注文するバッタは全く効果がないかもしれません。

 

 

このペースで使い続ければグランズレメディひとつでどれくらいの期間もつのか分からないけど、この効果といい、コスパは抜群だと思います。

 

 

かくしてMottainai運動に少し貢献できたようでオッサンもいと嬉しい。

 

 

冒頭の環境活動家さんはMottainaiキャンペーンの提唱者である「ワンガリ・マータイ」さんという方で、ケニアで環境副大臣も努め、環境や人権に対する長年の貢献が評価され、環境分野で初めて、アフリカの女性としても初めてノーベル平和賞を受賞されました。

 

国連平和大使にも任命され、「環境と平和」の使者として重責を果たされました。

 

2011年に永眠。

 

その活動は次の世代に受け継がれ、ワンガリさんの意思は今も受け継がれています。

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