ハゼ釣り 穴釣り 根掛り 回収 自作

ハゼの穴釣り用根掛り回収アイテムの自作

仕掛け回収アイテムを自作することに

例年10月頃〜翌年の1月頃まではハゼの穴釣りに行ってます。

 

穴釣りとは、言わずもがな岩と岩の間の隙間に仕掛けを落とし、岩の下に潜むハゼを釣り上げるという盗人みたいな釣法。

 

これから命を賭して産卵を迎えるハゼを釣り上げるという無慈悲な行為である。

 

まぁ多少は心苦しくあるっちゃ〜あるが、人間ごときが釣り上げるハゼの数なんぞは、自然界で捕食者に喰われる数に比べればミジンコみたいなもんである。

 

 

そんな穴釣りですがある問題がありまして…

 

小さな岩の隙間を狙ってるもんだから、仕掛けが根掛りロストすることが多発します。

 

ロストするのはしょうがないのですが、海中に放ったらかしになるオモリや針、道糸などは海洋ゴミとして放置されることになる。

 

自然分解してくれれば良いものの、釣りアイテムはそう簡単には分解してくれない素材で作られている。

 

ましてオモリなんて鉛製だから生物にとっては毒でもある。

 

コレはいかん!

 

釣りをする人間が自然破壊なんてもってのほかである。

 

「んじゃ〜!釣りなんてしなきゃいいじゃんかよ!」

 

そうもいかんのである。

 

年寄りのささやかな楽しみでもあり、自宅での引きこもり自然死(半年後に白骨化で発見される)を防止する意味でも釣りに行かなければならないのである。

 

 

という訳で仕掛けロスト当たり前のこの釣りでは、ロスト前提で仕掛けを多く持っていくのは元より、もっと手練になると根掛りを回収する棒を自作する常連も居る。

 

オッサンも見かけたことはあるが、本当にただの棒の先に道糸を引っ掛ける金具を付け、グリグリやると簡単に根掛りが外れたりする。

 

「あんなんで外れるんだ!」と感心したものである。

 

 

今まではオッサンの仕掛けは自作の鉄オモリを使っていたから、根掛りロストしても「まぁ、鉄は自然に還るから良いや!」と開き直っていました。

 

しかし2020年度から仕掛けを一新し鉛オモリを使わざるを得なくなったので、”良いや!”という訳にもいかなくなった。

 

だもんで仕掛け回収アイテムを持参しなければならなくなった。

 

 

例のごとく、まずは市販品を探してみるとご機嫌なアイテムがあるではないですか!?

 

しかし結構なお値段だし、そもそもが狭い穴に突っ込む仕様じゃないからハゼの穴釣りには使えそうもない。

 

なので、いつものように自作の方向で考える。

 

 

 

製作にあたり少々頭をひねる。

 

「あのオヤジたちが使ってるような格好悪い棒は嫌だから、もっとスマートにおしゃれに決めたいものだ!」

 

「持ち運びも、長いのはかさばるので伸縮の方向で!」

 

「狭い穴に突っ込むから頑丈かつ細くなければならない!」

 

というオーディションテーマを鑑みるとある方向性が見えてきた。

「製作」というほどのものでもないが…

メインとなる棒には伸縮性のある手旗棒をチョイス。

 

100均の伸縮するネジ拾い棒で自作している方もいるみたいだけど、全長が短いし、100均クオリティだから一発で壊れそうだ。

 

片や手旗棒はいくつかの種類はあるが、全長最大1.2mで収縮時は25cmとコンパクト。

旗を括り付けるものらしい

 

そう言えば、旅行ツアーの添乗員が旗の付いた棒を持って「ハイ!こちらで〜っす!!」というのをニュースなどで見たりするが、コレか!?

 

かなり軽量だし、そこそこ頑丈みたいだし、水に強いステンレス製だから適任である。

 

問題は持ち手部分がスポンジだから、イソメをいぢくった手で触ると匂いやら汚れやらが落ちそうもないな…

 

 

先端は丸くなっているから危なくない。

 

旗を取り付けるであろう三角の金具が付いている。

安全性重視の丸い先端に旗付けの金具が付属

 

手旗棒を目の前に、どのような金具をどのように取り付ければよいのかを長考する。

 

20秒ほど長考し、オッサンのAIが答えを出した。

 

取り付け方はせっかく先端に穴が空いているのでそれを使う。

 

問題は道糸を引っ掛ける金具の形状だが、どの方向にも引っ張れるように最初は円形で考えていたが、丸い形って結構難しいので楕円形になった。

 

ちょうど紙を留める文具の”ゼムクリップ”のようなイメージ。

 

アレを穴に通して固定すればいいじゃね?

 

 

っという訳で作業開始!

 

まずは三角の金具を外す。

もっと硬い素材かと思ったら簡単に切れた

 

道糸を引っ掛けるゼムクリップもどきを製作。

 

直径1.4mmの硬質ステンレス材でヒョイヒョイ!と製作。

自作天秤とかを製作するステンレス材にて

 

付属の穴に通せば後は固定するだけ。

ここまでは簡単だ!

 

問題はどうやって固定するかだ!

 

ハンダ付け?
いやいや。ゼムクリップなステンレス材はともかく、手旗棒側はとても薄い素材なのでまともに付かないだろうて…

 

ステンレス材を曲げれば?
いやいや。直径1.4mmのステンレス材を曲げる前に極薄な手旗棒側の穴が壊れるだろうて…
さらにはキチンと曲げられないだろうから、ゆるゆるになって使いづらくなるだろうて…

 

やはり何かしらで挟んだほうが良さそうだぞぃ!

 

なので取り出したのはコレ↓

ハテ?何でしょう?

 

これはワイヤースリーブです。

 

中にワイヤーを通し、圧着して固定するためのアルミ製金具です。

 

釣りでもワイヤーハリスとかで使うので釣具屋さんにも置いてあったりします。

 

コレで固定すればいいや!

 

 

手旗棒の穴にステンレス材を通してスリーブをはめる。

セット完了!

 

後は圧着してスリーブを潰すのですが、オッサンが仕事で使っているプロ用ペンチにはスリーブを潰す機能が付いてます。

この溝でスリーブを圧着します。さすがプロ用!高いだけはある

 

ギュッとね!アルミだから結構簡単に潰れる

 

これで完成!簡単、簡単!!

完成じゃ〜〜!

 

携行性&利便性を考えて、100均のカラビナ付きペットボトルホルダーを付けて脱着式にしました。

コレならスチャ!っと取り出せて使えるって感じだね!

実際に使ってみた結果は!?

実際にフィールドテストしてみましたが、100%回収成功とはいかないけど7割くらいは回収出来ました。

 

後の3割はどうみても外れんよ!やっぱり…

 

テスト日は根掛りを心待ちに…

やっと出番じゃ!

 

シャキーン!といっぱいまで伸ばし、先っちょのゼム型引っ掛け金具に道糸を通してスルスルと根掛り箇所へ。

 

根掛っている反対のやや下方向にクィ!とやるとすぐに根掛りが外れた!

 

本当に外れるんだぁ!

 

実際に使ってみてちょっと気になったのが、ゼム型金具が可動式なのでどうかな?

 

固定式の方が使いやすそうに思いました。

 

後は、やはり伸縮性だからグィっと力を入れるとシャキ!と縮んだりして、キツイ根掛りには対応できないかな…

 

まぁ、コレで外れないくらいの厳しい根掛りはどうやっても無理っぽいな…

 

この棒で引っ張る方向を変えるのが目的だけど、完全にキツく挟まった根掛りはどっちに引っ張っても外れないよね。

 

 

とりあえずは、この仕掛け回収アイテムで出来る限り根掛りを外していこうと思います。

 

海洋ゴミの軽減にちょっとでも貢献できれば、コレ幸いでございます。

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