2017年初のシロギス釣りは極寒の中・・・

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極寒のシロギス釣り対策

2017年1月15日。2017年最初のシロギス釣りに行ってきました。
船宿:根岸丸
釣り場:中の瀬のみ
天気:晴れ
釣行時間:8時00分〜13時00分くらい
釣果:シロギス34匹(14cm〜22cm)



2017年最初のシロギス釣りに行ってまいりました。


オッサンは寒さにもの凄く弱いので寒い時期の沖釣りは行かないのですが、プレ落ち時期のシロギスは脂が乗って美味しいし、数もそこそこ釣れるので完全防寒で出撃。




昨年もこの時期にシロギス釣りをしたんだけれど、そのときも「今季一番の寒波来襲!」だった。


んで、本日も「今季一番の大寒波来襲!!」という心無い予報が発令されている。


”なんでシロギス行くたびに大寒波やねん!”という気もしますが今回は秘密兵器を投入する。



ユニクロの超極暖ヒートテックだ!


昨年は通常のヒートテックの二枚重ねで望んだのだが、とても寒かったので今回はさらなる防寒対策を講じる。




できることなら釣り雑誌の広告で見かけた”「ひだまりチョモランマ」という、ギャグとしか思えないネーミングの最強防寒肌着が欲しかったが、お値段もチョモランマだったので断念。


貧乏人の味方ユニクロにすがりついたのでした。



ちなみにチョモランマを超えた保温力の「ひだまりエベレスト」なる商品もあるらしい。


ひだまりエベレストを超える商品を開発したら次は「ひだまりチンボラソ」か!?と今後の商品開発に期待をせざるを得ない。



ちょっといい話 -「チンボラソ」とは-

エクアドルに位置するアンデス山脈の山。


地球は完全な球形ではなく、楕円形をしています。


チンボラソは地球の半径が一番広い赤道付近にあるため、標高ではなく地球の中心から測ると、もっとも高い山となるらしい。


海抜高度ではエベレストのほうが約2550m高いけど、地球の中心からの距離では地球の中心から最も離れた赤道付近のチンボラソの方がエベレストより約2100mも高くなるらしい。



ちょっとだけ”ふ〜ん・・・”な話だが、こんなど〜でもいい話を自慢気に話しても誰にも相手にされないので、止めておいたほうがいいだろう。 


ただ「チンボラソ」という妖艶な響きは耳に残るので、他人の記憶には残るだろうと思われる。

 


話をヒートテックに戻す。


ユニクロの店内にて超極暖ヒートテックを触ってみると、普通のヒートテックよりも厚みがあって暖かい。


宣伝文句を熟読すると極暖ヒートテックの1.5倍の暖かさらしい。



ここでオッサンのスーパーコンピューターが計算を始める。


普通のヒートテック<1.5倍の暖かさの極暖ヒートテック<さらに1.5倍の暖かさの超極暖ヒートテック


ということは普通のヒートテックよりも3倍も暖かいということではないか!?


二枚重ねよりも暖かいハズだ!これは買いだ!!



どうせ3倍なら赤い彗星色はないものかと探してみたが、いくらアンダーウェアでもそんな色は作ってないらしいので地味な色を購入。



これで釣果も3倍じゃ〜!!と気分はシャア・アズナブルだったが、自宅に戻って冷静に考えてみると1.5×1.5=2.25なんだから2倍チョットじゃん!


「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを…」
若くはないのだけれども、ユニクロにまんまとハメられたオッサンなのでした。

貸し切りだし!二本竿でやってみる

んでやっとシロギスの話へ。



同行はこのブログでもお馴染みの沖釣専門オッサン2号。


オッサン2号はこんな厳冬期でも沖釣りに専念する釣りの鬼だ。




良い釣り座をゲットするため、朝の6時前には迎えに行くと連絡が入る。


送迎してもらうので文句は言えないが、朝6時前なんてまだ真っ暗じゃん!オッサン的には泣きそうになる。




向かうはシロギス釣りの常宿「根岸丸」

知る人ぞ知る大型シロギス狙いの船宿。時期的に大型は出ないけどね



案の定、根岸丸に到着すると釣座の札は全て残っていて好きな釣座を選びたい放題。


今までの経験上、釣果の良い右舷に陣取る。



着替えをしているとオッサンは超極暖を着ていても寒くて震えているのに、オッサン2号は全然平気な顔をしている。


やはり必要以上の”肉”を装備している奴は強い。


オッサンとコヤツの体感温度は10度は違うはずだ。



当日は大寒波な上に強風予報も出ていて出船が危ぶまれていたが、期待に反して風も吹かずに泣く泣く出船決定!


オッサンも覚悟を決めて釣りの準備をする。



何となくそんな気がしていたんだけれど、オッサンご移行様以外は誰も来なかったので二人で一艘貸し切りになったのでした。


一艘貸し切りだ!これで暖かければ最高なんだけどなぁ〜


この船宿の船長さんは、天候さえ許せばお客さん一人でも出船するという採算度外視なナイスガイだ。


その心意気には頭が下がるが商売として成り立つのか?毎日出船できるわけでもないだろうに・・・




オッサンはいつもの一本竿に胴付きの一本バリという男気溢れる仕掛けだったんだけれど、貸し切りだし、この時期は型じゃなくて数なんだからと2号に説得されて予備のタックルを拝借。


ほとんどやったこともない二本竿で望むことになった。



ちなみに置き竿は二本バリの天秤仕掛けで手持ちの竿は胴付きの一本バリという布陣。

いつもの胴付き一本バリ仕掛け


ちなみに道糸とハリスの結束部はクロスハリス止めを使っています。


これは道糸側はもちろんのこと、ハリス側も回転するのでカラミやヨレといったトラブルがないのでお気に入り。



酔ったことはないけれど船酔い止めのお守り「ミンティア」



出船まで少々時間があったので、アオイソメを付けて落としてみたらハゼが釣れた。

この時期は釣れないと思っていたけれど釣れた


13cmくらいのハゼで小さいけれど結構アタリがあって、10分もやっていないのに3匹も上がってきた。


この時点でボウズのがれだ!シロギスじゃないけどね。

ガッテンだらけのシロギス釣り

ほどなく出船となる。

いよいよ極寒のシロギス釣りへGo!



向かう釣り場は「中ノ瀬」


大型のシロギス狙いではピンポイントでいろいろな秘密のポイントへ行くのだが、この時期はやはり安定の中ノ瀬に行くようだ。



船が動き出すとやっぱり寒ぃぃぃ〜!!


キャビンに避難すればいいのに、2号が行かないもんだからオッサンも逃げるわけにはいかん!と無意味な意地を張る。



景色を眺めながら寒さを紛らわせていると中ノ瀬に到着。

25分ほどで中ノ瀬に到着



喰いがあまり良くないと船長が言っていたので、エサのイソメは7cmくらいに切ってみるが手がかじかんで思うようにイソメをハリに刺せん!


暴れるイソメを黙らせてようやくハリに刺して投入。



天秤仕掛けの二本バリは船下で置き竿。


胴付きの一本バリ仕掛けはホンのチョイ投げで始める。




すぐに右ミヨシに位置する2号がシロギスを釣り上げる。


これだよ!いつもこの展開なんだよな〜


オッサンは沖釣りとなると、どういう訳か最初の一匹目が遠くてなかなか上がらないんですよ。


いつも一匹目を釣り上げるのに20〜30分は掛かるんだけれど何でだろ?




2号が3匹ほど釣り上げた所で小気味よい引きを感じながらオッサンにも初シロギスが来た。

20cmちょっとオーバーの良型が今年の初シロギス


しかし、置き竿で釣れても納得いかんのだ!




時期的に、大きく誘ってもダメだろうからチョンチョン!とオモリを軽く浮かせる程度の誘いでやってるんだけれど、アタリはボチボチ来るけどハリ掛かりしない。


出発前に船長が「2、3回喰わせないとハリ掛かりしない」と言っていた意味がよくわかった。


しかし、オッサンのテクニックではハリ掛かりしなかったシロギスをもう一度喰わせることなんて出来んもんだから、掛からなかったら終わりで一度回収する。



んで、やっぱり置き竿の方にシロギスが掛かるのがしゃくにさわる。


もう両方置き竿でいいじゃん!っと半分開き直ってると、船長が見かねて「これでやってみてください!」と仕掛けを作ってくれた。



胴付きの二本バリの仕掛けだった。


オッサンのイメージでは遠投しないと上バリには喰わないんだろうから、チョイ投げでは意味がないだろうと半信半疑だったが、せっかく船長がくれたんだからやってみる。


するとすぐに釣れた!!



「やりましたね!」と船長が嬉しそうにしてくれた。


曰く「やっぱり二本エサがついているとシロギスへのアピールが違うから釣れる。型狙いだったら一本バリだけれどこの時期は数狙いなんで」ということだった。



なるほどガッテンしました!


船長の言うとおり二本バリにしたらアタリの出方が全然変わったのだが、オッサンの腕ではスっぽ抜けも多くて船長も苦笑いだった。


ただ、アタリが多いとやはり釣れるもので俄然やる気になってくる。




さらに船長は天秤仕掛けも作ってくれた。


オッサンは枝ス式の二本バリを使ってたんだけど、振り分け式の仕掛けを手渡された。


オッサンが怪訝そうな顔をしていると「まぁ、とにかくこれでやってみてください!」と船長。



今まで振り分け式は使ったことがないけれど、シロギス釣りの神様と言われる名人が振り分け式を使っているので、オッサンもついにこのレベルか!?ということは全く無いんだけれど、とにかくやってみる。


こちらの方は置き竿だからよく分からんのだけれど、シロギスが2匹掛かる事があって、これもガッテンだった。



後で船長に聞いたら、振り分け式はハリスがそれぞれ独立しているので、一匹ハリ掛かりした後でも、他方のエサが暴れないからシロギスを喰わせやすいという事だった。




この他、二本竿の手順や二匹掛けのやり方などもご指導いただいた。


基本的に一本の竿をキチンと面倒を見てから、もう一本にいかないと忙しくなるだけという事だった。


確かに、最初オッサンは二本とも面倒みていたから忙しくて、間違えて釣り上げたシロギスをポイッ!と海へ放り投げてしまったこともあった。





今日は貸し切りだったし、オッサンの釣座は操舵室の真横だったから船長にアドバイスをたくさんしてもらいました。


まだまだ知らないことだらけのシロギス釣り。


シロギスに限ったことじゃないけれど、釣りって本当に奥が深いなぁ〜





本日の釣果はシロギス34匹といつもながらパッとしないんだけれど、オッサン的には何かと実りの多い釣行となりました。



まぁ、オッサンはシロギスと言えども30匹も釣れば満足です。


捌くのが面倒臭いし、そもそも魚を食べるのはあまり好きではないので・・・というのは釣れない負け惜しみなんだけどさ!




予報に反して風も吹かなかったので、釣りをしている間は寒さを感じない良い釣行日となりました。



ちなみに超極暖ヒートテックはなかなかの暖かさだったのですが、問題は超極暖仕様ではない足先が冷たかった!


足用の使い捨てカイロを貼っていたんだけれど、コレって長靴を履いたままだと暖かくならないんですね〜


酸化して熱を発するらしいので通気性の悪い長靴内だと全く効果なし!


靴を脱いで空気に触れさせると暖かくなるらしいが、この寒いのに長靴を脱ぐ勇気なんぞはない!




ちなみに2号の釣果は49匹と差をつけられてしました。


2号は結構2匹掛けをやっていて、これが沖釣りに命と給料を刻みまくっている経験の差なんだろうなぁ〜





船長曰く、ここ2日ばかり海が荒れて海水がごちゃ混ぜになり、水温が急激に下がってシロギスの喰いがパッタリ悪くなったと言っていた。





次のシロギス釣行は大型狙いの季節になるかな?


きっとその頃には今日教えてもらったことはすっかり抜けてるんだろうな〜


いつまでたっても進歩しないオッサンのシロギス釣りなのでした。




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