2017年6月4日 2017年シーズン7回目のテナガエビ釣りに行ってきました。ポイント:川崎競馬練習馬場付近(川崎側)天気:曇りのち晴れ釣行時間:6時30分(潮位90cm)〜10時30分(潮位100cm) 長潮釣果:テナガエビ17匹(うちメス4匹リリース) スペシャルゲスト:マハゼ1匹
竿:1.8m 道糸:1.5号 ハリス:0.6号 ハリ:袖スレ1号 ウキ:玉ウキ8号 テナガエビ用十字テンビン(竿しば釣具店製)
竿:2.1m 道糸:1.5号 ハリス:0.6号 ハリ:袖スレ1号 ウキ:玉ウキ8号 テナガエビ用十字テンビン(自作)
エサ:紅サシ
いよいよ2017年も6月に突入。
もうすぐマハゼ釣りが開幕するので今回でテナガエビ釣りもラストになります。(たぶん・・・)
2017年のラストテナガを記念して、今まで訪れたことのないテナガポイントへ行ってみようと思った。
まぁ、気になっていたポイントがあったので心残りがないようにというトホホな理由でもあります。
向かうは川崎競馬の練習馬場がある近く。
ご存知の方も多いと思いますが、ここには多摩川の堤内に競走馬の練習場があります。
昼間は滅多にいないんだけれど、早朝に通りがかるとサラブレッド達が目の前を走っていたり歩いていたりする、馬好きにはたまらないスポットである。(オッサンは馬好きという訳ではない。賭け事はやらないタイプです)
ちょうどオッサンが通りがかったときにはたくさんの馬が走っていた。
競走馬はキレイだなぁ〜
ゆっくりと愛車(ママチャリ)を走らせながら眺めていたが、競走馬は引き締まっていてカッコいいんだけど、ここのはいまいちボディに張りがないというか緊張感がないというか・・・
ココらへんが地方競馬なんだよなぁ〜。中央のG1クラスなんて筋肉のカタマリだもんな〜
道路を挟んで反対側に厩舎があるから、馬たちがカッポレ!カッポレ!と行儀よく信号を渡ってゆく。
ちなみに馬は自転車と同じ軽車両扱いだから、免許はいらないけれど交通規則は守らなければならないらしい。
厩舎から風に乗って生き物及びその排泄物の香りがしてくる。
「あ〜!生きてるってニオイだね〜!!」と鼻にフタをするオッサンなのでした。
本日の現場は、ニオイゾーンを越え、さびれたグラウンドの脇から土手を下り、その先にこれまた怪しい通路がある辺である。
グラウンドと呼べるほどには整備されていない
ここから下に降りる
怪しい通路。行き来する人もあまりいない
雑草がガンバリすぎているので多摩川が見えないが、一部獣道みたいになっている箇所がある。
その獣道に愛車を止めて現場へアプローチする。
数カ所こんな獣道があって多摩川に出ることができる
しかし、ここを行き来するのは地元民だけだろうからひと気がない。
こんな所で心臓発作やら脳内ナントカやら、何かの事件にでも巻き込まれたら白骨化するまで発見されないだろう。
家族にテナガエビ釣りの場所を伝えてなかったから、オッサンが”たずね人”になったら迷宮入りだな・・・
本日の現場はこちら〜!
獣道を抜けると多摩川が広がる。
この現場はテトラポット帯が続いているのだが、問題はテトラの形だ。
ナナメな部分だったり角がとんがってたりで、人がゆっくりと座れる平らな部分がほとんどないのだ!
そもそもテトラポットは人がくつろぐ前提でないのは分かるが、気が利かないというか、やっつけ仕事というか・・・
遠くにテナガエビ釣りのメッカのテトラポット帯が見えるが、そちらの方は平らな部分が多いテトラ型なのでテナガ釣りストたちの姿も見える。
メッカの方のテトラはゆったりできるが
かたや、こちらにはオッサン以外に誰もいない。
こちらに人気がないのはテトラポットの形とは無縁ではないはずだ。
これでエビが釣れなきゃ、ど〜しようもないぞ!
三角木馬状態のテトラの嵐
道具を置く基地となる平場を何とか見つけて釣りの準備をする。
本日はテナガエビ釣りラスト記念で紅サシを使ってみる。
先週は白サシを使ってみたが、アカムシよりも使いやすくエサ持ちが良いのは確かである。
白サシを赤く染めた紅サシ。紅というよりは紫色だ
入っている量も白サシと同じくらいだけれど、白サシよりもお高い。お高いって言っても10円の違いだけどサ!
生きながらにして染めるってどうやるんだろ?
ちなみにテナガエビ釣りに洗濯ばさみは必携です。
一本竿で手に持ったままならいらないけれど、複数の竿を使う場合は洗濯ばさみが三脚代わりをしてくれて竿が安定する。
特に、テトラポット帯での釣行の場合は、引っ掛かってくれるので竿が水没するのを防いでくれる。
テトラポット帯では洗濯ばさみは必需品!
テトラ釣行での定石通り、”テトラの股間”の影に仕掛けを落とすがなかなかアタリがない。
いろいろな場所に仕掛けを落としてテナガエビのいる場所を探ってゆくと、やっと釣れる場所を見つけた。
本日の一匹目!
テトラ釣行では水中のテトラの形をイメージして、底側がエグレている隙間があるようなポイントを見つけるのがエビをゲットするコツです。
それともう一つのコツは、人影でエビが逃げないように気をつけること。
これは渓流釣りでは常識なんだけど、魚は人影には敏感です。
何も考えないでフラフラとポイントに近づくと、その気配で魚が逃げてしまい警戒されて釣れません。
下流域のテナガエビも同じで、エビは浅場にいるので人の気配を察知するとピピッ!と逃げていきます。
なのでポイントを探す時はそ〜っと動きながら確認し、仕掛けもゆっくりと落としてやるとエビに警戒されません。
まぁ、釣れる場所を見つけたというよりは、オッサンがゆっくりと座って釣りができる場所を見つけたという方が正しいと思います。
その場所から竿が届く範囲をくまなく探ると、そこそこサイズのテナガエビがあがってくる。
先週までとは違って、上がってくるテナガエビは10cmクラスがほとんどである。
これはエビが成長したからなのか、おそらく釣り人がほとんどこないであろうこのポイントだからなのかは分からない。
上がってくるのはこのくらいのサイズが多いので、エビの引きが楽しめる
メスのテナガエビも釣れてくるが、エビ資源確保のため丁寧にハリを外して即リリース!
でっかいお腹のメスエビ。たくさんの子供を産んでください
今年はメスエビが少ないと思っていたんだけれど、ここではメスエビが4匹も釣れたので、このポイントは将来有望かもしれない。
ひとつ考えさせられたのが、全く同じポイントで4匹メスエビが釣れた。
そのポイント以外ではメスエビが上がってくることはなかったので、もしかしてワンピースの”女々島”みたいに、メスエビだけのコロニーがあるのかな?
今日は水が澄んでいるので水底がよく見えるのだが、嬉しい発見があった。
いままで見なかったマハゼが結構いるのだ。
オッサンはハゼ釣りに良く行くので見間違うはずもない。懐かしい魚影がチラホラと見える。
「お〜!いるいる。しかもけっこう良い型だ!!」
釣れないかな〜っと思って、ちょっと深場に仕掛けを落としてみたらマハゼが釣れた!
夏シーズン初のマハゼが釣れた!!唐揚げクラスの良いサイズ
しかしこのマハゼを最後にパッタリと釣れなくなる。
本日のオッサンの釣行時間帯は下げ止まりの時間帯だ。
しかも長潮なので余計に潮が動かない。
暇になると周りの状況に敏感になってくる。
対岸は六郷土手の運動場なのでサッカーのホイッスルの音や野球で盛り上がっている子供達の甘酸っぱい声が聞こえてくる。
時折、風向きが良いと例の”生きている香り”も漂ってくる。
ちょっと小腹がすいたので本日のおやつ”練りようかん”をほおばりながら思う。
「誰も釣り人いないなら、潮が動いている時間に来ればよかったな〜」
おやつの定番「ようかん」。食べかけで申し訳ないッす!
小一時間ほど粘ってみたが全く釣れなくなったので納竿。
4時間で17匹と結果だけならトホホなんだけれど、エビの型は良かったし、マハゼは釣れたしで楽しかった。
エビは全て多摩川にお帰りになられました
オッサンもジッとしていた訳でなく、いびつな形のテトラ帯をチョロチョロと動いていたので飽きない程度の運動になった。
ちなみ紅サシと白サシの違いは特に感じませんでした。
後から思ったけれど、オッサンの十字天秤は二本バリなんだから、白と紅をひとつづつ付けて実験してみても面白かったかもしれない。
まぁそれはまた来シーズンでの宿題ということで。
この記事を見て、このポイントに行こうと思っている奇特な方にアドバイスを、@足場は良くないので気を付けてください。A家族・友人知人にここへ行くということを知らせておいてください。白骨化したくないのなら・・・