多摩川三本鉄橋【六郷橋】(東京側)のテナガエビ釣り(2015年5回めのテナガエビ釣り)

多摩川の三本鉄橋【六郷橋】の東京側でのテナガエビ釣り

釣り場情報

 

車:多摩川六郷緑地の駐車場があります。平日:無料土日・祝日:1回500円

 

営業時間:午前5時30分〜午後7時30分(4〜8月期)

 

ゴルフをしないのに隣のゴルフ場の駐車場に止めると罰金を取られるので注意してください。

 

 

最寄りのトイレ・水道:上流側の野球グラウンドのトイレ

 

 

 

2015年6月6日 第5回目のテナガエビ釣りに行ってきました。ポイント:三本鉄橋【六郷橋】(東京側)天気:曇り時々晴れ釣行時間:13時30分〜16時30分くらい(干潮13:34〜満潮20:50 中潮)釣果:テナガエビ16匹 外道ダボハゼ6匹

 

竿:1.8m 道糸:0.8号 ハリス:0.3号 ハリ:秋田狐スレ1号 ウキ:玉ウキ5号 オモリ:中通しオモリ0.2号×2 エサ:ベビーホタテ(時々ミミズ)

 

 

早いものでオッサンが多摩川のテナガエビ釣りに通い始めてもう5回目になります。

 

ここまでの流れでお分かりになると思いますが、オッサンは多摩川下流域のテナガエビ釣りスポットを巡っているのです。

 

この行動に特に理由はないのですが、せっかく自転車圏内にこれほどのテナガエビスポットがあるし、来シーズンはテナガエビ釣りをやるかどうかも分からないのでまぁ記念ということで・・・

 

 

今回は多摩川の通称【三本鉄橋】の東京側に行ってきました。

 

言わずもがな、ココには京浜東北線・東海道線・京浜急行線と三本もの鉄橋が掛かっているのですが、三本鉄橋は地元民もあまり知らないネーミングです。

 

『六郷橋』といえば場所的には通じるのですが、六郷橋は国道15号が通っている自動車橋なので三本鉄橋のより下流になります。

 

”六郷橋の鉄橋の所”と言えば大体通じると思います。

 

 

正確には、テナガエビ釣りエリアは三本鉄橋の上下流になるので、ここでは【三本鉄橋】と表現することにします。

 

東京側の河川敷には広大な野球場を始め公園などが整備されている

 

 

さて三本鉄橋に到着したはいいのですが、川に近づくにはどうしたら良いものか?

 

なかなか三本も鉄橋が並んでいる場所もないと思う

 

 

川沿いには植物が生い茂っているので、どこから川に降りるのかもわからない・・・

 

どこから川に降りられるのかな?

 

とにかく川の近くへ行ってみると、獣道のように人が通った通路がある。

 

そこを入っていくと・・・

 

 

お〜釣り人がいるではありませんか!

 

人がいてホッとした

 

 

4人の釣り人がいましたが全員テナガエビを釣っていました。

 

しかも全員が常連といった風情です。

 

ムムム・・・これはレベル高いかも!

 

 

まずは近くの人にご挨拶をして「釣れますか?」とお決まりの質問をぶつけてみる。

 

すると「まぁまぁですよ!」との返事。

 

 

常連がまぁまぁと言うくらいなのだからこれは釣れているな!

 

 

オッサンもイソイソと支度を始めが、いつものように初めてなものでテナガエビのホットスポットなんぞ分かりはしない。

 

とりあえず空いてる適当なところで釣り糸を垂れてみる。

 

この丸い物体は一体何だ?

 

オッサンが到着した時は潮が下げ止まりだったので、川底がかなり露出している。

 

潮が上がっていればテナガエビのポイントになりそうな所がたくさんあるが、如何せん潮が引いているし、動いていないのでアタリ自体がない。

 

「ちょうど悪い時間に来ちゃったかな・・・」

 

 

20分ほど粘ったが生体反応がゼロ!

 

今までのテナガエビ釣りではこんなことはなかった。

 

このエリアはオッサンにはレベルが高過ぎるのか!?

その名はエビ師匠

釣れなくてボ〜っとしていると天の声がしてくる。

 

天の声:「今なら渡れますよ!」

 

そう・・・さっきから気になっていたのだが、島みたいになっているポイントがあって、そこに一人の初老がいい塩梅で釣っていた。

 

その初老人が全く釣れなくて黄昏れているオッサンに声を掛けてきたのだ。

 

オッサン:「お邪魔します!」

 

と島へ上陸する。

 

潮が引いている時の限定釣り場らしい

 

初老人:「ココは釣れますよ!」

 

オッサン:「そうみたいですね!楽しみです」

 

 

とりあえず、テナガエビのいそうなポイントを攻めてみる。

 

攻めるは深場ではなく浅いポイント

 

 

するとウキがピクンピクンと嬉しい反応をするではありませんか!

 

しばらく喰わせてゆっくりと上げると待望のカワイイ奴がくっついてきた。

 

メスってオスと違ってなまめかしい体型だよね

 

卵をたくさん抱えたメスだったのですぐに放流しましたが、とくかくこの島では釣れるらしい。

 

 

サイズは食べごろな小振りサイズですがアタリは頻繁にあります。

 

まぁ、ダボハゼも多いのですが・・・

 

しかし、相変わらずエサだけ取られまくる。

 

 

 

しばらくすると初老人がこちらへ来てオッサンのエサのベビーホタテを見ると・・・

 

初老人:「それだとダボばっかりでしょ!これでやりなよ。」

 

とミミズをくれました。

 

きれいな養殖ミミズ

 

 

初老人:「できるだけ小さく付けるんだよ!ハリの頭も少し出してな。本当は赤虫が一番いいんだけども・・・」

 

細切れになったミミズ

 

 

ミミズをつけてやってみるといきなりテナガエビが釣れました。

 

やっぱりテナガエビ釣りにはゆっくりと食わせられるエサがいいなぁ

 

その後もポツリポツリと釣れてきます。

 

ミミズをくれたその世話好きな初老人に親しみを込めて【エビ師匠】とアダ名を付けました。

 

エビ師匠はニホンザルみたいなカワイイ顔で、髪は染めている(と思う)ので黒いのだが、なぜか後頭部は白髪なのだ。

 

これはゴリラの”シルバーバック”ではいか!

 

シルバーバック:腰の部分が白い毛になるゴリラの群れのボス

 

さすがはエビ師匠だ。この釣り場のボスらしい!

 

 

エビ師匠はオッサンが知らなかったテナガエビの奥義も教えてくれた。

 

まぁ”奥義”というのも大げさですが、オッサンが全く知らなかったテナガエビ釣法を教えてくれました。

 

 

エビ師匠のテナガエビワンポイントレッスン

  1. エビのアタリが来たらゆっくりと竿を上げる(アタリがきたらすぐに竿を上げていいらしい)
  2. ピクン!ときたら気持ち竿を下げてエサを喰わせる
  3. しばらくエサを喰わせたら再びゆっくりと竿を上げる
  4. ピクン!ときたら気持ち竿を下げてエサを喰わせる
  5. しばらくエサを喰わせたら再びゆっくりと竿を上げる

FINISH.エビが強くビクン!ビクン!と道糸を引っ張ったらゆっくりと竿を上げて釣り上げる。

 

とにかくエビがビクンビクンと道糸を引っ張るまでは我慢だが、通常は数回繰り返せば釣れる。

 

動作はあくまで”ゆっくりと”だ!

 

この釣り方がテナガエビ釣りの基本だ!

 

 

オッサンの今までの釣り方は、ウキが横に引っ張られ、止まってから数十秒喰わせてから上げるという”待ち”の釣り方でした。

 

エビ師匠の釣り方は、テナガエビとの駆け引きを楽しむ”攻める釣り”だったのです。

 

さすがはシルバーバックはカッコいい!

 

後頭部の白髪が輝いて見えました。

 

 

しかし、この釣法がまた難しいこと!

 

ちょっと引っ張りすぎるとすぐにエビが逃げていく。

 

 

オッサンの使っている1.8mの硬めの竿では厳しいのかな・・・

 

テナガエビ釣りの竿って1.2mとか短くて柔らかいらしいが、この釣法ではまさにそんな竿が威力を発揮するんだろうと思いました。

 

 

しばらく集中してエビ師匠の釣法をチャレンジしていましたが、如何せんこのエリアは鉄橋の真下で電車の騒音がうるさい!

 

しかも三本も橋が掛かかってるもんだから、ひっきりなしに電車がやってくる。

 

騒音がうるさくて集中できないジャマイカ!

 

 

まぁ、簡単にはマスターできるわけもなく悶々としていると、

 

エビ師匠:「そろそろ避難しないと戻れなくなるよ」

 

いつも間にか、かなり潮が上がってきている。

 

潮が引いていたから島に渡れたが、潮が満ちてくると帰り道がなくなってしまう!

 

こうしてオッサンとエビ師匠は島を離れたのでした。

 

 

エビ師匠と別れてオッサンは少し上流を攻めてみました。

 

ここだ!と思ったところでエサを落とすと本日最大級のビッグアームが立て続けに2匹あがりました。

 

小粒ばかりだと思っていたエリアだけどビッグアームもいました

 

 

しかし!更なるビッグアームを求めて夢中になっていると、いつの間にやら帰り道が水で閉ざされていたのでした。

 

この時、オッサンは露出していた川底の石の上で釣っていたのですっかり周りは水に囲まれてしまいました。

 

 

片足を犠牲にしてなんとか帰ってきましたが、夢中になって周りに気が付かないとは、まだまだ修行が足りないオッサンなのでした。

 

 

 

今日は新たな釣法を教わりましたが、シロウトがすぐにマスターできるものではありませんねぇ〜

 

奥が深いなぁ〜

 

 

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ご興味があれば「テナガエビ用ビク「エビ元気1号」を作ってみた」へ

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