2021年5月23日2021年六回目の多摩川テナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:多摩川緑地の対岸(川崎側)天気:晴れ釣行時間:8時00分(潮位56cmほぼ干潮)~9時00分(潮位44cm干潮)中潮釣果:ボウズですが、何か?
竿:2.1m(合体竿)&2.1m(シモツケ「清滝」)道糸:フロロカーボン1.5号 ハリス:ナイロン0.3号ハリ:タナゴ-極小新半月 ウキ:玉ウキ-ジンタン7号オモリ:ガン球-Bとか2Bとか エサ:ミミズ仕掛け:ハリス5cmの枝ス式二本針のち一本針
まぁ、なんですよ…
ご覧の通り、またしてもボウズ喰らったわけで…
っという訳で、んじゃ!またね!!
See you next week!stay tuned!!
で終わりたいし、終われればどんなに気が楽だろう…
しかし、このブログの片手で数えるくらいの読者の方に申し訳ないので、何とかひねり出さなねばならない。
ハテ?どうしよう?
一応釣りの記事なので、釣れなきゃな~んも書くことがないし、書くことは許されないだろうて。
しかし、いつも言っているようにボウズも立派な釣果だと思ってはいる。
そうは言っても、どうだろう…
まずは自分にあてはめて考えてみる。
何かの釣りものに行ってみよう、もしくは友人に誘われて行かざるを得ない事態になった場合、やはり釣れなきゃ意味がないと思うだろう。
だって釣りなんだから。
そこで!作戦を立てる。
どういうタックルで、どういう仕掛けで、どういう釣り方で釣りをすればオイシイ思いが出来るのか?
そもそも、こういういやらしい魂胆にとらわれた時点で既にヤバい結末の雰囲気満載なのだが、釣り人とは釣りをする前までは誰しもが頭の中に大漁旗がはためいているものである。
この情報化社会において、あらゆる情報はネットを見れば一目瞭然、欲しい情報はググれば手に入る時代である。
ちなみにオッサンなのであえて”ググる”という表現ですが、現代のヤングはSNSにてタグるらしい。
ググるよりも、1-情報源としての信頼性が高い2-リアルタイム性が高い3-スマホスクリーンのサイズに適しているらしいが、オッサンは未だにググっている。
だってオッサンはスマホではなくガラケーだし、自宅ではデスクトップパソコンを使ってるんだもん!
スマホ?フッ…、あんな中途半端なもん必要ないね!
画面が小さいから老眼にはこたえるし、だいいち年寄りの乾いた指先ではタッチパネルが反応しないんじゃ~
困るよホントに(泣)
その昔、年寄りが新聞や雑誌のページをめくる時に指をペロリと舐め湿らせてから事に及んだように、現代ではタッチパネルを操作する時にペロリとやるのが情報化社会の正しい作法と言えるだろう。
自分のスマホならともかく、そこここにタッチパネルが存在する昨今、他人(しかも高齢者)の唾液が画面に付着している訳で…
コロナ禍がいつまでも治まらない遠因はタッチパネルと無縁ではないと確信しているオッサン。
タッチパネルを見る度に高齢者のペロリを想像し、つくづく触りたくねぇな~っと思う次第であります。
非接触型なども登場してきているがまだまだ普及には程遠く、早くSF映画みたいに空中でヒョイヒョイ!操作できるようになって欲しいものである。
しかしアレも考えようによっては少々問題がある。
空中に表示された大画面を操作するもんだから動作も大げさになってしまい、街中でやるにはかなり恥ずかしいだろう。
あと他人に画面が見えてしまう点では考えもので、スパイや浮気相手など秘密裏に操作しなければならない時は物陰でコソコソとやることになるだろう。
まぁどんな技術も一長一短な訳で、オッサン的にはガラケーが一番だね!
話を釣りに戻す。
釣行前の作戦を練るにあたり、ググって場合によってはタグって情報を集める。
仕掛けや餌や釣り方などを調べ上げ、同行の友人をギャフン!と言わせてやろう作戦。
無数に存在するサイトから情報を得るんだけど、当然ながら釣れるやり方じゃなきゃ意味がない。
参照すべきは結果を出してる釣法であり、それをマネするのが大漁の近道である。
オッサンのようにボウズなんてふざけた釣果を全世界に向けて発信してる記事なんて、リスペクトされるわけがないし、存在する意味すらもない。
なので、こんな記事を書いていること自体が不毛な作業という気がしない訳でもない。
しかし見方を変えれば「あ~こんな事やったらダメなんだ…」という反面教師として捉えるなら存在意義も少しはあるのかな…
っという訳で、こんなもん読まない方があなたの貴重な残り時間を無駄にしないと思いますが、暇で暇でどうしようもない方はお付き合いください。
関東ではそろそろ梅雨入りの気配が漂っているが、事前の予報によれば本日は珍しく陽気が良さそう。
週末の度に吹いていた強風も吹かないらしい。
「コレは絶対に釣日和だ!行かないとう選択は無い」
っていうか、暇で何もやることがないもんだから、どうあっても釣りに行くんだけどさ。
問題は釣り場である。
テナガエビってそんなに大きく動かないからどこで釣り糸を垂れるのか?が大きく釣果を左右する。
まぁこれはどんな釣りにも言えるんだけど、テナガエビ釣りはコレが大きいっていうか釣り場が全てと言っても過言ではない。
現在の潮位ではあの釣り場がベスト!ではあるが、既に出遅れた今の時間だと100%先客がいるので場は取れないだろう。
となるとどうする?
いくつかの候補はあるが、本日は釣り日和だから釣り人の動き出しは早いハズだ。
チンタラやってすっかり寝坊したオッサンが付け入る隙間なんてどこも無いだろうて…
なので、絶対に先客がいないポイントへ行くことにする。
というわけで、何のことはない先週もやっていた釣り場へ向かう。
本日も橋を渡って川崎サイドへやってきた。
いつものように川崎競馬場の練習馬場にはサラブレッドが走っている。
本日は昨晩の雨により重馬場。先行馬有利か!?
水たまりを愛車で突き抜け、懐かしい先週のポイントへ到着。
遠くに先客が一人いたがオッサンとは違うエリアにいるので問題ない。
ここなら誰もいないのでポイントは選び放題である
まずは釣り場を眺めるが、やはりよろしい状態とは言い難い。
潮位が低すぎてご機嫌な石組みが水から露出してしまってる。
引きすぎて良い石組が出ちゃってるぢゃん!
だよね~!
分かっちゃいたけど、改めて確認すると厳しいと言わざるを得ない。
しかもまだ干潮前なのでもうちょっと引くし、潮が動かないから釣れない時間帯でもある。
ここはかなり長いテトラポットエリアなんだけど、テトラ帯におけるテナガエビ釣りのポイントはテトラポットの下のエグレ部。
そのエグレている所にテナガエビがいるんだけど、頼みの綱のテトラが完全に露出してるんだから釣り場の判断ミスは否めないだろう。
しかしここまで来て「んじゃ~帰りますかね…」というわけにもいかないもんで…
しょうがないので近辺を調査するといくつかエビがいそうな穴もあるが、ひと穴一匹くらいの小さいのばかりだから拾い釣りになるかな?と予想。
大きな期待はしてないけど釣れないこともないかな、と釣りの準備を始める。
本日も近所の公園から野良ミミズをほじってきた。
タダで手に入るありがたい野良ミミズ
ミミズを1cmくらいのみじん切りにして針につけて適当な穴に投入。
ウキを眺めるがやはりピクリとも動かない。
ダメかな……
エビがいればすぐにウキが動くんだけど音沙汰ないな。
その間にブレックファースト。
オッサンの好物「ピーナッツパン」
本日はお日柄が良いもんだから今季初の麦わら帽子を着用。
釣りにはやっぱり麦わらって感じだね!
さてエビ釣りの方ですが、忘れた頃にピョコン!とウキが動くから期待するんだけど、よ~く喰わせてから聞きあげてみるとビクン!と一瞬エビの感触はあるんだけどハリ掛かりしてなくて逃げてしまう。
しかも小さい穴だからそのエビしかいないらしく、もう一度同じ穴に落としてももう喰ってこない。
決してエビがいないわけじゃなくて、こんな感じで針に掛からない事が何度かありました。
けっこう喰わせてるんだけどな…
これがミミズ餌じゃなくてアカムシだったら針に掛かるのかも知れないけど、野良ミミズしかないんだからしょうがない。
オッサンがこの状況でできることと言えば、釣れなくてもマメに餌を交換することくらいだ。
でもミミズって気持ち悪くて、餌を付けている時もウプ!って何度かプチゲロをしてしまい、ピーナッツパンを反芻しているのでした。
もっと悪いことに、さっきから目の前をウェイクボードのボートが往復してくる。
陽気が良いということは釣り人ならず他もアクティブになるということだから、こういう事態になる。
このボートは釣り場の嫌われ者で、ボートが通過する度にその波で狙うべき穴が見えなくなる。
かといって竿を上げないでそのままでいると波の影響で根掛りしてしまうので、ボートが来る度に竿を上げて釣りを中断せざるを得ない。
気の短い釣り人はボートが来ると「あっちでやれ!ふざけんな!!」と声を荒げる。
その気持もよく分かる。
一度通過するだけなら我慢できるが、何度も往復してくるもんだから迷惑である。
いつもは彼らも商売だから仕方ないと思ってたんだけど、今日は同情できなかった。
そのボートから赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるのである。
「エ?あんなボートに赤ちゃん連れてるの?」
最初は近くのマンションから聞こえてくるのかな?と思ってたんだけど、そうではなくボートから聞こえてくるのである。
あの手のボートはビニールで囲っているので、内部はかなりの高温になっていると思われる。
体温の高い赤ちゃんをあんな場所に連れ込んでるなんて信じられん!
しかもそのボートからはキャハハハ!という甲高いアホな笑い声が赤ちゃんの泣き声とシンクロして聞こえてくる。
ボートには5~6人くらいの大人が乗ってたんだけど、赤ちゃんなんて全く気にしてないような雰囲気。
決して居心地が良いとは思えないボートに、小さな赤ちゃんを乗せることに誰も異議を唱えなかったのだろうか?
オッサンも釣り船に何度も乗っているが、年齢制限は無いだろうけど赤ちゃんなんて見たこともないし、聞いたこともない。
船って一度出船したらそう簡単に戻れないし、そこら辺で途中下船というわけにもいかない。
ボートのことは知らないが、豪華客船でも釣り船でも船長が全ての判断と責任を負う。
それ故、船長の言うことは絶対であり、たとえ客とて従わなくてはならない。
インストラクター(この場合船長っていうのかな?)もいくらお客さんとは言え、断れなかったのだろうか?
赤ちゃん連れということは、そこには母親もしくは父親もいて親がいるはずである。
大変な子育てを頑張っている息抜きに趣味を楽しむ事も大切だが、連れて行って良い場所と悪い場所があるはずだ。
一応オッサンも子供がいるので子育て経験者だが、あの泣き声は眠いとか腹減ったではなく明らかに不快感を訴えている声だ。
その声にかぶせて聞こえてくるバカ笑いの声。
あんな親に育てられている子供が心配でならない。
まぁ人の心配はおいといて、肝心なオッサンの釣りは二本の竿でほぼ同時に根掛りロストし、遂に事切れた。
今日は小さな穴ばかりを狙わざるを得なかったから根掛りが多くて、途中から二本針じゃなくて一本針にしてたんだけど、それでも根掛った。
わずか一時間だったけど、釣れないもんだから移動しながらテナガエビを探し続けたがダメでしたね~
こんな状況だけどどこかにホットスポットがあるはずだ!と探してたんだけど、結局見つかりませんでした。
んで今季二度目のボウズをくらってかなり凹んだオッサン。
ただ怖いのは、前回のボウズよりも凹み具合がやや軽減されていること。
負け戦に慣れるのが一番ダメなので、今回の経験を必ず次につなげて結果を出さねば!
釣りでボウズだと無駄な時間と労力だった…と嘆く方がいますが、決してそうではないと思います。
釣れない時にどうやったら釣れるのか?について工夫と思考を巡らせるのが釣りだと思います。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ノムさんこと元プロ野球球団の野村監督の名言である。
釣りもそうである。
釣れた=勝ち、釣れない=負けと定義すると、釣れた時は普通にやれば釣れる状況で周りも釣れている状態だけど、厳しい時は釣果の違いがハッキリ出る。
釣れない人は釣れた時と同じことをやり続けてるから結果が出ない。
片やその状況でも釣れる人がいて、その人はその状況の中でどうやったら釣れるのかを試行錯誤して答えを探し続けているのである。
その状況での成功体験が貴重な自分の財産となるのである。
『勝ちよりも不敗をめざす』誰だったか偉人の言葉だったと思うが、釣れないという状況の中でもどうしたら釣れるのか?を楽しむ釣りをしていきたいと思っています。
残念ながら今日は答えを見つけられなかったけど、この宿題を解く作業ができて、またひとつ釣りの楽しみが増えたオッサンなのでした。
エビは見れなくて残念だったけど、体力的には良い運動になった。
往復約一時間の自転車漕ぎ、平場ではなくテトラ帯をウロチョロしてるからけっこう足腰の筋肉を使っているらしく、今も筋肉が張っている。
ただでさえ釣りって何時間も立ちんぼだから、身体には良い刺激になってると思うんだよな~
問題はミミズをいぢくってるのが精神安定上よろしくない訳で…
そう考えるとプラマイゼロっということで。
そんなテナガエビ釣りももう終盤っていうか来週はもう5月の最終週だから、そろそろハゼ釣りのシーズンになってくるんだな。
でも今日エビ釣りをしていてもマハゼの姿を見なかったから、ハゼも少々遅いのかも知れない。
来週はエビorハゼどうしよう?
今日はお日柄も良かったけど陽気が良いから釣れるとは限らないし、かえって曇りとか雨とかの方が釣れることが多いのも釣りである。
こんな思考を巡らせるのもまた釣りのおかしみだ。
っとまぁいろいろと御託を並べましたが、釣りはやっぱり釣れないとつまんねぇなぁ~