2021年祝!テナガエビ釣りの開幕のハズが…

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2021年の多摩川テナガエビ釣りも開幕のハズだったのですが…

2021年4月4日
2021年初のテナガエビ釣りに行ってきました。


ポイント:三本鉄橋(東京側)
天気:薄曇り
釣行時間:7時00分(潮位150cmほぼ満潮)〜9時30分(潮位155cmほぼ満潮)小潮
釣果:ボウズ!!(ダボハゼは15匹くらい…) 


竿:1.8m(SZM「渓流」)&2.1m(シモツケ「清滝」) 
道糸:フロロカーボン1.5号 ハリス:ナイロン0.3号
ハリ:タナゴ-極小新半月 ウキ:玉ウキ-ジンタン7号 
オモリ:ガン球-B エサ:アカムシ
仕掛け:ハリス3cmの枝ス式二本針



まぁ、なんですよ…


ご覧の通り、ボウズですよ。ボウズ!!


当然ながら、こんな結果なので書くことは何もないしウンチクを垂れることは許されないだろうけど、オッサン的にはボウズも立派な釣果だと思っている。


爆釣をイメージしながら釣りの準備に励み、当日は早朝から活動開始。


食事をとる時間を惜しみながら何時間も立ちんぼで釣りに勤しむ。


そこへ来て結果がボウズである。


悲しいにもほどがあるが、こんな苦労から何かしらの経験値を導き出し、今後の糧にと考えればそれはそれは立派な成果と受け止めて良いのではないだろうか。


無理くりにでもそう考えなければ、とてもやってられん!


オッサンは釣りでボウズくらった事はほとんどないんだけど、本日はやっちゃいましたね〜



話は変わるが、この「ボウズ」って言う表現の解釈はいろいろあるみたいで、狙っていた魚種が釣れなかった事をボウズと表現することが一般的だと思うんだけど、たとえ外道でも釣れたらそれはボウズとは言わないとかもあるらしい。


まぁ、釣り人って見栄っ張りが多いもんだから、自分の自尊心を傷つけないようにその解釈も玉虫色である。


ちなみにこのボウズの釣り用語の語源は、やはりお坊さんの坊主から来ているらしい。


コレにも諸説あって、

  1. お坊さんの頭には毛がゼロだからボウズ説
  2. お坊さんは精進料理を食べて殺生をしないことから、釣れなくて殺生をしなかったからという意味でボウズ説
  3. 釣れなかった=儲けがない=もう毛がない=ボウズ説

ということらしい。


そもそも何でお坊さんは坊主なのか?という素朴な疑問が湧いたのでちょっと調べてみた。


今から2,500年前、お釈迦様が出家活動をしていた時は髪の毛を剃ったスタイルがトレードマークだったらしい。


なので、同じスタイリングにすればお釈迦様の悟りに少しでも近づくのでは…というあやかりの境地が現代に継承されているらしい。


もう一つが髪の毛は煩悩の象徴という意味があり、それを剃ることによって煩悩=欲望を断ち切るという意味もあるらしい。


確かに、ある調査では髪型が人の印象の8割を決めると言われるほど重要なパーツである。


ソレを全く無くしてしまうというのは、俗世間からの解脱という涅槃の境地であるのかもしれない。



しかし宗教の世界にも、外見だけでも憧れの人物に近づきたいという俗な習慣があるのも、ある意味矛盾な気もするんだけど…


そして髪型とかファッションなど見た目を同じようにしたからといって、その人物に近づくとは限らない。


本人はそのつもりでいるかもしれんが、残念ながら現実はそう甘くない。


むしろ、そうすることによりかえって悲しいピエロぶりにターボがかかり、憧れとの飛距離は遠くなる。


「この女優と同じ髪型にしてください!」「このモデルが着てるのと同じワンピースください!」とかの無茶振りをしたところで、美容師やハウスマヌカン(現代では「ファッションコーディネーター」というらしい)から”オマエ!自分の現実を見ろよ!”と心で絶叫されるのがオチだ。


ソレ風にして自己満足しているものの世間の目は厳しく、姿かたちを似せたからといって当人の本質は何も変わらないのだ。


とは言うものの、気は心という言葉があるように、気分ややる気が自分の中心軸に影響を与えるのも事実。


見た目を変えることにより、マインドに変化をもたらす効果があるのも嘘ではないだろう。


人間は自己中な生き物。


世間からどんな評価を受けようが、自己満足できればそれでいいし、この世は唯我独尊なナルシーの方が楽しい人生であるのは間違いないだろう。

開幕戦は厳しい状況の中…

前フリを伸ばすだけ伸ばしてみたんだけどもう飽きたので、ちょっとはテナガエビ釣りの話でもしましょかね。


でも何も書くことがないんだよね〜、そもそもボウズだし!


しかし何とかヒネリ出してみます。




4月に入ったと言えどもまだ初旬。


テナガエビ釣りシーズンには時期尚早な気もするが、オッサンもやる事がないしこのブログのネタもない。


だもんで本日は無理を押してのテナガエビ釣行。


面倒く臭くなって逃げ出さないように、昨日はエサのアカムシを買って退路を絶った。


んで案の定、今朝は寝起きで既にやる気が起きない。


布団の中でイモムシになりながら、いつものように葛藤が始まる。


ホレ!朝だぞ!!エビ釣りに行く時間だぞ!


いやしかし、釣れんだろ…まだ4月の始まりだぞ!


いやいや昨年はエビ釣り出来なかったから、今年こそはやるんだろ?


それはそうだが、来週の方が釣れるだろ?


いやいや、もうアカムシ買っただろ!来週だとムシ死んどるぞ!!


でも今は釣れる状況じゃないよ!


いやしかし…


心の悪魔と天使が戦っていると、隣りの妻の目覚し時計が鳴り響きビックリする。


そ〜言えば、コヤツは早くから出掛けるみたいな事言ってたな…


しょうがないのでイモムシも起き出した。


いつも思うが、何で目覚し時計ってあんなに挑戦的なんだろう?


四方八方に喧嘩腰に来るんじゃなくて、本人だけを起こすようにしてくれんかな…




ブツブツ言いながらエビ釣り場に向けて出発。


向かう先は多摩川の三本鉄橋。


本来なら一昨年見つけたテナガエビ釣りポイントへ向かうべきだが、のっぴきならない事態が発生し、泣く泣く釣り場変更になった。
※その理由は後ほど


心配なのは現在向かっているポイントは極々限られたお一人様限定の狭いスポット。


先客がいればそこで定員オーバーだ。


ドキドキしながら現場に到着するが、誰も居なくてまずはポイント確保。


まぁ、こんなズレた時期にテナガエビ釣りする輩も居ないだろうて。

二年ぶりのポイント


ホッとしながら釣りの準備を始める。


仕掛けはこれまた一昨年から使い始めた、ハリス3cmの枝ス式二本針仕掛け。


その前までは十字天秤を使ってたんだけど、多摩川のテナガエビ釣りでは小さなゴロタ石の隙間を狙うことが多いから今回の仕掛けにジョブチェンジしました。

コレにしたら釣果が一気にアップした



エサはアカムシ。


この時期はまだテナガエビも小さいから、アカムシの方がハリ掛かりが良い。


もっとハイシーズンになってテナガエビが大きくなったら、サシ(ウジ虫)の方が喰いが良いと思います。

容量小さめの赤虫。退路を絶った割には思いっきりが悪い


思ったよりも数は入ってた


エビ入れのバケツも準備。緑の物体はエビが喧嘩しないように入れてる


ご丁寧にソーラーエアポンプも持ってきた。透明ケースは自作品


そしてこの釣り場で忘れていけないのが耳栓。


なにせ頭上には鉄道の鉄橋が3本もあり、ひっきりなしに電車が通過する。


うるさいを通り越して身体にその音振動がアタックしてくる。

耳栓を忘れると釣りに集中できん!



年々進行が進む老眼には厳しいアカムシのエサ付け。


「アカムシってこんなに小さかったっけ?」と憤りながら、やっとエサ付けが終わり、いよいよ2021年テナガエビ釣りスタート!


っと意気込みたいんだけど、実は現在は厳しい状況でして…


今現在は満潮の潮止まりに入った時間帯で、狙いの岩が微かに見える程度。


おまけに強風は吹いてるし、お世辞にもテナガエビ釣りに適した状況とは言い難い。


それでもここは実績ポイントなので絶対に釣れるはず!っと期待を込めての第一投。


スルスルと仕掛けは落ちてゆくが、やはり潮が高く流されて狙いからズレているようだ。


もう面倒臭いのでそのままにしておく。


と竿を置こうと思ったら、竿立てを忘れてたので慌てて装着。

竿立てと言うかただの洗濯バサミだけどね


ヨシ!これであとは待つのみなんだけど風が強くて水面が波打ってるもんだから、水中のウキがよく見えない。


これではアタってるかどうかが分からんではないか!?


まぁ、適当な時間で聞いてみればいいや!と開き直る。


んで、テキトーに聞いてみるとビクンビクン!と早くも反応があるではないですか!?


「お〜!早速釣れてんじゃん!!」とテンションが上がるが、「ん?テナガエビってこんな引きだっけ?」と違和感が…


上がってきたのはやっぱり奴だった。

何時でも何処でも何度でもやってくる奴。それはダボハゼ


まぁ、しょうがないかっと次に期待を寄せる。


いちおう朝マズメで釣れる時間帯ではあるし、現に何かしらの反応は来るんだけど上がってくるのはダボハゼばかり。


それでも「ダボがいるということはテナガエビもいるはずだから、次こそはテナガエビが!」っと期待はしていた。


しかし釣り開始から一時間後も状況は変わらず。


エビの姿かたちもない。


満潮時間帯なもんだから潮位などの状況もほぼ変わらないので、外的な変化からの期待は薄い。


チョロチョロと手当たり次第に周辺のポイントを探ってるんだけ、どこもかしこもエビの反応はない。


時おり小エビであろう振動が伝わってくるが、小さいがゆえにハリに掛からずただ突いてるだけのようだ。


釣行開始から二時間後には期待は雨乞いのような祈りに変わっていた。



そして、オッサンの敬虔な祈りは静かに伝わったのかもしれない。


あるポイントに落とした途端、すぐにウキが岩下に引き込まれた。


コレは来たかも!


慌てずじっくりと30秒喰わせてから静かに聞いてみると、今までにない強く重い引きが来る。


ビクン!ビクン!


慎重にやり取りしながら岩下から引きずり出して上がってきたのは、ダボハゼのダブルだった。

いらんわ〜!


やはり祈りは伝わるはずもなく、伝わる必要すらもなかった。



ついに心が折れ、あきらめて納竿。


せめてテナガエビの姿が見れればと思ったんだけど、残念でしたね〜


あと50cmくらい潮が低くなるまで頑張ればたぶん釣れるんだろうけど、そうなるとお昼まで粘らなきゃならないから無理っしょ!


悔しいな〜、久しぶりに釣りでボウズ喰らったよ!


この悔しさをバネに、次こそはテナガエビの姿を見たいと思います。




帰りに一昨年に通った一級ポイントに寄ってみました。


実はこのポイントは護岸工事の影響で無くなってしまったのです。


このポイントはちょうど河川流路カーブの水衝部にあたる場所で、増水すれば堤防が崩れやすい場所。


御存知の通り、昨今の台風は温暖化の影響もあって大型化凶暴化しており、本土直撃も多いので恐ろしい。


台風の度に河川の氾濫が当たり前のようになっていて、行政側も重い腰を上げざるを得ない。


このポイントも見逃す訳にもいかず、行政の魔の手が降されたのである。


まぁ、人の命とテナガエビ釣りどっち?と言われれば、言わずもがなで比べるべくもないんだけど、またひとつ良釣り場が消えてしまいました。

ガッチリ護岸で固められた元テナガエビ釣り場


ちなみに工事中も覗きに来たんだけど、このテトラポットって現場でひとつひとつ作ってるのね。


どこかから運んでくるんじゃないんだ。


まぁ、ボリュームによって違うんだろうけど、ひとつひとつ型枠にコンクリを流し込んで河川敷で作ってたよ。

ひとつひとつ現場製作なんだ、コレって!


うまくすればこのテトラ帯が新たなテナガエビスポットになることを期待しますが、それは来年以降のお話ということで。




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