2021年ラストテナガエビ釣りは終わりよければ全ていいんヂャね?

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2021年多摩川ラストテナガエビ釣りは釣れて良かったぞぃ

2021年5月30日
2021年七回目の多摩川テナガエビ釣りに行ってきました。


ポイント:多摩川緑地の対岸(川崎側)
天気:曇りのち晴れ
釣行時間:7時30分(潮位175cmほぼ満潮)〜10時30分(潮位90cm下げ5分)中潮
釣果:18匹(8cm〜18.5cm うちメス5匹リリース)


竿:2.1m(合体竿)&2.1m(シモツケ「清滝」) 
道糸:フロロカーボン1.5号 ハリス:ナイロン0.3号
ハリ:タナゴ-極小新半月 ウキ:玉ウキ-ジンタン7号 
オモリ:ガン球-Bとか2Bとか エサ:ミミズ
仕掛け:ハリス5cmの枝ス式一本針のち二本針




2021年多摩川のテナガエビ釣りもいよいよ最後となりました。


って言っても、通常はテナガエビ釣りといえばこれからが本番を迎える時期ですが、オッサンは書き入れ時を待たずして終了である。


なぜならハゼ釣りが始まるから。


オッサンにとってのテナガエビ釣りは、ハゼ釣り時期までのつなぎという位置づけ。


寒い冬が終わり、暖かい春が訪れる。


草木は新緑でいっぱいになり、オッサンも春の訪れとともに身体がウズウズしてるんだけど、ハゼを釣るにはまだ早すぎる。


そんな憤りと燻りを慰める意味で始めたテナガエビ釣り。


最初は「どうせ暇つぶしだし適当に釣れればいいや!」程度のノリだったんだけど、やってみたらけっこう奥が深くヤバい沼にハマリ込んでしまった。


何事も知れば知るほど奥にはさらにその奥があり、その深淵の底は決して見ることの出来ない底無し沼である。


市販のテナガエビ釣り仕掛けから始まり、両天秤を自作し始め、現在はテナガエビ釣り名人直伝の二本針仕掛けに至る。


餌もハゼ釣りで使わずに捨ててしまうホタテの耳からサシ(ウジ虫)、アカムシ、終いにはタダという理由で近所の公園からミミズを掘り出す始末。


今改めて思い返すと、一番行ってるハゼ釣りよりもかなりのtrial and errorを繰り返しているが、未だにオッサンの形には至っていない。


あらゆる事態に対応できるオッサンの”型”が見つからないのである。


その根本的要因は、テナガエビ釣りってポイント選択の比重がマンモス高いということに尽きる。


テナガエビが居付いているポイントを見つければ釣れるし、見つからなければアウト!というのが、テナガエビ釣り歴6年にしてやっと理解したオッサン。


テナガエビ釣りの本質は、現在の潮位と釣り糸を垂れるポイントのマッチングであり、それを間違わなければ自動的に釣れるし、ズレればボウズを喰らうという小豆相場的なタイトロープ。


まぁ、そんな大げさなもんでもないしそんな単純な事でもないんだけど、コレを間違うと釣りにならないのは言うまでもない。


コレを踏まえつつ、仕掛けがとか餌がとかエビが居そうな場所は、という話が出来るのであって、大前提が狂っていれば物事は上手くいかんのは自明の理。


多くの人が苦労するのは「この潮位ならこのポイント」という情報が不足しているからだと思います。


釣り雑誌やネットで釣れる!と紹介されてるポイントに行ったけど全然釣れなかった!


誰しもが経験する釣りあるあるである。


せっかく準備万端で出掛けたのにガセネタを掴まされた嫌な気分で帰宅。


もう二度と行くもんか!と誓うあなた。


しかし本当にガセですかね?


いつでも好きな時に出掛けていつでも釣れるなんて、そんな虫の良い話はどこにもありません。


ましてや生きもの相手の釣りではなおさらです。


上手い釣り人は釣れる状況とポイントを熟知していて、その時その状況を判断して釣り糸を垂れている。


膨大な経験と知識を自らの体験により蓄積し続けているのである。


もちろんその陰には数々の失敗があり、それでもめげずにぶつかってゆくその男気。



人は心掛けていても机上の論理に陥りがちである。


聞きかじりの話とか、想像とアドリブで構築した話に説得力をもたそうと小細工する。


自分の眼で足で確かめることなく、ただ憶測と知ったかぶりで声を荒げる。


一番カッコ悪い人間の姿である。


一番カッコ良いのは自分の身体で確認した、自分だけが知っている事にたどり着いた人なのだ。


どんな事でもいい、たどり着いた事。


それが偉業である。




この潮位ならこのポイントが釣れるハズ…


偉業を成し遂げた人間だけに許された至福の釣果。



まぁ暇な奴だと言われれば否定できないし、もっと有意義な過ごし方も出来ないもんか?とも思うが、どうせ釣りをするなら釣れないよりは釣れたほうが楽しいじゃん!

まずはボウズのがれでひと安心

まぁ、ありますよ!


こんな難しい事考えなくても釣れやすいポイントはね。


でもそんなところには常連がいつも陣取ってるわけで…


彼奴らはオッサンよりももっと暇だから動き出しも早くて、下手すりゃ〜日が昇る前から活動開始してるもんだから先行するなんて出来るはずもない。


っという訳で、本日もここ数回通ってるポイントへとやってくる。


まぁ、このポイントはテトラポット帯なのでモウロクした高齢者は危なくて近寄りもしないエリア。


ちなみに先週は同じポイントで痛恨のボウズを喰らっらのだが、本日はリベンジしちゃる!


本当はもうハゼ釣りしようかな〜って思ってたんだけど、先週のボウズが悔しくてこのままでは気持ちよくハゼ釣りに行けん!っと思ったもんで。




先週の敗因はやはり潮位。


すご〜く低くて、テナガエビポイントが水からすっかり露出してしまい釣りにならず。


薄々は覚悟してたんだけどもしかしたら新たな爆釣ポイントを発見できるかもしんまい!という釣り人特有のお花畑思考であえなく玉砕。


しか〜し今週は違うぞ〜!


先週とは全く違う潮位だし、引き潮だから状況は良いハズ。


ちなみにオッサンの経験上、テナガエビ釣りは引き潮の方が釣れると思っている。


エビ釣りをしてると見えるんだけど、上げ潮の時はテナガエビはワラワラゆっくり上がってくるけど、引き潮の時は水がけっこう低くなってもエビが残っていて、これ以上は!という水位になるとピュ〜!って一気に深場に消えてゆく。


テナガエビ釣りの適切水深は20〜30cm程度だと思うから、引き潮時の方がエビが多くいると思ってます。




今日はラストテナガエビ釣りだから気合を入れて早起きだ!と前日までは気合が入っていたが、朝、目が覚めると予定では釣り場にいる時間だった。


すっかり寝過ごしたオッサン。


愛車を漕ぎ始めるが、どうせ誰もいない釣り場なのでオッサン目当てのポイントが取られることはないだろう。


これが激戦ポイントだったら既に勝負あり!だろうが、お気楽で良いね〜



チンタラと愛車を漕ぐこと30分で現場に到着するが、案の定、誰も居なかった。


現場をチェックするが、思ったよりも潮位が高いぞ!


もちろん事前に潮汐の確認はしているが、潮汐表はあくまで計算上のお話なので実際とは少々ズレている場合も多い。

思ったよりも潮位が高いぞ!


しばらく釣りになりそうなポイントを探すがちょっと厳しいかな。


もう満潮から引き始めているので慌てることもないだろうて…


まずはブレックファースト。

ラストを記念してお赤飯おにぎり


モグモグしながら釣りの準備。


今回のエサも自宅近くの公園で確保した野良ミミズ。


本当は必勝を期してアカムシを買ってこようと思ってたんだけど、買いに行くのが面倒くさくなって気づいたら公園でミミズを掘ってました。

今年はかなりお世話になった野良ミミズ


仕掛けは一本針から始めます。


このポイントでは石組みの小さな隙間をピンポイントで攻めることが多いので、二本針だと根掛りしやすいんですよね。


大抵はエビが掛かって暴れた時に根掛りする。


しかも下の針にエビが喰っていることが多くて、上針部が根掛かりするもんだからラインブレイクすると二本の針とともにエビもゲット出来ずというトホホな事態になる。


根掛りって針が引っかかるとお思いでしょうが、実はそうでもなくて、道糸に付けているガン玉が岩の隙間に引っ掛かかるんです。


針だけならハリスが切れるだけで済みますが、ガン玉が引っ掛かると道糸ごとブレイクするから仕掛けを作り直さなければならない。


ちなみにハリ掛かりしたままのエビは、時間が経てば針を吐き出すので大丈夫なハズです。


針にはカエシが付いてるから外れないのでは?とお思いでしょうが、釣り針は人が引っ張ってるから外れないのであって、緩めればたとえカエシがあっても簡単に針から外れてしまいます。


釣りをしてると必ず経験すると思いますが、魚が掛かってやり取りしている時に逃げられる事もありますよね。


アレは魚が針を外す方法を知ってるからなんです。


人が引っ張ってても外れるんだから、ラインブレイクして緩んだ針を外すなんて朝飯前ですよ。

今日は一本針で手返し良くな作戦



正直、潮位が高すぎて狙うべきポイントがよく分からん。


底が見えればナイスな石組みの隙間をピンポイントなんだけど、それが全然見えないではないか!?


まぁ、時間が経てば潮位が下がるからいずれは何とかなるとして、とりあえずはテトラポットの形をイメージしてごきげんなエグレ部に落とすしかない。


スルスルと落としてみるが水深が50cmくらいあってとても釣れそうにないぞ!


でも、少しは釣れるのではと期待してはいたんだけど…




ところが何の音沙汰もなくこのまま40分ほど経過。


マズイ…今週もボウズの気配がヒタヒタとやってくる。


まさか!二週連続でのボウズは勘弁してくれ!薄曇りの空を見上げながら雨乞いのような祈りを捧げるオッサン。


釣り場に重い空気が立ち込める。




釣れなくともエサをマメに交換し、水位が20cmほど低くなったあるポイントである時エサが無くなっていた。


アカムシエサでは体液が流れ出して自動的に針から外れる事はあるんだけど、ミミズエサでそんな事態になることはない。


っということは、何かしらがエサを奪ったということだ。


ここがチャ〜ンス!オッサンの目がキラリと光る。


すかさずエサを付けて同じポイントに落とす。


するとすぐにウキがス〜っと動いた!


慌てずに喰わせる。


アカムシエサなら20〜30秒くらいで上げてもいいが、ミミズエサは太くて大きいので1分ほど我慢してからゆっくりと竿を聞いてみる。


すると、ビクンビクン!と懐かしいテナガエビの引きが来るではありませんか!?


上がってきたのは黒々としたオスのテナガエビ。


やっと釣れたよ〜!!


二週間越しのエビにホッとひと安心。

ボウズのがれでひと安心


先週は空っぽだったバケツにエビを入れ、ソーラーエアポンプを!っと思ったが、けっこう厚い雲が空を覆ってたのでおひさまパワーが弱くて動かなかった。

普通の曇りだと動かないんだよね〜

終わりよければ全ていいんぢゃね!?

ボウズのがれで心に余裕が生まれたオッサン。


これからが勝負である。


水が引いてきたので薄っすらと水底の石組みが見え始めてきた。


釣りの定石、釣れたポイントをしつこく攻めろ!で同じポイントに落とすとすぐに次も上がってくる。

さっきよりも大きくて太い


二本の竿を同じスポットに集中して一気に勝負を掛ける。


チョロチョロと釣れ始め、本日の最大サイズも上がってきた。

ビッグアームと呼べないが18.5cm


ミミズエサだから上がってくるテナガエビのサイズは良型ばかりで、10数cm以上ばかりになる。


アカムシだと5cmくらいでも拾うんだけど、ミミズエサだとそれくらいのサイズはつまんでくるだけで針には掛からない。


当然、数は伸びないからこれをヨシとするかどうかは人それぞれだ。


オッサンは釣るのを楽しみたいからこれでも良いんだけど、持って帰って食べる場合は7〜8cmくらいで透き通ってる方が美味しそうだな。


今釣れてくるのは大きくて黒いのばかりだから、食べるには少々考えさせられるな。



ちょうど良い塩梅に潮が引いてテナガエビが居付きそうな石組みがよく見えるようになってきた。


ここからが本番である。


前々回来た時に感触の良かったスポットを重点的に攻めると良い感じに上がってくる。



ちょうど雲がとれておひさまが出てきたくらいで様子が変わってきた。


メスエビが上がり始めたのである。


釣り仲間が今年はサイズが小さくても抱卵してるメスエビが多いって言ってたんだけど、まさにその通りだ。

たっぷりと卵を抱えたメスエビ


仲間曰く「今年はエビの絶対数が少ないみたいだから、個体数を増やすべく、メスが早くから卵を抱えてるんじゃまいか?」と言っていた。


確かにそれもあるかも知れないな…


生きものの本能は生殖活動で、次の世代に種を継続させる事が主な任務となる。


個体数が減るとなると一大事なので、今年は頑張っているのかも知れない。


っという訳で、メスエビが果敢にエサに喰い付いてき始めた。

このサイズがミミズエサで釣れたのは初めてだ


メスが釣れると丁寧に針から外して即リリース!


別に持って帰らないから良いんだけど、バケツに入れないからちょっと残念。



おひさまが強くなってきてエサのミミズが干からび始めた。


まぁ干からびても水に付ければエサとして使えるから気にしない。


これもミミズエサの良いところで、アカムシだったらこんな使い方は出来ないだろう。

乾燥してもリサイクル可能


ちょっとアタリが遠のいたタイミングで作戦変更。


二本針にしてダブルのエサでエビに強力アピール作戦。


当然、根掛りリスクもダブルだが、今日でテナガエビ釣りも終了なのでエビアイテムを余らせてもしょうがない。


ハイリスク・ハイリターンで攻めるとまた釣れ始めたんだけど、どうにもメスエビが突っかかってくる。



すっかり夏空で暑くなり、ミミズエサも乾燥が激しくなり、そろそろ終わりにしようかなと思うないなや(=as soon as)、「何匹釣れたんですか?」との声で振り返った。


見ると、小学生低学年くらいの男の子がテトラポットをおっかなびっくりな感じで移動して来た。


その動作もさることながら見た目も理系男子で、アウトドアのこんな危険地帯が似合わない風貌。


「15匹くらいかな…」とオッサン。


ビックリする理系男子。


「ソコにいるから見てもいいよ!」


エビを見せると男子は掴みたいんだけど怖くて出来ない感じ。


「ハサミは小さいけど挟まれると痛いよ〜!」と優しく脅すオッサン。


ますます気が引ける男子。


「もし良かったらあげるよ!オッチャン持って帰らないから!」


「本当!?」と目を輝かせる男子。


男子がエビを嬉しそうに持って行くのを見送りながらちょっと悲しくなった。


別にエビがどうのこうのではなく、さも自然にオッサン呼ばわりする自分に。


ちょっと前まではオッサン呼ばわりには少なからず抵抗があったハズだ。


しかし、今回は何の抵抗も躊躇もなく自然に言葉が出ていた。


男子の後ろ姿を見送りながら、そんな自分に驚きと軽い失望を抱いたオッサンなのでした。




今日はラストだったので頑張って3時間の長丁場。


良型揃いの18匹で2021年テナガエビは終了となりました。

良型揃いだ。メスエビはリリースしたので中には13匹



何度も言うように、テナガエビ釣りはその状況でのポイント選びが大前提。


更にその次は、そのポイント内で潮位によって刻々と変化するエビの居場所を的確に見つけなければならない。


同じ場所で釣れ続けるほど甘くないのである。


ホンの5〜10cm潮位が変化するだけで、エビが釣れたり釣れなかったりするので常に次の狙いを見つけていなければならない。



こんなミニマムなスポットでのテナガエビ釣りで、全世界でオッサンだけが知り得るインテリジェンス。


こんな偉業があってもいいだろう。

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