2025年夏シーズン6回目の東京ハゼ釣りは多摩川羽田遠征

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2025年夏シーズン6回目の東京ハゼ釣りは今シーズン初の多摩川遠征

2025年7月13日。

2025年夏シーズン6回目のハゼ釣りに行ってきました。


釣り場:多摩川【羽田付近】

天気:くもりのち晴れ

釣行時間:5時30分くらい(潮位:190cmほぼ満潮)〜9時00分くらい(潮位:134cm下げ4分)中潮

釣果:マハゼ150匹くらい(7cm〜11cm)


竿:2.0m(そよ風)一時4.5m(ゼロサム初梅)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:ナスオモリ0.5号とか自作Fe(鉄)オモリ(1号相当の重さ)とか

エサ:ボイルベビーホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け



ここ数日、東京は涼しい日が続いた。


一昨昨日の夜に派手な雷雨になり、それまで暑かった気温が一気に10℃くらい下がった。


この雷雨もゲリラ豪雨になり、関東各地に被害が発生。


停電や冠水、電車は一時運転見合わせるなどなど、各方面に影響が出ました。


怖かったのが、大量の雨水が流れ込んだことで、下水道管内の空気圧が高まる『エアーハンマー現象』によってマンホールの蓋が吹っ飛ぶどころか、その周辺道路のアスファルトごと地雷が爆発したみたいに吹き飛んだ映像。


このように、昨今の自然現象は人間の想定をはるかに超えていて、日本のみならず世界中で被害が出ている。


そんな映像を見るたびに人間のちっぽけさと自然の脅威を感じる。


自然はあらゆる生物に恩恵を与えてくれるけど、同時に、こちら側には全く太刀打ち出来ない無力感もぶつけられる。


雷雨後はすぐにまた猛暑になるのかと思ったら、そのまましばらく涼しい陽気になり、夜なんて肌寒い日もあったくらい。


この涼しい原因は『オホーツク海高気圧』らしい。


高気圧からの風が冷たいオホーツク海上で冷やされ、関東や東北地方の太平洋側に吹き付けて気温を低下させたようだ。


風の吹く高度が1000メートル以下なので風が山を越えられず、冷気が関東平野や東北地方の太平洋側に溜まったのが涼しい原因。


この涼し気な風を、地域によっては『やませ』と呼ぶらしい。


確かに、聞いたことがあるな『やませ』って。


正式名称は『北東気流』と言うらしいが、やはり『やませ』の方が趣があるよね〜


このヤマネが続くと冷夏になるらしいが、残念ながら長続きせず…


本日から再び暑くなり、酷暑地獄が戻ってくるらしい。


さらには台風5号がやってきている最中で、明日には関東最接近!


きっと、この台風が暑い湿った空気を下から運んで来るんだろうな…


すると、あっという間に地獄の酷暑が返り咲く。ハァ〜…



っというわけで、本日のハゼ釣りは、いつもの大井ふ頭中央海浜公園のハゼ釣り場ではなく、迷わず多摩川の羽田方面へ決定!


その訳は、もう7月に入ったから羽田方面のハゼのあんばいが気になったのと、本日の潮位的には羽田だし、何よりもこの陽気。


羽田のハゼ釣り場は、多摩川の最下流域なので日陰はほぼ皆無。


おまけにバリバリのコンクリート護岸なので、おひさまの照り返しと下からの熱気がムンムンと突き上げてくる、厳しいハゼ釣り環境。


しか〜し、この涼しさなら気持ちよくハゼ釣り出来るかもしんまい!っという訳であります。


こんな日は滅多にないので、明日は早めに羽田へ行ってハゼ釣りまくるぞ!


って思ってたんだけど、今朝起きたら既に釣り場に居なくちゃいけない時間だった。


この涼しさで気持ちよく爆睡できるもんで、しっかり朝寝坊。


慌てて釣り具を愛車にぶち込んで、ダッシュで出発。


気分は焦るが、オッサンちから一番遠い釣り場だから、100%の立ち漕ぎでもそこそこの時間はかかる。


オッサンお目当てのエリアが、誰か先行者にとられてやしないか気が気じゃない。



やって来たのは、東京サイドの多摩川最下流。


遠くには羽田空港が見える釣宿『えさ政』さんの前。

ここらへんでも大船宿の『えさ政』さん


オッサンは寝坊ではあるんだけど、それほど遅い時間でもなく早朝と表現してもよい時間で、既に何人かのハゼ釣り人が見える。


驚いたのが船宿の客で、まだ早い時間なのに、もうけっこうな釣り客が並んでいる。


「いくらなんでも、この人たち早過ぎないかい?」


予約してるんだろうから、船に乗りっぱくれる事はない。


つまりは、良い釣り座を確保すべくこの時間に順番待ちしてるんだろうけど、ここまでのやる気はスゴいな〜!


どうせ同じ料金払うんだから、少しでも良い釣り座でやれば、良い釣果になる可能性は高いかも知れんが…


船宿のシステムによっては、席の札取りは前日に来て取るくらいじゃないと、船の四隅の席なんて取れないことがあるからね〜


オッサンもたま〜に船釣りはするけど、ここまでは出来ないな〜


良い席を取ると人よりも釣るのがあたり前!みたいな空気があって、もし釣れなかったら「なんだコイツ!?ど下手にくせにこんな席に座るんじゃねぇ〜よ!」みたいに思われるかもしれない。


プレッシャーに弱いオッサンとしては、そんなの耐えられない…

もうけっこうな釣り人が順番取りしてる


上流側は人がほぼいない


んで、オッサンの指定席は空いてました。

空いてて良かった!


7月に突入したとは言え、まだハゼ釣り本番ではないからか、ハゼ釣り人は思ったよりも少なかった。


なんとなくなオッサンの感覚だけど、多摩川の釣り場は大井ふ頭中央海浜公園よりも二週間くらい遅れている感じ。


サイズ的にも数的にも、大井ふ頭中央海浜公園で確実に釣れ始めてから、こちらに来ないと玉砕くらう事がある。


ここ2回ばかり大井ふ頭中央海浜公園でそこそこ釣れたから、本日はこちらへ来てみたんだけど、まだ時期尚早だったかな?


っと今さら考えても始まらないので、さっさと釣りの準備をする。


なんだけど実は問題がありまして…


このエリアって後ろに待っている釣り客がわんさといるから、落ち着かないんだよね〜


これから船釣りやります!な人たちはハゼ釣りなんぞに興味はないんだろうけど、一応、みんな釣り好きだろうから、眼の前で釣りをしているとこちらを見ているのが嫌でも伝わってくる。


オッサンは緊張しないように「後ろはカボチャだ…、後ろはカボチャだ……」と心に言い聞かせて作業をする。


まずはホタテ餌の解凍から。

まだカチンコチン


水くみバケツに浸けて解凍しておく


あ、オッサンはこの釣り場では、水くみバケツに釣れたハゼを一時的に入れておきます。


ハゼを入れる本体であるズックビクは、近くの船宿とかの桟橋の単管に括り付けて沈めておいて、定期的にそのビクに移し替えています。


なので、この釣り場へはいつもバケツを持ってきています。


本日の竿は2.0m『そよ風』からスタート。

短竿で手返し良く!


この釣り場ではコンクリート護岸のヘリに座り込んで釣りしてるんだけど、ほぼ満潮の今現在は潮位が高くて、オッサンの長いあんよが水に浸るくらい。

足が長くて水につくな…


本日は涼しいくらいだったから、サンダルじゃなくて仕事用の作業靴を履いている。


なので、まだ潮位が高いうちは、あぐらをかいてやるしかないか…


まぁ、この潮位だから今日はこの釣り場に来てるんだけどサ。


見えないけど、すぐ手前にハゼは上がってきているはず、ハズ、ハズ…


そいつらを短竿で一網打尽な作戦。


この竿も竿先のリリアンは見やすい蛍光色に変更した。

とても見やすいぞ!


通常ののべ竿の場合は、このリリアンのサイズは【太】にしてください

※しかし、このリリアンに変えたらやたらと道糸が絡むのは、オッサンが下手だからかな?


仕掛けは、いつもながらの胴付き仕掛けだけど、本日はオモリを0.5号にしてみました。


というのも、仲間もこの竿を持っていて「オモリは0.5号の方が扱いやすい!」と言ってたから。


確かに、この竿は柔らかめなので1号オモリだとちょっと重く感じる事はあったな。

0.5号オモリを装着


餌を大きめにセットして準備完了。

最初は大きめに付けて様子見

カボチャと謎の老人

準備完了にて釣り開始。


さぁ、今季の羽田はどんなあんばいだ!?


仕掛けがス〜っと落ちてゆき着底。


思ったよりも水深は深くて、真正面で1.5m以上はある。


スンスン…と誘ってみるが、音沙汰なし…


角度を変えてやってみるが、な〜んもなし…


どこを探っても生命反応がない…


「あ、マズイなコレ…。釣り場の選定ミスだ。ここはまだ早かったらしい」


と思ったものの、今さら大井ふ頭中央海浜公園に行くのもやってれんので、なんとかしなくちゃならない。


ジリジリと動きながらハゼを探して、やっとアタって来た!と思ったら、ウロハゼの赤ちゃんだった。

マジかよ!?


だいたいのウロハゼって、マハゼよりも大きくてパワフルなんだけど、まさか小ウロハゼとは…


その後、どこをやっても何の反応もない。


だいたいのカボチャは見ているだけなんだけど、オッサンのひとりコントをみかねたのか、不憫に思われたのか、話かけてくるカボチャがいる。


「ハゼ釣りですか?釣れますか?」


絶望とイライラで、
「ご覧の通りだよ!話かけんじゃねぇ〜よ!このドテカボチャが!!

と答えたいが、「厳しいですね…」と大人の対応。


いかん、いかん…、くだらないイライラはますます釣れなくなるよ。


ここは冷静になって作戦変更。


取り出しましたるは4.5mの長竿。


ハゼは手前に上がってきてないけど、沖ならいるはずだ。

頼むぞ!


この長さの竿だと座って出来ないから、仁王立ちになって本気モード。


ブ〜ン!と沖に振り込んでスンスン…と誘うと、クン!とアタって来た!


「やっぱりハゼは沖にいるんじゃん!」


一発目は空振ったけど、次で仕留めた。

やっと本日の一匹目


やっとだよ〜!と思いながら、カウンターを押そうとしたんだけど、あ!カウンター忘れた!


ダメな日って、ますますダメな事が起きる。


「どうせ、今日はカウンターが必要なくらいは釣れねぇ〜よ!どうせ…」とふてくされモード。


この時点で釣り始めてから一時間が経っていた。


ここから挽回じゃ〜!っと意気込んでみたものの、連打には程遠くて、ポツリポツリと一匹ずつの拾い釣り…


どうやらハゼは群れてなくて、単独行動でウロウロしているらしい。


おまけにやたらとコイツが釣れてくる。

ダボハゼ(ドロメの小さいやつ)


「やっぱり、羽田はまだ早かったか…」


このタイミングで後ろのカボチャたちが船に乗り込み、出発してゆく。


やっと静かになったハゼ釣り場。


そして、ここから本日の本当のハゼ釣りが始まった。


騒がしくて船宿の桟橋方面はやってなかったんだけど、人がいなくなってやっと狙えるようになる。


桟橋のすぐ脇に落としてみるとすぐにアタって来た。


やっぱり、こっちにいたんだ!


ここら辺の釣り場には船着き場の桟橋がいくつもあって、その桟橋の脇がハゼのポイントになっている事が多い。


魚はなにかしらのストラクチャーの脇でよく釣れる事が多く、ハゼもまたしかり。


すぐに竿を2.0mの短竿にチェンジ。


ここから連打が始まる。


ス〜っと落として着底後、2回ほど誘ってステイするとすぐにアタって来る。


まだ喰いが浅いからか、空振りもそこそこあるんだけど、アタリがあればこちらもやる気になる。

サイズはともかく…


どこでもアタる訳じゃなくて、アタリの場所は限られているけど、ある程度の範囲でなら反応はある。


けれど、やはり狙いを寸分違わずピンポイントでやれば着底すぐにアタるし、場合によっては、着底前に既にハゼが餌をくわえている事もあった。


ここからカウンターにターボがかかる!ってカウンターを忘れているから、数を数えるのが面倒くさい。


みるみるうちにバケツ内は賑やかになり、バケツのハゼを何度もビクに移し替えることになる。


満潮時間帯が過ぎ、潮が流れ始めるとサイズもアップしてきて、柔らかめの竿がグイン!グイン!しなって楽しい。

腹ぼてハゼ


オッサンが調子良くやってるもんだから、散歩している近所の老人が話しかけてくる。


「お!入れ喰いですな!腕がイイね〜」


「っせぇなジジィィィ〜話しかけんじゃねぇよ!ハゼを数えられないだろうが!この干しカボチャがぁ!」の気持ちをグッとこらえて、優しく対応。


気分は親切丁寧な介護福祉士だ。


釣りをしながら、しばらく後期高齢者と話していたんだけど、やはりというか当然というかけっこう話が長くて、その間に釣れたハゼの数を忘れてしまった。


ホラ見ろ!


やっと謎の老人が去り、釣り場に平和が戻る。


じわじわと潮位は下がり続け、竿を振り込む角度も真正面の沖方面へ向けないとアタリが遠くなってくる。


なるべく短竿で勝負したいけれど、そろそろ長竿の頃合いかな?


まだアタリはあるけど、小ハゼばかりで針掛かりも良くない。


再び4.5mの長竿にチェンジすると、またナイスサイズが釣れ出す。

このサイズなら楽しいね!


しばらくは長竿でチョロチョロと釣り上げるが、さすがに先程の喰いは望めなくて、ハゼを探しながらの単発な釣りになる。


潮位ははますます下がり、4.5mの長竿でもアタリが無くなった時点で納竿。


3時間半ほどで150匹くらいと絶望だったスタートからは挽回できたと思う。

150匹以上はいると思う


さすがに水底が露出するくらいまで潮位が引くと、もうどうしようもない。

もうここまで引くとダメだよね


おひさまは頭上から照りつけ、涼しい陽気はすっかり消えて暑くなってきた。


釣りの後、いつものように腹ごしらえの羊羹を食べるんだけど、温まってホット羊羹になっていた。

コレはコレで甘みアップで美味しい


もう釣りにならないから、ハゼ釣り人はほぼいなくなった。

さすがもう釣れんわな〜


願わくばスタートダッシュを決めたかったが、ハゼ釣りを始めるエリアの選定ミスだったからか、最初の一時間はボウズだった。


どんな釣り場でもそうだけど、釣れる釣れないエリアは必ずあって、ダメならすぐに移動しないと時間の無駄になってしまいます。


ほぼ初めての釣り場なら迷わずに即移動すると思うけど、なまじっか通い慣れた釣り場だと成功体験が邪魔をする。


「前はココで爆釣したんだから、絶対に釣れるはずなんじゃ〜!」と粘ってしまう。


自然相手では、その日その時の状況で釣れる釣れないが全く変わる。


確かに、実績ポイントって釣れる確率が高くはあるけれど、やってみてダメなら移動する勇気も必要。


しばらく他をあたってから戻ってくると、状況が好転していることもあるから、そこら辺は臨機応変に対応しましょう。



あと、オッサンはハゼ釣り時には、折りたたみ椅子を持って来ないことにしています。


ソコで釣れているうちは便利なのですが、椅子に座っていると釣れなくても移動するのが億劫になって、ソコで粘っちゃうんですよ!


なので、ハゼ釣りと椅子の相性は最悪だと思ってます。


ハゼってあちらから来てくれる魚じゃなくて、こちらから迎えにいかないと釣れないから、釣れなかったら即移動が大原則です。


釣れる人は例外なく足で稼いでます。


釣れない人に限って、ダメなスッポットで粘るんですよね〜


例えは良くないけど、オッサン的にはハゼ釣りって釣るというよりは、そこにいるハゼを回収するイメージ。


ハゼがいる場所に出向いて、散らばっているハゼを一匹一匹拾ってゆく感じかな。


なんか情緒も風情も無い表現になってしまったけれど、何も拾えない所では何も回収出来ないという事です。



このブログを書きながら、さっき気分転換にコンビニにコーヒー買いに行ったら、もう猛暑が戻ってきていた。


また酷暑が始まるのか…


勘弁してくれ〜!



次の記事>>>「2025年夏シーズン7回目の東京ハゼ釣りは期待したほどは…」へ



ここで宣伝です!

オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。


結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…


正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったらのぞいてみて下さい。


販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。


オッサン公式?ハゼスケールはコチラからどうぞ!


売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。


なるべく頑張って製作します。

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