2025年夏シーズン3回目の東京ハゼ釣りは強風の最中

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2025年夏シーズン3回目の東京ハゼ釣りはアタリが分からん!

2025年6月22日。

2025年夏シーズン3回目のハゼ釣りに行ってきました。


釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】

天気:晴れだけど強風!

釣行時間:5時00分くらい(潮位:118cm下げ5分)〜9時00分くらい(潮位:31cm干潮)中潮

釣果:マハゼ68匹(6cm〜11cm)


竿:2.0m(そよ風)のち3.5m(清流X)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:拾ったオモリのち自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ボイルベビーホタテのちアオイソメ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け



しかし暑い!特に今週は暑かった!


関東は梅雨に入っているはずなのに梅雨前線が消えてしまい、雨が降らないどころか真夏日連発!


しかしこんな真夏日でも、わが家の日中はエアコンを稼働させない(扇風機は可)という命の危険を顧みない掟がある。


真夏になると高齢者が熱中症で亡くなったというニュースをよく聞くが、自宅にいると「こうやって死ぬんだろうな…」と実感する。


「◯ぬよ!マジで!!」の域まで達すると、近所のスーパーやドラッグストアに避難し、クールダウンするのがオッサンの自衛策だ。


別に何も買わないし、しょっちゅう行っているもんだから新鮮味がなくて、さすがに飽きる。


なので、先日は図書館に避難した。


館内の閲覧コーナーの椅子に陣取り、ぶ厚い哲学書や詩集を読みふける…という事は微塵もなくて、雑誌コーナーをプラプラする。


手に取るのは、な〜んも考えなくて良い料理やパソコン雑誌、そしてやはり釣り雑誌。


この手の釣り雑誌って、眺めていても「ふ〜ん…」って思うだけで、ほぼ自分の釣りの参考にはならないといつも思う。


せいぜい、どこそこでこの釣りモノが始まりました〜!程度の情報。


そこに掲載されている仕掛けや釣り方なんて、一般的で誰もが知っているシロモノ。


せいぜい初心者〜中級者にもならない人が参考にするくらいで、それ以上のレベルは全く参考にならない。


中級〜上級者になるとクセの強い仕掛けや釣り方になってくるので、確かに万人受けはしないわな〜


情報を売る側としては、それじゃ〜商売にならないか…



そんな釣り雑誌のあるコラムが目に留まる。


巻末の方に文字が羅列されているだけで、恐らくは、この雑誌を手に取ったほとんどの人は飛ばしていると思う。


テーマは『釣りと心の健康』


釣りがメンタルヘルスに寄与し、釣りがレジャーやレクリエーションとして再評価されつつある昨今、釣りの社会的地位の向上や意義、価値を広く世間に知らせようではないか!といった内容。


釣りなんてそこまでのものでもないし、そんなに気張らんでも…と思うが、どうやら本稿の筆者は日本の釣り文化が軽視されていることに憤っているらしい。


釣りとメンタルヘルスの良好な関係性を裏付ける研究の例として、英国のおりこうそうな大学の調査結果を挙げている。


それによると、釣行頻度が高い人ほどうつ病・統合失調症・自殺願望・自傷行為の受診の可能性が低いことや、良好な精神状態を示すテストのスコアが高いこと。


このような統計学的な解析により、釣りの頻度と精神状態の良好さに相関関係が示されたらしい。


あと、緑豊かな屋外活動がホルモン濃度・血圧・心拍数などが良好に緩和され、釣りがストレスの緩和に有効らしいとも。


オッサンが思うに、そもそもがうつ病とか自殺を考えている人が釣り糸を垂れるか?という疑問が湧くし、釣りがストレスの緩和にひと役買っているというのも同意しかねる。


筆者は文中で『私たち釣り人は、釣りがメンタルヘルスに良い影響を与えることを経験からも実感している』と言い切っている。


ハァ?マジか?この人…


オッサンなんて釣りの度にストレス満タンだよ!


思い通りに釣れたことや、満足した事なんて一度もないぞ!


そして『釣りを経験することで自己肯定感を育てられる』とも。


オッサン的には自己肯定なんてトンデモなくて、「チッ!今日もダメだったよ、俺…」と自己否定ばかりさ!


まぁ、オッサンみたいなネガティブな内容の記事なんて、誰も読みたくないだろうし、編集長からダメ出しを食らうし、そもそもが売れないだろうから、キレイ事を書くしかないんだろうて。


人によって捉え方や感じ方は違うし、実はオッサンのこの行為は、文章や話の一部だけを切り取って、実際とは全く違う内容に操作する【ストローマン論法】にあたるかもしれない。



筆者の主張には同意できる内容も多々あった。


釣りという行為がレジャーやレクリエーションの枠を超え、いち個人のメンタルヘルスの向上のみならず、釣り場や水資源、水辺環境の保全といったパブリックヘルスにまで波及する。


このような釣りの効能が公的な価値を見いだすとともに、釣りには社会に寄与・貢献する力がある!という理念は見習いたいものだ。


っと言う大げさなものでもないが…

思ったよりも状況は芳しくないらしい

先週は野暮用により、ハゼ釣りは欠席だった。


なので、今週はハゼ釣りに行けなかった禁断症状と、クソ暑い真夏日の連続でイライラMAXで過ごした。


やっと本日のハゼ釣行日を迎え、いつもよりもちょっぴり早く自宅を出発。


「今週はず〜っと暑かったから、ハゼもさぞ成長して大きくなり、絶対に活性が良いはずだから爆釣間違いなし!」とウキウキしながら、愛車は立ち漕ぎで現場へ急ぐ。


移動しながら「ハテ?今日はどのポイントから始めようかな?」と考えていた。


シーズンイン当初はほぼ【夕やけなぎさ】でしか釣りにならないんだけど、もうこの時期なら【はぜつき磯】や【しおじ磯】でも問題なく釣れるだろうて。


いつもなら、昨日の土曜日にハゼ釣りした仲間から情報をゲットするんだけど、たまには他人の情報よりも自分の勘を信じてみようと思ったので、一切の情報を入れなかった。


他人の情報ばかりをアテにしていると、他力本願な釣りになってしまうからね〜



いつもの橋から釣り場が見えてくるが、今見えている【はぜつき磯】には誰も釣り人がいなかった。

誰も見当たりませんが…


あれ?まさか誰もいないとは思わなんだ…


「こちらではまだ釣れないのかな?」と思いながら公園内の園路を移動していると、反対側からH2氏がやって来た。


H2氏は今季から仕事をリタイヤしたんだけど、やることがないから暇すぎて、毎日のようにハゼ釣りをしているらしい。


サツを交わし、しばらく話し込む。


どうやら、他の常連たちはやはり【夕やけなぎさ】にいるようだ。


今週のハゼ釣りのあんばいはというと、「どの釣り場もパッとしない…」らしい。


「しばらくは赤潮で釣れなくて、昨日にやっと水質が澄んだけど、昨日もイマイチ…」とのこと。


やっぱり赤潮だったんだ!


いきなり真夏日が続き、雨も降らなかったから赤潮を心配していました。


今日、橋の上から京浜運河を眺めたら、赤潮じゃなかったからホッとしていたんだけど、まだ赤潮の影響は残っているようですね〜


H2氏は【はぜつき磯】から釣り始めるようだったので、オッサンは【夕やけなぎさ】の様子を見に行くことにする。


【夕やけなぎさ】にはいつもの常連たちがズラリと並んでいた。

みんなこっちにいたんだ!


しばらく眺めるが、イマイチ竿が上がらないし、上がってもハゼが小さい。


う〜ん、思っていたほどハゼは上調子ではないらしいぞ!


【夕やけなぎさ】でやってもたかが知れているようなので、【はぜつき磯】に戻る。


誰もいないのでやってみなくちゃ分からないが、ハゼが釣れないこともないだろうて。

誰もいないからポイントは自由だ


では釣りの準備をば。


本日の竿は2.0mのそよ風から。


まだハゼが小さいからこの柔らかい竿で遊べるというのと、本日は風が強いから。

強風対策も兼ねて


昨日からず〜っと強風が吹いている。


みなさんご存知の通り、釣りの大敵は強風。


実は常連たちが【夕やけなぎさ】に並んでいたのは、この強風を避けるためだと思う。


しかし、今いる【はぜつき磯】は風の通り道で吹きさらしなもんだから、風が吹くと釣りづらいのは事実。


「釣りにくいのは確かだけど、釣りができないわけじゃないから、なんとかなるっしょ!」のノリである。


仕掛けはいつもの通りの胴突き仕掛け。


いつもと違うオモリは、釣り場で拾ったやつ。

3.5っていう表示はグラムのことかな?


餌は昨シーズンのあまりのボイルベビーホタテ。

使えるかどうかは怪しい


ハゼが小さいからといって、餌を小さく付けるとますます釣れないから、そこそこのサイズで餌付け。

コレくらいかな

強風でアタリが分からんがな

準備完了にてハゼ釣り開始。


本日から夏仕様で、短パン&サンダルスタイルで水に立ち込みます。


まずは第一投で、着底からスンスンと数cm刻みで誘うが反応なし。


二投目は着底から同じように数cm刻みではあるけど、刻み間隔を0.5秒くらいの少し遅めにやってみたが、これまた無反応。


ムムム…、ハゼはいないのかな?


と思っていたら、隣りのH2氏が「落とすとすぐに喰ってくるね!」とのたまう。


マジかよ!こっちには喰ってこないんだけど…


H2氏はアオイソメを使っているからかな?とも思うが、こっちだって餌を付けているんだからハゼがいれば喰ってくるだろう!


オッサン的には、餌の違いでハゼが喰う喰わないはないと思ってる。


よく常連などが「虫エサはよくアタるよ!」とか「やはりエビ餌だよね!」とか言っているけれど、別に餌なんてなんでもいいじゃん!と思う。


餌によって釣果に違いが出るのは事実ではあるけれど、その釣り人の仕掛けとか釣り方と餌の相性で、釣れる釣れないの違いが出るのだと思います。


ハゼなんて雑食なんだから、何でも喰うでしょ!


んで三度目の正直で、今度はもっと遅く1秒おきくらいに刻んだら喰ってきた。

本日の一匹目


今日はちょっと遅めの誘いの方が良さそうで、こういう時はハゼが集団でなくて、一匹ずつ離れて散らばっている時。


んでやっぱり次が続かない。


全く同じスポットに落としてもアタって来ないぞ。


なので、少しずつ角度を変えたり横にスライドしながらだと、どこかしらでアタってくる。

サイズダウン…


本日は基本的には単発のようで、一ヶ所で粘っても時間の無駄だから移動しながらの釣りを余儀なくされる。


ハゼサイズも8cm前後が多く、まだ小さい印象。

たまにこのクラスも上がるけど


とは言え、頻繁にアタリはあるから飽きない釣りではあるが、問題はこの強風。


予報では、これからますます風が強くなるらしい。


風対策の釣り方としては、風に向かっても全然アタリが分からないし釣りづらいので、風下方向に釣り糸を垂れるのが基本。


竿は寝かせてゆ〜くりズル引きするとアタリは取りやすいんだけど、この竿角度だとアワセてもなかなか針掛かりしないから、ここは我慢して竿を立てた方が釣れると思います。


竿先が風にあおられてアタリが分かりづらいけど、集中していれば大体のアタリは取れるハズ、ハズ、ハズ…


なんて感じでポツリポツリと釣っていたら、いつの間にか【夕やけなぎさ】組がこちらへ大移動して来ていた。


どうやらいつものO氏が「【はぜつき磯】は入れ喰いだよ!」とガセネタを吹聴したらしく、それを信じてしまったらしい。


隣りに来たMR氏に「ガセネタ信じちゃダメじゃん!」と言ったら、「だよね〜!そもそも言い出しっぺがこっちにいないんだから」とMR氏も分かっていたご様子。


どうやら【夕やけなぎさ】も潮が引き過ぎて釣りにならなくなったので、こちらへ来たとのこと。


今度は【はぜつき磯】にズラリと人が並ぶ。


オッサンはいつものように移動しやすいよう端っこに陣取って、ウロウロと小移動を続ける。


相変わらずポツリポツリ程度の釣りが続く。


まだハゼが小さいのか空振りも多くて、たま〜に良型が掛かった!と思ったらコイツだったりするから力が抜ける。

コイツかよ!


でもたまには10cm弱クラスも上がるから、ハゼも成長しつつはある。

このサイズばかりならね〜



このままではラチがあかないので作戦変更を決断。


取り出しましたるは3.5mの長竿。

長竿で勝負じゃ!


この竿はけっこう秀逸で、軽くて持ちやすく、そこそこに張りもあるから釣りやすい。


オッサンが大げさに宣伝したら、仲間の多くが所有するようになったんだけど、良い竿だよマジで!


竿は良いとしても、この強風のさなか3.5mの長竿でハゼ釣りをするのも考えもので、普通はやろうとも思わないのが人情であり常識でもある。


しか〜し!ずっと同じ事をやっていても現状打破はできないのであります!


常識を打ち破ってこそ、次のステージに飛躍する第一歩であります!


つまりは、もう飽きたのであります!


っていうか、本日はアタるんだか、アタらないんだかハッキリしなくて、もっと沖なら違うんじゃね?と思ったから。


っというわけで、掟破りの強風時の長竿登場。


問題は、この長竿で今使っているホタテ餌だと、釣りにならないカモしんまいということ。


新鮮なホタテならともかく、昨シーズンの余り物だし、前回の使い古しで冷凍解凍を繰り返しているものだから、パサパサで粘りがなくて、針からスルリと抜け落ちると思う。


短竿ならともかく、長竿だと確実に抜けそう。


と思っていたら、地獄に仏でミラクルなタイミングでH2氏が「イソメの方がアタるよ!」とイソメを分けてくれた。


なんて良い人だ!あなたは!


珠玉のイソメ餌をゲットしたオッサン。


これで鬼に金棒とばかりに、ブ〜ン!と沖に振り込むと着底と同時にアタって来た!


空振りしたけど、次で仕留めた。

お〜!いるじゃん!


やっぱり沖じゃん!しかもナイスサイズ!


ず〜っとくすぶっていたけど、ほぼ一投ごとにアタって来るから、やる気を挽回。


とは言え、この強風である。


短竿でさえ釣りづらいのに、長竿という愚挙に出ているものだから、どんなに釣りがやり辛いかは想像に難くないと思います。


強風で、竿先から3ブランクあたりまでがグニャ〜!っと立体的に四次元にひねられる。


とは言え、アタリが全く取れないかと言うとそうでもない。


慣れてくると、四次元の竿先でもハゼのアタリが見える。


しかも風は強弱を繰り返すから、弱風のタイミングでアタって来れば全く問題なくアタリが取れる。


でも強風の時はな〜んも分からんけど…


本日の傾向は、着底や誘ってから4〜5秒ステイしているとアタって来たから、このタイミングで強風が来ると困る。


確認のために竿を上げると、やはり餌が無くなっていることがよくあった。


周りの常連からはアホの所業で白い目で見られるが、釣りは釣れたもん勝ちだ。


唯一、Y氏がマネして長竿にチャレンジしたが、ほぼアタリが取れなくて釣れなかったらしい。


そりゃ〜そうだよ!


オッサンだって、この域になるまでどれだけ試行錯誤してきたか…


簡単に結果を出された日にゃ〜、オッサンの立つ瀬がないじゃん!

本日の最大サイズも長竿にて


風はますます強くなるし、根掛かりで仕掛けをロストしまくり、持ってきた仕掛けがなくなったので納竿。


4時間で68匹とイマイチな釣果でした。

コレだけか…


釣りをする前は、今日は1束行くと思ったんだけどな〜


まぁ、この強風じゃしょうがないか…


水もず〜っと濁っていたし。

強風と濁りと


オッサンの中では、条件の悪い時はとにかく長竿が合言葉。


悪い時は、沖狙いならなんとかなることも多いと思います。


そもそもが長竿釣りの方が面白いので、個人の好みの問題かな。


あと、こんな日は切れない心と集中力が全て。


釣りって、やる気がなくなると途端に釣れなくなるから、厳しい時ほど釣りに集中し続ける事が大事だと思います。


別に強靭な精神力を身につけるとかじゃなくて、今やっていることに集中し、作業をし続けるという感じで良いと思います。



おかげさまで、本日もストレスフルな釣りになりました。


釣りとメンタルヘルスの良好な関係なんて、一体いつになったら実感するのやら…



次の記事>>>「2025年夏シーズン4回目の東京ハゼ釣りはやっと初日」へ



ここで宣伝です!

オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。


結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…


正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったらのぞいてみて下さい。


販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。


オッサン公式?ハゼスケールはコチラからどうぞ!


売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。


なるべく頑張って製作します。

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