2025年9月21日。
釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:曇りのち晴れ
釣行時間:5時30分くらい(潮位:200cm満潮)〜9時30分くらい(潮位:70cm下げ8分)大潮
釣果:マハゼ142匹(8cm〜14.5cm)
竿:3.5m(清流X)のち4.5m(ゼロサム初梅)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ(1号相当の重さ)
エサ:ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
2025年の夏も地獄のような暑さだった。
その原因は、地球温暖化とか、ヒートアイランド現象とか、エルニーニョだとか二重高気圧だとか…っと、いろんな原因が絡み合っての結果らしい。
このような”異常”気象は、日本だけでなく世界中で発生している。
高温はもとより、干ばつやら洪水やら…
オッサン思うに、人間が原因を作っているのも無きにしもあらずだけど、しょせん人間なんて地球側からすればゴミ虫みたいな存在だと思う。
地表の一部分でうごめいている、吹けば飛ぶ程度のちっぽけな存在。
そんな程度の存在が何をしようと、地球にとっては痛くも痒くもないんだと思う。
地球の気候は温暖化と寒冷化を繰り返していて、6500万年前の哺乳類時代の初期は、現在よりも10度ほど気温が高かったらしい。
過去100万年の間にも、数万年の氷期と間氷期が繰り返され、現在は約2万年前からだんだん暖かくなっている途中の時期らしい。
現在は長い地球の歴史全体みると特に暖かいというわけでもなく、どちらかというと涼しい時期だそうな。
なので、異常気象だ!世界の終わりだ!なんて騒ぐのは人間の勝手な思い込みなのかな?
とは言え、地球の長い歴史全体から見ればそ〜らしいが、20世紀後半からの加速度的な温暖化は、自然起源の気候変動だけでは説明がつかず…
つまり、やはり人間が原因のようである。
まぁ、人間が原因で人間が被害を被るなら、これこそ因果応報っしょ!
よほど文明とかけ離れた生活を送っているならいざ知らず、ほとんどの人類は文明の恩恵を受けけているんだから、その報いは受けて当然の当たり前。
多少、他の生物に迷惑がかかるのは申し訳ないが、遅かれ早かれ、いずれ人間は滅びる生き物。
自然の輪からハミ出た時点で、人類の運命は既定路線でしょ!
自然をねじ曲げるくらいの高度で発達した文明を築けるのならともかく、未だに同類同士でドンパチやっているようではお先真っ暗ですな〜
でも、アマゾンの奥地とかインドネシア周辺やインド沖の島とか、世界に100以上いるとされる『未接触部族』と呼ばれる人々は生き残るんだろうね。
そんな猛暑だった夏も、やっと過ぎ去りつつある微妙なこの時期。
街なかは未だに暑かったりするが、ハゼ釣り場へ赴くと秋の気配が近づいているのがよく分かる。
釣り場を吹く風や水の温度、ハゼのサイズ、釣れ具合、そのフレグランス…
明らかに夏とは違った様相に移行しているのを実感する。
今朝も目が覚めると、外はまだ暗かった。
真夏だったら白々と明ける東雲(しののめ)な時間帯だけど、9月も後半にもなると夜が明けるのも遅くなる。
「まだ暗いから、もう30分したら起きようかな…」と思いながら二度寝を決め込むが、「今寝たら絶対に熟睡して、ハゼ釣り失敗するよね!」という気がしないでもない。
起きるべきかor寝るべきか…
毎度のことながら、布団の中でイモムシになりながら葛藤する。
結局はいつも起き上がるんだけど、スッキリした目覚めにならないんだよな〜
いそいそと準備して出発するが、まだ暗いので愛車はライトオン!
本日もここ数週間ホットなハゼ釣り場【秘密の花園3】へ向けてGo!
なんだけど、釣り仲間O氏の事前情報によれば「数も釣れなくて、サイズも小さくなった…」とのこと。
オッサンの好みだけど、入れ喰いって正直おもしろくないんだよね。
釣れるのは楽しいに違いないけど、落として何もしないでもハゼが喰ってくる!っというのは、釣り味としてはイマイチ。
まぁ、ハゼのホットスポットに寸分違わずに落とすテクニックが必要ではあるけれど、やはり「しっかり誘って喰わせたぜ!」というハゼ釣りの醍醐味は味わいたいのだ。
なので、釣りとしては入れ喰いではない方がオッサンの好みだったりする。
そして、ここしばらくは入れ喰いweekだったので、実は釣れ過ぎを心配していた。
【秘密の花園3】は冬の夜釣りに通う釣り場。
「今、こんなに釣れ続くと、夜釣り分のハゼいなくなっちゃうんじゃないの?」と懸念していた。
人間なんぞが釣るハゼの数なんてたかが知れているけど、それでも冬のお楽しみが減ってしまうのは困る。
あの極寒地獄を耐えながらのハゼ釣り。
下手すりゃ〜1束を超えるほどの釣果を叩き出すからこそやってられるのであって、チョロっとしか釣れないのではやってられんわな〜
っというわけで、今釣れなくなって来るのは歓迎するべき事態だったりする。
誰も居ない極寒地獄のハゼ釣りのお陰で、オッサンは【秘密の花園3】の傾向はほぼ網羅している。
釣りだから絶対はないけれど、『ここがダメならアソコ。アソコがダメならアッチ…』と状況に応じたスポット候補がいくつもある。
釣果的にはいくらか落ちるだろうが、O氏ごときが釣れなくとも、オッサンも同じように釣れないという事態はほぼ皆無だと思う。
現場に向かう途中の公共トイレ前にO氏のチャリが停まっていた。
「また、ババたれてるのか…」
ババたれは気にせず、オッサンは【秘密の花園3】へ急ぐ。
現場に到着するが予想よりも潮位が高かった。
多くの釣り人同様に、オッサンも一応はタイドグラフ(潮汐表)はチェックしている。
一般的なタイドグラフってあくまで計算値で、実際とはけっこうズレがあるからな〜
本日は夜釣りに備えてエリア内のいくつかの実績スポットの感触を試したかったんだけど、この潮位だとかなり限定される。
今現在は満潮の時間帯で、今日は大潮だからすぐに引くだろうて…
潮位が頃合いになるまでは適当なスポットで時間を潰すことにする。
本日の竿は3.5mの長竿から。
まぁ、【秘密の花園3】で2.1mの短竿を使うことは滅多になくて、ほとんどは3.5mか4.5mの長竿になるんだども…
現在はちょっと風が吹いているので3.5mをチョイス。
まずは3.5mから
仕掛けはいつものミャク釣り仕掛け。
いつもの
いつもこのブログを御覧頂いている方ならお気づきだと思いますが、オモリがいつも錆びていると思います。
オモリはオッサン自作のスチールオモリで、鉄なもんだから前回使った使い廻しでなくとも、保管しておくだけで勝手に錆びてくる。
サビることで水底で目立たなくなるから、コレはコレで良いと思ってます。
ずっと昔はオモリに着色したりとかやってたんだけど、遊び気分でやるのは構わないけど、色を付けたところで釣果に影響はないと思います。
色でハゼが寄ってくるのは嘘ではないけど、んじゃ〜そのハゼが餌を喰って来るのか?は別な話なので。
今現在のオッサン的には、オモリは目立たない方が良いと思ってます。
餌はこれまたいつものボイルベビーホタテ。
解凍しづらい季節になってきた
準備完了にてハゼ釣り開始。
水に立ち込むとやはり冷たい。
冷たいな〜
この水温ともなれば、水に立ち込むのもそろそろ終わりかな。
かといって、ウェーダー装備はまだ暑そうだし、長靴だと立ち込みがかなり制限されるしで、中途半端な時期だな。
とりあえず一番沖めがけて落としてみる。
着底するがアタらない。
いつもなら一投目でアタって来たんだけどな〜
スンスン…と誘ってみるが音沙汰なし…
ムムム…、O氏が言ってたように爆釣weekは本当に終了か?
角度を変えてみると、着底と同時に竿先をひったくられる。
アワセると重量感のある引きで本日の一匹目。
ナイスサイズ!
同じスポットに落とすと連打が始まる。
お次もナイスサイズ
5匹ほど10cmオーバーが続くが、その後は小ハゼが突いてくるようになったので他を探る。
んだけど、いつもならすぐに見つかるホットスポットが本日はなかなか無いな〜
「なるほどね!O氏が言ってたのはこんな感じなんだ。」
でも、爆釣だったのが通常のハゼ釣りに戻っただけで、釣れなくなったわけじゃない。
丁寧に探ればハゼが喰ってくるスポットは見つかる。
この丁寧にがキモで、どれくらい探る角度を変えるのか?とか誘いの幅とか喰わせる時間とかは、いくつもお試ししてアタって来るパターンを見つけるしかない。
一例として、オッサンは自分が立っている場所から、水平角は真正面と左右に30度、60度くらいの合計5〜6ヶ所。
誘いの仰角は、だいたい30度から始めて60〜70度くらいまでかな。
長竿を使う場合は、水平過ぎると誘いが雑になってしまい、それだと誘う意味が無くなるからね〜
誘いはとにかく丁寧に優しく。
喰い気があるハゼが近所にいれば、餌が落ちた時にはすぐ側まで寄って来ているハズ。
ここでバクッ!と喰ってくれれば苦労しないが、そう甘くはない。
目の前の餌を喰うか喰わないか迷うハゼ君。
魚にはハリもハリスも見えている。
釣り餌って自然界では滅多にお目にかかれないご馳走だけど、コイツぁ〜怪しすぎるぜ!
目の前に落ちている怪しい釣り餌の魅力。
食欲という本能との葛藤。
喰うべきか喰わざるべきか迷っていると、目の前のご馳走がチョン!と揺れた!
辛抱たまらずついにガブリ!
まぁ、オッサンの勝手な想像だけど、釣りをしながらこんなしょ〜もない事をイメージしています。
ハゼに手はないけれど、誘いとはハゼの手が届く程度の範囲で優しく動かし続けろ!という事です。
なので、ズル〜って5cmとか10cmとか大きく動かすと、迷っていたハゼに見切られますよ〜
こんな感じで釣りをしているんだけど、本日は少々アタリが遠くなっていて、ひとスポットで5〜6匹釣り上げたら少移動の繰り返し。
サイズも12cmくらいがメインで、先週までよりも1〜2cmハゼが縮んだ。
コレくらいがスタンダードサイズ
う〜ん、どうしようか…。もっと長い竿でより沖を攻めるべきか?と迷っていると、ちょうど良いタイミングで根掛かって仕掛けをロスト。
このタイミングで4.5mの竿にチェンジ。
ナイスタイミングで4.5mへ
すると、すぐにナイスサイズが上がり始める。
やっぱり沖には居るな〜
水が冷たいから、ハゼがそこはかとなく暖かく感じる。
ハゼで暖をとる
いつの間にか、釣り場には何人もの仲間が釣り糸を垂れていた。
ババたれO氏も釣り糸を垂れている。
まぁ、オッサンが宣伝しているから【秘密の花園3】を知っている人はやりたくなるよね〜
そろそろ潮位が下がってきたので、お目当てのエリアに移動する。
ここからが本日の本番。
このエリアはオッサンのお気に入りなんだけど、エリア全体の感触を確認するのが本日の目的。
と思ったんだけど、予想よりもアタリが遠いしサイズも小さい。
サイズはコレからだから別に良いんだけど、ちょうど良い潮位だけどアタるか所が少ないな…
ホットスポットを見つければ連チャンになるけど、空振りが多いかな。
んで、アタリが遠い時こそ餌サイズをしっかりと保たないと、アタリさえしない。
爆釣の時はホタテの繊維が1本でも付いていればアタって来る事が多いけど、こんな日はそうもいかない。
このサイズだとアタって来ない
このサイズだとアタる
餌付けは釣りの最重要ポイントなので、面倒くさがらずにマメにやらないとね!
ちなみに本日もゲストが来てくれた。
いつものクサフグ君
スペシャルゲストはキビレ君。
コイツはかなり暴れたな〜
何度も何度も走って、かなり慎重にやりとりした。
なにせ、荷物を置いてある基地から遠く離れてしまったので、仕掛けを切られたら戻らなくちゃならない。
なので、絶対にやられないようにした。
あまりに上がってこないから「コイツは大物だぞ〜!」って思ってたんだけど、上がってみたら25cm程度で肩透かし。
使っている4.5mの竿が柔らかいから、そう錯覚しちゃったね!テヘペロッ!
ちなみにコイツは分かりやすいキビレ。
見た目が似ている魚でクロダイ(チヌ)がいるんだけど、見分け方はヒレの色が分かりやすいが、個体によっては分かりずらかったりする。
確実に見分けるには側線から上の鱗の列の数で、
キビレ:3.5〜4.5列
クロダイ:5.5列
になってございます。
なのでコイツはキビレね
アタリが遠いとは言えけっこう釣れてて、ビクの中が賑やかになっていた。
ある時、小移動のためにビクを持ち上げたらバキッ!と音がしたと思ったら、なんとビクの投入口のプラ輪っかが完全に折れた!
まぁ既に一か所折れたんだけど、今回でトドメを刺されたということですな。
うわ〜、もうダメだろコレ
こうなるとさすがに使いづらくて、修理か交換するべきかな?
輪っかだけって売ってるのかな?見たことないな…
釣り始めは空は曇ってたけど、いつの間にか晴れて暑いくらいになってきた。
まだまだ釣れるけど、暑いしキリが無いので納竿。
4時間で142匹とほぼ4.5mの長竿でもそこそこ釣れた。
けっこう釣れてたんだ
最大サイズは14.5cm
もうひと超え欲しいな〜
本日はお気に入りエリアのチェックをしてたんだけど、感触としては悪くなかった。
なんだかんだで、実績のあるポイントは釣れやすいですね。
釣れ味も落としてすぐではなくて、丁寧にしっかり誘って喰ってくる感じでオッサン好みな釣れ方になって来ました。
あとはもっとサイズアップしてくれれば良いんだけど。
それにはもう少し時間が必要かな。
しばらく釣れなかったハゼ釣り場『大井ふ頭中央海浜公園』も釣れ始めたようなので、釣り場の選択肢が増えて迷いますね〜
オッサンはここらへんのハゼ釣り場はチャリンコ圏という恵まれた環境。
けっこう遠方から来ている人もいるから、そういう方にはお疲れ様です!としか言えないが、良い釣りになるよう頑張ってくらさい。
次の記事>>>「2025年夏シーズン21回目の東京ハゼ釣りは長靴は厳しい」へ
オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったらのぞいてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。