2025年夏シーズン4回目の東京ハゼ釣りはやっと初日

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2025年夏シーズン4回目の東京ハゼ釣りはやっと初日が出た!

2025年6月29日。

2025年夏シーズン4回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】

天気:晴れ

釣行時間:5時30分くらい(潮位:170cm上げ8分)〜9時30分くらい(潮位:140cm下げ4分)中潮

釣果:マハゼ100匹(7cm〜10cm)

 

竿:3.5m(清流X)のち4.5m(ゼロサム初梅)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ボイルベビーホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

西日本では史上最早の梅雨明けのようだけれど、東日本はまだらしい。

 

とは言うものの、「クソ暑いし雨も全く降る気配がないんだから、どう見ても梅雨は明けとるだろうが!」と思うが、気象庁としてはまだ粘るらしい。

 

こちとらとしてはジメジメと長雨が降り続くよりは、暑いとは言え、カラッと晴れた方が気持ち的にはありがたいが、雨が降らなくて水不足でも困る。

 

昨今は、台風が直撃すれば命の危険を伴う豪雨になる事も多いから、水不足だけの一点に関して言えばなんとかなるのかもしんまい。

 

オッサンがこのブログを書いている部屋は、エアコンが設置されていない。

 

オッサンの部屋ではあるんだけど、ウォークインクローゼットといえばオシャレであるが、早い話が物置部屋も兼ねている。

 

つまり、物置の片隅にオッサンのPCがあって、そこでこのブログ作業をやっているのであった。

 

ハードボイルド小説の作家が中東の隠れ家で、古参のアーティストがロンドンのカフェで作品を執筆するように、オッサンは家族の古着がうず高く積まれた物置部屋でこの作品を仕上げているのである。

 

夏は灼熱地獄、冬は極寒地獄。

 

いずれにせよ、この地獄のような環境で命を削りながらの作業。

 

このブログを読まれる方は、オッサンのこの現実を知ったからにゃ〜、正座で背筋をピンと伸ばし、襟を正して読まねばならないのは言うまでもないだろう。

 

 

んで、本日もいつものハゼ釣りである。

 

先週同様に、今週も仲間からのホットでリアルなハゼ釣り情報を遮断していた。

 

事前の情報を仕入れることなく、自分の予想を現場で直に確認する方がギャンブル的で面白いから。

 

んで、本日も釣り場が見える橋から眺めた瞬間に思った。

 

「やっぱりな〜…」

何が「やっぱり」?

 

赤潮だった。

 

釣り場である京浜運河全体が、赤っぽく濁っている完璧な赤潮状態。

 

この運河は雨が降らずに暑い日が何日続くと、赤潮になる事が多い。

 

この光景を見た時点で、本日は厳しいハゼ釣りになることを覚悟した。

 

んで、今見えている【はぜつき磯】には既に数人のハゼ釣り人が見えるんだけど、その中にMR氏がいた。

 

あろうことか、MR氏が釣り糸を垂れているスポットは『赤潮だったらアソコでやろう!』と思っていた地点。

 

「やっぱり良い所に陣取ってやがる!こんチキショー!」

 

MR氏はオッサンを見つけるや手を振ってきた。

 

オッサン的には石を投げつけたい気持ちだったが、爽やかに手を振り返して大人の対応。

 

公園内に移動し、MR氏とサツを交わしつつハゼ釣りのあんばいを伺うと、「アタリはあるんだけど、針に掛からない小ハゼが多くてストレスが貯まる」らしい。

 

ムムム…、やはりこの赤潮だと厳しいか…

 

一応、【夕やけなぎさ】の様子を見に行ってみる。

 

 

そこそこのハゼ釣り人がいるが、どう見てもこちらでは釣りにならないだろうて。

厳しいだろうな〜

 

その中にTZ氏もいて「釣れないよ!なんか臭いもあるし…

 

えッ!臭い?ニオイ系はヤバいな〜

 

実は一昨年に、ここら一帯のハゼ釣り場でハゼが大量死する事件が起きた。

 

原因は硫化水素。

 

集中豪雨により浄水場で処理しきれない大量の処理水を放出したとか…

 

はてまた、運河や都市河川の水底の汚泥が撹拌されたのが原因とか…

 

とにかく、あの時は釣り場に嫌な臭いが立ち込めていたのを思い出す。

 

そんなメモリーに白線を流しながら、ハテ?どこで釣り糸を垂れようか?作戦を練る。

 

赤潮ということは、浅場では釣りにならないから深場での釣り一択になる。

 

っということは、眼の前の【夕やけなぎさ】は問題外。

 

MR氏がいた【はぜつき磯】か【しおじ磯】の深場エリアのどちらかになるんだけど、【しおじ磯】に向けて移動開始。

 

っというのも、この状況だとアタって来るハゼを探しながら、チョロチョロ動き回る事になるハズ。

 

先程の【はぜつき磯】だと、先行のMR氏の邪魔をするかも知れなかったから。

 

 

【しおじ磯】にやって来ると、浅場エリアに二人のハゼ釣り人がいた。

二人のみの寂しいハゼ釣り場

 

オッサンは深場ゾーン目当てだから、この方にハゼのあんばいを伺っても意味がないと思ったので、お目当てのエリアに急ぐ。

 

当然ながら、オッサンが目指すエリアに釣り人はいなかった。

 

まずは釣りの準備をば。

 

本日の竿は3.5mの清流Xから始める。

まずはこの竿で様子見

 

4.5mの竿もあるけど、たいていは「ちょっち長くね?」と思うことが多いから控えめにスタート。

 

 

 

仕掛けはいつも通りの胴突き仕掛け。

 

長竿を使う場合は、ウキ釣りよりも胴付き仕掛けだよね。

長竿には胴付き仕掛け

 

餌はボイルベビーホタテ。

まだカチンコチン

 

できれば、長竿を使う場合はアオイソメを使いたいところ。

 

っというのも、ホタテ餌は針から抜ける事があるから。

 

長竿で深場狙いの場合は着水からフォール時間が長く、水の抵抗でホタテ餌が抜けやすくなる。

 

特にオッサンが持ってきているホタテ餌は昨年のもので、粘りがなくてパサパサなもんだから余計に抜けやすい。

水に漬けて解凍

 

抜けるだろうな〜

水は真っ赤っか!

準備完了にて釣り開始。

 

水に立ち込むが、水温はぬるいし、赤潮だから気持ちが悪い。

この浅さでも赤がわかる

 

期待はしてないけど、期待を込めて第一投。

 

ス〜っと落ちて着底し、スンスンと数cm刻みでゆっくり目にズル引きするが、何も反応しない。

 

角度を変えて何度かやってみるが、な〜んも無し。

 

小移動を繰り返しながら探ってみるんだけど、全く生命反応がなかった…

 

「駄目だこりゃ〜!」

 

生命が死滅した釣り場になったらしい。

 

というわけで、次の深場エリアへ移動開始。

 

の途中でH2氏と出会った。

 

H2氏は浅場エリアでやってみたらしいが、こちらも全くアタらなかったようだ。

 

だよね〜!

 

なので一緒に深場エリアに来たら、こちらではK氏が釣り糸を垂れていた。

 

「今来たばかりだけど、全然アタリがないよ!」とのこと。

 

ムムム…、このエリアが最後の砦なんですけど…

 

こちらでダメなら【はぜつき磯】のMR氏の所だけになるな…

 

ダメ元で深場でやってみるが、いつもの実績スポットも全くアタらないぞ!

 

マズイな…、と思いながら、何の気なしにちょっと横へ逸れてやってみたらアタって来た!

 

お!いたいた!突然やる気になるオッサン。

 

次で仕留めて、やっと本日の一匹目。

やっとだよ〜!

 

ここから本日の苦行の始まり。

 

基本的に、釣れたスポットを狙えば何匹かは連打になる。

 

コレはハゼ釣りの基本ではあるんだけど、本日は狙うスポットの精度がスパルタンすぎて吐きそうになるくらいにシビア。

 

釣れる時は半径20cm程度でもアタるんだけど、今日は半径5cmのピンポイントじゃないと喰ってこない。

 

2mの短竿で浅場ならこの狙いは簡単だけど、3.5mの長竿を使い、水深2m以上の深場で半径5cmを狙い続けるのがどれくらい困難かお分かりだろうか?

 

ゴルゴ13も真っ青な、超S級スナイパーとして【しおじ磯】を股にかけるオッサンのミッション・インポッシブル。

 

まぁ、常日頃から無駄に長竿を使っているオッサンだからこそ可能なこの所業。

ピンポイントできれば釣れるよ!

 

とは言え、本日はピンポイントだけで釣れるほど甘くはなくて、4〜5回くらいは誘わないと喰って来ないことも多い。

 

赤潮の影響もあるけど、本日のハゼは反応が鈍いらしく数cm動かしたら数秒ステイして喰わせる時間をとることも有効だった。

 

ポツリポツリと釣り上げるオッサンだったが、お隣りのK氏もH2氏も釣れなくて【はぜつき磯】に移動してしまった。

 

確かにK氏のポイントはアタリがなかったし、H2氏は短竿しか持ってきてないんだからそもそもが釣りにならない。

 

っという訳で、オッサンひとりぼっちになってしまったこのエリア。

 

しかし気になるのがこのニオイ。

 

この【しおじ磯】の対岸には大井競馬場が立地している。

 

競走馬の厩舎もあるもんで、時おり、競走馬のカッポレ!カッポレ!という蹄の音が聞こえてくるのは風情があるが、風の向きによっては臭いがやって来る。

 

本日の風向きはアゲインストでちょうど良い頃合い。

 

対岸から、生物から排泄された老廃物のフレグランスがプ〜〜〜ン…っと漂ってくる。

 

オッサンはピンポイント狙いでとにかく超集中しているもんだから、身体のいろんな部位が敏感になっていて、この香りも胸いっぱいに吸い込むことになる。

 

「硫化水素よりもマシだけど、コレはコレでキツイものがあるな…」

 

さすがに一ヶ所で釣れ続けることはないから、アタリが遠のいたタイミングで近所のエリアも探ってみるが、やはりアタリがあるのは釣れたこの1ヶ所しかない。

 

いろいろと動いては帰ってきての繰り返し。

 

 

飽きたので竿をチェンジ。

 

お次は、もっと長い4.5mの竿を取り出す。

さらなるインポッシブルだぜ!

 

 

当然ながら3.5mよりも困難なミッションではあるが、オッサンゴルゴもだてに釣りはしとらん!

 

ピンポイントで狙えばしっかりと釣れてくる。

ゴルゴなら釣れっぞ!

 

とは言え、やはり心配だったホタテ餌が抜ける事態が頻発。

 

絶対にアタって来るスポットに入ってるのにアタらないから確認すると、餌がなくなっている事も多かった。

 

 

しかしO氏である。

 

さっきからオッサンしかいないこのエリアに、O氏がやって来ては消えてゆく…

 

この御方、釣り場に来てるにも関わらず釣りはろくすっぽやらない。

 

そのかわり、ここらの釣りエリアを自転車で巡りまくって「誰々が何匹釣った!」だの「このままじゃ〜誰々に負けちゃうよ!」と頼みもしない情報をぶつけてきては、あおってくる。

 

ハゼ釣り場のアオラー(あおり運転の常習者)とは、このO氏のことである。

 

つい最近、O氏は命に関わる病気で無事退院したんだけど、この言動を鑑みるに、やはりICUから出すべきではなかったと思った。

 

そんなアオラーを無視しながら、淡々と釣りを続けるオッサン。

 

潮が動き始めたのと、4.5mの長竿が良かったのか、先程よりもペースアップ。

 

調子が良いと5匹くらいは着底と同時にアタって来る入れ喰いもあって、着実に数を伸ばす。

 

数だけでなくサイズもちょっぴり良くなってきた。

このサイズが入れ喰いになる

 

もちろん、コレは4.5mの長竿でも半径5cmを狙えるからでありまして、コレが出来ない場合は釣れるわけではござ〜せん!

 

前半は「今日はダメだから、釣れるだけで時間になったら帰ろう…」と思ってたんだけど、後半の追い上げペースで「お!もしかして1束いけるかな?」と思い始めた。

 

馬の臭いにクラクラしながら、80匹を超えた所で1束釣りを目指す事にしたんだけど、こういう時って途端に釣れなくなるんだよね〜

 

さっきまで入れ喰いだったのに、欲望にかられると釣れなくなる釣りあるある。

 

そんなハゼのイジメに負けることなくチョロチョロと釣り上げる。

負けないぞ〜!

 

ず〜っと日陰だったエリアに、おひさまが照らし始めた頃にやっと目標達成。

 

4時間で100匹とやっと2025年夏シーズンの初日になりました。

やっと初日が出たよ!

 

久しぶりに集中して釣りしたもんだから疲れ切ったオッサン。

 

釣り始めはあまりのアタリのなさに「今日は帰ろうかな?」と本気で思ったんだけど、まさか束釣りになるとは思わなんだ。

 

【夕やけなぎさ】に戻ると【はぜつき磯】組も終了していた。

 

聞くとやはりMR氏のエリアのみでしか釣りにならなくて、他は厳しかったらしい。

 

まぁ、この赤潮で真っ赤な水の色を見れば、釣れないのは当然だよね。

 

とは言え、どこかしらで釣れるスポットはあるはずだから、ソレを見つけるかどうかが運命の分かれ道。

 

見つける方法は経験と勘としか言えないけど、やはり丁寧に探ったかどうかかな?

 

このような状況だと、雑な釣りだとハゼが餌の眼の前にいても喰ってこないから、ハゼが思わず口を使ってしまうようなくすぐるような誘いが有効かと。

 

後はやはりピンポイントでしっかりと狙い続けられるかどうか。

 

コレはいつもオッサンが口酸っぱく言ってるんだけど、長竿でも半径5cmを狙い続けられる技術は必須ですよ!

 

誰でも出来るんだから、意識してやるかどうかだけです。

 

 

釣りが終わり、ほとんどは釣れなくて意気消沈している中、試しにO氏に釣果を聞いてみると…

 

「ボウズのがれ!」とのこと。

 

この男だけはICUに隔離しておくべきだと思った。

 

 

次の記事>>>「2025年夏シーズン5回目の東京ハゼ釣りは釣れてきたよ!」へ

 

 

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