2025年8月10日。
2025年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】
天気:曇のち大雨
釣行時間:6時00分くらい(潮位:205cm満潮)〜9時00分くらい(潮位:109cm下げ5分)大潮
釣果:マハゼ150匹(8cm〜11.5cm)
竿:4.5(ゼロサム初梅)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ(1号相当の重さ)
エサ:ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日はお盆休み一発目のハゼ釣り。
景気よくスタートダッシュを決めたいところだが、本日は確実に雨予報。
オッサンが良く言っているように雨はハゼが釣れるのは間違いない。
今まで雨天のハゼ釣りで釣れなかったことがないほど、雨はハゼが釣れるのである。
問題は人間側の方で、どうしても雨の釣行はモチベーションが下がる。
なんだけど、雨はハゼが釣れる!を合言葉に、お盆一発目のハゼ釣りを頑張りたいと思います。
今朝、目が覚めると雨音がしなかった。
「お!もしかして天気はもつのかな?」という淡い期待とともに時計を確認すると、本日も寝坊してて、既に釣り場にいなくちゃいけない時間だった。
もう面倒臭いのでこのまま寝ていようかと思ったが、雨覚悟で釣り糸垂れているハゼ釣り仲間に「完熟オヤジもヤキが回ったもんだ!クスクス…」と陰口たたかれるのも悔しいので起き出す。
空は曇天だけど、すぐに降り出すような空模様でもなかったので、もしかして雨降らないのでは?と思わなくもない。
チンタラ愛車を漕ぎ出すが、昨日の釣り神社巡礼の旅(by自転車)の疲れがたまっているらしく、ペダルを漕ぐ脚が重い。
ミツユビナマケモノ並みのスピードでやっとハゼ釣り場に到着。
いつもの橋から釣り場を見渡すと、いつもはズラリとハゼ釣り人が並ぶ【はぜつき磯】には、本日は雨天確実なので5人くらいしかいなかった。
やはり雨天は人が少ない
「雨は釣れるのに…」と思いながら公園内の園路に入ると、Y氏が釣りの準備していた。
3.5mの長竿を出しているので、本日も深場で勝負するらしい。
今シーズンは少々ハゼ釣りがかんばしくないので、浅場を諦めて長竿で深場を狙う釣り人が増えた気がする。
かたや、TZ氏は短竿を握って浅場でやっていて、良型ハゼをそこそこ釣り上げていた。
今現在は大潮の満潮時間帯なので、2m程度の短竿で手前狙いでも釣れないこともない。
この潮位なら手前でも問題ない
まぁ、人それぞれの好みと考え方があるし、それでも釣れるのがハゼ釣りだと思う。
いつものように釣りもしないのに【夕やけなぎさ】の様子も見にゆく。
こちらも、いつもにも増して釣り人がいない…
まぁ厳しいからね〜
ハテ?オッサンはどこでやろうかな?
深場か?浅場か?今ならどちらでも釣れるだろうて…
10秒ほど思案するが、なぜか【しおじ磯】に移動する。
っというのも、【しおじ磯】にず〜っと気になっているエリアがあって、今季はそのエリアがどうしても釣れない。
釣れればかなり期待できるし、もう釣れてもおかしくない頃合いなんだけど、釣れてないんですね〜
本日のこの潮位と雨なら絶対に釣れるハズ!と根拠のない自信にみなぎるオッサン。
【しおじ磯】にやってくると、こちらもハゼ釣り人は全然いなくて、なぜかS氏がヘッドライトを点灯させて佇んでいた。
「この人、何時からココにいるんだろう?」
まぁS氏は見なかったことにして、オッサンの目指すポイントへやってくると、既にMR氏が釣り糸を垂れていた。
考えることは同じだったようで…
MR氏にハゼ釣りのあんばいを伺うと「釣れてるよ。一投一アタリは来る!」というご機嫌なレスポンス。
問題は、このMR氏の言う事ってどこまで本当なのか嘘なのか、その表情から読めないこと。
『目は口ほどにモノを言う』と申しまして、たいていは目を見るとなんとなく真偽が分かるんだけど、このMR氏はよく読めない。
MR氏の目って妙に据わってて感情が目色に出なくて、あえて例えるならモノホンの悪党の目をしている。
っというわけで、その真偽をはかるべくオッサンも同じエリアからスタート。
では釣りの準備の前にまずは虫除けをば。
まずはコレから
っというのも、今シーズンは毎回のようにヌカカにやられている。
ヌカカとは、海や山、街なかの水辺のどこにでもいる、たちの悪い吸血昆虫。
体長が1〜2mmと小さくて目立たないから、飛んでる時なんて見えなくて、服の中にも入り込んで刺してくる、別名『スケベ虫』ともいわれる嫌われ者。
刺されている最中は蚊と同じように、局所的な痛みとかゆみで気づくんだけど、この時は既に遅し!
ゴマ粒なみに小さいくせに、刺されると蚊の5倍はかゆくて、5倍は腫れ上がる。
これが2週間くらい続くから、たまったものではない。
もしやられたら、すぐに皮膚科に行くことをオススメします。
オッサンは毎シーズン数回はやられるんだけど、それでも数える程度だった。
んがしかし、今シーズンはハゼ釣りの度に刺されているし、一ヶ所程度で済まないから、今年は大繁殖しているのかな?
毎回、複数ヶ所やられる
さすがにコレではたまらんので虫除け剤をやってたんだけど、普通の虫除け剤だったからヌカカ相手には効果がなかったらしく、しっかりやられた。
敵がそう来るなら、こちとらにも考えがある!
ヌカカにも効果がある虫除け剤を買ってみた。
コレならどうだぁ〜!
『日本初』って書いてあるけど、今まで無かったの?
マダニにも効く!らしい
いろんな虫にも効果があるようだ。
いろんな害虫がいるもんだ…
『イカリジン』という成分が効くらしい。
イカリジン15%配合!
今までは同じメーカーの普通の虫除け剤だったけど、今回からはヌカカに決め打ちだからもう安心だね!
普通タイプの2倍ほどのお値段だったので迷ったが、ヌカカに刺された時の耐え難いかゆみと、そのかゆみが2週間続くことを考えたらお安いものだ。
この新兵器を手と顔と首、肌が露出している部分に満遍なく塗りたくる。
普通の虫除け剤はなんかケミカルな臭いがしてて嫌だったけど、この商品はなんか良い香りがするから、ここらへんも気を使っているのかな?
本日使う竿は当然ながら長竿。
今現在の満潮の高潮位と、そもそもがこのエリアは深場なので4.5mの竿から始めます。
4.5mだけど軽量で扱いやすい竿
大潮満潮の高水位だし
仕掛けはいつもの胴突き仕掛け。
深場だからミャク釣り一択になるよね。
深場だし!
餌はボイルベビーホタテ。
毎回余ったホタテはまた冷凍庫へ入れて、次の釣行で使っています。
一度解凍したホタテはポソポソになって針から抜けやすくなるけど、イソメと違って使いまわし出来るから、お財布にも優しいよね〜
多少使いづらいが使えるし
ちなみに、前回からエサ箱の上蓋にクリアファイルをカットして貼り付けた『壁』があります。
前回使った感想は、ホタテは落下しないし、イソメも脱走しないのでイイね〜!だったので、継続していこうと思っています。
安っぽいけどナイスな壁
では、期待を込めて真正面に一投目。
着水し、ス〜っと仕掛けが落ちてゆき着底。
水深は2.5mってところ。
するとすぐにクン!と竿先を10cmほど大きく拝ませるアタリ。
電撃フッキングすると横走りするナイスファイト!
上がってきた本日の一匹目は、この時期にはナイスサイズ。
一匹目がこのサイズだと気持ち良いね!
次も同じスポットで着底と同時にひったくるアタリで2匹目。
コレもいいサイズだね
んで、お次も同じスポットで3匹目。
3連続でナイスサイズ
3匹ともナイスサイズで、しかもまだ一度も誘いを入れてないにも関わらず、着底と同時にアタって来る高活性。
今日はかなり期待できっぞ!
で、次も同じスポットだったけど、サイズダウン…
まぁ、しょうがないか…
MR氏が言っていた一投一アタリは大げさだけど、ハゼの活性は良くて、一ヶ所につき3〜5匹くらいは連打になる。
アタリが遠のいたり、上がるハゼが小さくなったタイミングで次のスポットを探す。
本日はハゼのホットスポットはすぐに見つかるんだけど、サイズが揃わないな〜
10cm以上のナイスサイズが釣れて、コレが続くかな?と思ったら、次は小ハゼだったりする。
このサイズが続くと思いきや
お次はサイズダウン
とは言え、小ハゼばかりのスポットかな?と思ってたら、同じスポットで良型ハゼが上がったりするから、よ〜分からん。
釣り船が通る時間になったけど、船の立波でも釣れたから高活性なのは間違いない。
ダメな時って、船が通るとぱったりアタリが無くなったりするからね。
時おり雨がポツリポツリ落ちてくる程度だったけど、いよいよ継続的な雨天になってきた。
本格的に降ってきたぞ!
コレを見越して、オッサンは釣り開始早々にカッパを着込んでました。
ちなみにオッサンのカッパは、古いタイプのビニールカッパ。
けっしてレインスーツと呼べるようなオシャレとは程遠い、まさしくカッパです。
レインスーツもいくつか使ってみたけど、このタイプの安カッパが最強だと思ってます。
耐水圧20,000mmだの、透湿度25,000g/u/24hだののトレンディで動きやすいレインスーツって、結局は雨が染みてくる。
洗濯なんてしようものなら一発アウトだよね。
でも釣りで使ったレインスーツは、臭いし汚れているからやっぱり洗濯したいじゃん!
現実的に、心を込めて優しく押し洗いなんぞやってられないじゃん!
んで、洗濯後の防水スプレーなんて全然効かないじゃん!
何万円もするようなゴアテックスは使ったことがないけど、ハゼ釣りなんぞに使うカッパなんておっさんくさい安物が一番だよ!
あと、オッサンは道具箱に100均のビニールポンチョを常備しています。
この使い捨てのポンチョだけでも十分だと思ってます。
雨が本格的に降ってくるとやはり釣れるようになる。
明らかにハゼの活性が上がってくる。
コレはオッサンだけじゃなくMR氏も同じ意見。
雨音とか水面の雨の波紋で警戒心が薄れるのか?
それともハゼ側でなにかのスイッチが入るのか?
真相はよく分からないが、釣れるようになるのは間違いない。
このサイズがポンポン釣れる!
気持ち良く釣っていたんだけど、さすがに釣り歩いていたエリアがひと通り終わってしまった。
このタイミングで移動を開始。
やろうと思えばまだまだ釣れたけど、もう同じエリアは飽きたので、残り一時間を切ったところで気分を変えて浅場エリアに移動。
ところが、移動してきた途端に大雨になりやがって。
うわ〜大雨じゃん!
いくら雨が釣れる!とは言うものの限度はある。
もうこの雨になると、竿に当たる雨でアタリの振動が分からないので、竿先だけでしかアタリが判断できない。
しかも中途半端に強い風が吹いてきて、肝心な竿先のアタリも見えない。
うわ〜まいったね!こりゃ〜!
それでも粘ってチョロチョロ程度には釣ってたけど、さすがに大雨&強風で心が折れたので納竿。
3時間で150匹と高活性な割には数が伸びなかった。
ん?こんな程度だったんだ…
でも、4.5mの長竿一本で通してこの釣果ならヨシとしましょう。
大雨の中やっていたので、手がふやけてしまった。
シワシワの手
釣りを終え、気づけば他の釣り人はいなくなっていた。
まぁ、あたりまえか…
こんな大雨のなか釣り続けていたモノ好きは、MR氏、Y氏、S氏とオッサンのみ。
広い釣り場でやりたい放題だったが、別にやりたくもなかった。
案の定、他の連中のレインスーツはしっかり雨漏りしてて、身体までビショ濡れだった。
まぁ、この時期なら濡れても大したことないし、この連中はマシュマロボディだから全く問題ないだろうて。
雨はハゼが釣れる!
本日もこの金言が立証されたのは言うまでもない。
ハゼが欲しけりゃ〜、雨の日はハゼ釣りに来るべきであろう。
とは言え、やはり限度はある。
まともにアタリすら取れない大雨のなか、釣り糸を垂れるという行為は、ちょっぴりオカシイ気がしないでもないと改めて思ったオッサンなのでした。
あ、ちなみに本日はヌカカに刺されなかったです。
お高い虫除けのおかげだったのか、雨だったからヌカカも飛べなかったのか?
とにかく刺されなかったのは良かった良かった。
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったらのぞいてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。