2025年9月7日。
釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:晴れ
釣行時間:7時00分くらい(潮位:166cm下げ3分)〜10時00分くらい(潮位:39cm下げ9分)大潮
釣果:マハゼ110匹(9cm〜13.5cm)
竿:4.5m(ゼロサム初梅)のち3.5m(清流X)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ(1号相当の重さ)
エサ:ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先週はギックリ腰をやってしまいハゼ釣りは欠席。
寝込むほど重症じゃなかったけど、とてもハゼ釣りなんぞやる気力はなく、立っているのもつらいので横になってエビになりながら、アンニュイな気分で過ごしていた。
未だに完治せず腰に違和感はあるが、「ハゼ釣りやっちゃおっかな〜!」というくらいには元気回復したので本日出撃。
いつものハゼ釣り場『大井ふ頭中央海浜公園』へ向かう。
一昨日の台風15号の影響からか早朝は少々肌寒いくらいの涼しさで、酷暑だった今年の夏も少しずつだけど季節の移り変わりを実感する。
いつものように釣り場が見渡せる橋から眺めると、既にハゼ釣り人がズラリと並んでいる。
もうあんなにいる…
いつものハゼ釣り仲間は【はぜつき磯】に集結していたんだけど、全員の意見が一致していた。
「アタリが全く無い!」
「やっぱり…」
本日はコレを恐れていました。
一昨日は台風の影響でこちらでもかなりの豪雨になった。
大雨の後は海水に真水が混ざる水潮になり、ハゼが釣れなくなるのはよくあること。
通常は水潮だと濁るんだけど、本日は透明度が高いから釣れるんじゃね?と思ってたんだけど、全くダメらしい。
浅場には大量のハゼが見えるが、全く餌に興味がないらしい。
「今日は、昨日よりも酷いよ…」
オッサン的には、昨日一日置いたから回復してると良いな〜…っという淡い期待はしていたんだけど、ダメか…
釣れたハゼよりも人の方が多い
「んじゃ〜帰ります。See you next week!」というのもなんだし、せっかく来たんだから釣り糸を垂れることにする。
「もしかして、オラだけ爆釣じゃね?」という、釣り人特有のお花畑思考で釣りの準備をする。
ポイントはオッサンの実績ポイントを厳選したので、釣れないわけないじゃん!という気がしないわけでもない。
本日の竿は迷わず4.5mの長竿からスタート。
4.5mと言えばこの竿
っというのも、仲間が「けっこうハゼが死んでいた…」と言ってたから。
たぶん大雨の影響で、浅場は汚泥がかき回されて全く釣れなくて、沖なら釣りになるのでは?という読み。
仕掛けは、いつも変わらずの胴突き仕掛け。
いつもの
餌は、安定のボイルベビーホタテ。
今シーズン用に2kg買ったんだけど、思いのほか消費が少なくて余りそうだから、積極的に使わなくちゃだわ。
消費しきれるか!?
ちなみに長竿を使う場合は、ホタテ貝柱の両端を指で潰して使ってます。
水中で広がってハゼにアピールするのと、針からホタテが外れにくくなる気がする…。たぶん…
ホタテの両端を指でつぶす
さぁ、爆釣開始!と水に浸るが、思ったよりも水温が低い。
コレも大雨の影響だろうけど、この時期にこの水温だとハゼも動きづらくなるわな〜
アタらない原因はこの水温?
とにかく釣りはやってみなくちゃ分からないので、やるしかない!っと沖めがけて振り込む。
ス〜っと仕掛けが落ちてゆき着底。
「さぁ、喰ってこい!」という菜の花畑的オッサンの期待は、フルスイングの空振り!
全くアタらない…
スンスン…とけっこうしつこく誘ってみるが、アタリがない…
敵がそう来るなら、今度はオモリを動かさずに餌を揺らし、10〜20秒長めにステイしてみるが、な〜んの生命反応もない…
「うわ〜、本当にアタらないんだ…」
やっと厳しい現実を受け入れ始めるオッサン。
ご近所の実績ポイントを移動しながら探るんだけど、深場浅場関係なく、どこに落としてもバイタルサインが皆無でございます。
「ダメだこりゃ〜!」
さてと、どうするん?
まずは今いる【はぜつき磯】は全滅だろうて…
【夕やけなぎさ】は浅場エリアなのでお話にならず…
では【しおじ磯】の深場エリアなら?と思って、移動を開始するとそっち方面からMR氏がやってきて「【しおじ磯】も全然ダメ…」との事。
終わった…。本日のハゼ釣りは終了か?
と思ったが、MR氏が「これから【秘密の花園3】に行ってみる!」とのこと。
【秘密の花園3】とは冬の夜ハゼ釣りに通う釣り場。
貴重な釣り場なので場所は明かすことが出来ません。申し訳ないです。
「どうせダメなら、やってみてダメの方があきらめがつく…」とキャラクターに似合わない立派な事をほざくMR氏。
確かに、この考えは合っている。
本日は大井ふ頭中央海浜公園のハゼ釣り場全体、つまり京浜運河は死んでいると言っても過言ではない釣れっぷり。
大井ふ頭中央海浜公園はあきらめて、全く違う釣り場に行ってみるのが正解だと思います。
MR氏はここ数年でメキメキと力を付け、ハゼ釣りの釣果も釣行回数も体重もオッサンを遥かに凌駕する勢い。
釣りも脂肪もノリに乗ってる男は行動力が違う!
大井ふ頭中央海浜公園を後に、迷うことなく【秘密の花園3】へ向かっていった。
ではオッサンも続こう!と移動を開始。
しかし、上向きのMR氏とは裏腹に、ピークを過ぎて下降線のオッサンはくだらない事を考え始める。
【秘密の花園3】に向かっている途中、穴釣り場でお馴染みの【秘密の花園】との分岐点に差し掛かる。
【秘密の花園】は夏場は誰も釣りやらないから、もしかしてウジャウジャとハゼがいるんじゃね?
いや、昔そう思って夏場にやってみたら玉砕しただろ!
いやいや、その時と状況も実力も違うだろ?釣れると思うよ!
いやしかし…
分岐地点で5分ほど迷うが、【秘密の花園】に行先変更。
コレが地獄の選択になるとはつゆ知らず…
やってきたのは穴釣り場とはちょっと違うエリア。
以前このエリアで、まだ暑いシーズンに1束釣り上げたのを覚えていた。
さぁ、爆釣開始じゃ〜っと期待を込めたものの、シ〜〜〜ンンンン…という音が聞こえてきそうなくらいにアタって来ない。
どこに落としても全くの無反応…
「ココもダメじゃ〜!」
っと即決断&即移動開始。
予定通り【秘密の花園3】へダッシュ!
ヤバい!無駄な時間を食ってしまった。
しかし、この調子だと【秘密の花園3】もダメかもしんまい。
人生初のハゼ釣りボウズを覚悟する。
まぁ、何事も経験で、ハゼ釣りボウズを食らえば怖いもんなしになるだろうて…と開き直る。
愛車を立ち漕ぎでやっと【秘密の花園3】に到着。
既にMR氏が釣り糸を垂れていて、恐る恐るハゼの塩梅を聞いてみると、「入れ喰いだよ!さっきまでは…」
なぬ!?入れ喰いはナイスレスポンスだが、『さっきまで』とは一体?
聞くところによると、さっきまでは水が透き通ってたんだけど、今はかなり濁ってて、濁ってきたら釣れづらくなったとのこと。
マジっすか!?くだらない寄り道をするんじゃなかった…と激しく後悔。
しかし、釣れなくもなさそうだからボウズ逃れは出来そうだ。
ここ【秘密の花園3】で、明るい時に釣り糸を垂れるのは、一番最初になにも知らずにココへ来た時以来。
そう言えば、この釣り場からMR氏と親しくなったんだよな〜
それ以前はお互いに釣り場で会ってて顔だけは知っていたけれど、会話を交わしたことがない間柄だった。
なにかの偶然にココで会ったのがキッカケで、現在へと至る。
そんな懐かしい思ひ出に甘酸っぱくなるオッサン二匹。
では、さっそく釣り開始。
ス〜っと仕掛けを振り込むが、いつもは暗い夜にやってる釣り場で、明るい昼間に釣り糸を垂れている現状に軽い違和感を感じる。
仕掛けが着底と同時に竿先をグ〜ン!っと拝ませる派手なアタリに、反射的に身体が反応する。
このような派手なアタリって小ハゼが多いんだけど、ハリ掛かりするとけっこう暴れる重量感。
「ナイスな型に違いない!」とやり取りしながら上がってきたのは、ボウズ逃れのナイスサイズ!
ボウズ逃れ!
ボウズ逃れにひと安心で、やっと心に余裕が生まれる。
次も同じスポットに落とした瞬間にアタって来て二匹目。
サイズは御愛嬌
入れ喰いと言うほどではないけどけっこう活性が良くて、喰ってくるスポットを外さなければ連打が始まる。
とはいえ連打は3〜5匹程度で、10cm以上が数匹釣れるとハリ掛かりしずらいサイズが餌を突付き始める。
こうなるとすぐに角度を変えて他を探るんだけど、すぐに次のホットスポットが見つかるからありがたい。
早朝の大井ふ頭中央海浜公園の、生命反応がヌルなハゼ釣りが嘘のようだ。
釣りエリアはけっこう広いがMR氏とオッサン以外は誰もいないので、釣り場は選びたい放題。
とはいえ、動かなくとも釣れるから移動する必要もなくて、オッサン二匹はほぼ動かない。
サイズダウンしたらちょっと狙う角度を変えれば、すぐにまたアタリ始める贅沢な釣り。
あと、水底が完全に砂地だからか、ここのハゼは全体的にちょっと白っぽい。
オッサンはハゼは食べないけど、ここのハゼはちょっと美味しそうだな!っと思った。
ここのハゼは色白さん
ハゼの活性は良いんだけど、餌が小さくなってくるとさすがにアタリが遠くなる。
ホタテ餌って誘っているだけでバラけて次第に餌が小さくなってくる。
ハゼも現金なもので、餌が小さくなると入れ喰い時でも喰って来なくなる事が多い。
こんな程度だとアタリが遠い
オッサンはいつも餌を大きめに付けるんだけど、こっちの方が勝負が早いから。
その日によって違うけど、餌が小さめだと何度も誘ったりしないと喰ってこない事が多いと思います。
大きめに付ければ目立つから、ハゼがすぐにバク!と喰ってくるハズ、ハズ、ハズ…
ただ、コレも状況次第だけど、餌が大きいと今度はハリ掛かり率が落ちる気がします。
まぁ、餌のサイズはその時の状況と各人の好みかな?
そのスポットを最初に探る時は大きめの餌で、アタって来たり釣れたりでそのスポットの活性が上がれば、餌が小さくても喰ってくるしな〜
あと、餌付けは餌サイズや針の付け位置は丁寧にやらないと、釣れる釣れないにモロに影響します。
唯一、魚が直接触れる所なので、ココをいい加減にやってしまうと釣れないですよ〜
なので、餌付けは時間をかけても良いので、できる限り丁寧な餌付けを心がけましょう!
もう一度言います、餌付けだけは時間を掛けて丁寧にやりましょう!
調子よく釣れるので、アッという間にビクの中が賑やかになってくるが、時間とともに風が強くなってくる。
もう4.5mの竿だとアタリが取りづらくなってきたので、3.5mの竿にチェンジ。
3.5mにチェ〜ンジ!
竿が短くなったぶんアタリが遠のくが、4.5mの竿よりは風の影響を受けづらいから釣りやすい。
基本的に、強風時は風下方向に竿を向けた方が釣りやすいけど、風向きによってはソレが出来ないこともあると思います。
そんな時は思い切って風上に向かいましょう!
竿全体の角度を風向き方向と全く同じにすると、意外と風の影響を受けづらくなるので釣りやすくなりますよ。
その分、自分の立ち位置を工夫しなければならないのは言うまでもないが。
今日は懐かしい奴に出会った。しかも何匹も。
それはクサフグの稚魚。
コイツは釣り上げると「ン、ケケケケ…」と鳴きながらプックリ膨らんでくるかわいい奴。
なごむね〜
針を外してリリースすると、プックリお腹をアッという間にしぼめて、脱兎のごとく消えてゆく。
以前はどの釣り場でも釣れたんだけど、最近はお目にかかれなかったから、しばらくぶりに出会えて楽しかった。
今日は何匹も釣れたな〜
そういえば、もう9月に突入したからか、尾びれが荒れているハゼが何匹もいた。
縄張り争いとか巣作りとかでなるらしいけど、陸上はまだ暑いとはいえ、水中ではもう次の季節の準備が始まってるんだな〜
魚のヒレは病気じゃない限りは再生するらしいから問題ないと思うけど、ハゼを食べる人によっては気持ち悪がって捨てる人もいる。
今日はそこそこ見かけた
風はますます強くなり、時おりアタリさえ取れない強風が吹き付ける。
とはいえさすがはMR氏、風をものともしない根性と体型の持ち主なので、平常心で釣り続けている。
たまに風が強く吹くとあきらめて釣りを止めてしまう人がいるが、風も自然現象だからそんなもんにヘソ曲げてもしょうがない。
やり方はいくらでも工夫できるんだから、やりづらい時でも対処できないと、釣りの技術は向上しないと思いますよ〜
オッサンも問題なく釣り続けるが、愛車の立ち漕ぎと釣りの立ちんぼで完治していない腰がつらくなってくる。
んがしかし、ハゼが釣れるからやめるにやめられん!
釣れちゃうんだよな〜
腰がつらくてもう踊りだしそうになってきたので、MR氏が近づいたタイミングで「まだやるの?」と聞いてみると、「キリがないからもうやめる」とやっと納竿。
【秘密の花園3】にて3時間で110匹と、大井ふ頭中央海浜公園の惨状からまさか束釣りになるとは思わなんだ。
まさかの束釣り
ハゼの型も良くて、7割くらいはまるまる太った11〜12cmクラスだった。
冬の夜釣り場で、こんな時期にこれほど釣れるとはうれしい予想外。
また機会があったらチャレンジしてみようと思います。
今回のように釣り場全体が壊滅的だった場合は、いっそのこと全く違う釣り場に大きく移動すると、また違う結果になることがあります。
問題は、その移動を面倒臭い…とあきらめるのか、玉砕覚悟でやってみよう!と思えるか?
その時の都合や体力、やる気など、その人それぞれの判断なのでどちらが正しいとは言えませんが。
今回は大移動がたまたま良い方向に出ただけで、これで釣れなかったら正直トホホな気持ちになると思います。
でも、残るも地獄、動くも地獄なら、動いて賭けに出る方がオッサンの性には合っているかな。
オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったらのぞいてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。