2023年6月18日。
2023年4回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【夕やけなぎさ→はぜつき磯】
天気:晴れ
釣行時間:5時00分くらい(潮位:189cm満潮)〜9時30分くらい(潮位:35cm下げ8分)大潮
水温:24℃
釣果:マハゼ107匹(4.5cm〜10.5cm)
また相当数が脱走した
竿:2.1m(行雲流水)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖1号スレ
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
信用とか信頼とかは極めて玉虫色だ。
人間関係って信用で成り立ってるみたいにキレイ事を言う輩がいるが、間違ってるとは言わんが、そんな単純でもないだろう。
そもそも信用のレベルってとても幅広い。
電車やバスの中で、見ず知らずの人と隣り合わせに座るのも、相手を信用している事に他ならないから、呑気にスマホをいぢくりながら座ってられるのである。
街を歩いててアカの他人と普通にすれ違う時だって、相手が猟奇殺人鬼と思ったら、すれ違うことさえためらうだろう。
例えば、生きるか死ぬかの瀬戸際でアカの他人に背中を預けられるか?
ほとんどの人がNo!だろう。
まぁコレは極端な例だけど、ほとんどの人が不信以上信用以下の人間関係で生活しているのが現実。
薄っぺらいプチ信用社会で生きてるから、スマホをいぢくりながら平気で街を歩けるのである。
昨今では自動運転の交通機関も登場しているが、多くは未だに人の手で運行している。
オッサンも好きなんだけど、バスの運転手のすぐ横の少し高くなってる席が一等席で、そこに座ると前方も運ちゃんの操縦も見れるので楽しい。
電車でもサービス精神がある運ちゃんだと、正面の窓から前方を見えるようにしてくれたりする。
なので、オッサンはバスでも電車でも一番前がお気に入り。
家族からは「もし事故が起きれば危ないから、一番前はヤメれ!」と警告されるが、事故になったらどこに居てもダメだろう…
その時はその時である。
こう考えると、その一番前の一等席に座ってる輩って、オッサンタイプの少々怪しい奴と疑ってかかるべきなのかもしんまい。
電車なら運ちゃんと客の間に仕切りがあるからまだマシだが、バスになると運転手と乗客との間には壁などなく、完全に丸見えの丸腰。
もし一等席の客が何かの拍子に発狂したら…
以前バスに乗った時、狙っていた一等席には小太りのサラリーマンが陣取ってやがった。
「チッ!オラの席を取りやがって!!さっさと降りやがれ!!」と後方から眼力で念を送るオッサン。
念を送りながらソイツを観察すると、おかしな事に気付く。
ソイツはエアコンの効いたバスの車中で、ずっと嫌な汗をかいている。
小刻みに震えながら、挙動も不審。
水色のYシャツは、来日したスティングのTシャツの脇の下のように汗ですっかり変色。
”もし、こいつがこの場で発狂したら…”
そう考えた途端、こっちが恐怖のあまり発狂しそうになった。
なぜなら、ソイツの横には運ちゃんがスタンガンを携行するわけでもなく、丸腰で運転に集中している。
隣りの挙動不審人物を警戒するでもなく、前方だけを見据えている。
ソイツが手を伸ばせば、すぐに運転手の首。
「調子に乗ってんじゃねぇぞコノヤロ〜!オレは降りる!!今すぐ降ろせ〜!!」と運ちゃんの首を締め始めれば、もう終わり。
そうなる前に、未然にこの小デブをオッサンが締め殺すべきか!?
車内は殺伐とした緊迫状態が続く…
”もし、こいつがおかしくなったら…”
よくよく考えてみると、我々の生活はある場面においては、完全に自分の命を人任せにしていることがある。
車を運転している時だって、コッチは交通ルールを守っているが、逆走やセンターラインオーバーでもされた日にゃ〜、それでジ・エンドである。
普通に生活している中でも、否が応でも見ず知らずの人を信用するしかない場面が多々ある。
信用って奴は、意識するとなかなか実践しにくい事柄だ。
一緒に過ごした時間が長ければ長いほど信用が深くなる?
親しい関係ならば、絶対的に信用できる?
んな訳無いじゃん!
たったひとつの隠れたサムシングで、今まで培ってきた信用を一瞬で失うことだってある。
そして、一度失った信用を取り戻すのは、ほぼ不可能と言って良いだろう。
このように信用とは、形になりにくいものであり、かつ壊れやすいものでもある。
とは言え、レベルの差はあるけれど、この世は信用で成り立っているのも事実。
人を信用するのに長い時間やその人物との関係性は問題ではない。
人を信用するのに必要なのは時間や関係ではなく、熱いドラマなのである。
本日は、梅雨のこの時期には珍しく、お天気な週末。
昨日の土曜日はオッサンは仕事で「こんなに良い陽気ならハゼもさぞや釣れてんだろうな〜」と思ってたら、O氏から「水が濁ってて、ハゼも小さいのばかりで…」とローレスポンスな情報。
とは言え、自分が釣り糸を垂れる時だけは爆釣に違いない!というおめでたい思考が釣り人。
こんだけ晴れてるんだから釣れないわけないじゃん!と釣れないとは一ミリも疑わないオッサン。
今朝は珍しく早くに目が覚めた。
一応、ハゼ釣りに行く気があるらしいのは、自分でも分かっていた。
速攻で準備完了して、愛車を漕ぎ出す。
昨日に引き続き、本日も30℃超えの真夏日予報なので、いつもの戦闘服(ウェーダー)ではなく、短パン&サンダルのミッドサマースタイル。
早朝だと少し肌寒いかな?と思ってたけど、全然寒くなくて、サイクリング運動が心地よい。
いつもの橋から釣り場を見渡すと、4〜5人ほどの釣り人が見える。
「もうコッチにも釣り人来てるんだな〜」と思いながら、運河を見下ろすと、情報通り水が濁っている。
できれば水は澄んでたほうがハゼは釣れやすいんだけど、まぁなんとかなるっしょ!と深く考えない。
水は濁ってますが…
本日も目指す釣り場は【夕やけなぎさ】なので、そちらへ向かう。
今週もBBQ会場はオープンならず…
もうこのままでいいんじゃない?
本日の釣り場【夕やけなぎさ】に到着すると、驚いたことに既に20人ほどのハゼ釣り人で賑わっていた。
うわマジ!?今日は早めに来たから空いてるかな〜のノリだったのに、既にオッサンが釣り糸を垂れるスポットが限られている。
うげ!スゴい人なんですが…
まぁ、お天気な週末だからだと思うが、それにしてもまだ釣れるハゼが小さいんだから、無理してくることもないのに…
まずは知ってる連中にご挨拶がてら、ハゼ釣り塩梅の情報収集。
釣れないわけじゃないけど、小さくてアタリが遠い…との事。
う〜ん、まだそんな感じなのかぁ…
アタリ云々はしょうがないとして、今週はハゼもちょっぴり成長し、サイズが良くなってると思ってたんだけど、どうやら期待していたほどではないようだ。
渋々釣りの準備を始める。
本日の竿は本物の「行雲流水2.1m」
いつもは半分行雲流水のなんちゃって合体竿だもんで、今日は期待ができる。
懸念されるのは、本物は手持ち部分が細いんですよね〜
細いと竿の微妙な操作がやりにくいので、それが今日の釣りにどう影響するのか?
本日は本物で勝負じゃ!
エサは当然ボイルベビーホタテ。
まだハゼがミニマムなこの時期はホタテ一択。
まぁ、そこまでして小ハゼ釣りたいか?と聞かれれば、そんな事ないんだけどホタテしかエサ持ってきてないし…
そもそも、この釣り場ではホタテ餌率が異常に高い。
お手軽だし、餌サイズとか調整できるからだろうね〜
気をつけるべきは、ハゼが小さいからといって、付ける餌を小さくするとますますドツボにはまります。
小ハゼ相手で針掛かりが悪いから、餌も小さくして…の釣り人も多いけど、ある程度の餌サイズにしないと、逆に喰いも掛かりも悪くなる。
そしてコレが一番の問題なんだけど、基本的に餌サイズ=釣れるハゼサイズになるので、餌を小さくすると釣れるハゼも小さくなりますよ〜
とは言え、デカけりゃ〜いいもんでもなく、バランスを取らなくちゃならないけど、餌は少し大きめが吉と思ってください。
餌サイズは釣果にかなり影響します
仕掛けはいつも通り!
餌サイズは本日はこんな感じ
水温は24℃と昨日から真夏日だったからか、温かい。
やはり温かいな〜
さぁ、釣り開始じゃ!
今日は釣り船が動き出すまでが勝負じゃ〜っと、意気込んで水に立ち込むが、思ったよりも冷たく感じた。
本当に24℃あるんかな?
冷たいんですけど…
出来れば岩場エリアでやりたかったが、既にオッサンが付け入る隙間が無かったので、ポッカリ空いてた【夕やけなぎさ】の中央付近から始める。
ス〜っと円弧状に落として軟着底すると、すぐにアタって来る。
そのアタリ方からどうみても小ハゼで、少々凹む。
次で掛けたんだけどやっぱりだった。
まぁ、このサイズだよね…
アタリはそれほど遠くなくて、どこでもという訳でもないけど、そこそこアタっては来る。
問題はハゼのサイズ。
オッサンが使っている1号の袖針にさえ掛からない、赤ちゃんハゼの猛アタック!
赤ちゃんは針に掛からなくていいんだけど、それでも中には掛かってくるサイズもあるかもしんまいとしつこくやってると、やはりなサイズが掛かってくる。
コレくらいなら掛かるんだけど…
先週もそうだったけど、だいたい6cm以下のハゼはオッサンのビクの網目から脱走する。
オッサンが使っているのは普通のビクの網目よりも大きいので、そうなる。
別に小ハゼはいらないんだけど、一応、このブログに捕れ高を載せなきゃならないじゃん?
オッサンが「◯◯匹釣れましたぁ〜!」と書いたところで誰も信用しなくて、やはり画像で見せないとダメじゃん?
でも、ハゼは脱走するじゃん?
一応、小さくても釣れればビクに入れて、カウンターをひと押しするんだけど「絶対、ビクから逃げるよな…」と思いながら、虚しい作業を繰り返す。
今日もかなりの脱走が見込まれるから、誰も信用しないんだろうな〜っと、開始30分もしないうちにもうふてくされモードである。
このサイズだと脱走出来ないんだけど…
あまりにも赤ちゃん〜小ハゼばかりなので、心が折れて移動を決断。
やってきたのは岩場エリア。
こちらは型がちょっぴりアップするから常連ばかりで、知らない釣り人だとなかなか入りにくい。
人見知りのオッサンも少々はにかんでしまうが、このままだと嘘つき呼ばわりのオオカミ少年ならぬオオカミジジィになってしまうので、ズカズカと押し入る。
まぁ、知ってる常連ばかりなので、石投げようが泳ごうがど〜でもいいんだけど、一応、ハゼ釣りしようしとこうかな〜
岩場なので、油断するとすぐに根掛かりロストになるので、注意深く水面を凝視し、岩と岩の間の平場に狙いを定める。
ハゼがいるのはちょっと広めの平場になるんだけど、やはり今日も水が濁ってて見えにくい。
なので、勘とオモリの挙動で探るしかない。
余談ですが、水が澄んで見える時は、岩の上に乗って少し目線を高くすると平場が見つけやすいです。
ただ、滑ったり転がる石も多いから、気をつけてくださいね。
相変わらず小ハゼも釣れるけど、合格サイズも少しは上がってくる。
コレくらいなら良いよね
ただ、岩場なのでダボハゼが多いのはしょうがないところ…
ダボハゼは針掛かりも良好だ!
今日はそこそこキチンとやらないと、アタリが出ないことが多かった。
このエリアは浅いから、ドスン!と落としがちになるけど、それだとハゼが逃げてしまうので、丁寧に仕掛けを着底させる。
あとはしっかりと誘うこと。
しっかりというのは、大きくとか派手にという意味じゃなくて、明確に数cm動かすとか、オモリをしっかり起こしたり寝かしたりするということ。
曖昧な動かし方だとアタリづらくて、小さくともハッキリ動かさないとアタらないことが多かった。
当然、アタリ方もわずかで竿先を0.5〜1cm震わせる程度とか、竿先に出ないスン…!という振動だけのアタリも多かった。
まぁ、派手はアタリはしてこないので、釣れるハゼも小ぶり。
本日最小のハゼ
大きくてもこんな程度かな…
さすがにこんなハゼ釣りだとみんなやる気が失せて、おひさまが照る頃には諦めて納竿になる。
オッサンもくすぶりながらも陸に上がる。
ビク内はやはり、脱走ハゼサイズは居なくて、そこそこサイズしか残っていなかった。
恐らくは2/3は脱走したと思う。
【夕やけなぎさ】での釣果
今日は小粒ばかりだったので、ビクの中は寂しい限りだった。
どうしよう…
いくらなんでも、このままではオオカミ少年確定だな。
カウンターは85匹になっていたが、ビク内はどうみてもそんなビジュアルではない。
人間は目で見たものを信じるので、ただでさえ信用がないオッサンだけど、ますます奈落の底へ落ちてゆくだろうて…
そもそも1束いってないのが悔しい。
なので、延長戦!
常連たちに別れを告げ、向かうは【はぜつき磯】
今日も相変わらずO氏はハゼ釣りもせんと、ウロウロして、しゃべってばかりだった。
なんだけど、実はO氏は仕事で腰を痛めてしまい、釣りどころではなかったという事情も知っていただけに不憫ではあるが、同情するとつけ上がるので黙っておいた。
そんなO氏情報によると、【はぜつき磯】のあるポイントではそこそこの良型が上がっていたらしい。
っという訳で【はぜつき磯】にやってきたんだけど、オッサンがやってきたの良型ポイントではなく、お気に入りの深場エリア。
実は、先々週も帰り際にココでやってみて、感触的には悪くはなかった。
例年は【夕やけなぎさ】からひと月くらい遅れて【はぜつき磯】で釣れ始める。
しかし、今年はそもそもが【夕やけなぎさ】のハゼが遅れてる感じで、それに加えて【はぜつき磯】でももう釣れている傾向にある。
なので、今のこの潮位なら絶対釣れる!という確信があった。
んでやってきたんだけど、コッチは【夕やけなぎさ】よりも濃厚に水が濁っていた。
マズイかな…
疑いながらス〜っと仕掛けを落とす。
さすがに深場なので水深は2m弱といったところ。
スンスン!と誘うといきなりクン!と分かりやすいアタリ。
あまりに分かりやすかったので、ビックリしてアワセが遅れた。
「お〜!良いサイズがいるじゃん!」
ウキウキしながら同じスポットに落とすと、着底と同時にアタって来て、アワセると針に掛かって横走りする。
「コレだよ!この感触が味わいたくて深場に来たんだよ!!」
上がってきたのは合格サイズ。
こんなサイズでも結構走る
一か所で数匹程度で、そこそこサイズを上げたら小ハゼになり、針に掛からなくなるといった感じ。
とは言え、最初の数匹は9cm前後だから釣ってて楽しい。
なによりも、このエリアは狙いさえ間違わなければ、ダボハゼはまず来ないから、アタればハゼと思って間違いない。
オッサンも早朝から釣りしてたので、少々お疲れモード。
ホタテ餌ひとつだけ限定の延長戦だったので、餌が無くなり納竿。
とは言え、なんだかんだで20匹ほど釣っていた。
もちろん脱走サイズも居たけど、ほとんどはそこそこサイズで最後は楽しい釣りになりました。
という訳で、4時間半ほど粘り107匹とカウンター数とビク内が一致してないのは心が痛い。
まぁ、信じるか信じないかはあなた次第です!
【はぜつき磯】でのおかわり分
まぁ正直、こんなハゼ釣りでは釣れた釣れないなんてど〜でも良いんだけど、一応、常連たちはオッサンのカウンター数を信じてくれてるんだと思う。
否…、信じてないかな…?
まぁ、どうでもいいや!
たかがハゼ釣りなんぞで熱いドラマは発生しないのだが、生ヌルい仲間意識は芽生える。
その仲間意識はハゼが爆釣の時に「みんな釣れて楽しいね〜!」のソレではない。
全くアタリが無い激渋や手がかじかみ鼻水をすすりながらの冬の穴釣りといった、厳しい中でも釣り糸を垂れ続けたつらい外圧によって磨かれた仲間意識である。
『楽しい時だけが仲間じゃないだろ♪(byケツメイシ)』に通じるものがある。
しかし、もうちょっとハゼが成長しててもいいんじゃね?
6月も来週末で終わる。
7月が数釣り本番だから、この調子で大丈夫なのかな〜
ちょっぴり不安になるオッサンなのでした。
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。