2023年度7回目のハゼ釣りは判断ミス!

2023年度7回目のハゼ釣りは判断ミス!

2023年7回目のハゼ釣りは痛恨のポイントミス!

2023年7月9日。

2023年7回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】

天気:晴れ

釣行時間:5時30分くらい(潮位:120cm上げ4分)〜9時30分くらい(潮位:169cmほぼ満潮)小潮

水温:26℃

釣果:マハゼ208匹(5cm〜11.5cm)

 

竿:2.1m(行雲流水と彩峰Uの合体竿)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖1号スレ

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ベビーボイルホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

・二兎を追う者は一兎をも得ず

・虻蜂取らず

・一も取らず二も取らず

・花も折らず実も取らず

 

表現は違えど、その意味は『二つのことを同時に成し遂げようとして、結局どちらも失敗に終わるさま』

 

まぁ確かに、間違ってはいないと思う。

 

例え大利は得られないとしても、欲をかかずに、確実にそこそこの利益を得られる可能性の高い行動を取る人の方が多いと思う。

 

そして、確実にひとつずつの事を成し遂げようとする姿勢は、周りの共感を得やすいのかも知れない。

 

 

プロスペクト理論なるものがある。

 

プロスペクト(prospect)とは「期待、見込み」という意味。

 

単語が表わす通り、プロスペクト理論は「不確実性が伴う状況において、ある事象が生じる確率やそこから得られる損得が分かっている場合に、どのような意思決定を行うか」を表す理論。

 

う〜ん少々分かりづらいが、要は「損したくない!!」という人間が、行動を選択する際の心理のことらしい。

 

「利益を得る」場面では、確実に取れる利益を確実に得たいと感じ、「損失がある」場面では、損失の全面回避を最優先にする心理。

 

例えば、

【質問1】

A:何もせずに100万円を受け取れる

B:コインを投げて表が出たら200万円受け取れるが、裏が出たら何も受け取れない

この場合、ほとんどの人は「確実に100万円受け取れるAの選択肢を選ぶ」といわれている。

 

【質問2】

一方、200万円の借金を抱えている前提で、以下の2つの選択肢が提示された場合はどちらを選ぶだろうか?

A:何もせずに100万円の借金が免除され、残りの借金は100万円となる

B:コインを投げて表が出たら200万円の借金が免除されるが、裏が出たら何も受け取れない

 

多少の文言が違うが、質問1と質問2の選択肢の内容はまったく同じ。

 

選択肢Aなら、確実に100万円分のメリットを享受できる。

 

選択肢Bなら、50%の確率で200万円分のメリットを享受できるが、50%の確率で何のメリットも得られない。

 

しかし、「借金を抱えている」という前提がつくことで、【質問2】では多くの人がBの選択肢を選ぶらしい。

 

とりあえず当座のお金に困っていない人は、安パイの100万円を選び、借金を背負っている人は、all or nathingで一か八かに掛けるという事。

 

このように、その人の切羽詰まり度によって意思決定が左右されるのである。

 

 

さて、オッサンだったらどうするか?

 

オッサンの借金と言えば、地獄の住宅ローンくらいである。

 

まぁ、そんなローンが致命的ではあるんだけど、とりあえずは、家族にも言えないような甲斐性のない借金はしていない。

 

オッサンがもし、冒頭の質問をされたとしたら…

 

迷わず、コイントスの方を選ぶだろうて。

 

だって、どうせ元々は無かった金でしょ!

 

苦労して得た金なら一円でも無駄にしたくないが、人から恵んでもらうあぶく銭なんぞは、あってもなくてもどっちでもいい!

 

オッサンならダメ元で200万か、ゼロかだね!

 

例えゼロだったとしてもな〜んの後悔も無いし、200万ゲットしても家族旅行でもしてパ〜っと使っちまうね!

 

そんなロクでもない金は、取っておいても良い方には転がらないよ。

 

 

考えてみればオッサンの人生はこんな感じが多かった。

 

満額か?オケラか?

 

そして、たいていは無になった事が多かったと記憶しております。

 

『二兎を追うものは一兎をも得ず』を地で行くオッサンの人生。

 

「♪運が悪けりゃ死ぬだけさ〜」(男達のメロディー by SHOGUN)は、日本のジム・モリスン沖雅也主演の名ドラマ『俺たちは天使だ』の主題歌。

 

家族持ちの一家の主が言うべきではない無責任なセリフですが、人間諦めも肝心。

 

諦めの境地の先にきっと光があるハズだ!と、宝くじ並みの極低当選率ギャンブルな人生でございます。

 

 

そして、この思想はハゼ釣りにおいても遺憾なく発揮しているのでした。

悩んだ釣り場

例のごとく、ハゼ釣りの情報が入ってくる。

 

金曜日は良かったけど、土曜日は全然ダメだったよ…

 

釣りという野郎は、たった一日で天国と地獄が入れ替わるギャンブルみたいなものだ。

 

しかし、オッサンの経験値と勘によると本日は釣れる!ハズ、ハズ、ハズ…

 

ハゼが居るスポットへ落とせば、確実に釣れるハズ、ハズ、ハズ…

 

本日も目指すハゼ釣りスポットは、【はぜつき磯】の深場エリア。

 

しかし、そのポイントは潮位によって竿が届く届かないがあるので、竿は3.6m、3.0m、2.1mをご用意し、必勝体制で臨む。

 

今日は5時からハゼ釣り開始を目指し、釣り場へ向かうオッサン。

 

いつもの橋からハゼ釣り場を見渡すと、既に8人ほどのハゼ釣り人が見える。

 

釣り人の行動開始時間が年々早くなってて、そのうちにG氏のように丑三つ時からのハゼ釣りがスタンダードになりそうで怖い。

うわ〜、もうあんなにいるよ!

 

ひとつ気がかりなのは、オッサンお目当ての深場エリアには誰も入ってなかった。

 

あれ?なして?

 

いつものMR氏すらもソコには居なかった。

 

別に用事は無いんだけど、一応【夕やけなぎさ】も見に行ってみる。

 

こちらは10人くらいのハゼ釣り人がいたけど、なんか釣れる雰囲気ではなかった。

たぶん小ハゼの嵐だろうな…

 

ヨシヨシ…って何が良いのか分からんが、妙に納得したので【はぜつき磯】に戻る。

 

ちなみにBBQ場の整備工事は今週も異常なしです。

 

一体何をやってるのか知らないが、工事風景に全く変化が見られません。

 

7月上旬が竣工予定なんだけど、もう期限切れだよね?

 

BBQ場はどうでも良いし期待してないけど、せめて水場は使えるようにしてくれんかな?

もう約束の竣工日は過ぎていると思うが…

 

 

【はぜつき磯】の浅場エリアは、既に10人ほどになっていて、なぜかMR氏もその中にいた。

見たことある人ばかり

 

MR氏は休みとあればハゼ釣りばかりしていて、土日はおろか、有給とってハゼ釣ってる『ハゼキチ』である。

 

家族からは「バっカじゃないの!?」と言われているらしい。

 

家族の指摘もごもっともだ。

 

聞けばお年頃の娘さんも居るらしいから、「ハゼ釣っとらんと、ちゃんと家族サービスした方が良いんじゃない?」と心配するオッサンに、「帰ってからしてます!」と力説した。

 

帰宅し、釣ってきたハゼを振る舞うという間違ったサービスじゃないことを願うばかりである。

 

そんな家族から見放されたMR氏は昨日もココに来てたので、今日の好釣ポイントは熟知しているのだろう。

 

「入れ喰いですよ!ガンガンに釣れてますよ!」とMR氏。

 

ナヌ!オッサンのやる気スイッチに電源が入る。

 

今日はコッチなのか!

 

ではではとオッサンも釣りの準備を始める。

 

すると、ある視線を感じてそちらを見ると…

視線の主は野良猫

 

絶滅したと言われていた、この釣り場の野良猫が復活していた。

 

そしてその雰囲気に見覚えがある。

 

ん?こいつ『マーヴェリック』の子供じゃね?

 

マーヴェリックとは、以前この釣り場に居着いていた野良猫で、オッサンが勝手につけた名前。

 

身体の模様の雰囲気と目つきの悪さが、そこはかとなくマーヴェリックに似ている。

 

まだ人馴れしてないらしく、8mくらい離れているのにそちらに行く素振りを見せただけで逃げる態勢である。

 

そう!それでいい。

 

人馴れすると動物愛護センターに連行されるからね。

 

 

本日の竿は、なんちゃって行雲流水の合体竿。

なんだかんだで、この竿で一番数釣ってる

 

竿を伸ばそうとすると…

 

アレ?出てこないな?とトントンやってみたが出ないぞ!

 

っていうか、無いじゃん!?

 

なんと!竿の持ち手だけで中身が空っぽだ!

 

そうだ!コッチの竿に組み直したんだ。

 

3mの竿も持ってきていて、合体竿の中身をこちらの竿の中に入れたんだ!

 

この3mの竿は、折れて捨てられていたのを拾ってリサイクルしてます。

竿銘が同じだから、ちゃんと合体する

 

水温は26℃と温かいから、ガンガンに釣れてるのかな?

26℃は温かいな

 

仕掛けはいつも変わらずの胴付き仕掛け。

コレが一番やりやすいと思う

 

当然ながら、本日も餌はボイルベビーホタテ一択!ではございません!

いつものベビーボイルホタテ

 

いつも同じ餌ばかりだと思ってたら大間違いだ!

 

本日のゲストはマルキューさんの『ハゼほたて』

コレが『ハゼほたて』だ!

 

知る人ぞ知る常温保存可能な餌で、以前は関東限定での販売だったけど、この度全国展開に踏み切ったらしい。

 

ハゼ釣り=アオイソメが一般的だったけど、やっとホタテ餌も市民権を勝ち取ったらしい。

 

少し大きめなホタテが2つ入ってます。

ちょい大きめかな?

 

この硬い部分はいらないんだよな〜

 

この部分でもハゼは喰って来るんだけど、硬いから針掛かりがすこぶる悪い。

 

だもんで、オッサンはいつもこの部分は捨ててます。

 

ちなみにこの部分は、二本ある貝柱のうちのもう一本の貝柱らしい。

この部分はいらないぞ!

 

普通のボイルホタテに比べると少し堅めな印象。

 

割ってみるとさけるチーズみたいに貝柱の繊維質が千切れる。

さけるチーズみたい

 

堅めだから針に掛けやすくなってます。

 

針をつまんで、チョイチョイ!と貝柱にこするようにすると、ごきげんに餌付けできました。

 

しかも、水中でフワリとなる感じに餌が付くので、ハゼへのアピールも良好だと思います。

簡単、フワっと餌が付く

 

なるほどね〜!

 

さすが釣り餌のマルキューさんが開発しただけはあるな!

 

あとは、実際に釣れるかどうか?だけどね。

 

ちなみにこの『はぜホタテ』は、近所の釣り好きな友人が「使ってみてよ!」とわざわざ持って来てくれたシロモノ。

 

その友人はハゼ釣りなんてみみっちい釣りではなく、もっと大物狙いの釣り専門なんだけど、ハゼ釣りに使えそうなアイテムを何かと持ってきてくれる、ありがたき存在なのである。

 

しかし、今回は値段聞いてビックリだったけどね!

 

 

あと、ビクを新調しました。

 

ご存知のように昔のビクは壊れていたし、その次に新しくしたビクは網目が大きくて小ハゼが脱走しまくっていたので。

 

今回のビクは昔のビクと同じ24cmタイプで、網目も細かい。

 

んでいつものように、水が貯まる底の部分を改造しました。

 

厚めの糸入りビニール素材で、ハゼもキレイに写るフォトジェニックなビクになってございます。

新しいアイテムは気持ち良いね〜

 

ちなみに今回はH2氏の分もやっておいた。

ふたつやるのは結構骨が折れる作業

 

一見同じに見えるけど、実は底の厚さを変えていて、H2氏のはスタンダードなタイプで、オッサンのは厚底タイプに仕上げました。

左がスタンダードで右が厚底タイプ

 

前置きが長々となって申し訳ないです。

 

さぁ!いよいよ爆釣開始じゃ!なハズなんだけど、釣りの準備をしながらず〜っと迷っていた。

 

入れ喰いはヨシとして、問題はMR氏のビクの中身。

 

チラッとビクを覗いてみたらハゼが小さい…

 

ムムム…、コレはどうなんだろう?

 

この浅場だからこのサイズであって、深場エリアに行けばもっと良型が入れ喰いなのでは?

 

射幸心にも似た欲が、ワシャワシャと鎌首をもたげる。

 

そして決断する。

 

移動じゃ!

 

この瞬間が地獄の入り口だと思いもせず…

移動した途端に起死回生

やってきたのは、お気に入りの深場エリア。

 

誰も居ないのが不思議だったが、オッサンは良型&爆釣を独り占めを信じて疑わなかった。

 

一応、来る前から作戦を立てていて、現在は潮位が低めだから2.1mの竿でスタートダッシュで数を上げ、潮が高くなってきたら3m→3.6mの竿へとチェンジしてゆくイメージ。

 

なので、まずは2.1mの竿から始めます。

 

水も濁っていないから釣れないわけがない。

今日は水もキレイだ

 

期待しての第一投。

 

ス〜っと深場に落ちてゆき、着底と同時にアタって来る。

 

上がってきたのは、やはりなサイズ。

まぁ、ご愛嬌という事で

 

サイズはともかく、一投目で上がって来たから良い兆候。

 

次も寸分狂いなく同じスポットに落とすが、またしても小ハゼなアタリ…

 

しかも小さくて針に掛かってこない。

 

角度を変えて他のスポットを探るが、アタリが遠く、アタっても小ハゼな感じ…

コレじゃ〜ね〜…

 

ん〜〜〜?小ハゼばかりだな…

 

しかし、ココは深場なんだから、どこかに良型ハゼの群れが潜んでいるはずだ!

 

ソコに当たれば良型爆釣間違いなし!

 

今までも、こんな展開はよくあったではないか!?

 

どこかに良型ハゼが絶対!を合言葉に探りまくる。

 

居なくはないんですよ!

 

たま〜にだけど、そこそこサイズも居るは居るんです。

こんなのとか

こんなのが

 

しかし、アタリはあっても、針掛かりしないような小ハゼばかり…

 

サッサと見切りを付けて大移動すれば良いものを、今までの成功体験がソレを拒む。

 

結局、90分ほどかけてこの深場エリアをひと通り探ってみたものの、状況変わらず。

 

っと言うよりも、アタリがほとんど無くなり、更に悪い方向へと…

 

挙句の果ては、ダボハゼまで釣れてくる始末。

 

このエリアでダボが釣れるということは、ハゼの居るゾーンに届いていないということ。

コイツが釣れてくるということは、もうダメということ

 

竿をもっと長いのにチェンジするべきか?

 

一瞬悩んだが、今更チェンジしても大きくは改善しないだろうて…

 

移動じゃ!その2

 

 

やってきたのは浅場エリア。

 

いつの間にか常連釣り師が増えてて、どうやら釣れているらしい。

 

ず〜っとココでやっていたMR氏に釣れ具合を伺うと「入れ喰い継続中!」とのこと。

 

目ぼしいスポットは既に釣り師達が入っていたので、オッサンは端っこの方でこじんまりと釣り糸を垂れる。

 

すると…

 

確かに釣れるね!

 

適当に落とせばまずアタっては来るけど、やはり6cm程度の小ハゼが多い。

 

ただ、その中に10cmくらいの良型ハゼが混ざって来る感じ。

 

やはり小ハゼが多いのは致し方ないが、この際ゼイタクは言ってられん!

 

ポイントの選択ミスを挽回すべく、オッサンのカウンターがフル回転し始める。

 

型は目をつぶり、数で誤魔化すしかないぞ!

 

餌を大きめに付け、狙いのスポットにハゼを集め、集めたハゼを一網打尽にする。

 

一か所で5匹前後上げると、針に掛からない小ハゼばかりになるので、すぐに他をあたる。

 

小ハゼの群れとは言え、中には良型も混ざるので面白くはある。

たま〜にこのサイズも上がってくる

 

マメに探れば、立ち位置から4〜5か所はハゼが釣れるホットスポットが見つかるので、ソレを釣り切ったら少移動。

 

ほとんどのアタリが着底すぐか、一回誘うとアタって来るので、ソレ以上の粘りは時間の無駄。

 

粘るよりも、アタるエリアをどんどん見つけてゆくほうが効率が良い。

 

 

アッという間に1束を超え、気持ちに少し余裕が出来たので、型狙いに走る。

 

良型は岩場周りに居ることが多いので、岩場のヘチ狙いだけど、狙う岩の形がキモ。

 

この釣り場は運河なので、しょっちゅう船が通る。

 

その船が立てる波に侵食され、下がエグレている岩がある。

 

そんな岩を見つけ、そのエグレ部を集中攻撃すると良型ハゼが上がって来やすい。

居るんだよ〜!

 

やはり平場は、小さめのハゼが多いかな。

 

雨が降る予報だったけど、しっかりおひさまが当たってきやがってジリジリと暑い。

 

「雨が降るって言ってたじゃんかよ〜!雨前提だから日焼け止め塗ってないし、カッパも持って来てるんですけど…」

 

MR氏は入れ喰いに満足らしく、240匹ほど釣るとサッサと帰ってしまった。

 

チクショ〜!コッチは釣り場の選択ミスでスタートダッシュ失敗したから、取り返さなくちゃだわ!

 

先程よりアタリが遠くなり、サイズもこじんまりしてくるが、2束の大台に乗せたい。

 

後頭部を焼かれながら釣りを続けるが、ハッキリ言ってもう飽きた!

 

「なんで最初からコッチでやらなかったかな〜」

 

ブツブツ独り言を言いながら、釣り続ける。

 

首の後ろが痛くなり始めた頃にやっと納竿。

 

4時間粘って208匹でした。

コレだけ釣れば良いだろ!とりあえず…

 

”二兎を追うものは一兎をも得ず”の通り、良型ハゼと数釣りを両方追い求めたのが今日の敗因だったかな…

 

最初から数釣りに絞って、浅場エリアだけでやってたら、3束を目指せる釣れ具合だった。

 

 

釣りにおいて一番重要なのがどこで釣り糸たれるのか?は間違いない。

 

どんなに技術があっても、どんなに高価な釣具を使おうとも、釣れないポイントでやってては全て無意味なのである。

 

こう考えると、釣りに一番必要な技術は、釣れるポイントを見極める能力ですな。

 

でもそれが出来れば誰も苦労しないし、分からないからこそが釣りのおかしみなんだとも思う。

 

釣りって奥が深いな〜

しっかり晴れやがって!

 

 

ここで宣伝です!

オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。

 

結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…

 

正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。

 

販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。

 

オッサン公式?ハゼスケールはコチラからどうぞ!

 

売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。

 

なるべく頑張って製作します。

【特別付録】『ハゼほたて』インプレッション


今回初めて話題の釣り餌『ハゼほたて』を使ってみたので、オッサンなりの感想を偉そうに述べてみたいと思います。

 

尚、あくまでオッサンの個人的な感想なので、別の人には「そんな事ないぜ!」は多々あると思いますので、参考までに。

 

《メリット》
◯常温保存がきく生エサ
『生エサ』という表現が正しいのかは分かりませんが、おつまみホタテみたいに乾燥しているわけでもないから、生エサなのかな?

 

生エサのメリットは、ハゼの喰いも針掛かりも良い所だと思います。

 

保存も釣り道具に入れておけば良いだけだから、当日忘れる心配も無し。

 

今回は使い切ったので、もし釣り後に余ったら、ジッパー付きのビニールにそのまま入れて保存で良いのかどうかは謎。

 

一度でも使うと触るし汚れるから、常温保存でカビとか傷んだりとかしないのかどうか?

 

しかし常温保存できるボイルホタテって、いったいどんな技術なんだろう?

 

◯餌付けがし易い
いつも使っているボイルホタテは柔らかいので、針に付ける時は、使う量だけ針ごとつまんだりすることがあります。

 

しかし『はぜホタテ』は少し硬くしまっているので、餌付けは針をホタテにこするようにすれば簡単に餌が付きます。

 

◯ハゼにアピールし易い
餌を針につけると、貝柱の繊維がひと塊で付くのではなく、繊維が広がって付く感じになります。

 

このため、餌がフワっ!と水中で広がるので、ハゼへのアピール力が高いと思います。

 

《デメリット》
●サイズが大きい
天然素材なので個体差はありますが、『はぜホタテ』は直径が約3cmで厚さが1.5〜2cmくらい。

 

針につけるとホタテの繊維幅は2.5cmくらいに広がります。

 

6月〜7月くらいのハゼはまだ10cmにも満たないハゼが多いので、餌の端ばかり突き、針に掛からないハゼが多かったです。

 

ハゼ釣りハイシーズンの9月頃のハゼなら、今回のサイズでも問題ないと思います。

 

なので、今後はSサイズとかMサイズとか、サイズ違いを展開するのも良いと思います。

 

●餌が針から外れやすい
コレはオッサンの使っている針が、スレの袖1号だからかも知れませんが、仕掛けが着底する前に針から餌が外れることがそこそこありました。

 

ちょっと堅く乾燥気味なので、粘りがないためかな?と思います。

 

●価格が高い
コレが最大のデメリットになると思います。

 

このサイズのホタテが、ふたつで600円前後は考えてしまいます。

 

600円出せばアオイソメがひとパック買えるので、アオイソメを買えば一日釣りができると思います。

 

正直、このサイズのホタテふたつではアオイソメほどはもたないハズ。

 

虫エサが苦手な方でも『はぜホタテ』なら使えるという意見もあると思いますが、スーパーでボイルホタテやエビは普通に売ってるし、むしろコチラの方が容量も多く、安い。

 

もし余っても、そのまま冷凍すれば次回も使えるし。

 

 

今回『はぜホタテ』を使ってみて、正直「どこにメリットを見い出せば良いのやら…」と考えてしまった。

 

オッサンがいつも使っているボイルベビーホタテと比較して、喰いが良いわけでもない、釣れるわけでもない。

 

いやむしろ、普通のベビーボイルホタテの方が喰いも針掛かりも良いという印象でした。

 

マイナスな印象を持たれると嫌なので言っておきますが、『はぜホタテ』は普通に釣れますよ!

 

オッサンが言いたいのは、市販のベビーボイルホタテと比較してメリットが薄いという事です。

 

唯一の思いついたメリットが餌が足りなくなった場合の非常用餌として、道具箱に常備するくらいかな。

 

 

あと肝心の味なんだけど、MR氏がひとつまみ食べてみたらしい。

 

ホンマもんの釣り師は、釣り餌を実際に食し、使うかどうかを決めるらしい。

 

愛犬家や愛猫家がペットフードを自分で食べてから、ペットに与えるのと同じ感覚なのかもしれない。

 

んでMR氏の反応はというと…

 

”おつまみの珍味「ホタテ貝柱」みたい!”を期待してたら「苦い!」だった。

 

「食べ物の苦さではなく、なにかポイズン的な苦さで、まるまるひとつ食べたら致死量だよ!」的なヤバい味だったらしい。

 

まぁハゼが喰うんだから人間が食べても死なないと思うが、それくらいの苦さをくらったらしい。

 

一応パッケージには【天然&食品素材100%】と書いてあるからチャンとホタテなんだろうけど。

 

他にも【アミノ酸添加”うまみ”アップで食い込み抜群!】ってあるから、苦味の原因はアミノ酸関係か、もしくはこの柔らかさで常温保存を可能にした企業秘密に隠されているかもしんまい。

 

次のハゼ釣りでMR氏を見かけなかったら、天に召されたと見て間違いないだろう。

 

MR氏もハゼの餌で昇天したなら、きっと本望だろうて。

 

 

っと『はぜホタテ』を批判するような内容になってしまいましたが、ハゼ釣り専用の釣り餌として、一石を投じた意味はすごく大きいと思います。

 

ハゼ釣り餌の新機軸として、広まることを期待しています。

 

 

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