2023年11月12日。
2023年30回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:曇り一時雨ちょっぴり雹
釣行時間:1時00分くらい(潮位:91cm上げ3分)〜6時30分くらい(潮位:170cm下げ2分)大潮
水温:測り忘れた
釣果:マハゼ87匹(11cm〜17cm)
竿:3.5m(清流X 硬調)
道糸:フロロ1.5号
ハリス:フロロ1.0号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:アオイソメのちベビーボイルホタテ&アミエビ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
つい先日、11月としては観測史上最高の27.5℃を叩き出した東京都心だったが、わずか4日で13℃以上も下がって晩秋の装い。
昨日は、東京も寒い上に風が強くて、『木枯らし1号』カモ!?だったが、ギリギリ届かなかったらしい。
とは言え、北海道や青森では初雪も降ったようで、秋どころか一気に冬に季節が進んだようだ。
2023年は記録尽くしの異常な夏だったけど、「アレだけ暑かった夏だったけど、寒い冬は来るんだ…」と素早い自然の移り変わりに驚くとともに、少しホッとする。
んで問題なのが、あの木枯らし1号もどきの強風の中、例のO氏は夜釣りに出撃したらしい。
釣りの大敵は雨ではなく、風である。
豪雨ではダメだけど、普通の雨程度ならなんとかなるどころか、ハゼ釣りではむしろ雨の方が釣れる気がする。
んがしかし、強風はいかん!
風で竿が煽られてアタリなんぞ取れやしない!
ウキ釣りでも水面に波が立つから、アタリが分からん。
風の中でもアタリの取り方がないわけではないが、『コレでも釣れなくはないが…』的な緊急事態なやり方なので、ポイポイ釣れるもんでもない。
オッサンも雨天はハゼ釣りに行く可能性は高いが、強風は問題外なので諦めている。
そんな釣り人の常識を全く無視するO氏の悪行。
風だけならまだしも、夜釣りという、まさに悪行三昧!
その時を述懐し、「全然釣れないし、釣りにならないよ!」
あたり前だ!
まだ、平日は仕事だから休日しか釣りに来れないという現役世代なら言い訳にもなるが、O氏はリタイヤ世代で、バイト的な事はやっているが毎日のように釣り場に来れる御身分。
なんで強風&夜釣りというヤバい釣りをしようとするかな〜?と理解に苦しむ。
ましてや、もう後期高齢者に片足突っ込んでて、身体も思うように動かないクセに見境なく徘徊するもんだから、危なっかしくて見てられん!
「強風に煽られたら水にドボンだったよ!」
「そのままドボンしてしまえ〜!」
そんなトホホなやりとり後、オッサンも夜釣りの日がやってきた。
しかし、雨予報…
夏ならいざ知らず、季節は一気に冬に進み、しかも夜間釣行。
少々迷ったが、覚悟を決めて出撃を決心する。
そもそも、もうアオイソメ買っちゃったし!
マメに天気予報をチェックするが、さすがに当日の予報は覆りそうもない。
どうみても雨が降る。
っというわけで、完全防寒及びカッパを着込んで万全の体制にて出撃。
現場に向かう途中は、いつものように愛車を漕ぎながら汗だくになる。
あ、そう言えば、オッサンの愛車が少々リニューアル。
ライトが昔懐かしの自家発電ダイナモ&豆電球だったのが、最新のLEDライトにレベルアップ。
自家発電は相変わらずだけど、昨今のダイナモは漕いでても軽いね〜♪
以前はウィ〜ん、ウィ〜ん鳴って、重かったからな〜
あと、リアホイールをタイヤやブレーキ含めてまるごと全交換した。
漕いでいるとよくガツンッ!とギア抜けみたいになったし、ブレーキなんてブーブー音がするだけで全然効かなかったし、ホイールが歪んでたし…
まぁ、27年も乗ってるとこうなるわな…
タイヤとかチューブなんて何回交換したか分からないけど、さすがにもうヤバいっしょ!
問題はオッサンが作業したからすこぶる怪しくて、走っているうちに『チキチキマシン猛レース』みたいに、ボルトやらパーツやらが外れてゆくかもしんまい。
気持ちよく快調に飛ばし、無事に夜釣り現場【秘密の花園3】に到着。
本日は【島】エリアからのスタート。
実は雨を覚悟でやってきたのは、いくつかお試しがありまして…
まずは【島】エリアでの短竿釣行は有効なのか?の検証。
基本的に【秘密の花園3】はほぼ全体が遠浅のポイントなので、3.6mとかの長竿での釣行となる。
しかし前回、このエリアでやった時、手前でばかりハゼが釣れてて、ならば!と短竿でやってみたら気持ち良いくらいの入れ喰いになった。
なので、今回はしっかり短竿で攻めるとどうなるのか?をやってみたいと思ってます。
というわけで、取り出しましたる竿は、2.1mの長さの行雲流水と彩峰Uの合体竿。
一番数釣ってる信頼竿
夜釣りなのでケミホタルを装着する。
オッサンの場合は、アタリを取るのと着底を確認したいので竿先にひとつ。
竿先にチョン!とおひとつ
この目印の位置は人によってまちまちで、仲間内ではウキの位置に付ける人が多いかな?
MR氏曰く「どこに付けるのが良いのか決まりはないけど、どこを見ながら釣りするのか?で決まるのんじゃないの〜」
確かに!それが正解だ。
今まであまり意識してなかったけど、ケミホタルを竿先に付けると釣りやすかったから、「いつも竿先を見てたんだ!」と改めて納得した。
餌は当然アオイソメ。
まぁ、餌は好き好きで良いと思う。
オッサン的には良型大型狙いとなると、虫エサの方が良いかな?と思ってるだけ。
釣り人ってなにかと「餌はやっぱり◯◯が釣れるよ!」と無責任に豪語してくるが、自分が釣れると信じている餌を使うのが一番釣れると思う。
ただ、イソメの餌付けってライトの明かりでやるのに難儀する。
昼間ならなんてことないんだけど、夜だと遠近感が掴めなくて上手く餌付けが出来ないんだな〜って、これはオッサンの老眼のせいでもあると思うが、やはりライトのせいだとも思う。
餌はイソメが釣れる!と信じたい
特にイソメの尻尾なんて、細いし暴れるし…
準備完了にて、いざ検証開始。
まずは【島】内でも実績ポイントからスタートする。
ココはけっこう浅いから、着水すぐに着底。
すぐにスン!スン!と数cm毎に引きながら誘いを入れ続ける。
するとすぐにアタリが!?という事は全く無くて、アタらないな〜
まぁ、夜釣りってこんなもんで、そのエリアの最初ってアタって来なくて、しばらくやってると途端に喰い始めてくる事が多い。
っというわけで、諦めずに誘い続け「ここの美味しい餌ありまっせ〜」をアピールしていると、コン!と小さくアタって来た!
すかさず電撃フッキング!は見事に空振り…
アレ?アタリじゃなかったのかな?
いまやっている釣り方は、着底したらひたすらに動かして誘い続け、コン!とかの振動や仕掛けが根掛かりみたく動かなくなったらアワセるというやり方。
なので、底の石とか起伏とかをアタリと勘違いする事もあるんだけど、『疑わしくはアタリと思え!』で怪しい挙動はとにかくアワセてみる。
否、アレは絶対にハゼのアタリだったと信じ切るオッサン。
信じる者は救われるで、次も寸分違わず同じスポットに落とすとすぐに喰ってきた!
やっぱりハゼじゃん!
んで、次も同じスポットに落とすと二連打。
サイズアップせんな…
残念ながら、今晩はそれほど喰いが良くないらしく、これ以上の連打は無くて、少しづつ移動しながら探ってゆく。
ちなみに深場エリアもあって、短竿だと深場で引っ張るなんて出来ないもんだから、垂直に落とし、そのまま上下にチョンチョン!と餌を踊らせる。
一回の探りで20回くらい上下させて、何も音沙汰なければ次のスポットといった塩梅。
まぁ、喰ってくる時ってだいたい10回以内で喰ってくる。
さすがに深場ともなればサイズも少々アップしてくる。
このサイズなら夜釣りも楽しいね!
ココらへんが本日の最大サイズ
竿が短いから細かい操作が出来て、釣りがし易い。
前回のような入れ喰いにはならないけど、飽きない程度にはアタって来る。
んで本日もゲストありマス。
コイツはキビレではなくてチンチン(クロダイの幼魚)
んで定番外道のウロハゼ。
コイツはマハゼと同じ引きするんだよね〜
【島】エリアにはオッサンひとりで恐いんだけど、あちらの通常エリアにはライトの人影が見える。
アレは仲間が来てるんだろうて。
ルアーマンはライトを点けっぱなしで釣りしないから、ハゼ釣り人に間違いない。
オッサンもそろそろ移動を考え始める。
というのも、潮が満ちると【島】エリアは水没し、帰れなくなるので気をつけねばならない。
特に本日は大潮なのでアッという間に潮が満ちてくる。
もう低い所には潮が乗り始めている。
本日は【島】エリア全体の釣れ具合の調査も兼ねているので、とにかく全体的に釣り糸を垂れてみる。
約2時間で20匹程度だったけど、なんとなく全体の感じは掴めたので、帰れなくなる前に撤収。
んで、通常エリアにやって来るとT氏、H2氏、MR氏がいた。
MR氏もすっかり夜釣りの人になってしまった。
「昼間でも釣れないことないけど、今年は小さいのばかりだから夜釣りの方が楽しい!」とのこと。
こちらでもボチボチ釣れているらしく、オッサンも参戦。
まずは竿の準備から。
こちらでは長竿になる。
本日は一軍の長竿『清流X 硬調35』を持ってきた。
っというのも、前回使った『軽極ハゼ 硬式360』の穂先を、清水の舞台からハイダイビングの覚悟で13cmカットした竿を使ってみたら、やたらポロリが多かった。
原因は竿を切り過ぎて硬くなり、釣り上げたハゼが暴れ、硬い竿に弾かれてポロリしてるのかな?
果たして、この現象は竿のせいなのか?それともスレ針のせいなのか?それともオッサンのやる気のなさなのか?をハッキリさせるのが本日のもうひとつの検証。
この竿でやってみれば原因が分かるだろうて
んで、やっぱり最初はアタリが無いんだよね〜
まぁ、夜釣りってこんなもんだろう、と思うことにする。
またしばらくハゼにイソメをアピールしていると、喰い始めてくる。
さすがに使い慣れた一軍竿。
数cm単位で引いてくる動きもスムーズでやりやすく、スン!…にも満たないモタレるようなアタリにも反応できる。
「今までの夜釣りでも、この竿使ってたら釣果も全然違ったかもな〜」と実感した。
最初はハゼサイズも10数cmばかりで「やはり遠浅エリアだとサイズが小さくなるな…」と思ってたら、そこそこサイズがアタリ出した。
このサイズなら良いよね!
基本的に夜釣りは移動しながらハゼを拾ってゆくので、とにかく喰ってくるハゼを見つけるのが仕事。
自分の立ち位置から30度くらいの間隔で、少し場所を替えながら探り続ける。
厄介なのが、さっきは全然アタって来なかったのに、同じエリアを次やってみたら喰ってきた!という現象が普通にあるということ。
ココが夜釣りの面倒臭いところというか、単純に諦めきれないところ。
潮位がかなり高くなってきて、さっきは全然釣りにならなかったエリアでもハゼがアタリ始める。
この時が入れ喰いチャ〜ンス!
沖からやってきたフレッシュなハゼが餌をバク!っと一気に喰ってくるから針掛かりも一発だし、連打にもなるし、何よりも良型ハゼが多い。
この時間とスポットを見逃さないことが、夜釣りの肝でもある。
そして見つけたらフル回転の手返しで一気に勝負を掛けるべし!
今日もあるスポットを見つけて、「ココが今晩のクライマックス!」とばかりに一気に勝負を掛ける。
上がってくるのは15cmクラスばかりで、落とした瞬間に沖に向かって仕掛けを引っ張ってゆくから、針掛かりも良いし、暴れまくるから釣り味も最高だ!
長竿で良型ハゼを掛けると、グィ〜ん!と竿が大きくしなって楽しい瞬間!
とにかく、掛かったスポットに落とし続け、着底すぐにアタって来るようにして、時間を無駄にしないこと。
この入れ喰いタイムはアッという間に終わってしまいます。
と思いながら両手をフル回転させていたら、まさかのイソメの餌が無くなり、餌箱内はエンプティ…
まぁ分かっちゃいたけど「マジか!?」
速攻、荷物置き場にダッシュ&予備のホタテとアミエビセットを補充しリターン。
幸いにして入れ喰いは終わってなくて、またしばらくは楽しめたのでした。
その後はまたボチボチ程度の釣りで、暇になったので、まだ探っていないエリアを徘徊し始めるオッサン。
ソッチも釣れなくはないが、釣れるとは言い難い塩梅。
夜が明けてくるが、本日は今にも雨が落ちてきそうな空模様で、爽やかな朝とは程通し…
予報通り降ってきそうだな〜っと思ってたら、やはりポツリポツリと落ちてきたんだけど、「ん?なんかおかしくね?」
雨じゃなくて雹が落ちてきた!
うわ〜、こんなに気温が下がってたんだ。
釣りしている最中は全然気づかなかったけど、雹が落ちてきたということは、そこそこ冷えてるよね。
明るくなってくると、釣りがやりやすくなる反面、ハゼサイズが縮む。
15cmクラスなんてどっかにいっちゃって、10数cmのハゼばかりになる。
こうなるともう終わりの合図。
本日も5時間半程で87匹と夜釣りの最高記録だったけど、ウロウロしてないで釣れるエリアでやり続けてたら1束いってたな〜!
今日は1束狙えたな〜
んで、問題のハゼポロリ事件の”引きあたり”の件ですが、確かに竿を替えてみたらポロリは少なくなった気がするが、やはりポロリはする。
なので、コレは自然現象なのでしょうがない…、という玉虫色の結果にて勘弁してください。
T氏も同じ軽極ハゼを使ってて、オッサンと同じように、竿が柔らか過ぎて不便を感じていたようだった。
オッサンが穂先をぶった切ったもんだから、同じようにT氏も10cmカットしてみたところ…
「スゴく使いやすくなった!今日はポロリも一回もないよ!やっぱり針のせいじゃないの?」とのたまわりやがった。
試しに、T氏の竿をいじってみたが、明らかにオッサンのと挙動が違うんだよね〜
この違いは10cmカットと13cmカットの違いなのか?それとも、持ち主のパーソナリティの違いが竿に出るのか?
T氏は温和で柔らかい性格だからソレが竿に出ていて、オッサンの竿は自己主張が激しくて、角が立ってる感じ。
持ち主の性格そのままやんけ!
自動車とかでも、運転手の癖が車に反映されると言われるから、釣り竿でもそういう事かもしんまい。
しかし、本日は小さなアタリが多かったな〜
そこそこサイズのハゼとは言え、っていうか、そういうサイズのハゼだからこそ居食いが多くて、ソレを拾えないと数が伸びない感じだった。
コレから冬本番になってくるので、夜釣りも厳しくなってくる。
っていうか「まだ夜釣りやるの?」というのが正直なところ…
今期通い始めた夜釣りはあくまで、『穴釣り本番までのつなぎ』という位置づけだったハズ。
穴釣りに通っている仲間によると「数はそこそこ上がっているが、サイズが大きくならない…」とのこと。
穴釣りの醍醐味は大型ハゼの強烈な引き!なので、コレがなければ「意気消沈」 「茫然自失」「炭酸の抜けたビール」である。
もうこの時期で大型穴ハゼが上がってないということは、もしかしたら今期は穴ハゼが大きくならないかもしれない。
大きいのも居るには居るんだろうけど、数が少ないのかな?
っということは、このまま夜釣りで年越しも冗談ではないお話。
ハゼ釣りしながら聞く除夜の鐘も風流だね〜って、そんなのシャレにならないって!マジで!!
ちなみに、夏ハゼ釣り場の大井ふ頭中央海浜公園に生息していた野良ぬこの『ニャンキュッパJr』は無事に保護されました。
若か知り頃の『ニャンキュッパJr』
出会った頃は、まだ小さくて痩せこけた猫だった。
最初は野良猫らしく人間が近づくとシャー!してたけど、ある日を境に「オラ、このままだと野垂れ死んじまう!」と改心したのか知らんが、すごく人懐っこくなった。
その甲斐あってか、餌をくれる人が多くて、大きく太り、毛並みも良くなったらしい。
とは言え、冬は厳しい季節なので、誰か早く保護してくれないかな〜っと思っていた。
んで、今回の保護猫となり、良かった良かった。
できれば、このような野良猫が居なくなるのが、一番良いんだろうな〜
でも、野良ぬこが居なくなっても、かわりの野良が出てくるんだろう。
千葉では野良キョンが大繁殖して、農作物にも被害が出て大変らしい。
アレも見た目は可愛くはあるが、鳴き声が不気味だよね。
野良猫は可愛いと思うが、野良キョンにスリスリされても嬉しくないわな。
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。