2023年度11回目のハゼ釣りは厳しくとも釣れるカモ

2023年度11回目のハゼ釣りは厳しくとも釣れるカモ

2023年11回めのハゼ釣りは厳しい中でも…

2023年7月30日。

2023年11回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】

天気:晴れ

釣行時間:5時30分くらい(潮位:85cm下げ6分)〜9時30分くらい(潮位:24cm干潮)中潮

水温:28℃

釣果:マハゼ130匹(7cm〜13cm)

 

竿:3.5m(清流X 硬調)→2.1m(行雲流水)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ベビーボイルホタテ時々アミエビ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

しかし暑い!

 

北海道と沖縄を除いた本島は連日の酷暑で、雨も期待できず…

 

この灼熱地獄がお盆頃まで続くというのだから、もう拷問である。

 

コレは日本のみならず世界的な傾向らしく、世界気象機関(WMO)によると、この夏、観測史上最も暑い夏になる可能性があるらしい。

 

っていうか、もう既になってるよね?

 

どうみても尋常な暑さじゃないもん。

 

熱中症への警戒が必要ですが、基本的には酷暑日の行動制限、水分補給や涼しい環境の確保など「自分の身は自分で守る」対策を講じるしかない。

 

 

んで、本日もハゼ釣りなんだけど、早朝は涼しいとまではいかないが、少なくとも暑くはない。

 

暑くはないが、身体はダルい。

 

昨日のハゼ釣りの疲労が残ってるし、ハゼ釣り場でのアクシデントのダメージも未だに癒えず。

 

手を怪我してしまったので、愛車のハンドルをまともに握れず、思うように前進しない。

 

「こんなんでハゼ釣り出来るのかな?」

 

本来なら、明日から仕事もあるし、今日はゆっくり休んで、怪我と疲労の回復に専念するのが自分のためでもあるし、社会人としてのマナーであろう。

 

しかし、オッサンんちでは、昼間はエアコンを稼働させないという謎のルールがある。(ちなみに扇風機はOK!)

 

いやいや…、こんな酷暑でそんな事やったら命に関わるよマジで!なんだけど、妻のこだわりというか、もうここまで来るとムキになっているとしか思えん!

 

そんな訳で、オッサンは涼を求めて近所のスーパーに避難する。

 

なにを買うわけでもないのに、しょっちゅうスーパーをウロウロしていると目立つらしく、「この貧乏人が!万引きでもしようもんなら、即しょっぴいてやっからな!!」の店員の視線が痛い。

 

オッサンのお気になスポットは、店内でも一番涼しい鮮魚コーナー。

 

いろいろな魚の水揚げと季節の移り代わりが良く分かって面白い。

 

ただ、魚嫌いのオッサンとしては、少々魚臭いのが玉にキズ。

 

 

そんな訳で、灼熱地獄の自宅から避難するという意味でも、ハゼ釣りに行かなくちゃならないオッサン。

 

橋から釣り場を見渡すが、今日はすこぶるハゼ釣り人が多いぞ!

 

こんな早朝なのに既に20人以上はズラリと並んでいて、自宅に居たくないのはオッサンだけじゃないんだな〜としみじみ思う。

同志があんなに大勢!?

 

いつものように【はぜつき磯】を舐めるように通り過ぎる。

 

昨日もハゼ釣りしていたいつもの常連達の出席を確認しながら、【夕やけなぎさ】の様子も見にゆく。

 

ハゼ釣り人でごった返す【はぜつき磯】とは対象的に、【夕やけなぎさ】はひっそりと静寂に包まれていた。

すぐ隣りなのに、ここまで雰囲気が違うもんかね?

 

酷暑の中、あまりにお寒い【夕やけなぎさ】の雰囲気に凍え死そうになり【はぜつき磯】に戻る。

 

どこで釣り糸を垂れるか決めてないので、各常連たちにハゼ釣りの塩梅を伺いまくる。

 

共通しているのが、釣れなくはないが、入れ喰いというほどでもないらしい。

 

ハゼサイズは、それぞれの場所毎に感想が違うのはしょうがないところ…

 

サイズを狙えば数は上がらんし、その逆もしかりで、数もサイズも両方!というワガママはダメな日らしい。

 

とは言え、多くのハゼ釣り人の群れなので、既にオッサンが釣り糸を垂れる隙間も無いに等しいのですが…

オッサンの付け入る隙間がない

 

っとういわけで、やってきたのはいつもの深場エリア。

 

ココは今期はちょっと厳しいがために人気がなくて、普通の釣り人は近寄らない。

 

だもんで、静かに黙々とハゼ釣りしたい人にはうってつけではある。

 

MR氏とT氏がやってるんだけど、確かにこの二人はそんなタイプではあるな!

 

オッサンも混んでる釣り場は苦手というか、すぐに小移動を繰り返すので、動きが取れない釣り場は窮屈でいかん!

 

MR氏に釣りの塩梅を伺うが「昨日よりもアタリが遠く、ハゼも小さい…」らしい。

 

まぁいいや!今日はどこでやってもたいして変わらんだろうて…

 

やっと釣りの準備を始める。

 

釣り場に到着してからウロウロしたり、ダベってたりで無駄な時間を浪費し、早起きした甲斐が全くない。

 

まぁいつもの事なんだけど、人間関係は挨拶が基本であり、釣り場のリアルタイムの情報収集はとても大事である。

 

大事ではあるんだけど、オッサンの場合は、どこで釣り糸垂れてもやることは同じだから、一応常連達の生存確認の目的が主かな。

 

 

本日はまずは長竿からのスタート。

 

できれば2mくらいの短竿でやりたいんだけど、今現在は微妙に潮位が高いし、沖の方がハゼの型が良いという裏情報も入ってるので。

長竿と言えばこの一竿

 

餌はボイルベビーホタテを主に、昨日の余りのアミエビも少々。

主力はホタテだけど

 

んで、指にはデジタルカウンターを装着しまして…

今日は壊さないようにしなくちゃ!

 

ちなみに昨日の怪我はこんな感じ。

まだジワリと出血している

 

オッサンももう歳なので、長期戦になるかな…

 

水温は28℃で、水に立ち込むとぬるいくらい。

手が汚いなどうにも…

 

準備完了にてやっと釣り開始だけど、この時既に、釣り場に到着してから30分は過ぎていたのでした。

ラストスパートにて盛り返し

まだホタテ餌が凍っていたので使いものにならず、アミエビから始める。

針に掛からないだろうな〜

 

ス〜っとカーブフォールで落とすが、思いのほか浅くて水深は2mもないな。

 

スンスン…と誘ってみるがアタリはない。

 

角度を変えて入れ直すんだけど、どこも生命反応が無かった。

 

ムムム…、今日はこんな感じか。

 

つまり、どこかにはハゼがアタってくるスポットはあるんだけど、アタックエリアが狭いので、しっかり丁寧に探らないとアタリが出ないということ。

 

厳しい日って口を揃えて「全然アタらないよ!」が決まり文句なんだけど、確かにアタリづらいけど、喰ってくるアタックエリアは絶対にどこかにあるんです。

 

ソレをしっかり探し当てたか?が釣れる釣れないの分かれ道になります。

 

オッサンの感覚的に、厳しい時のアタックエリアは半径10cm以内。

 

その範囲を探り当てられれば釣れるハズ。

 

自分は全然釣れないのに、すぐお隣りさんは入れ喰いという現象は、マメに探れたかどうか?の違いです。

 

 

絶対どこかにアタックエリアがあるはず…と信じて探っていると、やっとアタリがあった。

 

やはり小ハゼのアタリで、アミエビでは針に掛からず…

 

「掛かるサイズが喰ってこい!」と念じながらしつこく攻めるが、アタっては来るが針掛かりしないんですけど…

 

もう我慢ならないので、凍ってるホタテを力ずくで壊し、無理やり餌つけして投入。

 

すると一発で上がってきた!

やっぱり餌はホタテって感じだね!

 

アタって来てたのはもっと小さい奴のハズだけど、釣れればいいや!

 

ホットスポットが見つかればコッチのものである。

 

同じスポットに落とせば連打が始まる。

 

んだけど、9cm程度の量産型のハゼばかりで、ちっともサイズアップしない。

 

5匹ほど釣り上げると打ち止めで、次のエリアを探さなければならない。

 

不思議なもので、最初は探しても探しても見つからなかったホットスポットが、一か所見つけると、その後はけっこう簡単に見つかる事が多い。

 

思うに、一匹目が餌を喰ったのを皮切りに、その周りのハゼ達の食い気が上がり、ついにはそのエリア全体がザワつくからかも知れない。

 

とは言え、自分が立っている場所から見つかるホットスポットもせいぜい3〜4か所程度で、それを釣り切っちゃうと小移動しなくちゃならない。

 

たま〜に10cmオーバーの良型も上がるが、基本的には8cm程度が多いかな。

このサイズが釣れ続ければ楽しいが…

 

こんな感じでポツリポツリと釣り続ける。

 

ちなみに、以前問題提起した長竿のデメリットの軟着底時後の竿の再操作。

 

コレは着底時に道糸が緩んでテンションが掛からないので、アタリを取るために竿を上げるなりしてテンションを掛け直す作業が必要になる。

 

でもこれは一番針に掛かりやすい着底すぐのアタリが取りづらい、というデメリットになるというお話。

 

今日はこのデメリットをどうやったら解消できるか?を試してたんだけど、一応、現時点での解決法をば。

 

いつものように、仕掛けをカーブフォールで落とし、着底しそうな頃合いに竿をそのままの角度で手前に10cmほど水平方向に引くと上手くいくことが多かった。

 

着底すぐのアタリも取れていたので、とりあえずは成功ということで。

 

ちなみに竿の操作は肘でやること!

 

のべ竿って軽いから手首で操作することが多いと思いますが、竿の操作は肘でやれ!が基本。

 

上手い人は手首での操作も可能ですが、そうでない人が手首だけでやろうとすると、動作が大げさになってしまいます。

 

そうすると仕掛けが大きく動いてしまい、せっかく餌に寄って来ていたハゼがビックリして散ってしまいます。

 

こうなると「何のために誘ってるのか?」と本末転倒です。

 

肘を意識して竿を操作すると、けっこう繊細な竿操作ができると思いますよ〜

 

 

しばらくは長竿でやってたんだけど、思ったよりも良型ハゼ釣れねぇ〜し!

 

根掛かりロストのタイミングで短竿にチェンジ。

2.1mの行雲流水

 

まぁ、けっこう手前でもアタって来てたから釣れるだろ?と思ってたら、意外にも良型ハゼが上がりだした!

 

なんだよ!手前にいるじゃんかよ!!

 

もちろん小ハゼもいるんだけど、10cmオーバークラスが普通に上ってくる。

手前でもこのクラスが上がる

 

ちょうど潮位が低くなり、手前でも釣れ出したらしい。

 

ここから一気に数釣りに様変わり。

 

短竿の手返しの速さとアタリが多くなったので、カウンターがフル回転し出す。

 

正直「今日は1束のノルマは難しいかな…」と半分諦めだったけど、この釣れ具合なら確実に達成できっぞ!

 

チョロチョロと小移動を繰り返しながら、手の届く範囲のハゼを拾いまくるオッサン。

 

最初は厳しかったけど、結局は4時間で130匹とラストスパートで盛り返しました。

なんとかノルマはこなした

 

このクソ暑い中、二日連続でのハゼ釣りで思った。

 

「ハゼ釣りって週一回で十分だ!」

 

正直、二日続けてやってられんわ!

 

週休二日制が当たり前の昨今。

 

貴重な休日を土日連続でハゼ釣りしているハゼフリークも珍しくない。

 

毎週のように、連日ハゼ釣り場へ通ってしまうMR氏を見ていて、オッサンも羨ましいな〜と思うこともあったけど、そんな考えはもう萎えた。

 

「よく土日連続でハゼ釣りできるね!?」とMR氏に言ってみたら、「もう前の日なんて、楽しみで夜も眠れないよ!」と遠足前の小学生みたいに目を輝かせていた。

 

思えば、オッサンもそんな頃があったな〜

 

ハゼ釣りする度に釣果が伸びて、あ〜でもない、こ〜でもないやりながら、シャドーハゼ釣りを繰り返す。

 

思い通りに釣れれば嬉しくて、そうでなければ凹み、脳髄を絞り切るまで考える。

 

ハゼ釣りなんぞではなく、もっと人生に有意義な事柄にここまで情熱を傾けられれば、きっと一角の人物にでもなったであろうに…

 

限りある人的エネルギーを使う方向を間違ってしまったための悲劇。

 

ハゼ釣りへの情熱が線香花火に湿気った現在のオッサンには、MR氏の立ち位置が羨ましくもあり、そして不憫にも感じるオッサンなのでした。

 

 

次の記事>>>「2023年度12回目のハゼ釣りは『昨日』とは違う!」へ

 

 

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