2023年8月14日。
2023年14回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】
天気:晴れ時々雨
釣行時間:6時00分くらい(潮位:140cm下げ3分)〜10時00分くらい(潮位:30cm干潮)中潮
水温:測ってません!
釣果:マハゼ157匹(7cm〜12cm)
竿:3.5m(清流X 硬調)→2.1m(行雲流水)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
お盆とは、あなたの知らない世界から一時的に戻ってきたご先祖様の霊を家族とともに迎え入れ、感謝の気持ちを伝えて供養する期間。
昨今は『田舎』という響きも希薄になりつつあり、それ故に、ご先祖様から続くお墓という存在自体も消滅しつつある。
お盆は田舎に帰省というしきたりも、少なからず無くなってきているらしい。
確かに、オッサン側はもう田舎が無くなりました。
片や、妻側はまだ強力に残っていて、田舎には親類がうじゃうじゃいるもんだから、オッサンも一昨日から昨日にかけて妻方の田舎に帰省してました。
今年は、子どもと休日が合わなかったもんだから、一泊二日の弾丸帰省だった。
妻方の田舎だから、さぞ肩身の狭い想いをされて気の毒に…と思われるかもしれませんが、持ち前の図々しさと人懐っこさをフル活用して、あたかも近い親族のような地位をゲット!
先方宅へお邪魔した途端に靴下を脱ぎ、上げ膳据え膳で新鮮な野菜やモロコシを頬張り、ゴロンと横になりながら手枕で甲子園を観戦するオッサン。
ここ3年はコロナ騒ぎで帰省することができなかったけど、こうして高校野球を観戦しているとあ〜田舎って良いなぁ〜!とつくづく思う瞬間である。
でも、親類でもないひとんちなんだけどサ!
とは言え、それほどのんびりする暇もなく、ひと通り墓参りや挨拶回りと、”一応”やることはやって来ました。
しっかし、暑かった!
田舎は標高が高い地域にあり、東京の地獄の暑さから逃れ、爽やかで清々しい高原のフレッシュエアーを期待してたんだけど、今年は田舎でも異常に暑いらしい。
まぁ、標高が高いので元々は紫外線はキツめではあったけど、ちょっと今年は厳しいな。
それでも日陰に入れば涼いし、朝晩は寒いくらいで、湿度も低いから気持ちが良い。
帰ってきて東京の地に降り立った途端、ジメジメとした高湿度で毛穴が全開になるのを実感する。
通常なら2〜3泊かけるお盆帰省を1泊に凝縮したもんだから、野球のタイブレークのような短期決戦。
だもんで、疲労困憊で帰ったきた。
「もう明日のハゼ釣りは考えないで、とにかく身体を休めよう…」と帰宅するやいなや、前から倒れ込むように就寝。
んで今朝目覚めると、いつもなら釣り糸を垂れている時間だった。
ハテ?どうするべきか…
通常なら「もういいから、寝てよう…」なんだけど、「台風が来てるから、明日もハゼ釣りが出来るかどうかはすこぶる怪しい」
一番の問題は、ハゼ釣り常連達にお土産を買ってきてしまった事。
コイツをさっさと押し付けねばならない。
お土産の定番といえば、三角のペナントやタツノオトシゴの砂時計、木刀…etc、etc
こんな昭和レトロなお土産も見かけなくなったが、お土産はやはり後腐れのない”消えもの=食い物”に限る。
オッサンとしては好物の甘いお菓子系にしたいが、なにせ常連達は年寄りばかりなもんで「食べてたら歯持っていかれた!」だの「入れ歯に挟まって…」だの、因縁つけられてはかなわん!
なので、エイジング系(だけどお菓子)をチョイス。
コレをさっさと渡してしまおう!の一心で身体を引きずって釣り場へ向かう。
「まだ早朝なのに、東京はやっぱり空気がジメジメよどんでいる…」ますます身体がダルくなる。
釣り場を見渡す橋から眺めるが、さすがお盆WEEK【はぜつき磯】には5人くらいしかハゼ釣り人がいない。
さすがお盆WEEK!
さっそくターゲットの常連がいたので、釣りの邪魔をするのも申し訳ないので、停めてあるチャリンコのカゴにサンタクロースの如く、お土産を忍び込ませておく。
“Ho-ho-ho!! Merry Christmas!”
季節的にも時期的にもサンタとは程遠いが、気分は『聖ニコラウス』
オッサンサンタは「さぁ!次の良い子(常連)はどこかな?」と移動開始。
次は【夕やけなぎさ】にやって来るが、2人しかハゼ釣り人がいなくて寂しい限りだ。
いくらお盆とは言え、コレは少なすぎだろ…
寂しすぎね…!?
そんなに釣れてないのかね?
当然、常連は誰もいないのでサンタも移動。
最後にやってきたのは【しおじ磯】
実は連絡は来ていて、オッサンがいない時は【しおじ磯】がホットな釣り場になっていたらしい。
こちらには残りのターゲット達が揃っていた。
到着した途端にオッサンサンタは見つかってしまったので、必然手渡しになった。
「お代官様、今回はコレでどうかひとつ…」
「お主も悪よのう」
「いえいえ、お代官様ほどでは…」
「(一同)フォ、フォ、フォ…!」といったアダルトな取引があった訳でもないが、とにかく全部渡せて良かった、良かった。
ひとつでも残ったら、持って帰らなにゃ〜ならんからね!
っという訳で本日の任務は完了したので、帰宅の途に着く…
というのもなんなんで、ついでにハゼ釣りでもしちゃおっかな〜!
問題はどこでハゼ釣りするのか?である。
お目当てのスポットは今日はダメらしく、常連達が移動を始める時だった。
”まったく!オッサンが来る時に限ってダメになるんだよね”
んでオッサンはどこでやろうかな?
【しおじ磯】内もけっこう変化に富んでいるので、狙いによって釣り糸を垂れるエリアが分かれる。
さて、どこに行こうかね?
やってきたのは、やはりいつもの深場エリア。
ここは良型は期待できないが、安定して数だけは釣れるエリア。
深場狙いなので、当然長竿の登場。
長竿ならこの一竿
未だハゼが小さいらしいので、餌はベビーボイルホタテ。
ハゼが大きくなればアミエビもだけど
水温は測り忘れたというよりも、測るのが面倒臭かったのでやりませんでした。
ハゼ釣りをする前からもう疲れ切っていたので、やってられなかった。
まずは最深部から始める。
ポチョン!と着水しス〜っとオモリが弧を描いて落ちてゆくが、ココは深さが3m近くあるもんで、なかなか着底しない。
スン!と着底し、ハゼのアタリに備えるが、シ〜ン…となんの反応もしない。
スンスン…と誘ってみるが、状況変わらず。
角度を変えて他も探ってみるが、な〜んも反応が無かった。
アレ?ハゼもお盆休みで帰省してるんですかね?
残念なことに、正面の3mクラスの深場では全くアタリがなかった。
試しに、横方向の2m足らずの手前を探ってみたら、クンクン!とハゼ様の反応あり!
「あ〜、コッチにいたんだ!」
今期のハゼ釣りは沖方面の深場ばかりだったから、深場にいるもんだと思ってたら、今日は手前にいるらしい。
なので、横を向いて手前を攻め始める。
アタったスポットに落とすとすぐに喰ってきて、本日の一匹目。
まぁ、このサイズだよね〜
ハゼがいるところが分かればコッチのもの。
今日はお盆週間で他に釣り人が少ないもんだから、長竿で横を向いても迷惑にならない。
やっとハゼが釣れ始めるが、サイズは10cmに満たないのばかり。
まぁ、しょうがないか…
釣れるだけでもヨシとしましょう。
でもたま〜に10cmオーバーも上がってくるのが、せめてもの救い。
ココらへんばかりならね〜
チョロチョロと釣れてはいるが、ふと考える。
「この深さなら長竿じゃなくても良くね?」
「手返しが遅いから数が上がらないし、なによりも疲れるし」
っという訳で、短竿にチェンジ!
本日の短竿は純粋な「行雲流水」
短竿で手返し良く!
もう型は目をつぶるとして、数だけ稼ぐ作戦。
手前とは言え、深場ゾーンなので水深は2mくらいはある。
スン…と着底するとすぐに喰ってくる。
針掛かりすると、深場なもんだから10cmに満たないハゼでも横走りして面白い。
このサイズでも楽しい深場釣り
基本的には8〜10cm程度が多いけど、たま〜に10cmオーバーも上がってくるから飽きない。
深場でこのクラスが掛かると暴れるぞ!
釣れるとは言えハゼが群れてないようで、ひとつのスポットで4〜5匹釣ると、針に掛かりにくい小ハゼばかりになる。
こうなると小移動で、次のスポットへ…
これを繰り返すと、その内にここら一帯を釣り切ってしまった。
ムムム…、また最初に戻るべきか?
でも、ハゼが群れていないこの感じだと、戻っても小ハゼばかりだろうて…
釣り人はほぼいないので、釣り場はどこでも選び放題。
試しに、浅場の様子でも見てみましょうかね?と滅多にやらないエリアにやってくる。
ココら辺はもう何年も前にやった記憶があるが、たいして釣れないイメージなんだよな〜と期待しないでやってみると…
浅場ゾーンなのでヒザまで水に立ち込み、仕掛けを振込み、着底と同時に竿が一気にひったくられる!
通常、竿先をグン!と持っていかれるのは10cmに満たない小さめのハゼが多いけど、竿ごと持っていかれたのでコレは小さくないぞ!
油断していたので掛からなかったけど、次で掛けちゃる!
全く同じスポットに落とすと同時にまたしてもグン!と派手に竿ごと持っていこうとする。
すかさず、アワセると竿がヒュンヒュン!鳴り出して横走りを始める。
お〜!良いね〜〜!
しばらくいなしながら引きを楽しみ、落ち着いた所で取り込む。
上がってきのは12cm程度だけど、まるまる太ったメタボハゼ。
ナイスファイト!
ココから楽しいハゼ釣り開始!
当たり前に10cmオーバーが上がってきて、ナイスファイトをしてくれる。
なんだ!こんなところにいたんじゃん!!
落とせばどこでもアタって来て、カウンターがフル回転する。
コレは期待できるぞ!と思うないなや、遠くから嫌な音がしてくる。
漁師の船がやってきた。
本日は台風の関係で釣り船は出ないが、漁師は出ていたらしい。
深場なら船の波もたいして問題ないが、ココは浅場。
マズイな…
船の大波で海底の砂が舞い上がり、澄んでいた水が赤茶色に濁る。
嫌な予感は的中し、アタリがパッタリ無くなる。
チッ!これからだっちゅうのに…
諦めて小休憩し、水が落ち着いてからトライしてみる。
アタリは無くはないんだけど、先ほどみたいな落とせばどこでもフィーバー!なんて程遠くて、きっちり探さないとアタって来ない。
おまけに釣れるハゼも8〜9cm程度にしぼんでしまい、せっかくのやる気が萎えてしまった。
一気に暇になったので、ここら一帯を探ってみるが、どこにもフィーバーゾーンは見つからなくて、ますます萎える…
もう常連達も帰ってしまったが、オッサンは遅く来たので続行。
空の雲行きも怪しいが、まぁ雨が降ってもたいしたことないだろうし、そもそもが水に立ち込む前提の格好をしてるので、多少濡れても気にならない。
時おり雨が降ってくるが、青空が見える箇所もあるからすぐに止む。
ハゼ釣りの塩梅は相変わらずパッとしなくて、10cm弱クラスがチョロっと釣れる程度。
餌のキリが良い所で納竿。
4時間で157匹と数だけは揃った。
もっと上がると思ったけどな~
最初からアソコでやってれば確実に2束はいってたろうけど、釣りにタラレバは禁物で、結果が全て。
疲れきった身体を引きずりながら愛車を漕いでいると、あと10分で帰宅という所で土砂降りの雨。
チャリに乗ってても雨が痛いくらいで、コレ以上濡れないまで濡れきった。
「なんでこうなるかな…」
憤りながら、雨宿りする気にもならずにずぶ濡れのまま帰宅。
すると雨がピタリと止み、ご丁寧に日差しまで出て来やがって!
「なめとんのか!?」
粘らないで他の常連達と同じタイミングで帰ってれば、こんなにひとつ残らず濡れなくて済んだものを…
否!たぶんそうだったとしても、ずぶ濡れだったと思う。
釣りにタラレバは禁物である。
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。