2023年9月10日。
2023年20回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】→【夕やけなぎさ】
天気:晴れ
釣行時間:6時00分くらい(潮位:76cm下げ7分)~10時00分くらい(潮位:65cm上げ2分)中潮
水温:26℃
釣果:マハゼ100匹(8cm~13cm)
竿:3.5m(清流X 硬調)→2.1m(行雲流水)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
まだ暑いとは言え、いくばくか秋の気配が漂ってきている。
ハゼ釣りにおいても数釣りの夏シーズンが過ぎつつあり、いよいよ型狙いにシフトチェンジ。
とは言え、2023年は数もまともに上がらなかった。
例年なら2束なんて当たり前で、釣れる日は3束も狙えるくらいなんだけど、今期はやっと2束いくかどうか程度…
数も釣れないし、ハゼも小さいし…とくすぶっている内に、もう秋の気配である。
今年の夏は異常な暑さだったので、夜通しエアコンを付けてないと眠れない日々。
なんだけど、エアコンで寝ていると翌朝は身体がすこぶるダルいし、冷房で乾燥するのか喉がイガイガで調子も悪い。
しかし、やっと夜は涼しくなり、なんとかエアコン無しで眠れる日も増えてきた。
おかげさまで、そんな日は気持ちよく熟睡できる。
っという訳で、いつものように朝寝坊の日曜日。
目が覚めると、もうハゼ釣りしてなきゃならない時間だった。
「ハァ~、今日もハゼ釣り行くのか…」
否、別にハゼ釣りが嫌いなわけじゃなくて、釣り場まで移動するのが面倒臭いだけなんです。
「誰か『どこでもドア』作ってくれねぇかな~」と子供じみた発想を真剣に考えるオッサン。
ちなみに『どこでもドア』の公式価格は64万円だそうな。
ドラえもんのひみつ道具は公式に値段が決まってて、タイムマシン120万円、もしもボックス62万円、タケコプター1万5千円などなど。
ドラミちゃんの本体価格は100万円で、ドラえもんに至ってはなんと20万円の激安価格でございます。
まぁ、この価格は1980年代のお値段だから、今現在で換算すると、消費者物価指数を基準にすれば約4.3倍になります。
こう考えると、ひみつ道具もホイホイ気軽に買えるシロモノという訳でもなく、何を買うのか考えてしまう。
タケコプターあたりなら気軽とは言えんが、お手軽価格だけど、その他はそれなりの出費でローン組まないと買えんな。
ロボ本体も考えもので、メンテナンスとか餌とかやらないと動かなくなりそうだし、そもそも家にあんな物体がウロウロしているのも邪魔くさい。
だけど、ロボ本体が居ないとひみつ道具売りません!というセット販売となれば、かなりの出費だぞ!?
とは言え、やはり『どこでもドア』はかなり魅力的なお買い物だな~っと思ってたら、ある調査でも一番欲しいと思うひみつ道具はダントツで『どこでもドア』という結果だったらしい。
旅は行き先だけではなく、その道中もお楽しみのひとつと言われるが、昨今はそんな時間的・金銭的・心の余裕も無いもんだから、せわしない。
っという訳で、目的至上主義の成れの果てが『どこでもドア』という選択なんだろうと思う。
ちなみに例えば『どこでもドア』を使って富士山の頂上に行きたいとする。
気圧の違いでドアを開けた途端に大惨事。
よしんば、ドア部にバリア的なものが張られていたとしても、そのバリアを通過した途端に低酸素で急性高山病は必至でしょう。
っと、いつものようにくだらん話で引っ張って申し訳ないです。
夜は秋近しなもんで、天使の眠りを貪るオッサンは熟睡で、いつものように朝寝坊。
身体にバラ鞭打って起き出し、ハゼ釣りアイテムを愛車にぶち込んで出発。
先週は自転車違反でお巡りに追いかけられたが、今週は慎重に周囲を見渡しながらの違反運転なので、ポリスチェイスは無かった。
いつものようにハゼ釣り現場が見えてくるが、既に15人くらいは釣り糸を垂れていた。
この時間にもうハゼ釣りしているということは、この人たちは暗いうちから釣り場にいたんだと思う。
すげぇ~やる気!
常連がいたのでハゼの塩梅を聞いてみるが「アタリも少なくて小さい…」らしい。
コレが「良型が爆釣だよ!」だったら、ウロウロしないで迷わず「お隣りにお邪魔します!」なんだけど、厳しいとなると、ひと通り他の釣り場の様子を見に行くことになる。
なんとなくなんだけど、その時の釣り場の雰囲気で良さげな気配というのがあって、オッサンはこんな曖昧な感じで釣り場を決めています。
【はぜつき磯】【夕やけなぎさ】【しおじ磯】をひと通りパトロールしたんだけど、どうにも空気が良くない。
今日は難しいな…
【夕やけなぎさ】は閑古鳥
【しおじ磯】もどうもパッとしない
ちなみにBBQ場はポツリポツリお客さんが来始めているらしい。
ボチボチ利用されているようだ
今期の傾向として、こういう厳しい時でも、どこかしらで爆釣とまではいかないがホイホイハゼが釣れるスポットがある。
ただ、そんなスポットはとても狭い範囲。
宝くじ的なスポットに当たれば楽しいハゼ釣りになるんだけど、ホンの4~5mお隣りはアタリすら無い…という事がけっこうあったりする。
「んじゃ~、どこにそんなのあるんだよ?」なんですが、それば分かればコッチが教えて欲しいくらいだ。
実際に釣り糸垂れてみなくちゃ分からんよ!そんなもんは。
よしんば、釣り糸垂れた所で狭小なお宝スポットを飛ばして探ってたりしていたら、文字通り宝の持ち腐れ…
「絶対にどこかに爆釣スポットがあるハズ!」と丁寧に探っても、ハズレばかりもザラなこの業界。
かなり厳しいハゼ釣りになりそうな本日は、運とやる気と根気が試される博打のようなハゼ釣りになりそうだ。
ハテ?オッサンはどこでハゼ釣りすっかな?
ウロウロした挙げ句、結局は一番最初の【はぜつき磯】の深場に戻ってきた。
こちらでは既にTZ氏、T氏、H2氏、MT氏が釣り糸を垂れていて、厳しいながらも良型のハゼも上がっているらしい。
皆さん2m程度の竿で足元狙いのようだった。
そこで!オッサンはいつもの長竿で沖狙いにて爆釣を目論むのでした。
長竿使ってオッサンだけ爆釣って感じ!
厳しい時の餌は、ベビーボイルホタテ。
ホタテ餌ならいろいろ出来るし
仕掛けはいつも通り。
もらったオモリはまだ健在
水温は26℃でだんだんと水温が下がってきている。
夏も終わりに近づいてるね
水に入るとちょっと冷たいと感じる季節になってきた。
ちょっと前は気持ち良い!だったのに
では釣り開始。
すぐ足元狙いの常連たちを横目に、ブ~~~ン!と長竿で沖狙い。
ス~っと仕掛けが落ちてゆき着底。
「さぁ、ハゼ爆釣来い!」とアタリを待ち構えるが、見事に裏切られ全く音沙汰なし!
誘っても、角度を変えて入れ直してもな~んの反応も無い!!
ポイント選択間違ったかな?と開始5分で移動。
やってきたのは安定の実績ポイントなんだけど、こちらも無反応…
「うわ~マズイな…」とちょっと移動していると、大量の良型ハゼが浅場の岩陰からサ~っと逃げるのが見えた!
「あ~、こういうことか!?」
ハゼは沖ではなく手前にいる、しかもかなりの浅場に。
他の常連たちが手前狙いだったのはこういう事だったんだ!
天の邪鬼で欲深いオッサンは沖狙いで数を数を稼ぐ作戦だったが、あの大量なハゼを見てすぐに竿をチェンジ。
2.1mで手前狙いに切り替える
すぐに手前狙いに切り替え、逃げたハゼが居ると思われるゾーンを集中的に攻める。
「全然喰って来ない」と聞いてたんだけど、オッサンが攻めているゾーンはガンガンに喰ってきている。
ここらへんのサイズがポイポイ釣れる!
アッという間に30匹ほど釣り上げると、パタ!っとアタリが遠のく。
コレはハゼ釣りあるあるで、まだハゼは居るんだけど全く喰わなくなる現象。
その場を荒らしたもんだからハゼがスレるのか、潮の影響なのか、どこに落としても無反応。
しょうがないので、小移動を繰り返しながらポツリポツリと拾っていくんだけど、ひとつのスポットで釣れ続けるなんてなくて、一匹一匹違うエリアから上がってくるだけ。
釣れればこのサイズだけど…
「こりゃ~厳しいな…」と思ってたら釣り船が通過する時間になり、ポツリポツリすら釣れなくなった。
休憩じゃ!
常連たちが集まり反省会&情報会議。
本日はどこも似たりよったりで、ハゼはいるんだけど口を使わないらしい。
休憩後、ダメ元で【夕やけなぎさ】にやってくる。
この時間になると【夕やけなぎさ】はファミリーフィッシングが多くて、常連らしき姿はほとんど見られない。
オッサンは、ファミリーの邪魔にならないように端っこの方にて。
ファミリーの楽しそうな黄色いはしゃぎ声を遠耳に、オッサンポツンと一軒家で、仲間外れ感を満喫しながらのハゼ釣り。
こちらのゾーンは岩場でちょっと危ないので、ファミリーも近寄らない。
見ると、岩の上に良型のハゼがうじゃうじゃいる。
「コレが全部やる気があればな~…」
ハゼが見えると釣り人としてはテンションが上がるが、見えるのと釣れるのは別問題。
往々にして、ハゼが岩の上に乗っている時は、喰わない時が多い。
ス~っとハゼの目の前に餌を落としてみるが、案の定、ハゼは知らんぷり。
しつこく口元に餌を踊らせてみるが、”プイ!”とそっぽを向いて逃げてゆく始末。
「こんチクショ~!ご丁寧に尾びれで餌を蹴りやがって!!」
こういう時は!っというような魔法はなくて、とにかく喰ってくるハゼを探すしかないのである。
多くのハゼは無反応なんだけど、たま~に奇特なハゼがいて、口を使ってしまう奴がいる。
そのハゼを皮切りに、他のハゼも反応して釣れ始めるという事態を作るのである。
とにかく最初の地雷になる一匹目を探す。
仕掛けを落とす狙いは、岩に囲まれた平場。
岩陰よりも平場の方が360度目立つから。
平場のセンターに餌を落とすと、無反応なハゼを押しのけるように、岩陰から餌に突進してくるハゼがいる。
そいつが地雷ハゼ。(←勝手にネーミング)
そいつは間違いなく餌に喰い付き、針に掛けると暴れてホタテ餌を撒き散らす。
その散ったホタテがコマセになって、無反応だったハゼが餌に反応するようになる。
こういう時によく見えるんだけど、針が付いた餌には反応しないのに、フリーな餌は喰ってくるんですよね。
つまり、魚には針もハリスも見えているという証拠なんだと思います。
一旦活性が上がると、その周囲のハゼが反応するようになるので、釣れなくなるまで集中的にそのスポットを攻めます。
きっかけはマハゼじゃなくて、ダボハゼでも良いんです。
とにかく、ホタテコマセを撒き散らかして、そのスポットをザワつかせてくれればいいのである。
こんな調子で、釣り続け爆釣とはいかないけど、楽しいハゼ釣りが続く。
こちらでも型は良いんだよね~
気をつけるべきは、餌は大きめということと、ホタテの左右端を指で潰し、水中でフワリと広がるようにして目立たせること。
この状態は、基本的に活性が良くないので、口を使って来るハゼを一発で仕留めないとセカンド・チャンスは無いと思ったほうが良いです。
なので、針掛かり重視。
掛かり重視というと、餌を小さめに付ける方がいるかも知れないですが、オッサン的には逆です。
餌を大きめに付けることによって、バク!と大きなお口で咥えこむようにするべきだと思います。
この餌だともう小さいですよ!
エサが大きいと口からはみ出るので、コマセ効果もアップ!
とにかくハゼ釣りの餌は大きめが吉です。
おひさまが高く登ってきた時間まで粘り、意地で1束のノルマまで持ってゆき納竿。
4時間で100匹ジャスト。
意地の1束
しかし、今日は難しかったな~
オッサンは見釣りは好きではないんだけど、今日はそんな事も言ってられなくて…
見釣りって簡単って思われるかもしれませんが、全くそんな事はなくて、結構テクニカルなんですよね~
ハゼが見えるということは超浅場になるから、落とし込みのスピードとか、アワセのタイミングとか。
ハゼが喰って来るのが見えている分、お互いの手の内が分かってる中での攻防になる。
とりわけ、今日の見釣りは難しかった!
どこに落とすのか?どいつが地雷ハゼになるのか?どうやってそのスポットの活性を上げるのか?etc、etc…
でも、たまにはこんな見釣りもやってみるもんだと思った。
実は今回のブログ記事が遅れた理由が、ハゼ釣り後にH2氏にお呼ばれ頂き、ハゼを肴に飲んだくれてその日中にブログ作業しなかったもんで…
H2氏はハゼ釣り現場でハゼを捌いてたんだけど、この作業が異常に早いんだ!
100匹なんて10分かからないよ!
腹の内側の黒い部分はホースの『カクサン』でやれば一瞬でキレイになるらしい。
『カクサン』で一瞬だ!
すげぇ~キレイになる
H2氏はみんなからハゼを貰い、毎回何百匹という数になって「いつも大変だな~」っと同情してたんだけど、この作業を見てたら案外なんとなるもんだと思った。
とは言え、さすがに毎回毎回大量のハゼを持って帰ってくるもんだから、かみさんに『冷凍庫に入らないから持ってくんな!』令が出たらしい。
世の中、そう上手くはいかないもんですな~
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな~って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。