2023年度25回目のハゼ釣りは玉砕の多摩川

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2023年25回目のハゼ釣りは玉砕の多摩川

2023年10月1日。

2023年25回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:多摩川羽田付近→【秘密の花園2】

天気:曇

釣行時間:6時00分くらい(潮位:218cm満潮)〜10時00分くらい(潮位:116cm下げ6分)大潮

水温:26℃

釣果:マハゼ44匹(9cm〜15cm)

 

竿:2.1(行雲流水と彩峰Uの合体竿)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ベビーボイルホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

まぁ、なんですよ…

 

ご覧の通りの釣果でございまして…

 

こんなトホホなハゼ釣りしておきながら、ここで御託を並べるのは恥ずかしいし、みっともないし、そもそも許されざる振る舞いだろう。

 

とはいえ、こちとらもお客様商売。

 

しかし、どういうハゼ釣りすりゃ〜世間様は納得してくれるのだろうか?

 

数釣り、型狙い、(オッサンの)裸踊り、美人を登場させたライバーで投げ銭狙い…etc、etc

 

人それぞれに求める事柄が違うので一概には言えないが、ハゼ釣りがテーマなら、やはりハゼが釣れないと一顧の価値もないだろうて。

 

釣れなかったとはいえ、決してゼロではないので、いつものように頑張って尾ヒレを付けていく所存でございやす。

 

そもそもが釣り人の話なんぞは、尾ヒレどころか、背ビレ、尻ビレ、胸ビレ、腹ビレなど、ありとあらゆるヒレが熱帯魚のロングフィン種なみにビラビラに付属するのでありまして…

 

無い話を作るのは嘘になるからダメだけど、1の話を100に広げるのはご愛嬌って感じで許してくださいって、せめて10程度に抑えとけよ!って感じですかね。

 

 

本日から10月に突入。

 

2023年夏シーズンのハゼ釣りも、いよいよ終わりの香りがたちこめて来ました。

 

2023年の数釣りはパッとしなくて、コレも過去最高の暑さのせいカモしれませんね。

 

暑いんだから、夏のハゼ釣りが長く続くという考え方もできるかもしれませんが、どうもそう単純でも無いようで…

 

例年の今頃になると、ハゼもそろそろ深場へと移動し始めるので、だんだんと釣れなくなってくる。

 

短いのべ竿を使った浅場でも釣れなくはないけど、ほぼ小ハゼばかりしか釣れなくて、良型狙いとなれば、長竿とかリールを使って深場狙いとか、局地的にある条件の制限時間内だけで良型が釣れたりと玄人好みの釣り物になる。

 

もっと本格的に寒くなってくれば穴釣りになるんだけど、まだ寒いとは言えないこの時期はハゼ釣りには中途半端で、数も型もたいしたことがない。

 

ハゼ釣り人たちは、「先週、あの釣り場では良型が入れ喰いだった!」という噂に一縷の望みを託しては、あっちの釣り場こっちの釣り場を右往左往するのがこの時期。

 

そんな有象無象の一員でもあるオッサンも本日は多摩川へやって来た。

 

もしかしたら多摩川での数釣りも今期はラストになるかも知れない、というメランコリーな気持ちが無いわけでもなかった。

 

本日は朝方が満潮だから多摩川行きを決めたんだけど、大潮だから、潮が動き出せばアッという間に潮位が下がるので、スタートダッシュが肝になる。

 

6時に現場入りするとして、9時までの3時間で勝負する感じになる。

 

頑張って早起きの努力はするんだけど、たいていはいつもの時間に目が覚める。

 

半分居眠り運転で40分程の道のり。

 

多摩川へ出ると思ったよりも風が強くて、水面が波打ってて釣りづらそうだった。

 

現場に到着するが、ハゼ釣り人は少なくて、その中に懐かしのH氏が釣り糸を垂れていた。

ハゼ釣り人が少なくて

風が強いな〜

 

サツを交わしハゼの塩梅を伺うが「まだ来たばかりだけど、アタリが遠い…」らしい。

 

むむむ、厳しいか…

 

でも今期のハゼ釣りのスタートは難しい事が多いから、そのうち釣れるっしょ!とこの時まではお気楽に考えていた。

 

オッサンも釣りの準備。

 

潮位が異常に高いので、当然ながら短竿からのスタート。

もう足元まで水が来てるくらい

 

竿は数釣りを期待して2.1mのいつもの合体竿。

なにげに一番数釣ってる竿

 

餌はベビーボイルホタテのみ。

 

本日はスタート勝負なので、喰い&針掛かりが一番信頼できるホタテ一択。

 

仕掛けはいつもの胴付き仕掛け。

まぁ、コレは一年中変わらんな

 

水温は26℃とちょっと温かめ。

今日は温かいな

 

今期3度目の多摩川釣行で、前の2回はいずれも2束超えをしているので、当然ながら本日も目標は2束に設定。

 

そもそもが本日は先週ハゼが釣れなかった八つ当たりに来ているので、コレくらいは釣らないとね〜

 

さぁ、本日も爆釣じゃ〜!で仕掛けをブン投げる。

 

んでいつものようにアタリが無い…

 

スンスン…と誘ってみるが音沙汰が無い…

 

いろんな方向に入れ替えてみるが、な〜んの生命反応も無い…

 

あ、マズイな…

 

別に良いんですよ、アタって来なくても。

 

否、正直言うと良くはないんだけど、どこかしらでハゼがアタックしてくるスポットさえあれば、結果的にはなんとかなります。

 

だども、このどこに落としても無反応のこの状況はマズイ…

 

見えないけど、ハゼは絶対にいる。

 

こちらが思ってるよりも、うじゃうじゃいるハズ。

 

問題なのは、喰ってこないこの状況。

 

今現在はほぼ満潮で、潮が動き出すのは約2時間後。

 

恐らくは潮が動き出せば、ハゼも反応してくるかもしれないけど、大潮で動けばアッという間に釣りができなくなるほどに引くからな〜

 

っとういわけで、釣り開始5分でせめてもの1束と目標を下方修正。

 

ところが、それも怪しい状況になってきた。

 

やっとアタっては来たんだけど、どうみてもダボハゼの感触。

 

んで粘って掛けてみたがやっぱりダボ。

 

小移動を繰り返しながら、ハゼがアタって来るエリアを探すんだけど、反応が薄い…

 

時おり、交通事故的にハゼが釣れるが、本当に一匹つづで群れで喰ってこない感じ。

忘れた頃に釣れるんだけど…

 

近所で釣ってるH氏やMR氏もダメらしく、目が合うと首を横に振るばかり…

 

果たして、この状況で潮が動くまでココで粘れるのか?

 

自問自答を繰り返すが、いよいよ決断の時。

 

釣り場を移動じゃ!

 

ちなみにこちらでは、一時間でわずか10匹なのでした。

ここまで釣れないとは…

適材適所

頭の中で釣り場候補がいくつか挙がるが、ここは確実に結果を出したいところ。

 

なので、目指すは【秘密の花園2】

 

こちらは基本的には穴釣り場なんだけど、もうそこそこに釣れてて、上がれば良型が期待できる釣り場。

 

【秘密の花園2】まで行ったら後戻りは出来ないので、背水の陣の覚悟でございます。

 

 

チンタラ移動して、【秘密の花園2】に到着すると、この釣り場の主S氏とMT氏がやっていた。

 

聞けば5時半からやっているとの事で、こんな辺境の釣り場でこの覚悟は恐ろしい。

 

S氏はほぼこの釣り場専門で、ハゼ釣り実況を動画で配信している。

 

動画の世界もいろいろあって、自らが撮影し、声も入れるナレーションタイプがいれば、ナレーションは文字テロップを入れるタイプなどなど。

 

S氏は自分で撮影&ナレターも自分の、かつぎワンカメMC入りタイプ。

 

声に出してハゼ釣り実況してるもんだから、動画撮影中という事情を知らない周りのハゼ釣り人からは怪訝に思われたりする。

 

S氏も恥ずかしいらしく、普通の釣り人が来ないこんな辺境の釣り場を自分のホームグラウンドに選び、思う存分ナレーションしているらしい。

 

んでハゼの塩梅はと言うと、こちらも厳しいらしい。

 

はぁ〜、コッチもかよ…

 

そうだよな〜、どうみても釣れる状況じゃないもん。

 

こちらの釣り場は岩と岩の隙間を狙う穴釣りになるんだけど、そもそも水が濁りまくってて狙うべき穴がよく見えんぞ!

 

恐らくは、ちょっと前に降った雨の影響かな…

穴が見えないんですが…

 

とはいえ、もうここまで来たら後戻りはできない。やるしかないのである。

 

んで、問題なのは水の濁りだけにあらず。

 

本日は穴釣りなんてする予定は微塵も無かったもんだから、その用意はしていない。

 

オッサンの通常仕掛けは、道糸0.8号でハリスは0.6号、針に至ってはスレ針の袖1号だ。

 

普通のハゼ釣り人よりは、糸が細く針も小さいライトハゼ釣り仕様。

 

コレが穴釣りだと道糸1.5号でハリス1号、針はスレの袖4号と少々ごっつくなる。

 

ハゼが良型大型狙いになるのと、岩で道糸が擦れたり、根掛かりでブンブン引っ張ったりするから強度が必要になるから。

 

まぁ、ハゼはまだ大型とは呼べないサイズだからまだしも、根掛かりすると道糸が一発で切れる可能性大。

 

だもんで、小さな穴は根掛かり率大なので、できる限り大きめの穴で勝負することになるが、そもそも穴がマトモに見えないもんだからどうなるやら…

 

っという問題がグルグルと頭を巡るが、なんの道具もないので問題解決のしようもない。

 

大移動の体力回復と、煮詰まった頭をクールダウンするためにエネルギー補給。

いただき物の羊羹で一服

 

よ〜く目を凝らしながら、なんとなく穴っぽいところを手探りで落とす。

 

スルスルと深めの穴だとすぐにアタりあり!

 

上がってくるのは案の定のコイツ。

いつでもどこでも元気だね!

 

まぁね…、穴釣りだと特にダボハゼとマハゼのアタリ方の違いがハッキリするもんで、アタった瞬間にダボと分かるとガックリする。

 

とは言え、良物件に限ってコイツが同居してるもんだから、さっさと釣り上げて排除し、次のマハゼのアタリに備える。

 

スルスルっと落として、スンスンと餌を動かして誘うと…

 

またしても、ダボハゼが喰ってくる!

 

お前はいらんのじゃ〜!っと遥か沖に遠投。

 

この行為は、決してダボが嫌いなわけじゃないんですよ!

 

手前にリリースして同じ穴に潜られると困るからです。

 

かと言って、好きでもないけど…

 

気を取り直して、三度スルスル落とすと、またすぐに喰って来る。

 

今度は少し遅く・大きく・重い、間違いなくマハゼのアタリ方。

 

少し喰わしてたら、しっかり完食しやがってエサが無くなっていた。

 

次で掛けちゃる!と今度はアタリに即アワセで上がってきたのは、穴ハゼにしては小さいが、今日は贅沢は言ってられん!

とにかく今日は釣れればOK

 

まだ穴釣りのシーズンではないから、ハゼが穴に入りきってもいないし、ひとつの穴から何匹も釣れるわけでもない。

 

ひとつの穴からは、良くて数匹程度しか釣れない。

 

しかも、多くの穴のファーストアタリはダボ野郎だったりする。

 

ダボにめげずにしつこく攻めれば、やっとハゼが喰ってくる事も多い。

まだ小さいけど、釣れればヨシ!

 

しかし、本日は仕掛けがマズイ…

 

やはり穴釣りVer.の仕掛けじゃないと厳しいな〜

 

ちょっとでも根掛かりすれば、ほぼ間違いなくオモリの上で道糸が切れる。

 

なるべく大きめの穴を選んでいるが、やはり小さい穴の方が良型が潜んでたりするもんだから、見逃すという訳にもいかない。

 

一発で仕留めれば良いんだけど、空振っての根掛かりは痛い…

 

もう一つは針が1号と小さいから、付けるホタテ餌のボリュームが小さくなり、ハゼへのアピールが弱くなる。

 

後は、今日は風があって波立っているから水が終始揺れてて、その揺れでホタテが針から自動的に外れることも多発。

 

知らないで、餌もないのにボケ〜っと釣り糸垂れてて、時間のムダも多かった。

 

挙句の果ては、小さいとはいえそこそこサイズのハゼだから、ごっくん針ごと飲み込まれてしまう。

 

まぁ、1号針でそこそこ大きいハゼに針を飲まれても昇天してしまう事は無いけど、やはり針が飲まれるのは釣り人としては未熟を痛感する。

 

針を飲まれる理由はもうひとつあって、穴釣りの場合は、アタリに即アワセだと空振る事が多いので、必然、少し喰わせることになるから。

 

そんな訳で、本日は根掛かりロストが多発し、しょっちゅう仕掛けを作り直したり、飲まれ針を外したりと無用な時間ばかり取られていました。

 

最後は持ってきた針が全て無くなり納竿。

 

【秘密の花園2】では3時間で34匹とトホホな釣果なのでした。

もっと釣れても良かったけど…

 

最大サイズは15cm

 

やはり、穴釣り仕様のアイテムじゃないと釣りにならないですね。

 

本日は、道具の適材適所の必要性を痛感しました。

 

 

特に穴釣りの時は良く言われるんだけど、オッサンはハゼ釣りの時はカエシの無いスレ針を使ってます。

 

この理由は、カエシがあると釣れたハゼから針を外す時に力を入れるから指先を痛めるのと、ハゼを傷つけるから。

 

「スレ針だと掛けたハゼが外れる」とも言われるけど、オッサン的にはそれは気にしていない。

 

外れる奴はカエシがあっても、外れるんだと思います。

 

そしてコレが一番の理由なんだけど、スレ針を使うことによってハゼに逃げる猶予を残しているんです。

 

釣りとは魚側にとっては命がけ。

 

まぁ、リリース前提のゲームフィッシングとかは例外ですが、【釣られる=死ぬ】というのが前提。

 

片や、人間側は命を掛けているわけでは無い。

 

中には命がけでハゼ釣ってるぜ!な人もいるかも知れませんが、ほとんどの人は命まで削ってません。

 

一方は命掛けで餌に喰い付き、もう一方は完全な安全圏でのお楽しみ。

 

このように釣りとは不公平で理不尽だけど、コレはどうしようもない事実。

 

ならば少しでも魚側に有利な条件を持っていこう!という気持ちがあるので、オッサンはスレ針を使っています。

 

正直、思いますよ!特に穴釣りで大型を掛けてやり取りしているうちに逃げられて「カエシが付いてれば上げられたな…」と。

 

とても悔しいですが、そのハゼが次の世代に命を繋られれば、ソレで良いと思ってます。

 

「んなキレイ事言うなら、釣りなんぞするなよ!100匹だの200匹だの言ってないで、最低限の数で止めとけよ!」

 

そのご意見、ごもっともでございやす。

 

そうは言っても、釣り人とは釣れるだけ釣ってしまう無分別な人種なので、ご勘弁願います。申し訳ないです。

 

 

っという訳で、本日の釣果は合計で4時間で44匹と2束なんて夢のまた夢=A dream after a dreamである。

 

もう釣りから帰る途中なんて、悶々としてストレスフルなオッサン。

 

 

釣り途中に大井ふ頭でハゼ釣りしていたH2氏からの連絡。

 

「今日はけっこう釣れたよ〜!型もそこそこ良かったよ!!」

 

こんチキショ〜!またハズレ引いちまったぃ!!

 

しかしコレで良いのである。

 

安パイで結果が見える釣り場だけで釣って何が面白い?

 

ぬるま湯に浸かってそれで満足か?

 

チャレンジしないで何が人生だ!

 

そう自分に言い聞かせるのが精一杯なオッサンなのでした。

 

次の記事>>>「2023年度26回目のハゼ釣りは千葉県の外房遠征」へ

 

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なるべく頑張って製作します。

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