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  • 2025年2回めの多摩川テナガエビ釣りは本日のゲストは!?
    2025年2回めの多摩川テナガエビ釣りはゲスト登場!2025年4月29日2025年2回めのテナガエビ釣りに行ってきました。ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位150cm下げ2分)〜11時00分(潮位2cm下げ9分)大潮釣果:5匹(10cm〜13cm)竿:「GR愁渓」2.1mと「清滝」2.1m道糸:フロロカーボン2号ハリス:ホンテロン0.8号ハリ:タナゴ針-極小新半月ウキ:発泡スチロールの玉浮きオモリ:中通し1号エサ:アカムシ&ミミズ(自己調達)仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け昨日は夕方から結構な雨降りだった。釣りにおいて、雨というキーワードは微妙だ。雨が降ると、釣れたり釣れなかったり…オッサンの拙い経験から言わせてもらうと、小雨程度なら普段よりも釣れる事が多い。晴天時よりも周りが暗いし、雨が水面に落ちていると魚の警戒心が薄れるのか餌をよく喰う気がする。ところが土砂降りともなると、雨水が大量に流入するためか、魚が動かなくなって餌を喰わなくなる。まぁ、オッサンが勝手にそう思っているだけかも知れないけど…昨晩アレだけ雨が降ったもんだから、”いつも”なら本日のテナガエビ釣行はお休みしていたハズだった。多摩川には流域からの雨水が集中して水が濁っているだろうし、増水で水流も速そうだ。しかも大潮だから、なおさら状況が悪い。普段でさえ釣れないテナガエビ釣りが、ますます釣れないのは目に見えている。しかし、ある理由により本日はエビ釣りに行かざるを得なかった。その理由とは…本日のテナガエビ釣りにはゲストがやって来る。コレがピチピチのギャルならオッサンもルンルン気分だけど、残念ながらオッサンよりもオッサンな人物。ハゼ釣り仲間のH2氏、その人である。まぁ、テナガエビ釣りごときにギャルなんぞが来るハズもないが…H2氏といえば、ハゼ釣りはおろか、アジ釣りや銭湯にも同行し、釣り仲間のうちでもダントツに顔を合わせている人物。なので、新鮮味が全く無いもんだから、ど〜でもよいと言えばいいんだけど…そんなH2氏は今年で仕事をリタイヤしたので毎日が暇らしく、事あるごとに「今度エビ釣りに誘ってくださいよ!」と言われていた。しかしオッサンは、そのたびにモゴモゴと歯切れの悪い言い訳で、H2氏からの誘いを煙に巻いていた。オッサンとしては、テナガエビ釣りに入れ込んでるどころか逆に冷めてるくらいだったし、たいして釣れる釣りモノでもないから、わざわざ他人様を道連れにするつもりは毛頭なかった。なんだけど、ついにH2氏とテナガエビ釣りに行くハメになった。H2氏は人当たりは良いんだけど、酒は飲むわ煙草は吸うわ、パチンコなどのギャンブルはやるわ、飲む!打つ!買う!の三拍子をコンプリートするような無頼派。まぁ、買う!の方は知らんけど…仕事を辞めてから、コレに拍車が掛かっているらしく少々心配していた。財政面はともかく、健康面には良くなかろうて…っという訳で、H2氏更生プログラムの一環として、テナガエビ釣りにご同行の運びとなりました。テナガエビ釣りとは言っても、使用するアイテムはハゼ釣りと似たようなもんで、餌と針さえエビ仕様ならなんとかなる程度の釣りモノ。なので、H2氏の仕掛けと針だけはオッサンが用意した。天気予報通り、日が変わる頃には雨はあがったけど、けっこう降り続いたからエビ釣りは厳しいだろうな〜朝、目覚めると爽やかな晴天。釣り場を知らないH2氏がオッサンちにやってきて、釣り場へ向けてチャリを漕ぎ出す。まだ朝方はけっこう冷えて、二人して「寒いね〜…」と言いながら多摩川を目指す。いつものように河川敷の川崎競馬の練習馬場で競走馬を眺める。昨日の雨で馬場には水たまりが出来ていた。競馬の事は何も知らないオッサンが「本日は重馬場ですな〜!」と言ったら、「この馬場じゃ〜、競争中止だよ!」とH2氏。そうなんだ…競走中止らしいぞ!今日のテナガエビは元気がないぞ!程なく、いつものエビ釣りポイントに到着。もうこの時点で本日のノルマは達成したようなもんだけど、「んじゃ〜、後はヨロシコ!」っと帰るのもなんだし、しょうがないのでエビ釣りでもやることにする。釣り場を見渡すと、珍しく先客がひとりいた。どうやらテナガエビ釣りをやっているらしい。同士がいると励みになる。お〜!同士よ!気になるお水をチェックすると、思っていたよりも濁りがなくて、流速もそれほどでもないので釣りにはなりそうだ。コレなら釣りになりそうだまずはオッサンよりもH2氏の準備に取り掛かる。仕掛けを渡して、餌付けのご指導。H2氏もそこそこなお歳しだから、細いアカムシを極小のタナゴ針に付けられるか懸念していたが、なんなくやっていた。この釣り場はテトラポット帯なので、足を踏み外して落ちないか心配だったけど、H2氏はお歳しの割にはフットワークが軽く、ヒョイヒョイと移動しながら釣り始めた。コレなら大丈夫か…んで、オッサンも釣りの準備を始める。竿は、ハゼ釣りからテナガエビ用に格下げになったいつもの2.1mの奴。二本竿仕掛けも、な〜んの変哲もない直線的な仕掛け。コレって何仕掛けって言うんだろう?餌はいつものように近所の公園からほじってきたミミズ。ミミズは細めを選んで捕まえるちなみにミミズ入れにカナブンの幼虫が紛れ込んでいた。コイツ、いつの間に!あとH2氏から恵んでもらったアカムシも試してみます。テナガエビ釣りの定番餌二匹をチョン掛けせっかくなので、二本竿のそれぞれにミミズとアカムシを付け、どちらがテナガエビの受けが良いかを検証してみます。竿尻部には、置き竿時に転げ落ちないように重しを付けておく。スパイクオモリが役に立つエビ入れは、いつもの水くみバケツ in ソーラー式エアポンプ。天気が良いとモーターがうなるぜぃ!まだ潮位が高いので、オッサン秘密のポイントへは近寄れない。なので、今まで釣れた実績穴をテトラポットの上から攻め、H2氏をギャフン!と言わせる作戦。だったんだけど、全然釣れないんですけど…アカムシだろうがミミズだろうが、全くの無反応…H2氏に「アタリある?」と聞いても、顔をしかめるばかり。恐ろしいことに、開始から一時間以上が経過しても、二人のエビ釣り氏の浮きに生命反応は皆無なのでした。「ギャフン!、ギャフン!…」オッサンが呪文を唱えると、『モーセの十戒』のように多摩川が割れ、オッサン珠玉のポイントへの道が開けた!っということはなくて、単に潮が引いて、ようやく秘密のポイントへ行けるようになった。「ヨシ!ここからがエビ釣りの開始じゃ〜!」と気合を入れ直すも、本日はそれほど甘くはなかった…一昨日もココで釣ってたんだけど、餌を落とした途端に浮きがピョコン!と反応してエビがお知らせしてくれた。本日も一昨日釣れた穴に落としてるんだけど、浮きが全く反応しない…うわ〜マズイな…、コレ!このポイントで釣れないんじゃ〜、もう手の施しようがないぞ!オッサンはともかく、テナガエビ釣りデビュー戦のH2氏に申し訳ないぞ。いくつかの実績穴を探っていると、ある穴でやっと本日の一匹目が釣れた!やっとだよ〜!すぐにH2氏を呼ぼうかと思ったが、一匹だけしかいないと困るので、もう一度同じ穴に落とすとすぐにまた釣れた。お〜!いるいる!テナガエビがいるにはいるんだけど、浮きが全く反応しなくて、餌を落としてしばらくして竿を上げるとエビが喰ってる感じ。う〜ん、これじゃ〜つまらないな〜…と思ったが、ちょっと離れたところで釣っていたH2氏を呼び寄せる。本日のメインテーマは『H2氏にテナガエビ釣りを経験してもらう』なので、とにかくH2氏にエビを釣ってもらわにゃ〜H2氏に「この穴にいるから、やってみて!」スルスルと実績穴に落とすが、いつもならエビがいればすぐに浮きが動くんだけど、やはり浮きが反応しない…なので頃合いで竿を上げてみたら、ピュン!って餌を摘んでいたエビが逃げた振動が来たらしい。「あ!今逃げられたみたい!まだ竿を上げるのが早かったか〜」とH2氏。さっきまで全然釣れなくて目が死んでたH2氏だったが、やはり釣り師で、生命反応があると俄然やる気が出てくる。再び同じ穴を攻め、今度は慎重に長めに喰わせ時間をとり、ス〜っとゆっくり竿を上げると…ビクン!っと先ほどとは違う強い振動に、反射的に強く反応してしまい、竿を素早く上げてしまった!「今のじゃ〜、ダメなんだよね?」と頭では理解しているけど、慣れないうちはハゼ釣りのように強くクイックにアワセてしまうのも仕方のないこと。ちょうどすぐ隣りでオッサンもやってて、釣れたオッサンのやり取りを見ていたH2氏。「なるほど!あそこまでゆっくりとやり取りするんだ!」と理解してくれたらしい。「基本はゆっくりなんだけど、掛かったエビに好き勝手させるんじゃなくて、ある程度引っ張ってテンションをかけないと、潜って出て来なくなるよ」っと、シロウトには分からないサジ加減を伝授。H2氏なら理解してくれるだろうて。んで、次でやっとH2氏も初テナガエビをゲットして満面の笑顔だった。おめでとうH2氏!やはり初物はどんな釣りモノでも嬉しいよね!思わず、オッサンが初めてテナガエビを釣り上げた時のことを思い出した。「うぉ!エビって竿で釣れるんだ!」って感動した。H2氏が釣れたので、オッサンもお役御免でホッとした。ついでに針の外し方もレクチャー。エビの口って、よく分からない構造してるから最初はビビるよね。さすがH2氏で、お次も針掛かりしたんだけど、今度はエビに潜られてしまい、引っ張っても出てこなくなった。お次の課題はコレで、針掛かりさせたら適度なテンションでやり取りしないとこうなる。まぁ、誰もが通る道ではある。しかし、やはり海千山千のハゼ釣り師。ハゼの穴釣りでもこのような事態を経験しているので、対処法を心得ている。この場合の対処法とは、一度テンションを緩めエビが動き出すのを待って、エビが動き始めたら再び引っ張って引きずり出すという感じ。もちろん他の原因、例えば、道糸や浮きが岩の隙間に引っ掛かって外れない場合は、エビごと諦めて道糸をぶった切るしかないです。ただ、エビが原因と普通の根掛かりを見分ける方法があって、少し緩めた時にモゾモゾとエビが動く振動が伝わってくる場合は、エビ次第で引きずり出せる可能性があります。んで、H2氏はこの方法で引っ掛かっていたエビを引きずり出した。さすがである。その後もいまいちパッとしないテナガエビ釣りが続く。釣れなくはないんだけど、釣れるとも言い難い…釣れなくはないんだけど…潮位はますます低くなり、既にほぼ釣りにならない状態に。オッサンひとりならとっくに帰ってる状況なんだけど、H2氏はまだ粘る。もう多摩川本流側でしか釣りにならないが、オッサンはウロウロ移動しながら、テトラポットの下に水が残っている箇所を覗き込みながら探す。何箇所か見つかって、比較的小さめのテナガエビがウロウロしている。そんなスポットに餌を垂らしてみるんだけど、エビの手先に餌を落としても全く見向きもしない。このように、もう餌に興味がない状態になってるから釣れるわけがない。悔しいから、しつこくやっているとやっと1匹だけ釣れた!コイツだけは餌に反応したっという訳で、3時間半も粘って僅かに5匹の貧果…二人でやっとこの程度…あまりに粘ったので、日向においてたバケツ内の水温が上昇し、2匹昇天してしまいました。エビはH2氏が持って帰りました。ボイルして塩をふり、ビールのおつまみで美味しくいただいたそうな。しかし本日のテナガエビは元気がなかった。活性が低いと言うか、やる気がないと言うか…通常なら、エビが餌にちょっかい出し始めると浮きがピョコン!ピョコン!動くんだけど、今日はほぼ動きがなかった。なので、数分待ってからス〜っと竿をゆっくり上げて掛かりを確認するしか出来ず…コレだと、なんか心がトキメかないんだよね〜たぶん、昨日の雨が影響してたんだと思う。手の届く範囲に餌があればちょっかい出す程度で、わざわざ移動してまで餌を求めてなかったんだと思います。でも、もう少しやる気出してよ!あと、ミミズ餌とアカムシ餌の違いですが、ミミズ餌の方がエビの反応が良かったです。今日はたまたまそういう日だっただけかも知れませんが、ミミズ餌=4匹に対して、アカムシ餌=1匹でした。さらには、ミミズ餌の方が釣れたエビサイズが大きかったです。でもコレは釣りのスタイルにもよるかな…オッサンは二本竿で置き竿だから、喰わせる時間が短いアカムシ餌だと時間を置きすぎて、餌だけを取られる事が頻発しました。なので、ボリュームがあって、お食事に時間がかかるミミズ餌の方が向いてるかな?もっとエビサイズが大きくなったら、サシ餌(ウジ虫)も試してみようと思ってます。手持ちの一本竿の場合は、勝負が早いアカムシ餌の方が楽しい釣りになると思いますよ。とは言え、本日のメインテーマ『H2氏にテナガエビを釣ってもらおう!』はかろうじて達成できたのでヨシとしましょう!次の記事>>>「2025年3回めの多摩川テナガエビ釣りはいつも通り!」へここで宣伝です!オッサンがエビサイズの計測をしているスケールの販売を始めました。結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。オッサン公式?スケールはコチラからどうぞ!売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。なるべく頑張って製作します。
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  • 2024年第二回めの多摩川テナガエビ釣りはいるところには
    2024年第二回目の多摩川テナガエビ釣りはソコにいれば…2024年4月29日2024年第二回目のテナガエビ釣りに行ってきました。ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)天気:晴れ釣行時間:9時00分(潮位154cm下げ2分)〜11時00分(潮位92cm下げ5分)中潮釣果:8匹(9cm〜14cm)竿:「GR愁渓」2.1mと「清滝」2.1m道糸:フロロカーボン2号ハリス:ナイロン0.8号ハリ:タナゴ針-極小新半月ウキ:発泡スチロールの玉浮きオモリ:中通しマル0.8号エサ:ミミズ(自己調達)仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け昨日は、東京湾の中ノ瀬へ船シロギス釣りに行っていた。朝は遅めの出船だったけど、釣りの後は釣った魚で宴会コース付きだったので、ほぼ一日が潰れるスケジュール。自分で釣った魚を捌いて料理するという手間は無かったけど、まるまる半日以上の長丁場は疲れるね〜んで、本日はゆっくり身体を休めて…っということは全く無くて、テナガエビ釣りへ出撃。っというのも、シロギスがたいして釣れなくてくすぶっていたもんだから、テナガエビに八つ当たりという意気込み。ただ、テナガエビもたいして釣れないんだよな〜以前は一級のエビ釣り場もあって忙しいほどに釣れたんだけど、大型台風上陸による多摩川の増水氾濫やソレに伴う護岸工事を着々と進めやがって、テナガ環境が激変してしまった。「んだよ!エビ釣りと人間の命や財産どっちが大事だよ!」と比ぶべくもないモノを、釣り人特有のお花畑思想で優先するオッサン。っとくわけで、八つ当たりどころか、もっとくすぶるのを覚悟してのテナガエビ釣行。まぁ、自宅にいてもやることがないもんだから、ただの暇つぶしなんだけどサ!昨日に引き続き本日もお日柄が良く、絶好の暇つぶし日和。さすがに疲れているので脚に力が入らず、チンタラと愛車を漕ぐ。多摩川河川敷には、近所に住んでいるであろうレジャーを楽しむ家族、ジョギングやサイクリングなど多くの人出。一見、穏やかに見えるこの風景も視点を変えれば、せっかくのGWにも関わらず、どこへ行く金もアテもない人々という構図。かたや、「ニッポンは物価が安くて過ごしやすいデスネ!」を合言葉に、インバンド外国人でごった返す我が国。円安と長きにわたる経済の低迷で『安く貧しい国』に成り下がったこの国。【海外出稼ぎ】という言葉が珍しくなくなり、合法ではない出稼ぎすらも余儀なくされるほど、庶民の生活は逼迫している。まさかこんな時代が来るとは思わなんだが、全ては身から出た錆。国が悪い政治が悪いとは言っても、このような状況にしたのはソレを黙認している国民ひとりひとりなのである。河川敷をほふく前進並みの勢いで進んでいると、本日も競走馬の練習馬場に到着。しばらく停車して、サラブレットを眺める。ついつい見とれてしまういつもながら本当に見とれちゃうよね〜全く無駄のないフォルムと動き。たてがみをなびかせ、エイトビートの尻尾の振りで、風を切りながら軽快な駈歩(かけあし)<キャンター>を決めてくる。この練習馬場のすぐ堤内側に厩舎があるんだけど、行き来するのに馬も信号を渡るので、手が届くほど間近で激視できる。蹄でコンクリートを歩くと「カッポレ!カッポレ!」とカッコいい音がして、シビレルね〜!ただ、風向きによって厩舎からプ〜〜〜ン!と生物由来の臭いが漂ってくるのは御愛嬌。今日もホースセラピーに浸り「もうこのまま帰ろうかな?」とも思ったが、まだ時間があり余っているので、しょうがなくテナガエビ釣りに向かう。もう温かいというか暑い時期になっているので、帽子ではなく麦わらの季節。釣りには麦わらが似合うね!さっそうと麦わらオッサンは釣り場に向かう。「今日もいつものスポットで!」と思ったら、オッサンポイントに先行者がいるではありませんか!?ムムム、まさかこんな釣れない場末の釣り場に人が来るなんて…まぁたいして釣れないし、釣り場はみんなのものだから早いもん勝ち。っと、ちょっと離れたエリアに移動する。やっぱり釣れる所は決まってるココらへんも釣れないこともないが、釣れた!という記憶もない微妙なスポット。いつもとはちょっとズレたポイント今現在の潮位はちょうど釣れ始める感じで、これから潮が引いてゆくから、もっと良くなって来ると思う。潮位はちょうど良い塩梅テナガエビ釣りはこの潮位が生命線で、各ポイントごとに釣れやすい潮の高さが決まっている。ソコから高すぎても低すぎても釣れないから、エビという生き物は不思議だ。まずは釣りの準備から。仕掛けはいつものように発泡スチロール浮きにマルオモリを付けた単純なもの。まぁ単純な仕掛けだよく思うんだけど、この浮きがテナガエビ釣りでは根掛かりの元になることが多い。テナガエビは餌を自分のハウスへお持ち帰りしてから食べるので、仕掛けごとズルズル持っていかれる。この時、浮きも岩場の下に持って行かれるので、そこそこサイズの浮きが岩の隙間に挟まり、引っ掛かって外れなくなることも珍しくない。「そんなの呑気にボ〜っと見送ってないで、アワセればいいじゃん!」と思われるかも知れませんが、このお持ち帰り最中は、エビは餌をハサミで摘んでいるだけなので、ここでアワセても餌を離されて終わりなのである。エビが自宅の食卓でモグモグと餌を食べ、針が口に掛からないと釣れないのである。なので、オッサンとしてもエビに仕掛けが持って行かれるのを、黙って見送らなければならない。「うわ〜、浮きが岩の下に隠れちゃったよ…」ナイスサイズのテナガエビになると、あっという間に浮きごと見えなくなる。「出てくるかな〜?根掛かるかな?」これはもう掛けみたいなもので、アワセてみないとなんとも言えない。このような釣りものなので、浮きを付けない方が根掛かる率は少ないとも思うんだけど、そうもいかんのである。ソコにテナガエビがいるかどうか?を確認するためには、やはり浮きが目印になる。エビがいればすぐにちょっかい出してくるので、ピョコン!と浮きが反応し、いなければ音沙汰なし。すぐにこの判断をするためにも、浮きは重要な役割を担っている。っというわけで、こんな浮きとも呼べない発泡スチロールが役に立つのである。餌はいつものように近所の公園から捕まえてきたミミズ。タダだから助かるね〜このミミズを米粒大のみじん切りにしてセット。これでも大きいくらい釣れたテナガエビをいれるバケツには、ソーラーエアポンプをセット。テナガエビって酸欠に弱いからね〜コレならエビも安心だね!準備は完璧だ!では早速釣り開始なんだけど、エビの気配がしそうな穴や隙間に落とすんだけど、な〜んも生命反応がない。いると思うんだけど、全く反応がない。ヤバいな…、今日はボウズかもしんまい。やっぱりいつものポイントじゃないと釣れないのかな?このエリアはテトラポット帯が500m以上続いてるんだけど、それでもテナガエビが釣れるスポットは限られる。どこでも釣れるわけではないのである。さっきの人、まだいるのかな?っと、オッサンポイントを凝視すると人の気配がしないぞ!あ、居なくなってる!!すかさず、瞬間移動でオッサンポイントに返り咲きなんだけど、いなくなったという事は釣れなかったということなのかな?とにかく、いつものポイントでやり始めると、すぐに1匹目が上がってきた。小さいが釣れた!このサイズがミミズ餌で釣れるのは珍しい。でも透き通ってて、唐揚げにするにはもってこいのサイズだ。まぁ、オッサンは食べないけどサ!そしてすぐにもう一匹も。コッチはミミズ餌サイズ普通に釣れるじゃん!到着した時に、横目でさっきの人の竿を見かけたけど、1mくらいの短い竿だった。アレだと短すぎてこのエリアでは釣りにならないから、釣れなかったのかな?まぁ、コレも経験なので、次からは長い竿を持ってくるべし!だ。3匹目はコレまた可愛いサイズ。美味しそうなサイズミミズ餌だとこのサイズは針に掛かりにくいんだけど、今日はコレが釣れるね!まぁ、この時期はコレくらいのサイズがスタンダードだからおかしくはないんだけどね。その後も爆釣ではないけど、飽きない程度には釣れて来る。コレもミミズ餌サイズ途中、いつものように根掛かりでブレイクした仕掛けを作り直している時だった。すぐ脇にはエビ入れのバケツ。ピチョ!という音とともに一匹のテナガエビがバケツから脱走し、テトラポットの下へ落ちていった。「あ!やっぱり脱走するんだ!」と確信したオッサン。いつも面倒臭いから、オッサンは釣れたエビを数えてなくて、釣りが終わった後に数えています。その時に感じていたのですが、「ん〜?もっと釣ったと思ったんだけどな…」という事がよくあった。こいういう事だったのか!?エビは脱走してたんだ!だけど、まぁ別にいいや…下の落ちたエビも歩けるんだから、自力で水に辿り着くだろうて…テナガエビに対して、愛も思い入れもないオッサンなのでした。ちょっとアタリが遠のいたタイミングでプチ移動。ココも実績ポイントで、今日は珍しくナイスサイズのメスが釣れた。このサイズのメスは珍しいここも釣れるんだけど、ダボも上がってくるのが玉にキズ。こいつも釣れちゃうんだよな〜昨日のシロギス釣りで疲れているので、早めに撤収。なにせテトラポット帯での釣りは危ないので、ちょっとの油断が怪我につながる。2時間で8匹ともっとやればもっと釣れたんだろうけど、やろうとは思わなかった。一匹脱走したもしかして、今年のテナガエビは釣れるのかな?まだ2回しか来てないけど、飽きない程度には釣れるので、もっとチャンとやればもっと釣れるはず。まぁ、このエリアだとあまり期待できないけど、いつも先行者がいる一級ポイントなら釣れるのかも知れませんね〜途中、素敵なゲストと遭遇。スペシャルゲスト『青大将』つぶらな瞳が可愛かった。1m以上はあったけど、コイツもデカいやつは2m以上にもなる本土最大のヘビ。小鳥やネズミをたくさん食べるから、この河川敷なんて餌の宝庫だろうね。もう暑くなってきてるから、水浴びでもしてたんだと思う。今回は可愛いアオダイショウだったけど、多摩川の河川敷には、コブラとかサソリとか洒落にならない奴もいるから油断ならない。気をつけねば!次の記事>>>「2024年第三回目のテナガエビ釣りは釣れないんですけど…」へここで宣伝です!オッサンが毎回ハゼ(テナガエビ)サイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。オッサン公式?ハゼスケールはコチラからどうぞ!売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。なるべく頑張って製作します。
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  • 2023年4月東京湾のビシアジ釣りだったけど…
    2023年初の東京湾ビシアジ釣りだったが…2023年4月1日。2023年初のビシアジ釣りに行ってきました。釣り場:東京湾【走水沖→観音崎沖】天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位:110cmほぼ干潮)〜13時00分くらい(潮位:123cmほぼ満潮)若潮釣果:マアジ6匹(32cm〜37cm) ロッド:ダイワ リーディング82H190リール:ダイワ ハイパータナコン400FBeライン:PE4号ハリス:フロロ4号ハリ:ムツ11号(三本針)エサ:アカタン&エサダマアンドンビシ130号の天秤仕掛け昨季のハゼ釣りは2023年の2月初旬まで粘った。そこまで粘るのもなんだけど、中には今現在も粘り続けているハゼ師もいるらしい。通常ならもう釣れないハズなんだけど、昨今の温暖化の影響なのか、こんな時期でもハゼが釣れないこともないらしい。そんなド根性な釣り師とは対極なガッツゼロのオッサンは、ハゼが釣れなきゃ〜さっさと諦め、釣りをやらない冬眠に突入。とは言え、せっかくの休日も釣りでもやらなきゃ〜、なにもやることがない…惰眠をむさぼり、モサ〜っと残り少ない余生を無為に過ごしていた。そんな怠惰な日々を過ごしているうちに、いつの間にか桜も花咲き始めるSpring has come.春という季節は人々が浮足立つ。コレは人間のみならず、野生動物も昆虫も草花も、妙に活動的になるのが春。寒く辛い冬が過ぎた開放感と、多くの動物にとっては繁殖期でもあるこの季節はいつになく活動的になる。オッサンも、もうモウロクしてるので繁殖活動は打ち止めなんだけど、やはり暖かくなってくるとソワソワ落ち着かず、手持ち無沙汰になってくる。まぁオッサンのみならず、世間一般、皆がそうなるようで…しばらくぶりにハゼ釣り仲間のH2氏に連絡をとってみると、「アジ釣り行こうよ!」とのお誘い。どうやらH2氏も同じ心持ちだったらしい。オッサンもふたつ返事で快諾し、早速アジ釣りの準備に取り掛かる。準備って言っても、ホコリを被った釣具を引っ張り出し、ハリスを作るくらいなもんだ。オッサンのは全長2mの3本針と一般的なカタチだけど、ハリスの太さが5号とか4号でアジ釣りにしては太い。コレは以前、H2氏が3号ハリスを使ってたらラインブレイクでバラシまくったらしく、その対策として太めのハリスを使うようになった。H2氏曰く「今考えると、アレはマダイとかクロダイだったカモね〜」アジ程度なら市販の3号ハリスの仕掛けで十分だろうけど、オッサンが行く横須賀の走水あたりの釣り場では、30cm以上とかの大アジもよく上がるし、そんなのが一荷で掛かれば3号じゃ〜心もとない。市販の仕掛けだと3号までしか見たことないから、それ以上の太さともなれば自分で作るしかない。今回は、H2氏のは5号ハリスで、オッサンのは4号で製作。3本針で二人分の製作ともなればそこそこの手間だし、ハリスが太いから緩まないようにしっかり締め込まなければならない。だもんで結構な労力なんだけど、「40cmのギガアジがいっぺんに3匹掛かったら、この太さでも大丈夫かな〜?困っちゃうな〜♪」っと釣り人特有のお花畑思考で製作は進行する。ハリスが太いとアタリが遠のく、と言われたり言われなかったりするが、オッサンの拙い経験上、別にそんな事は無い気がする。アジ釣りは棚取り命なので、それさえ間違わなければ、太いだの細いだのは影響はないと思うし、多少はスキルでカバーすれば良いじゃん!?っと、ノースキル・ノーマネー・ノーフューチャーなクセに頭の中では大漁苑なオッサン。まぁ、釣りする前の釣り人とはこんなモンである。いつも貰いモノだらけの釣座当日5時にH2氏が迎えに来てくれた。もう暖かい時期なので、こんな時間でも空は明るくなってきている。釣り人は早朝から活動するのが当たり前の当然だけど、いくら釣れるからとは言え、オッサンは暗いうちからの活動が苦手だ。なので、黎明時間が早くなるこれからの時期の釣りはありがたい。向かうは、アジ釣りの定宿である横須賀の新安浦港『長谷川丸』さん。そこまで行かずとも、東京湾では多くの船宿でアジ釣り船が出ているが、やはり釣りをするなら良型・大型を狙いたいのが釣り人の性(さが)。となれば、大型のブランドアジが狙える海域『走水(はしりみず)』が間違いないだろうて。走水近海は大アジ釣りのメッカだから、東京湾中からアジ釣り船が集結してくる。なにも横須賀まで来ずとも、自宅の近くの船宿でいいじゃん!と思われるかもしんまい。んがしかし、オッサンの経験上、ポイント近くの船宿の方がより良い釣果が期待できる。やはり地元の船宿の方が、その日その時の状況に応じて細かく対応してくれるし、ポイントも近いから、より長時間の釣りが楽しめる。遠くの船宿から乗り込んで、1時間の大移動なんてやってられんわな〜っというわけで、横須賀まで車でやって来たんだけど、ある異変に気づく。船宿の駐車場に停まっている客の車が妙に少ない。「アレ?皆さん、これから来るのかな?まぁ、空いてていいや!」とこの時は呑気に考えていたが、後にこの理由を思い知らされることになる。受付を済ませ、早速乗り込んで釣りの準備。長谷川丸さんは大型船が三隻体制オッサンの席は右舷ミヨシから2番目光の速さで釣りの準備完了。アジ釣り当初の頃はモタモタしていたが、今現在は手慣れたもんである。人間日々成長だ!オッサンのコックピットはこんな感じこの中でオッサンの自前は、天秤と自作のマグネットボードだけ。あとは全て釣り仲間からタダで頂いたモノ達だ。「もう沖釣りはやらないから…」という理由でもらったんだけど、電動リール、ロッド、ロッドキーパー、ビシetc…、こんな豪華なセットをくれるなんて。コレもひとえにオッサンの人徳、人望、お人柄ゆえなんだけど、『タダより怖いものはない』という格言がある通り、その後のアフターケアは大事である。テキトーにお礼はしといたんだけど、まぁ、相手もオッサンには何も期待していないだろうて。餌は船宿支給の赤タンの他、これももらいモンのエサダマを持ってきた。使えるもんは使える時に使っておかないとね!今回はスペシャル餌としてアオイソメも持って来ようと思ったんだけど、H2氏曰く「ゲストでカサゴとか鯛を狙うならともかく、アジ一択ならいらないよ!」だそうな。ガッテン!ガッテン!コマセは船宿から支給のイワシミンチ。コレをひたすら撒き続けるのがビシアジ釣りだが、やはり臭いがね〜この芳醇な香りやらシミが着ているレインスーツにこびり付くもんだから、オッサンはアジ釣りの時は動きやすくて軽いレインスーツは着ないようにしている。よく漁師が着ている、拭くだけでお手入れ簡単な分厚くて重たいビニールみたいなレインスーツを着用。でも動きづらいんだよね〜まぁ、ビシアジ釣りは基本的に船下に落とすだけだからいいんだども…この臭いだからこそアジが寄ってくるのは分かるが…準備完了にてブレックファースト。本日はショート船なので短期決戦。釣りが始まったら飯食っとる暇なんぞはない!オッサンの朝飯なんぞはこんな程度だたぶん人生最貧果のアジ釣り定刻通り7時過ぎに河岸払い。ゆっくり目的のポイントへここらの近所のポイントだろうて…と思ってたんだけど、結構走るな〜。どこまで行くんだろ?本日はポカポカ陽気でお日柄も良く、波も穏やかな釣り日和。H2氏は「今日は良い日だね〜!たくさん釣れそうだ!」とポジティブシンキングMAXなのとは対極に、オッサンは一抹の不安を抱いていた。『釣りする人間側に都合の良い日は、釣れないことが多い…』コレはオッサンの拙い経験からの愚見である。できればこんな釣りやすい日に大漁苑を期待したいんだけど、今までのオッサンの苦い経験がネガティブ方向に導こうとする。”ど〜にも嫌な胸騒ぎがする…”とは言え、昨日までの船宿の釣果は絶好釣続きなので、オッサンのただの気苦労と思いたい。港を出てから20分ほどでポイントに到着。ここら辺はいつもタチウオ釣りの大船団で、その周りにビシアジ釣り船がいるはずなんだけど、今日は空いてるね〜今日はイヤに釣り船が少ないな…船が停止し、いよいよ本日の釣りが始まる。三本針の一番下の針にエサダマを2つ通して、あとの針にはアカタンを付けてみる。「55mで底から2〜3mです。始めてください!」船長の合図でスルスル落としてみると、潮はほとんど動いてないようで、ほぼ垂直に落ちて素直に着底する。この状況なら釣りやすいが、問題はアジが喰ってくるかどうか?まずは定石通り、1m巻いてコマセを小さくクイックに4回シャクリ→もう1m巻いて同じように2回シャクリ→50cm巻いてアタリを待つ。これがオッサンの通常のシャクリパターン。このシャクリって釣り人によって結構違うんだけど、釣れればいいんだから別にど〜でもいい。とにかく大事なのは棚取りを間違えないことだけだ!30秒ほど待つがアタリがないので、もう一度着底させてオッサンシャクリ。3回着底させて何も無ければ、コマセ補充のために一度回収するが、電動リールなので楽ちんだ。とりあえず一回目の投入は空振りだったが、まずはコマセを撒いてアジを寄せるのがお仕事。コマセ撒きは船中みんなの共同作業なので、とにかく釣り始めはコマセをバラ撒きまくる。大抵は2〜3回めの投入で船中でアジが上がり始めるんだけど、本日はまだ誰も釣れていない。ん〜?コレはちょっと厳しいのかな?まぁ、本日は若潮で潮が動かないから、アジの活性が多少低いかもしんまい。最初のポイントで40分ほどやってたんだけど、船中な〜んも釣れなかったので移動。まぁ、最初のポイントは外れだったかな…この時まではまだ希望があった。お次で挽回じゃ!次のポイントでもパッとせず、一時間が過ぎた頃にやっとオッサンの竿先に生命反応が!?ス〜っとロッドを上げて軽くフッキングさせてから、電気的リールを巻いてみる。何かしらが掛かっているようだけど、ど〜にもアジの反応ではない。なんだろ?コレ?疑問を抱きながら水面に姿を見せたのは小さなムシガレイ君。なんだよ〜カレイかよ…っと思ったんだけど、コイツにはなんか違和感がある。一般的に『左ヒラメに右カレイ』と言いますが、このカレイ君は左向き。数は少ないけど左カレイもいるようで、こんな釣れない日に釣れてきてしまう変な奴だった。小さくて食うところも無いし不気味だから、もちろんリリース。その後もコマセを撒いても撒いても全く生命反応なし!棚を間違ってるのかな?と、早潮時みたいに着底から50cm上げてからのコマセワークバージョンやら、25cmずつ上げてはコマセの細かく探りバージョン、果ては底から5mまで探ったりといろいろ試してみたが、何をやってもアタリが無い…既に釣り開始から90分を過ぎていたにも関わらず、まさかの坊主!オッサンの悪い予感は的中してしまったようで…最初はイージー・ゴーイングだったお隣りのH2氏も、メランコリー(byサイダーガール)な表情である。余談だが、『メランコリー』のタイトルソングも「サイダーガール」の方は爽やかすぎるな!『変幻自在の炭酸系ロックバンド』という触れ込みは分かるようで分からんが、何かキッカケがあれば売れそうな気がするので、頑張って欲しいものだ。同じ『メランコリー』でも、「梓みちよ」のちょっとかすれたボーカルの方が、しっとりアダルトでメランコリックなのである。そんな『アジ釣りの梓みちよ』ことH2氏も、アタリは全く無くて、既に撃沈気分。恐ろしいことに、本日の一匹目が上がったのは2時間が経過した頃だった。いつからなのか、オッサンの中で釣れない時は下を探ると吉という謎のテクニックがあって、釣れないもんだから底から2m足らずでボケ〜っとしていた時だった。ツンツン!と竿先を上下に揺らす間違いなくアジのアタリ!”やっと来た!”ロッドをゆ〜っくりと立てて針掛かりを確実にさせてから、いつもよりもゆっくり目に巻き始める。この時は水深が60m以上あったので、チンタラり巻いてるとなかなか上がってこないんだけど、本日は特に貴重なアジなので焦らない、焦らない。時おり、ギュンギュンと引くので巻くスピードを緩めたりしながら大事に取り込む。けっこう引くから型は良さそうだ!上がってきたのはナイスサイズの黄金アジ。やっと釣れたよ〜!!やっとボウズ逃れでホッとするオッサン。同じようなタイミングでH2氏も釣れて、少し生き返ったようだ。すぐに二匹目も上がってくる。やはり2mでアタって来て、本日はココがアタリ棚のようだった。沈黙していた船中もチラホラ釣れていて、暗雲垂れ込めていた船中にも光明が差してくる。しかし、あとが続かず…、再び重い空気に包まれる。本っ当〜に忘れた頃にポツ…と釣れる程度で、アジはいずこ?といった感じ。船長の操船にも焦りの色が見え始めている。水深50m〜70mくらいでいろいろ探るんだけど、どのポイントも手応えはほとんど無し!ひとつのポイントでしばらく粘るから、魚探にはアジの魚影が見えているんだろうけど。考える事は皆同じで、動く先動く先、同じような船宿のアジ船がいるんだけど、どの船を眺めてもほとんどアジが上がってない。「うわ〜、厳しいな…」せめてもの慰めは、アジが上がってくればナイスサイズということのみ。本日の最大サイズ37cm本日は若潮で潮が動きそうもないから、大逆転は期待できずに既に後半は諦めムード。最後は、ホンの僅かなアタリで電動リールのスイッチ・オン!なんだけど、どうみてもアジではない。上がってきたのは、おもちゃみたいに小さくて派手な色のカサゴとオキトラギスが一荷で上がってきた。本当におもちゃみたいな魚達このトイザらス・フィッシュを最後に本日のアジ釣り終了…5時間半ほどでわずか6匹…今までのアジ釣りで一番の貧果。H2氏に至っては4匹ともう絶望状態だった。せめてもの救いが、全て30cmオーバーばかりだったけど、それでもねぇ〜…ひぇ〜、わずか6匹…本日は4月1日のエイプリルフール。「この釣果は嘘だと言ってくれ〜!」っと横須賀の海に懇願するが、コレは間違いなく現実なのである。船長に「本日の敗因は何ですか?」と野暮な問いかけをするオッサン。すると「アジの8割が突然絶滅したような状態…」とウェットに富んだナイスレスポンスな船長。本日はそれくらいアジが反応しなかったんだろう。本日は「陽気が良い日は釣れない」というオッサンの格言の通りとなったのだが、免疫があったオッサンとは真逆に、釣れると期待しまくっていたH2氏はというと…「こんなに釣れなかったのは長いアジ釣り人生で初めてだよ!もうショックだよ!!」と完全にグロッキーだった。「あしたのジョー」最終話最終コマのように真っ白にうなだれるH2氏。矢吹丈は激しく燃えて灰になったのとは裏腹に、H2氏に至っては燻り続けて灰になったやるせなさ…あまりにショッキングで、帰りの運転もオッサンが交代するくらいのホセ・メンドーサ状態だった。ど〜りで今朝は、船宿の駐車場に釣り客の車が少ないわけだ…オッサンみたいに「とりあえず、雨が降ってなきゃ〜いいや!」という安易なノリではなく、ほとんどの釣り師が、潮の塩梅を読みながら「今日はダメだ…」と見切りを付けたのだろうて。まだ4月初めなのに日焼けするくらいの日差しだったからか、まだ暑さに慣れていない身体がダルかった。しかし、この疲労の理由はソレだけではないだろう。釣れない釣りほどつまらなく、無駄に疲れるものもない。たった6匹だったもんだから、アジの捌きも光の速さで終了。型が良かったから思ったよりもボリュームがあって、『なめろう』と『つみれ汁』くらいのおかずにはなった。その後、船宿の釣果を眺めていると、あれだけ調子が良かったアジ釣りも、この日を境にアジ釣りは激渋の日が多くなった。どうやら底の日に行ってしまったらしい…アジの旬は6月〜8月くらいだし、”のっこみ”も5月から始まるらしい。帰りの車中で絶対リベンジ!を誓うオッサン二匹。次回は失敗は許されないので、毎日のように釣果&潮汐とにらめっこしながらチャンスを伺うオッサンなのでした。
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