2019年4月7日2019年シーズン最初のテナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:三本鉄橋(東京側)天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位175cm下げ1分くらい)〜9時30分(潮位100cm下げ5分くらい)中潮釣果:テナガエビ4匹
竿:1.8m(SZM「渓流」)&2.1m(シモツケ「清滝」)道糸:フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:袖スレ1号 ウキ:玉ウキ8号 テナガエビ用十字テンビン(竿しば釣具店製を真似た自作もの)エサ:白サシ
いよいよ2019年のテナガエビ釣りが始まりました。
正直、まだ時期尚早とは思うんだけど、釣り仲間のH氏は今季のテナガエビ釣りは既に2回も出撃していて、釣果はマズマズといったところらしい。
まぁ、オッサンもいつまでもくすぶってる訳にもいかないし、このブログのネタもないもんだからネタ探しにエビでも釣りましょか!?といったノリだ。
開幕戦は幸先の良いスタートを切りたいから、ボウズという事態は避けたいところ…
どの釣り場から始めようか悩むが、やはりH氏がテナガエビを上げている実績ポイントに行くことにする。
そのポイントは釣り人がひとり入ったらもう満員なので、そこをゲットすべく早朝に出撃と思ってたらすっかり寝坊する始末。
オッサンの2019年テナガエビ釣りは如何に!
まぁ、駄目なら駄目でしょうがないや…と半分あきらめムードでチンタラと自転車を漕ぐ。
そもそもオッサン自作のテナガエビ用ビク『エビ元気1号』すら持ってきてない、期待薄なエビ釣行なのでした。
多摩川の土手をのんびりと自転車を漕いでいると現場の三本鉄橋が見えてくる。
「今年もいよいよ始まるのか…」とやる気があるんだか無いんだか、自分自身もよく分からん心理状況。
片や河川敷には朝も早いのに野球の人達がウジャウジャいる。
「なんで野球の人達ってこんなに朝も早くからやるんだろ?このやる気は一体どこから湧いて出るんだろ?」
ど〜でもよい事を脳内で反芻するオッサン。
野球の人って早起きだなぁ〜
そうこうしていると本日の現場に到着。
シーズンもまだ早いからか、お目当てのポイントには誰もいなかった。
まずはホッとするオッサン。
早速準備を始めるが、ある重大な忘れ物に気づく。
ヤバイ!耳栓忘れた!!
この釣り場は頭の真上をひっきりなしに電車が通過するから耳栓は必須。
早速、電車が通過してゆくが、うるさいを通り越して心臓にダイレクトに音が響いてくる。
シーズン初めとは言え痛恨のミステイク!
まぁ、ないもんはしょうがないので我慢するしかない。
三本も鉄橋があるから電車がひっきりなし!
ちょうど到着した時間は満潮から下げ始め。
今日は中潮とは言え、大潮後の中潮になるから大潮と同じくらいに潮位も高いし潮流も早い。
ムムム、マズイな…
後ほどご紹介しますが、オッサンのエビ釣りは天秤仕掛けだから潮流が早いととても釣りづらい、って言うかほとんど釣りにならない。
この潮位と潮流は良くないな
案の定、目指すべくテナガスポットが見えないし!
ブツブツと多摩川に文句を垂れるが、多摩川も「ボクに文句言われても…」って感じだろう。
ぶうたれながら釣りの準備を始める。
竿は昨年に引き続き、SZM「渓流」1.8mとシモツケ「清滝」2.1mの布陣。
別にこだわりはなくて、ハゼ釣りでお試しして落選した竿達。
エビ釣りはそんなに繊細じゃなくても大丈夫!(だと思う)
仕掛けはコレも昨年と同じ天秤仕掛け。
もともとは「竿しば」という竿師兼釣具屋さんのお店で購入し、それを真似して自作したもの。テナガエビ釣りの新兵器「十字天秤(テンビン)とは」
今年もオートマチックにエビを釣る
エサはいろいろ試してみて、多分一番釣れるんじゃないか!?と思っている『白サシ』。
まぁ、釣りエサってアレが良いコレが良いといろいろ言うけど、その時その状況で全然変わるから何が一番って言うのはないと思う。
要は、その釣り人が釣れると信じてるエサを使えばそれで良いではないか。
”信じるものは救われる”である。
散々、コレが良いアレが良いとやってるオッサンが言うと説得力が微塵もないですが…
オッサン的には一番釣れると思ってるエサ
俗称は「ウジ」。釣りエサ用に衛生管理されて生産していると言われるが、その真偽は謎
久しぶりに袖1号のハリを扱うし、年々キツくなってゆく老眼も災いして「1号ってこんなに小さかたっけ?」となかなかサシ(ウジ)にハリが通らない。
しばらくサシと戯れてやっとハリをぶっ刺す。
本来はキチンと刺し通した方が良いが、面倒くさいし気持ち悪いのでチョン掛けで済ませている。
チョン掛けなんてしてるからたいして釣れないんだろうな…
忘れがちだけど、もう一つの必須アイテムが「洗濯バサミ」
ず〜っと竿を手持ちしてるならいらないけど、オッサンみたいに置き竿にして地べたに置くと竿は転がるから、三脚代わりに洗濯バサミを使ってます。
こんなもんでもかなりの安定感
準備完了したので期待すべき今シーズンの第一投。
そして思った通りの事態発生!
流れが早いので仕掛けが狙ったポイントに辿り着かないぞ!
この天秤仕掛けには8号の玉ウキが付いている。
本来ならエビ仕掛けにこんなでかいウキは必要ないが、このウキは魚のアタリを取るためではなく、天秤を直立させるための浮力としての役割だけを担っている。
その巨大な玉ウキが早い水流に流されて、仕掛けごとトンチンカンな場所へ流れていってしまう…
だよね〜!!
潮位も高いからエビが確実にいるであろうスポットに仕掛けが辿り着く前に流されてしまい、テンヤワンヤのオッサン。
しょうがないから本命のスポットはあきらめて、とりあえずは浅い場所に放り込んでおく。
「そのうち潮位が低くなれば、なんとかなるだろうて…」
とりあえず二本の竿を放り込んだのでブレックファーストをかぶりつく。
今日は贅沢にミスドの抹茶スイーツプレミアムシリーズ
BFを平らげて”さぁどうだ!”と竿をゆっくりと聞き上げてみるとピクピクと反応あり!
「お!幸先いいね〜」と喜んだのも束の間、「テナガエビの引きってこうだったっけ?」と違和感を感じ始める。
そしてそれは現実になった。
ダボがダブル!
いらんわ〜!
しかもオッサンが呑気に飯食ってたもんだから、二匹ともごっくんハリを飲み込んでやがって。
シーズンのっけからダボのダブルとはガッカリである。
しかしいくらダボとはいえ、朝イチすぐに釣れたという事は、活性は良いのかもしれないとポジティブに考えることにする。
すぐに入れ直して期待しながら微かに見える天秤を凝視するが、全く音沙汰ない。
この天秤は、テナガエビが突くとアーム部がクルリと回転するからすぐに分かる。
さっきからそれを期待して見てるんだけど、ちっとも動かない。
やはり本命ポイントに落とさないと釣れないな…とウキを外してミャク釣りの要領でやってみるが、天秤を直立させるのって結構微妙な力加減が必要で、竿を持つ腕がプルプルしてくる。
こんなのずっとやってられん!と再びウキを付け直す。
もっと潮位が低くなるまで我慢か…とくすぶるオッサン。
その後40分くらい何も音沙汰なく、ただ時間が過ぎてゆく…
頭の上を轟音を轟かせながら電車が過ぎてゆくのを我慢しながら。
そろそろかな…
潮位も大分低くなったので本命ポイントを攻め始める。
狙うは石と石の間。
天秤のアームの向きを調整しながらその隙間に仕掛けを落とす。
「絶対にエビが来るはずだ!」そう信じるオッサン。
数分後、ゆっくりと聞きあげると懐かしいエビバックの引きが来る!
やっと来た〜!!
上がってきたのは今シーズン第一号のオスのテナガエビ。
この時期にしては思ったよりも大きいサイズ。
ありがとう第一号!
この時期にしては大きいサイズ
ようやくボウズのがれでホッとするオッサン。
実は内心マズイなとドキドキしてたんですよね〜
ようやく本命ポイントに辿り着けたから「これから爆釣じゃ〜!」と気合いを入れるオッサン。
しかし、その気合いもすぐに空振りに終わる。
全然釣れないやんけ…
アタリはあるんですがハリ掛かりせずで、この犯人はマイクロエビ。
ただ、マイクロエビがいるということはハリに掛かるサイズもいるはずだから、粘り強くそいつが喰ってくるのを待つしかない。
本命ポイントをキープしつつ、他のポイントも探ってみるが何の音沙汰もなし!
まだ時期的に本命ポイントだけが期待できる場所らしい。
そんな訳でこのポイントだけを重点的に攻めるとポツリポツリと忘れた頃にテナガエビが上がってくる。
二匹目
三匹目
四匹目
密かに目標は5匹と控えめに設定してたんだけど、残念ながら届かず…
落ちてたミミズをエサに使ってみたけど改善せず
2時間ほどの釣行で4匹とガッカリな釣果。
でもサイズは揃って大きかったが、小サイズも釣れないと少し不安になる。
このサイズだと昨年生まれたテナガエビだろうから、今年生まれた奴が来ないということはエビの個体数が少ないのかな…
昨年のエビ釣りは良くなかったから、今年もそのアオリを受けて良くないのかもしれない。
まぁ、やってみないと分からないけど昨年よりは良いと期待したい。
バケツのエビが喧嘩し始めたから草を入れて落ち着かせる
とりあえず釣れたエビ4匹。皆さん無事に多摩川へお帰りになられました
まぁ、本日はパッとしないエビ釣り初めになりましたが、釣れただけでも良しとしましょうか。
釣りをしている時に声をかけていただいた方は「先週来たけどサッパリだった」と言ってたから、まだマシかな。
少々ほろ苦い開幕戦となりましたが、今年もやっとテナガエビ釣りが始まりました。
今年は果たしてどんなドラマが待ち構えているのか!?
楽しみ半分、期待薄半分の複雑なオッサンなのでした。