2019年4回目の多摩川テナガエビ釣りは心機一転か!?

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2019年4回めのテナガエビ釣りは新しい仕掛けにて

2019年4月29日
2019年シーズン4回目のテナガエビ釣りに行ってきました。


ポイント:六郷グラウンド付近(東京側)
天気:晴れ
釣行時間:7時30分(潮位105cm下げ8分)〜10時30分(潮位113cm上げ3分)長潮
釣果:テナガエビ16匹 


竿:1.8m(SZM「渓流」)&2.1m(シモツケ「清滝」) 
道糸:フロロ1.5号 ハリス:ナイロン0.3号 ハリ:タナゴ-極小新半月 ウキ:玉ウキ-ジンタン7号 オモリ:ガン球-2B&B 
エサ:アカムシ
仕掛け:ハリス5cmの枝ス式二本針



テナガエビ釣りといえば、今までテナガエビ用の十字天秤を使っていた。


毎月立ち読みしている釣り雑誌にたまたま載っていて、荒川方面で常連達が使ってるとのこと。


仕事では面倒くさがりでチンタラやってるが、プライベートはマメなオッサン。


早速、メーカーである新小岩の「竿しば釣具店」へ遠征し購入。


それを真似して自作した十字天秤がテナガエビ釣りのマストアイテムになっていた。



確かに釣れることは釣れるんだけど、もどかしい部分もあった。


テナガエビ釣り経験者なら分かると思うけど、基本的にこの釣りってエビが居そうな岩と岩の小さな隙間を狙い撃ちする。


なので天秤だとその隙間をピンポイントで狙うことが出来ない。


「あそこの穴にエビが居そうだな〜」と思っていても攻めることが出来ないのだ。


まぁ、釣り場の環境によっていろいろ違うんだろうけど、オッサンがよく行く釣り場ではそのような狙い方になるので、ず〜っと悶々としたエビ釣りになっていた。


「そんなんもっと早く気づけよ!」というご意見ごもっともでございやす。


これが自作の怖いところで、自作したアイテムにこだわるあまり、すぐに見切りを付けることができなくなるのだ。


そんな訳で、ここ2年ばかりはいたたまれないエビ釣りを実践してたオッサン。



しかし、ついに決心が付いたのでございやす。


キッカケはエビ老師との出会い。


先週初めて訪れたテナガエビポイントで、オッサンとは次元の違う釣果を出しまくっている主(ぬし)。


そんな主の正体も知らずに、オッサンはエビ老師の隣でチンケな釣りにいそしんでたんだけど、あまりのトホホな釣果にたぶん不憫がられたんだと思う。


「今日は厳しいね〜」とこちらを気遣いながら、親切丁寧に仕掛けから釣り方をご教授いただいた。



この出会いを機にやっと吹っ切れたオッサン。


否、決して十字天秤がダメなのではなく、この釣り場との相性が悪いと言うだけで、しっかりと使い方を見極めれば素晴らしい釣果が上がるアイテムというのは間違いないと思います。



その日は老師の御言葉をオッサンの海馬に叩き込み、忘れないうちにとっとと帰宅し、速攻で仕掛けを作ったのは言うまでもない。


しかし、しみったれのオッサンは手持ちの道具で済ませよう!と全然吹っ切れてないのでした。

コレが老師直伝エビ釣り仕掛け

本日向かう現場も、先週に引き続き六郷グラウンドの裏。


この釣り場はあまりメジャーじゃないというか、人気がないというか、釣り人があまり来ないらしく到着した時は誰も居なかった。


今まで通っていた六郷橋とかは常連がいつも陣取っていて、場所取りだけでモヤモヤしてたけど、ここは平和でいいね〜


今日は長潮で今はほぼ干潮だから潮流が無くて釣りやすそうだが、だからこそエビの喰いが悪そうな気もする。

誰も居ないのは良いのだが


水も止まっていてエビは喰うのか?と心配になる



早速釣りの準備に取り掛かるが、新しい仕掛けなのでワクワクと心配で複雑な心境。


新しい仕掛けはこんな感じ。

写真ではよ〜分からんがな!


写真ではちと分かりづらいので少し解説をば。


道糸はフロロの1.5号、ハリはタナゴの極小新半月、ハリスはハリに付属の0.3号、ウキはジンタン7号でアタリを取るためではなく、ただの目印なのでなるべく小さいもの。


ハリス長さ5cmでハリから1cm上にBガン玉を付け、チチワ結びにしてサルカンに結んでます。【老師は14号のハリス止を使ってる】


サルカンは15cm間隔に2つ付け、そのサルカンにハリスを結びます。


上のサルカンにオモリとなる2Bのガン玉を付けています。
※老師のガン玉の重さは謎だけど、多分オッサンが付けてるくらいだと思う。


この仕掛けのキモはハリの上にガン玉を付けてるところ。


十字天秤仕掛けでは、エサを底から1cm浮かせてユラユラと揺らして誘うという仕組みだった。


んがしかし、エビ老師によると「エサが揺れてたらエビは喰わない」と力説された。


「リアリー?」目からウロコがボロボロ落ちる。


”所変われば品川庄司”&”郷に入ればヒロミ郷Go!”である。(古いネタで申し訳ないです)

ハリ上のガン玉がチャームポイント


エサはアカムシ。


オッサンの実検証だと白サシが一番釣れるエサだったんだけど、それはあくまで釣れるハイシーズンでのお話であって、老師曰く「今はエビも小さいからアカムシが良いよ!」との事だった。

久しぶりにアカムシを買った


老師はアカムシの他に、何という名前だったのか忘れたけど白サシみたいな虫エサも使っていた。


「そこら辺の茎の中にいるんだよ。タダで手に入るから良いよ!」


確かに釣りエサ代ってバカにならないんだよね〜


お金を掛けずに手に入るに越したことはないが、エサの採取に手間が掛かる。


手間を取るか銭を取るかは悩ましいところではある。



もちろん今シーズンから導入したソーラーエアポンプ「おひさまの力」もセッティング完了。

(エビが釣れれば)大活躍!


さぁ!爆釣じゃい!!

さすがエビ老師仕掛けだ!

オッサンは二本の竿を使うから、一本目の竿の準備→エサ付け→投入が終わると二本目の準備に取り掛かる。


二本目の投入を済ませ「まだ早いかな〜」っと一本目の竿を聞き上げるとピクン!ピクン!と小さいけど小気味よいエビバックの引きが来るではありませんか!?


上がってきたのはかわいいテナガエビ。
「こんなサイズも上がるんだ!やはりタナゴ針は何でも拾ちゃうな〜」


そうなんです!オッサンは以前この新半月のタナゴ針を使ってた時期があったんです。


あまりに小さいエビを拾っちゃうし、持って帰るわけじゃないし、小さいとすぐ死んじゃうからこのハリを使うのをやめたんです。


というのは建前で、ハゼ釣りで使うために大量に仕入れた袖1号のスレ針をエビ釣りでも使い始めたからなんです。


まぁ、ハリを買うのがもったいないという貧乏根性だし丸って感じだね!

久しぶりにこのサイズが上がったな〜


サイズは小さいけどやはり釣れるのは嬉しい。


小エビを外してエサ付けして投入し、もう一本の竿を聞き上げるとまたしてもエビバックの引きが!


今度は良いファイトを見せて、ナイスサイズが上がってきた。

お〜!この時期にしては良い型だ


スタートダッシュ&連続で上がってきて気分の良いオッサン。


さすがエビ老師直伝仕掛けだ!


次はダブルで上げちゃる!!と今までのトホホな釣果を棚に上げ、実力に見合わないテーマを掲げるオッサン。



この仕掛けもエビ天秤同様、細かい駆け引きは不要でテナガエビが自動的にハリ掛かりする。


だもんで、この釣法の好き嫌いは分かれると思うけど、どちらにしてもエビが居付く場所を的確に見抜く目と経験が必要なのは言うまでもない。


これはどんな釣りでもそうなんだけど、釣果を出す人は魚が居るであろう場所を知ってたり、居そうな場所を見つけるのがとても上手い。


それは決して当てずっぽうではなく、経験に基づく勘がとても優れているんだと思う。




毎回とはいかないけど、良いペースでエビが上がってくる。


時期的に小さいエビが多いけど、それでも釣れれば楽しいものである。


小エビは透き通ってて、素揚げで塩を振ればさぞや美味だろう!と思わせる。

本日一番の小エビ


この仕掛けって下のハリに喰ってくることが多いかなと思ってたんだけど、実は上バリに来ることも多くて、上下の比率は半々くらいかな。


下のハリに喰ってるとウキは反応しないけど、上のハリにエビが来るとウキがチョン!と動く。


まだエビが小さいからチョン!程度で済んでるけど、コレがハイシーズン〜終盤の時期にビッグアームが来れば仕掛けごと持っていかれそうだ。


そうなると0.3号のハリスだと簡単にラインブレイクだろうから、ハリスを太いのにチェンジしなければならないだろう。


でもこんな小さいハリに自動ハリ結び器は使えないから手巻きか!?


しかし、こんなハリに手巻きでハリスが巻けるか!?


いやしかし…【以後、リピート】


って、テナガエビ釣りのハイシーズンはハゼ釣りに専念してるハズなんだけど、もしかしてエビ釣りする気か、俺!?



今日は長潮で干潮時間だし、まだエビの数も少ないからこの辺りのエビを釣り切ったみたいでパッタリとアタリがなくなった。


もう納竿の頃合いだろう…最後は本日最大サイズのエビが上がって終了。

最後にナイスサイズが上がってきた。ナイスファイトをしてくれた!


3時間で16匹と久しぶりに楽しいテナガエビ釣りとなりました。

これだけ釣れればヨシ!としましょう


ここしばらくは釣れないもんだからエビ釣りにカウンターを持って来なかったけど、今日はカウンター持ってくればよかったと思わせる日だった。


たかが16匹くらい数えろよ!と思われるかもしれませんが、オッサンは釣りしてる時って脳ミソ空っぽなもんだから数えてられないんですよね。


次はカウンターを持ってこなくちゃだわ!



帰り支度をしているとエビ老師がやって来た。


釣り道具を持ってきてないからエビ釣りをしに来たわけではなく、様子を見に来たらしい。


「もう止めちゃうの?今日はこれからだよ〜!」とニコニコしていた。


確かに、干潮時間が終わり潮流が上がり始めていて、いかにも釣れそうな時間帯に突入している。


しかし、今日のオッサンは満足していたのでもうお腹いっぱいだった。


オッサンのバケツを覗き込んで「お〜!良い型じゃん!」と言ってくれたので嬉しかった。


釣ったエビは多摩川にお帰りになられました。


「おひさまの力」のおかげか小エビも全て元気でした。
良かった!良かった!




今シーズンはあと何回テナガエビ釣りに来るのか分からないけど、エビ老師仕掛けでやってみようと思います。


この仕掛けの改良点もあるけど、ソレはまた次の機会に試してみようと思います。



帰り際、老師に挨拶しようと思ったけど姿が見えない。


この御方、一ヶ所にジ〜っとしてなくて落ち着きがないんだよな〜




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