2025年2回めの東京湾ビシアジ釣りはう〜ん、どうでしょう…!2025年5月5日。2025年2回めのビシアジ釣りに行ってきました。釣り場:東京湾【横須賀猿島沖→観音崎沖】天気:晴れ釣行時間:8時00分(潮位:133cm満潮)〜13時00分くらい(潮位:82cm下げ6分)小潮釣果:マアジ17匹(22cm〜30cm) ロッド:ダイワ リーディング82H190リール:ダイワ ハイパータナコン400FBeライン:PE4号ハリス:フロロ3号ハリ:アジ針12号(ハリス長さ2.0mの二本針)エサ:アオイソメアンドンビシ130号の天秤仕掛けいよいよゴールデンウィーク(以下、GW)も終盤。世間では11連休という恵まれた方もいるようですが、オッサンは普通に暦通りの休日。でも、自営とか客商売の方は「ゴールデンウィークなんぼのもんじゃい!」で、無休で働き詰めの方も多いと思う。お疲れ様です!頑張ってください!としか言えないが、まぁ、どこかで代休やらの休みはあるんだろうて。オッサンのGWは、いつものようにどこ行くアテも金もなく、ただ怠惰に時間を潰すのみである。経済が低迷し、景気が悪いこの国では多いと思うよ!オッサンみたいな国民は…政治が悪い、世の中が悪いとかいろいろと言われるけど、先進国のほぼ全般に言えるけど、国自体が成熟期を超えて衰退期に入ってるんだからどうしようもない。せめて有能な指導者が出てくれば少しはマシになるが、ソレでも衰退スピードを遅らせる程度の話で、国家のライフサイクルを逆転させることはできない。衰退期の後は混乱期で、こうなると今よりももっともっと厳しくなり、下手すりゃ〜その国自体が消滅する場合もある。コレはもう自然的な法則で、今まで人類の歴史でず〜っと繰り返されてきた事。世界情勢や良い指導者が出てくるタイミングによっては、早いタイミングで混乱期を脱して成長期が訪れるかもしれないが、オッサンが生きている内は成長期に移行する事はないだろうね…そんな訳でGWはいつものようにくすぶっていた。んがしかし、GW唯一のイベントが今回の大型企画『東京湾ビシアジ釣り』でございます。なんともショボいぜ!本日はこどもの日。近所では、小学生の手作り鯉のぼりが都市河川の上空を泳ぐ。毎年の名物ひとつひとつ眺めていると、オッサンみたいな頭の堅い老人には想像もつかない、定石にとらわれない突拍子もない柄が多い。こどもの発想、想像力ってスゴイね〜この感性をず~っと大事にして欲しいものだ!んで、今回のアジ釣りなんだけど、もともとはGWに行く予定ではなく、急遽この企画が決まった。連休にもかかわらずやることがないもんだから、大歓迎ではあったが、ひとつ心配事がありまして…それはGWの釣りって釣れたためしがない!ということ。オッサンだけがそうなのかもしれないけど、ダメなんだよね〜GWの釣行って。当日のメンツは前回と同様、いつものハゼ釣り仲間のH2氏、Y氏とオッサンという『三匹のおっさん』な顔ぶれ。全員、このGWは当たり前のように用事もやることも行くところもない、終わったメンツ。オッサンとH2氏は、ビシアジ釣りは何度も行ってるので「まぁ行ってみる?…」程度のノリ。しかしY氏は、前回がアジ釣りデビュー戦はコテンパンな釣行だったけど、今回はロッドやクーラーボックス、小物類を全て自前で揃えてやる気満々だった。いったいY氏に何が起きたのか知らんが、このお方はどうやら本腰らしい。当日は5時にお迎えがきて、いつものビシアジ釣り船の定宿、横須賀新安浦港の『長谷川丸』さんへワープ。GWなのでもっと釣り客が多いかと思ったけど、いつも通りの人出くらい。ただ、アジ釣り船は予約時はガラガラに空いてたんだけど、昨日、一気に予約枠が埋まった。翌日が雨予報に変わったので、慌てて振り替えたんだろうね。受付を済ませ乗船する。乗り込め〜!いつもはミヨシ(一番前)の釣座が定番なんだけど、本日は珍しく大ドモ(一番後ろ)が空いてたので大ドモに陣取る。大ドモはH2氏、Y氏を挟んで、オッサンが胴の間(船の真ん中)という布陣。本日は珍しくトモの釣座釣座が決まったので準備開始なんだけど、Y氏はまだ新しい道具や釣りの準備が拙いので少々お手伝い。の後オッサンも準備だけど、手慣れたものでアッという間に完了。オッサンのコックピット本日は久しぶりにアンドンビシを使います。ここ数回はプラビシを使ってたんだけど、ちょっぴりアジ釣りの調子が良くないので、変化を付けるためにビシを変更。久しぶりのアンドンビシもうひとつの理由が、最近のコマセはイワシの粒が荒いので、網目が大きいアンドンビシの方がコマセがでやすいと思ったから。イワシミンチの粒が大きくなった今日も二本針仕掛け。っというのも、三本針だと手返しが悪いし、ハリスが絡みやすいし。あと、ライトアジじゃなくてビシアジ釣りの場合は、三本針の一荷なんてほとんどなくて、大型アジは一匹ずつ掛かってくることがほとんど。なので、オッサンは二本針にしています。本日も二本針にて餌はアオイソメ。アカタンは船から配られるけど、アオイソメの方が喰いが良い気がしているので自前で用意しています。今回はH2氏にイソメの手配をお願いしたんだけど、すごく太くてデカいイソメ!太虫って本当に太くてデカい!このイソメなら大型アジ間違いなしだね!釣れれば…準備が終わったので朝ご飯。パンもおにぎりも高くなったな〜酔い止めのお守り『ミンティア』酔ったことないけど…モグモグしながら、大船長と談笑するが、昨日は竿頭が12匹と超貧果。どのアジ船も苦戦してて、しびれを切らして動いた方が厳しかったようで、動かないで我慢してた方が釣果がマシだったらしい。でも12匹か…「アジも連休だよ!」とのことだが、そんな連休は勘弁してくれ〜っという訳で、本日は我慢の釣りになりそうだ。釣る人は釣る定刻通り出船。いよいよ河岸払いまずは猿島沖に向かうらしい。アレが猿島トモの釣座だからこその景色途中、自衛隊かU.S.NAVYの船が航行しているが、やはり軍艦って一般の船舶と雰囲気が全然違う。怖〜!程なく、本日最初のポイントへ到着。さぁ、始まるぞ!「(水深)47m。下から3〜4mで始めてください!」やはり暖かくなってくると、水深も浅めになるんだね。「3〜4mか…。2〜3m以外を始めて聞くな。それだけタナがシビアなのかな?」と思いつつも、いつも言うことなんて聞いちゃ〜いないんだけれども。イソメを針に付けまして…って、やはりデカいなこのイソメ。デカい、太い!隣りのY氏の所作をチラ見するが、さすがに2回めとなると様になり始めてきた。ヨシヨシ!っとオッサンも釣り始める。まずはコマセをタップリ詰めまして。釣り始めは船下にアジを寄せるのが仕事なので、ビシにタップリとコマセを突っ込んで盛大にバラ撒く。ギュウギュウでも問題ないさぁ!始まりだ!っと本日の一投目。スルスルとビシが沈んでゆき、着底。ビシはほぼ真っすぐ落ちていったので、タイドグラフ通り潮はおとなしいようだ。タナは3〜4mなので、まずは2mまで巻いて4回振り、もう1m巻いて2回振ってステイ。って感じで始めてみたが、なんも音沙汰なし!まぁ、一投目からアタって来るなんて稀だから気にしない。一度回収して、コマセを入れたら再び落とす。今度はタナを3.5mに設定してコマセワーク。するとクンクン!とアタって来た!お!来た来たっとロッドを上げて軽くアワセると、グングン!と反応してきたので針掛りしたようだ。巻いているとグングン!と引っ張ってはくるが、大型には程遠い軽さ。上がってきたのは、やはり25cm程度のマアジ。小さいが、まずは釣れたからヨシとしましょうアジが寄ってきたようだから、次こそは!と気合を入れるが続かず…う〜ん…、やはり今日も厳しいのかな〜っと思っていたら、隣りのY氏が「ワ〜!」と奇声を上げた。どうやら、リールがバックラッシュしたらしく、PEラインがグチャグチャになっていた。”もしかしてオッサンのせいかな…?”Y氏が使っているリールのPEを巻いたのはオッサン。テンションが弱かったかな?とも思ったが、かなりしっかりテンションをかけて巻いたので間違いないハズ…聞けば、滑ってサミングの指を離してしまったらしく、タイミング悪くその勢いで着底しバックラッシュしたらしい。新品のPEは滑りやすいから、確かにやりがちカモね。H2氏がお直ししてあげて事なきを得た。こういう行動を見るに、Y氏はまだまだ初心者の域を脱してないな。まぁ、まだ2度目だけども…ちなみにこのY氏、本日は船酔いしていた。前回、初の船釣りで全く酔わなかったから大丈夫と思ったが、今日はダメだったらしい。とは言え、釣りを断念するほどの酔いじゃなくて、軽症だったから良かった。たぶん、ロッドを下方向に向けて釣りしてたんじゃないの?下を向いてると酔いやすいからね〜オッサンは、ロッドをほぼ水平方向に向けて釣りしています。別に酔い防止の為ではなくて、この方がアタリもタナも取りやすいから。下に向けると、アタリはよく分からんし、タナもボヤけるのでこうなりました。その後はタナを変えても、コマセ振りのパターンを変えても、生命反応がな〜んもなかった。「うわ〜、今日もマズイな…」船中の空気がドヨ〜ンと重くなった状況に、船長もさすがに我慢の釣りとは言ってられなくなったらしく「上げてください。移動します!」どこへ行くのかと思ったら、観音崎沖なんだけどいつもより沖目。他のアジ船も集結していたが、見渡す限り釣れてないご様子…「今日も厳しいか…」こういう時はとにかく地道にやるしかないんだけど、本当に我慢の釣りになった。通常なら、タナがさえ合っていれば、コマセを振って5〜10秒も待てばアタリが来るけど、本日はシ〜ン………という音が聞こえて来そうなくらいアタって来ない。ほとんどアタらないんだけど、しつこくというか半ば諦めの気持ちで数分待っていると、アタって来ることもあった。タナだって、下は1mから上は10mくらいまで探ってみたけど、当たりタナは見つからなかったな〜本当に忘れた頃に上がっては来るが、連打が無くてどうにもやりようがなかった。本当に忘れた頃に釣れるんで、やっぱり釣れるのか3〜4mのタナなんだよね〜やはり釣れない時は、船長の指示ダナが間違いないようですね。オッサンは天邪鬼でへそ曲がりだから、素直に指示に従わず、「もっと違うタナなら大漁じゃね!?」と意地悪じいさんのようにがめついから釣れないんだろうね…釣りは素直な方が釣れるのは自明の理。ハゼ釣りの場合でも、コレをいつも感じていた。言われたことを素直に実践すれば釣れるのに、ちょっと慣れた程度で自分の味付けを始めちゃうんだよね〜本質を理解する前に変な事をやり出すから、いつまで経っても壁を超えられない。コレはオッサン自身がよ〜く分かってるハズなんだけど、いざ、自分が教わる立場になると、濃厚な味付けで脱線し始める。アジを釣りながら、『素直になれなくて』がオッサンの脳内をグルグルとパワープレイ。『素直になれなくて(Hard to Say I’m Sorry)』はアメリカのロック・バンド『Chicago』の代表曲。70〜80年代は洋楽のタイトルに邦題を付けるのが流行ったけど、誰が付けたのか知らんがトンチンカンなのが多かった。だけど、このタイトルは歌詞にえらいマッチしてて違和感がないから、この楽曲を本当に好きな人が付けたんだと思う。ちなみに1967年の結成以来、いまだに活動中というモンスターバンドであるのは言うまでもない。♪Hold me nowIt’s hard for me to say I’m sorryI just want you to stay♪っと、呑気に鼻歌でハミングしていると、「ハイ、上げてください〜。お疲れ様でした!」と終了してしまった。アラ?終わっちゃった…っというわけで、5時間でわずか17匹と本日も貧果で終わってしまった。マジか!?GWの釣りって釣れたためしがない!という、オッサンの嫌な予感が当たってしまった。んで他のメンツはというと、H2氏、Y氏ともに10匹…Y氏は本日の目標達成で喜んでいたが、H2氏は極貧果でドンヨリしていた。二連続でアジ釣り玉砕を喰らった三匹のおっさん。三匹ともに次こそは!と終わった途端に意気込んではいるものの、次は本当に大丈夫かよ…と一抹の不安はよぎる。まぁ、船宿の釣果をマメにチェックしながら、確実に釣れる日に勝負したいと思います。オッサン的には、ちょっと気持ちを入れ替えるために長めのインターバルを取りつつ、真剣にアジ釣りとはなんぞや?に向き合いたいと思います。今までは、その日の状況に左右されているだけだったから、今後は状況に左右されずに結果を出せるようにステップアップしていく所存でございやす。本日の竿頭は41匹だから、釣る人は釣るんですよ!前回だってオッサンは18匹しか釣れなかったのに、竿頭は53匹だよ!この差はとてつもなく大きいですね〜41匹ということは、数回の落としにつき一匹は上げている感じ。アタリに関して言えば、最低でも2回の落としにつき1回はアタらせてるくらいだと思う。まぁ、こんな単純計算ではないけど、かなり頻繁にアタりを出しているのは間違いない訳でして…釣る人って釣れない状況の時は一体何してるんだろう?一度見てみたい。