2025年7回目の東京湾ビシアジ釣りは釣れなくもないが…

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2025年7回目の東京湾ビシアジ釣りは釣れなくもないが…

2025年11月29日。

2025年7回めのビシアジ釣りに行ってきました。


釣り場:東京湾【走水沖】

天気:晴れ

釣行時間:8時00分(潮位:95cm上げ3分)〜13時00分くらい(潮位:149cm満潮)長潮

釣果:マアジ34匹(15cm〜28cm)



ロッド:ダイワ リーディング82H190

リール:ダイワ ハイパータナコン400FBe

ライン:PE4号

ハリス:フロロ3号

ハリ:細地ムツ針12号(ハリス長さ2.0mの二本針)

エサ:アオイソメ

プラビシ130号のオッサンオリジナル胴付き天秤仕掛けのちアンドンビシ130号天秤仕掛け



早いもので2025年も11月が終わろうとしている。


そして恐らくは今年ラストであろう、東京湾のビシアジ釣りに行ってきた。


いったい何を思ったのか?2025年は今回で7回もビシアジ釣りに行ったらしい。


2025年のビシアジ釣りはすこぶる調子が悪かった。


オッサンのビシアジ釣りのノルマは30匹なんだけど、ことごとくノルマが達成できないでいた。


普通に釣れればな〜んの問題もなく達成できる数字なんだけど、全然ダメだったんですね〜


つまり、今年の異常なアジ釣行回数は単に『悔しかったから』


そして、やっと前回でノルマ以上に大漁に釣れてホッとしたんだけど、舌の根が乾かないうちに再び今回の釣行。


釣れなければ、悔しくてリベンジで釣りに行く。


釣れたら釣れたでその快感を再びで、また釣りに行く。


このように釣り人とは、釣れても釣れなくてもとにかく釣りに行ってしまう、始末の悪い人種なのである。



もうひとつの理由が、ビシアジ釣り仲間が増えたから。


今までは、オッサンとH2氏の二人だけで行っていたんだけど、ハゼ釣り仲間のY氏がアジ釣りに参入。


実はY氏の前には、同じくハゼ釣り仲間であるMR氏がアジ釣り体験をやってみたんだけど、重度の船酔いをしてしまい「もう二度と行くもんか!」というほどのトラウマ体験になってしまった。


幸いにもY氏は船酔いには耐性があるらしく、釣りをすること自体に問題はない。


問題だったのは、今年アジ釣りを始めてからというもの釣れない日々が続いてしまって、なんと6連続で貧果に見舞われるという異常事態。


Y氏が感心するのはこんな貧乏くじを引きまくっているのにもかかわらず、自分一人でもアジ釣り船に乗り込んでしまうその意欲。


デッドボール食らっても食らっても立ち上がる不死鳥だ。


Y氏、余程アタリどころが悪かったんだろうて。


さらに前回から同じくハゼ仲間のMT氏も加わった。


MT氏の場合はY氏とは対局で、初めてのビシアジ釣りで大漁に釣れてしまい、それに味をしめたらしい。


やる気が一気にレッドゾーンを振り切ってしまい、15万円以上もかけてビシアジ釣り用のタックルをフルセットで一気に揃えてしまった。


MT氏の場合は、逆にアタリどころが良すぎて快感を覚えてしまったようだ。


二人の境遇はまったく違うが、コレも釣りの魔力なんだと思う。



んで今回も前回同様、Y氏、MT氏、オッサンのズッコケ三人組でのアジ釣行。


前回は大漁苑だったから、今回も期待に色んなところを膨らませているということと、MT氏のタックルの鱗付けの意味が強いかな。

新兵器は二本立て

当日はまだ暗い早朝から行動開始。


今回もビシアジ釣りの定宿である横須賀新安浦港の『長谷川丸』さんへGo!


もう12月も近いから、船宿の駐車場に到着してもまだ薄暗かった。


受付を済ませ、船に向かって移動しているとちょうど日の出。

朝日がオラを呼んでるぜ!


「さて船に乗り込むぞ!」と意気込むが「あれこの船なの?」


いつものように大型船かと思ったら、ちんまりした小型船にビシアジ釣り用コマセバケツの御用意がされているではありませんか!?


周りをキョロキョロするが、アジ釣りできそうなのはこの船しかないんだけど…


他の船宿を含めズラリと並んだ大型船の中に小船が一艘…


間違いなくコイツが今回の相棒だった。

ズラリと並んだ大型船


の合間に小船が…


まぁ、本日は5名だけの乗船だから小船で事足りるし、燃料代も大型船に比べて少し浮くから船宿サイドの気持ちも分からなくもない。


しかし、本日はそこそこの風が吹いている。


まだ波がおとなしい港の中なんだけどそこそこ船が振れているし、しかもこの小船だけ妙にユラユラと小刻みに激しく揺れている。


コレで港を出たら、荒波に削られるのは想像に難くない。


”行きて帰ってこれるだろうか?”仲間の手前口には出さないが、とても不安になるオッサン。


な〜んも考えてないであろう仲間は意気揚々と乗り込むが、オッサンももう後には引けないので覚悟を決めて乗船。


右舷3名、左舷2名の布陣で、普段なら乗船員数が少ないからオマツリの心配もないし空いててイイね〜!と思うハズだが、不安が拭いきれないオッサン。


オッサン御一行は右舷で、トモ(一番後ろの釣座)がY氏、胴の間(真ん中)がMT氏、ミヨシ(一番前)がオッサン。



ユラユラ揺れ続ける小船で釣りの準備開始。


本日は前回使った新しいロッドではなく、もう少し柔らかい以前から使っている一軍のロッド。


アジも小さめらしいし、僅かなモタレみたいなアタリも分かりやすいからのチョイス。


本日の新兵器は…って毎回こんなことばっかやってるんだけど、やらないとマンネリ化するので懲りずにやってます。


んで本日の【新兵器その1】は、自作のなんちゃって胴付き天秤。


前回のアジ釣りで、よくご一緒するお隣りのアジ名人に「アタってるのに上げないんだ!」と言われたのが気になっていた。


アタリに気がついていたのなら間違いなく上げるけど、数m離れた隣りでも気づくアタリに、間近でやっている本人が気づいてないのはコレ如何に?


もしかして、いまいち釣果がパッとしないのはアタリに気づいてないからなのでは?


と思ったので、どうすればアタリが分かりやすくなるのか?を考えに考えた結果がこの天秤です。


ヒントは、オッサンがいつもハゼ釣りで使っているミャク釣りの胴付き仕掛け。


胴突き仕掛けとは、オモリが一番下に位置し、その上の道糸にハリスを接続するシンプルかつアタリに敏感な仕掛けの形態。


オモリを移動させるほどハッキリしたアタリは当然ながら、わずかなモタレすらも感知できます。


ビシアジ釣りの天秤には、130号の重量級のオモリがもれなく付いている。


アジが餌を喰ってきて、アタリとして遥か上方のロッドにアタリとして反応するには、このクソ重い天秤ごと引っ張ってくれないとアタリ判定にはならない。


つまり、いつも使っている仕掛けだと、余程ハッキリしたアタリじゃないとアタリとして認知できないのでは?と常日頃思っていた。


そして、どうすればわずかなアタリにも反応できるか?を、仕事そっちのけで一生懸命考えて生み出した秘密兵器です。


「こんな程度かよ!」と言われれば返す言葉もないですが、まぁこんな程度だよ!

コレが、なんちゃって胴付き天秤だ!


天秤の上に8号のフロロラインをかまして、ソコに5号のフロロラインを接続し、天秤の先端まで通しています。


8号と5号ラインは回転ビーズを介して接続しています。

絡まないように回転ビーズにて


天秤の先端部は、ラインを通しているだけで固定していません。

先端部は固定せず


この先にクッションゴム&ハリスが接続されます。


アジがハリスを引っ張ると、天秤を介さずに直接道糸に反応が出るというイメージなんだけど果たして!?

果たして使いモノになるのか?


ちなみにビシはいつもはアンドンビシを使うんだけど、今回プラビシなのは、万が一トラブルで天秤ごと海へお帰りになられた場合のリスクを懸念したから。


このプラビシなら海へ奉納しても傷は浅いし。



もう一つの【新兵器その2】は電動リールのバッテリー。


経験ある方もいると思いますが、船電源だと巻き上げのタイミングによっては、電気力が足りなくて巻き上げ速度が鈍り、最悪は手巻きになってしまう事もあると思います。


なので、船電源に頼るのではなくて自前のバッテリーなら問題ないじゃん!なのですが…


一番の問題は、バッテリーを買う金なんぞどこにも無いわけでして…


一流メーカーの電動リール用バッテリーなんて、数万円は当たり前で、安くてもツェー万円(一万円)代。


たかが電源にそんな大枚はたけるか!船に乗るだけでカツカツなのに!!で、しょうがないから船電源で我慢するよ!が大半だと思う。


そこで!いつものように安もので済ませるオッサン。


別に見てくれとか高品質の性能なんて度外視で、使えりゃ〜いいや!のノリで調べて選んだのがコレだ。


電動工具用のバッテリー&リチウムイオンバッテリー用の防水ケース。

バッテリー&防水ケース


電動リールとの接続


もちろんバッテリーは某大陸製のばったもん。

怪しいぜ!


ケースとの接続はこんな感じ


ついでにオッサン手作りの手下げ袋も作った。

どうやって使うん?


しめて4,000円ちょっとナリ〜!この安さなら許容範囲ですな。


問題は某大陸製のばったもんバッテリーなので、いつ爆発・発火しないとも限らないし、どれくらいもつのかが全く読めないところかな。


実際にはこんな感じでセットしてみた。

ここなら邪魔にならないハズ


仕掛けは、長さ2mのハリス3号二本針仕掛けで、前回から上針部には回転ビーズで絡まないようにしています。

絡むと喰ってこないからね


針はムツ12号


餌は太イソメ。

でかくてぶっといぞ!


ちなみにオッサンはイソメ餌は垂らし無しにしています。


垂らすと落としている時に回転してハリスが絡みやすいからという理由です。


当然付け餌のサイズは小さくなりますが、餌サイズで釣れるアジサイズが変わるという気はしてないです。


コマセはイワシのミンチで、コイツがこの釣りモノが嫌われる原因。


なにせ臭いから、帰った後も身体は当然ながら、着ていた服やあらゆるアイテムにこの臭いがこびりついている。

だからこそ魚が寄って来るんだども…


オッサンのコックピット


準備完了にて腹ごしらえ。

いつものように貧相なブレックファースト


ブラックサンダーはY氏から配給されたおやつ。


船酔いしたことはないけど、今回の酔い止めのお守りはコレ。

確かに龍角散の味がする


出船までしばらく談笑するが、アタリどころの良し悪し両極端な二人と揃って船べりに立っていると思うと、感慨にふけってしまう。


っという程のものでもないが…

後半は巻き返しだ!

定刻通りに出船。

まだ静かな港内


港を出た途端、風と波の洗礼を受ける。

グァ〜〜〜!


大型船ならしのげると思うが、いかんせん小船なもんで波に揺られ放題。


波しぶきをかぶるのでキャビンに避難してるんだけど、程なくエンジン音が静になる。


本日は近場のポイントから始めるようだ。


しばらく低速でウロウロし、魚探に映るアジの群れを探す。


やっと停船し釣り開始。


「(水深)34m。底から2〜3mで」というアナウンス。


ん?34mって浅くない?


もう冬だから60〜70mくらいの深場でやるのかと思っていた。



いよいよアジ釣り開始。


ビシを落とすが、浅いのですぐに着底。


潮流はそれほどでもないので、底の取り直しは必要なさそう。


まずはタナを3.5mに設定してコマセワーク。


1.5m上げてコマセをふた振り、もう1m上げてふた振り、さらにもう1m上げてふた振りでそのまま喰わせる。


コレが3.5mの場合のオッサンのコマセワーク。


振り幅は30cmくらいであまり派手に振らないし、ロッドを上げる時も下げる時もゆっくり丁寧を心がけております。


っというのも、コマセを振っている時もアタる事があるので、そのアタリを逃さないようにという配慮でございます。


最初の一投目はアタリなし!


釣れる時は一投目からアタって来るんだけど、残念。


その次も、またその次もアタらない…


ムムム…、本日は厳しいアジ釣りを覚悟する。


んで、その次でやっとアタって来て本日の一匹目。

やっと釣れた!


「今、(アジの)姿が見れました!」と船長のアナウンス。


アレ?オッサンのが船中で最初だったのか…


厳しいんだね〜


コマセが効いてきたのか、連続でアジが上がってくる。


「お!もしかしてなんちゃって胴突天秤って成功か!?」と思ってたら、ひとりオマツリしてほどけずに玉砕した。


わずか5匹釣った時点でなんちゃって胴付き天秤の役割が終了。


実はコレを懸念してたんですよ〜


オマツリで絡んだら一発で終わりだろうな…って。


とは言え、アタリはしっかり拾っていたから、また機会があったら使ってみようかな?



っというわけで、普通の天秤仕掛けに戻す。


ビシもいつものアンドンビシにて。


さぁここから爆釣開始じゃ!っというほど甘くなくて、アタリがイスカンダルよりも遠い…


たま〜にアタって来て釣れるんだけど、二連打か良くて三連打の後は続かなくて、ピタリとアタリが止まってしまう。


タナは3.5mと2mをメインにやっているが、なかなかアタラないな〜


ちなみに2mの場合は、1m上げてふた振り、もう0.5m上げてふた振り、さらにもう0.5m上げてふた振りというあんばい。


あまりにも釣れないから1mのタナとかでやってみたら、数匹釣れたけどここでも続かず…


タナが低すぎるもんだから、カサゴとかヒラメとか根魚がちょっかいを出してくる。

デカけりゃ〜いいお土産だが…


前半は同じエリアで粘っていたが、10匹も釣れないし小アジばかりだった。



さすがにしびれを切らして移動開始。


そしてこの移動が功を奏し、お次のエリアで楽しいアジ釣りタイム開始!


落とした一投目からアタって来て、船中の重たい空気がガラリと変わる。


さっきまでは死んだ目をしながら並んで釣っていた同行者も、活気づいてくる。


ほぼ一投毎にアタリがあって、ここから一気に数を稼げたし、ここで稼がないと本日は終わりだろうて。


釣りっていつ何時パッタリ釣れなくなるやもしれないので、釣れる時に釣れるだけ釣っておかないとね。


タナは2mでも3.5mでも両方で釣れるから、アジの群れもそこそこ大きかったんだと思う。


ただ、やはりこの時期なので大型は来なくて、せいぜい30cmに満たないサイズがほとんど…


まぁ、サイズはしょうがないか…っと思ってたら、お隣りのMT氏が40cmのギガアジを釣り上げた!


マジか!?まだあのサイズが釣れるんだ!


オッサンも期待するが、メガアジ未満ばかりなんだよね〜


途中、ガン!と派手にアタって来て、針掛りさせるとグイン!グイン!力強く暴れた。


「コレはギガ来たんじゃね?」と期待を込めて慎重に上げてみると、ナイスサイズのイシモチだった。


イシモチって引くんだよな〜

飛び出した浮袋が不気味…


終了までこのエリアでやり続け、5時間で34匹とノルマは達成。


前半は釣れなくて「また釣れない釣りに逆戻りか…」と思ったけど、後半は巻き返せたのでホッとしました。


同行のY氏もそこそこ釣っていたけれど、今回ビシアジ釣り二回目のMT氏は苦戦していた。


MT氏は悔しがっていたが、その悔しさがあれば間違いなく釣れるようになるよ!


焦らないで釣れない原因をひとつずつ潰してゆけば、きっと大丈夫だと思う。


このブログを書きながら改めて思ったけど、アジの画像を全然撮ってなかった。


後半は、焦りながら忙しく釣っていたから撮るのをすっかり忘れていました。



ちなみに電動リール用のバッテリーは、最後まで問題なく持ちこたえてました。


パワーも申し分なくて、船電源よりもパワフルにゴリゴリ巻いていた。


正直「電源が違うとリールってこんなにも違うんだ!」と実感しました。


バッテリーを買ってから最初だったからか、今回の釣行で満充電の半分を消費した程度でした。


どれくらい使い続けられるかは分かりませんが、不安定な船電源よりも自前のバッテリーは安心できますね!


バッテリーのもちはソレほどでなくとも、ばったんで安いもんだから、また買えば良いかな。



いつものように帰ったらすぐにアジを捌いたんだけど、包丁がすぐに脂だらけになったから、冬場のアジは脂のノリが良いようで。


そのまま冷蔵庫で一日寝かせ、翌日にアジ三昧。


なめろう、ハンバーグ、スコッチエッグ、つみれ汁といつもと変わらないレシピだったけど、一番美味しかったのはアジのタタキだった。


脂が乗ってとても甘かった!


手の込んだ料理よりも、ただ切っただけの刺し身が美味しいって、作り手としては複雑な心境でございます。

アジ三昧



というわけで、2025年ラストのアジ釣りでしたが、とりあえずは釣れて良かった良かった。


2025年は7釣行中2回は釣れたけど、もうちょっと好成績だったらな〜


来年もアジ釣りに行くんだろうけど、良い年になるといいな!


その前に、MT氏が「次はいつにします?」とやる気満々なんだけど、普段淡白なキャラのMT氏がここまで言うとは、よっぽど無念だったんだろうね。


まぁまぁ焦らない焦らない。急いては事を仕損じるって言うでしょ!


まずはひと休み、ひと休みの一休さんにて。

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