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  • 電動リール用の自前バッテリーを安く済ませるには
    電動リール用の自前バッテリーを安く済ませたい近年における電動化はなにかと著しく、とりわけ自動車、バイク、自転車は顕著だ。電動化による最大のメリットはCO2(二酸化炭素)を排出しないから、地球温暖化防止に寄与するらしい。電動化には当然電源が必須。コンセントにプスッ!っと挿すだけならまだしも、移動するともなれば長い電線をズルズルと引きずるわけにもいかないので、やはりバッテリーに頼ることになる。ちなみに、オッサンはほぼ観たことないから詳しくはないが『新世紀エヴァンゲリオン』の機体には電源ケーブルが繋がっていて、微笑ましかった記憶がある。このバッテリーが曲者で、近年の電化製品って消費電力が大きくなる傾向なので、バッテリーは高性能大容量が求められている。そんなバッテリーの製造に欠かせないのがレアメタル。レアメタル市場はそれほど大きくないから、急速な需要拡大に対応できなくて今後も価格高騰をまねく可能性があり、すでに供給が不足して価格が上がっているレアメタルもあるらしい。レアメタルは存在する国に偏りがある。その中には、東南アジアや中南米、アフリカなど、政情不安などのカントリーリスクのある国や、輸入禁止などの資源ナショナリズムが顕在化している国が少なくないとのこと。つまり、レアメタル戦争がいつ起きてもおかしくない状況。そもそもがレアメタルは鉱物資源なので、ソレを地中深くからほじくり出して精製し、バッテリーとして使えるようにするにはどれだけの環境破壊をしているのやら…人類って、やってることがツジツマが合わないことばかりなんだよな〜とは言え、今現在ではそんな危ういバッテリーが無いと、な〜んも成り立たなくなっている世の中であるのは間違いない。スマホ・掃除機・イヤホンやムダ毛剃りetc、etc…モバイル・コードレス製品の全てにバッテリーが組み込まれている。もし悪意あるメーカーがバッテリー内から個人情報を得ようとしたら、その人の恥ずかしい人となりの全てを盗めるであろう。そんな状況だ。そして、オッサンが趣味でやっている釣りでさえバッテリーが必要な場面が多々ある。オッサンの場合は、ヘッドライトやヒートソックス、充電式カイロ等。なんといってもメインは電動リール用の電源として。「そんなの船の電源を使えばいいじゃん!」という御教示、ごもっともでございやす。昨今の釣り船には電源が完備されているのはもう当然の当たり前。裏を返せば、それだけ釣りの電気化は進んでいるのでございます。オッサンも最初は「船から直接電源とれるなんてなんて便利なんだ!しかも電気代もとられないし!」と感動していた。しかし、ある時にふと思った。「船電源って弱くね?…」リールを巻き上げるタイミングが悪いと、巻き上げ速度が遅くなり、最悪は手で巻かなきゃならない事態もある。コレはオッサンの勝手な思い込みかもしれないけれど、船の中心部から離れれば離れるほど、この症状が顕著になると思う。つまり、ミヨシ(船の一番前の釣座)とかトモ(船の一番後ろの釣座)の釣り座が、電力が弱くなる傾向があるような気がしています。「せっかく釣果が期待できる釣り座を確保したのに、手巻きなんてマジかよ!…」電動リールを使っている人なら誰もが経験すると思う。「んじゃ〜、胴の間(船の真ん中の釣座)にすりゃ〜いいじゃん!」だけれど、胴の間だと他の釣り人とオマツリしやすから、左右両方に気を使いっ放しになる。オマツリすると、仕掛けのロストや余計な時間を取られる。釣れている時に、そんなロスなんてもってのほかたい!なので、できれば釣り座は端っこの方が、自分のペースで釣りができるのでありがたい。とは言え電気が…ならば、自分で電気を確保するしかないっしょ!世の中には、電動リール用のバッテリーというゴキゲンな製品があるではないですか!?オッサンが船釣りの事をまだ何も知らない毛が生えてなかった頃、船釣りに命と収入を刻みまくっていた友人が電動リール用のバッテリーを持ち歩いていた。「船に電源があるのに、なんでそんなの持って来てるの?」のウブな質問に、「リール性能を引き出すには必要!」と意味の分からない答えだったのを記憶しております。今ならその意味がよく理解できる。自前のバッテリーなら、そのリールのパワーを100%引き出すことができるということを!「ならば、始めからバッテリーを買えばいいじゃん!」そうなんだけど、そうもいかんのだ!問題はそう、銭、マネー、虎の子、実弾…つまりお金である。やはりお金がかかるのである。電動リール専用のバッテリーになると、一流メーカー品ともなれば数万円はくだらない。安くても一万円代はする。船に乗るにもカツカツなのに、そんな投資できるか!?そんなのに投資するなら、数回分船に乗った方がマシじゃん!と思うのが人の子である。オッサンも最初はそう思っていたから、我慢して船電源で済ませていた。とりあえずは使えりゃ〜いいや!のノリで。しかし、ココからが釣り人という人種のタチの悪いところ。釣行を重ねてゆくうちに、我欲がムクムクと鎌首をもたげてくる。「自分用のバッテリーを使えば、もっと釣れるんじゃね?」こうなるともう手遅れである。冷静に考えれば、たかがバッテリーだけで釣れるようにはならんのだが、突っ走り始めたらドント・ストップなのが釣り人。一度決めつけたら誰の意見も聞く耳を持たず、アクセルはベタ踏みのフルスロットル。自分勝手なアウトバーン。それが釣り人だ!しかし、先立つモノがなけりゃ〜どうにもならん!のが現実。どうにかならないか?と思案するが、どうにもならんのが事実。ここはやはり自作の方向で…と、無い頭からひねり出す。実は、以前から自宅で電動リールをいじくる用に、仕事で使っていた型落ちの電動工具用のバッテリーがあった。かなりの年代物今はリチウムイオンバッテリー全盛の時代だけど、コレはニッケル水素バッテリーで12V-3.0Ahと今では使いものにならないくらいに非力過ぎるが、昔はコレが大活躍してたんだよな〜実釣には使えないが、PEラインを巻いたり、リールをいぢくるだけでも重宝していた。さすがにこのバッテリーは使えないが、今会社で使っている電動工具用の18Vバッテリーを釣りの時に拝借できれば、十分に使えると思っていた。問題は、電動工具用のバッテリーと電動リールをどうつなぐのか?調べてみると考えることは皆同じで、電動工具用のバッテリーと電動リールをつなげるアダプターが既に商品としてあるではないですか?コレでいいじゃん!と思いながら、さらに調査を進めると…ん〜〜〜?アダプターとバッテリーの防水ケースが一体となってる商品もあるではないか!?コレだ〜!オッサンの頭上に電球が光る。そう、コレを使うのは船の上だから、波しぶきとか水に濡れるのが前提で、やはりバッテリーむき出しはマズイ。なので、何かしら入れ物の中に入れないと最悪はショートする可能性もある。まぁ、水中で使うわけじゃないから簡易防水的であれば十分だけど、それは追々に考えようと思っていた。んで『発見』したのがこの商品だったのだ。まぁ、防水ケースと銘打っているが、要はタッパーみたいな入れ物のフタにプラス・マイナスの端子が飛び出ているだけなんだけど、コレで十分である。18V用or14.4V用どっち?さらによく調べると、18Vバッテリー用と14.4V用の二種類あった。ここで一旦立ち止まる。18V用なら会社のバッテリーを失敬してくれば、ケースだけを買えば済むから安上がり。しかし、18V用のバッテリーってそこそこのサイズだから、当然、ソレを入れる防水ケースも大きくなる。さらに、18V用だと15Vに降圧するDCコンバーターも入れるので余計にケースが大きくなる。釣り座って、けっこう狭い時もあるからサイズ感って馬鹿にできないんだよね〜ただし、18V-6.0Ahというパワー&容量は安心感と魅力的ではある。んで14.4V用の場合は。18Vに比べてバッテリー自体が小さいし、コンバーターも無いから防水ケース自体がコンパクト。コンパクトというのは、なにかと都合が良いのは間違いない。問題は、14.4Vがどれくらいのパワーなのか検討がつかないのと、14.4Vのバッテリーを新規で買わなければならないこと。防水ケースの商品には「電動工具用バッテリーと互換性あります!」と謳っているが、今どき14.4Vのバッテリーを使う電動工具なんて化石みたいなものだ。今の主流は18Vで、24V・48Vだって出ている時代なのだ。ただし、14.4Vのバッテリーでも6.0Ahだから、容量は十分だと思う。数日悩んだが、14.4V用に決定!14.4V用の場合は、ケース以外にもバッテリーも買わなくてはならないが、バッテリーってピンキリ。誰もが知っているマキ◯は日本のメーカーで、世界第2位&国内でも約60%の電動工具シェアを誇る電動工具製造・販売会社。マキ◯純正の14.4V-6.0Ahバッテリーは、ひとつで一万数千円のビックリ価格だが、某大陸製のバッタモンは数千円で買えたりする。バッテリーですらコレくらいの品質と信頼の差があるのだ。正直言えば、純正バッテリーを使いたいし、某大陸製なんて使いたくはない。しかし、お値段の差があまりにも開き過ぎている!仕事で使うなら間違いなく純正バッテリー一択だが、釣りで使う程度だし、なによりもできる限り出費は抑えたい…某大陸製の14.4Vバッテリー&防水ケースと18V用の防水ケースのみを比較すると、同じくらいの金額だった。※オッサン購入時の話です。ならば、バッテリーとケース両方が手に入る方が良いかな?なによりもコンパクトというのが決定打だった。あ、充電器は会社のマキ◯純正のを使う前提なので、充電器代は考えていません。ちなみに、某大陸製で充電器セットですごく安かったりするけど、ますます怖いよね。充電中なんて、いつ発火爆発するか分からないから目が離せないよ!問題は、14.4Vがどれほどのパワーか?だけど、少なくとも船電源よりはパワフルだと思うし、そうあって欲しい!あとは某大陸製バッテリーだから、品質が全く読めないこと。充電中に発火とか、ひと釣行もたないとか、そもそもが初期不良とか…ハズレ引いたら、どうしようもないからな〜やはりあると便利!注文してから、防水ケースは数日後に届いたが、バッテリーは一週間後に届いた。「今どき一週間も掛かるんだ!?」と思ったけど、届かないよりはマシか…まずは防水ケースから。防水ケースというと聞こえは良いが、見た目はタッパーだ。想像していたよりもコンパクト。小さくてイイね〜!フタは完全に外れる仕様。フタを外すのにけっこう難儀するから防水性は良さそうだけど、完全防水は期待しない方が良いと思う。タッパーのフタに端子という名のステンレスのU字ボルトを固定して、裏に配線し、バッテリーのアダプターを取り付けた単純な構成。いたってシンプルフタの裏側はこんな感じ。コードは2.0sq(「2スケ」と呼ぶ。直径2mmのコードのこと)を使ってるし、端部処理もキチンとしているから、けっこう丁寧な仕事ぶり。意外?にチャンとしているバッテリーアダプターはマキ◯用。他のメーカーのバッテリーでも、このアダプターをチェンジすれば使えると思う。とりあえずはマキ◯用今回はヒューズ付きを買ったので、ヒューズも付いている。正直、ちょっとくらいショートしてもリールは壊れないとは思うが、万が一の保険にヒューズ付きにしました。お値段も100円ちょっとしか変わらないので。しかし、20Aヒューズってけっこう大電流用だから、電動リールってけっこうな電流を流してるんだね。こう考えるとヒューズ付きで正解だったな。20Aヒューズが2つ付属ヒューズは防滴ケース内にセット。グィ!と押し込むだけケースのフタを締めてセット完了。完全密封?お次は怪しいバッテリー。どこから見てもバッタモンちなみにいつもの巨大ECサイトで購入したのですが、同じ型番互換性のリチウムイオンバッテリーがワンサと出てくる。どれだけバッタだよ!とツッコミたくなる量だったが、その中からこの商品を選んだ基準はただひとつ。カスタマーレビューが多かったから。オッサンの判断基準はいつもコレですが、コレで失敗したことがありません。ネガティブなレビューも含め、多くの人が実際に買ってみたモノならそれなりの品質だと思ってます。逆に、高評価でもレビューが少ないものには手を出しません。堂々と「某大陸製」と表示してるし。ce認証、FCC認証、RoHS認証、pse認証とひと通り認証を受けているようだが、単に印刷しているだけかもね?本当に認証受けてるん?さて、まずは一番危険なバッテリーの充電をやってみる。突然の爆発や発火も無きにしもあらずなので、自宅でやるのは嫌だったので会社にて。会社の電動工具の充電器を拝借。充電器は純正品さすがに初めて充電器にセットするので身構えたが、爆発は免れたらしく音楽が流れ普通に充電開始。だったけど5分も経たずにピー!と鳴って充電が完了してしまった。ハイ?もう終わり?バッテリー残量のボタンを押して確認するが、4灯表示のうち3灯しか点いてないが…満タンになってないじゃん!そう言えば、レビューに満充電にならないって書いてあったな…コレか〜!やっぱバッタモンだな!と思ったが、ムカついたのでもう一度充電器に突っ込むと、また充電が始まった。今度は時間が掛っているので充電しているらしいが、いつ発火するやもしれないので目を離すわけにもいかない。見つめること10分ほどでピー!っと完了の合図。今度は満充電になっていた。お!満タンだ!試しに電圧を測ってみると15Vは出ているらしいが、本来なら14.4Vバッテリーなら満充電で16Vは出ないとダメじゃね?ただ15V出ているということは、4つあるバッテリーセルは全て生きているということでもあるので、とりあえずは使えるとしよう。16V出てないけど…ちなみにこの作業中いつ危険が及ぶかもしれんので、溶接面を装着しながらだったのは言うまでもない。では、実際に使ってみます。まずはアダプターとバッテリーを繋ぎます。アダプターを挿すだけドッキング!コイツを防水ケースに入れるんだけど、入るかな?入るのか?コレ?無理やりねじ込んで入れた。とりあえず入った!電動リールのケーブルと繋ぐとリールが起動した。お!点いたぞ!事前に電圧を測っていたから大丈夫だとは思うけど、繋ぐ時はちょっと緊張した。ちなみに繋ぐ手順は、プラス(赤)→マイナス(黒)の順で、外す時はマイナス(黒)→プラス(赤)の順。今はほとんどやらないけど、車のバッテリーがあがった時に他の車から電源を借りるジャンピングスタート時のケーブルのつなぎ方と同じ手順です。あまり気にしない人もいますが、電動リールは電子回路が入っているので、できれば手順は守ったほうが良いと思います。ちょっと心配なのが、端子のU字ボルトは6mmと細めなのでケーブルのワニ口(ぐち)がスカスカな感じ。なにかの拍子にワニ口と端子の接触が一瞬でも無くなると電源落ちるよね?まぁ、外れることはないと思うが…スカスカ?分かりやすいように赤と黒のシールを貼った。これならOKあと、オッサンお手製の手さげ袋も作った。夜なべして作ったベルト付きバックルで脱着どうやって使うのかは実釣にて。さぁ、あとは実際に使てみるしかないが、実釣に耐えうるモノなのか?やってみなくちゃ分からん!んで、すぐにその時は訪れた。まぁ、この日のために準備していたんだけれども…いつものように東京湾走水のビシアジ釣りにて。130号オモリのビシカゴを使って、当日の水深はだいたい40m〜50m程度。長潮で潮流はそれほど早くもないという状況。ちなみに例の手さげ袋は、ロッドホルダーにぶら下げる作戦だったのですね〜ここなら邪魔にならないでしょスタート前データ総巻き上げ距離:102.6km通電時間:234時間スタート前バッテリーはオールレッド!釣り終了後のデータ総巻き上げ時間:104.9km通電時間:239時間アジ釣り終了後バッテリー容量は半分でした。半分か…巻き上げ距離2.3kmでバッテリー容量を半分使ったという結果でした。実はせいぜいひと目盛り減る程度かな?と思っていたのですが、半分とは以外に消費するんだな。調べてみたのですが、電動リールの性能とサイズなどにもよっても違うと思いますが、オッサンが使っているリール程度なら実釣時は約2Aの電流が流れているらしい。つまり、今回のバッテリーが6Ahということは3時間しかもたないという計算。しかも某大陸製だから6Ahとなってても、約半分の3Ahとみるべきでしょう。つまり実際には1.5時間しかもたないという事?ただし、コレはリールを巻いている時の話なので、巻いてる時間なんて実釣時間内のホンの1割にも満たないと思う。この結果が、今回実釣後のバッテリー容量の半分という結果なんだと思う。そもそもが実際は6Ahも無いんだろうけど、ひと釣行は十分にもつことが分かりました。まぁ、最悪はバッテリーがエンプティになったら船電源を使えば良いし。一番の発見が、船電源よりもこのバッテリーの方がパワフルだった!という事実。船電源の時は、アジを掛けた時に巻く速度は数値でいうと『16』くらいで巻いてたんだけど、バッテリーの時は同じ状況でも『13』くらいで同じスピードだった。それだけバッテリー使用時の方がパワフルだったということですね。あと、やはり自前のバッテリーだと安定しているから、いつも同じ調子で使うことができました。防水ケースはこういう商品なので問題ないですが、バッテリーはできればキチンとした純正品のバッテリーを使うことを強くオススメします。しかし、オッサンのようにのっぴきならない理由によりバッタモンを使う時は、必ず自己責任にてお願いします。そして使わなければならない場合は、充電中は決して目を離さないでください。一度でもバッテリーを落としたとか強い衝撃を与えてしまった場合は、使用を禁止して処分してください。バッテリー内は非常に緊密にできていて、内部構造が少しでも破損するとショートや発火の原因になります。っというわけで、オッサンの電動リール用の自前バッテリー作戦はとりあえずは成功!と言えるでしょう。まだ、一回しか使ってないからどうなるか分かりませんが、自分用の電源が確保されていると思えば安心感はありますね。自分のバッテリーを持っていると、メンテナンスやPEラインの巻き直しもできるから、なにかと便利なのは間違いないです。ちょっと怖いのが自宅に置いてある時に、知らないうちに燃えたりしないよな?使っている時とかなら対処できるけど、誰も居ない時とか真夜中に静かに煙を吐き出し始めたら…と思うと夜も眠れないぜ!なんて言っても、昨今は家中バッテリーだらけなんだから、どこからボヤるか分からんよ実際…リンクリンク
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  • 電動リールの糸巻きを自分でやったけど【下巻き含む】
    電動リールの糸巻き換えを自分でやったけど…誰にでも捨てられないモノってあると思う。別に高価なモノでも、大切なモノでもないんだけど、なんとなく捨てられないモノ。「とりあえず取っておこう…」見かけるたびにそう思いながら、もう何年も、下手すりゃ~十年以上も引き出しの奥に眠ったまま。そんなブツ…まぁ、他人から見ればゴミのようなブツならともかく、捨てるには忍びないウェットなブツの場合はそう呑気にもしてられない。それは『捨てるには忍びないモノ』であると同時に、現時点で『持っているとヤバいモノ』である場合が多い。例えば、昔の彼女との過ぎ去りしメモリーがパンパンに詰まったアルバム。現代においては『写真』と言えばデジタル画像の意味で、その保存はUSBなどのメモリー媒体やネットクラウドが一般的で、そのコピーも鼻くそをほじりながらいくらでも可能だ。しかし、昔のアルバムとは紙媒体のアナログだからこそ、この世にこれ一枚きりという超限定品。コレが無くなったらもう二度と手に入れられる事は出来ず、永遠にこの世から消え去ってしまう。ウェットな思い出とともに…今はそれぞれの人生を送っている二人だが、だからといって「ハイ、さよなら!」とゴミ箱に捨てる事もはばかるブツ。かといって、そんな危険なブツを今の家族にでも見られでもしたら、ややこしいことになる。だからといって、押し入れの奥深く、目に触れることのないようにするのもどうだろうか?その、いかにも【隠す】という行為が、もしも発見された時にことさら意味を持ち、痛くない腹まで探られるかもしれない。そんなブツは危険だ!このような放射性セシウム並みに取扱い注意なブツとまでは言わないが、なんとなく捨てられないモノって誰にでもあるハズ。特に釣り人はこの点において、すこぶる始末が悪い。一度しか行ったことがない釣りモノのギヤや、いろいろ試した後にもう使うことがなくなった仕掛けやオモリの数々…釣り人の悪い性癖で、自分だけは良い思いをしたいもんだから、あれもこれもと余計に買い揃え、結局は使わなかったり、役に立たなかったりして余りまくる。もう使わないんだから捨てりゃ~いいもんを「何かに使うかもしんまい!」とか「捨てるのもどの分別ゴミに出すのか分からんし、フリマに出すのも面倒臭いし…」と結局はご丁寧にしまっておく…いつの間にか押入れは釣具で溢れかえり、家族からは「邪魔だから早く始末しろ!」と誹謗中傷の嵐。しょうがないので、屋外にイナバの物置を設置し、ソコが釣具の一時的な避難場所になるも再びアッという間に溢れかえる。以後リピート…釣り人の捨てられない釣具問題は全てがこんな塩梅で一向に解決せず、永遠に迷宮入りである。ところが、ある事態にのみ一時的に解決する事がある。その事態とは、釣り仲間にもう使わない釣りアイテムをあげる時。もちろんこの『あげるブツ』というのは、何年も押し入れで眠っていたと同時にたいして高値でもないブツである事がほとんどだ。本人も心の奥底では分かっていたのである。もう二度と使うことはないという事は…ただ認めたくないだけだったのである。釣り仲間が「こんな釣りモノをやろうと思ってるんだけど、ロッドもリールも無いし…」という情報が耳に入ったら…「そう言えば、昔使っていたその釣りモノに使えるアイテムがあったぞ!ど〜せもう使わなそうだから、あげてもいいかな…」と仏心がムクムクと湧き上がる。その裏には、”俺様はずっと昔からやってたんだぜ!”というプチ自慢も含まれているのは否めない。そんな訳で、理由はどうであれ、一時的に釣具整理が出来るチャンスがこの瞬間なのである。タダとは所詮こんなモノ…釣り仲間のY氏がアジ釣りを始めた。一概にアジ釣りとは言うものの、お手軽なライトではなくて、130号のビシを海底まで沈め、時には100mの深さまで探るフルスペックのビシアジ釣りである。オッサンとH2氏に同行して体験してみたら、数はそれほどでもなかったんだけど大アジが釣れてしまい、ソレがまた美味でもあったことからハマってしまったらしい。本格的に始めるにあたり、せめて最低限のアイテムは自分のモノで揃えたいのが人情だ。大物はロッドやリール、クーラボックスで、小物はビシや天秤、仕掛けなどなど…なかでも一番の問題はリール。この釣りモノは、重量のあるビシを何度も深場に上下させるので電動リールは必須。ちなみにオッサンは、最初のビシアジ釣り時に手巻きで参戦し、開始3時間でギブアップしたという黒歴史は秘密である。電動リールとはご存知のように、最低でもウン万円はするプレシャスなアイテムなので、そう簡単に手が出ないシロモノ。なので、レンタルを卒業したいアジ釣りフリークには、かなり敷居が高いアイテムとなっております。中古という手もあるが、電動モノってどれだけもつのか分からないじゃん!見た目はそこそこキレイでも、実はかなり使い込んでたり、扱いが雑だったり、メンテがいい加減だったり…きっと中にはお買い得な品もあるんだろうけど、『安物買いの銭失い』になる可能性がそこそこ高いので、手を出す気にはなれないよね〜なので、やはり新品が欲しいけど、お値段が…ところが持つべきは釣り仲間で、「誰々がこんな釣りを始めたんだけど釣具を持ってない…」なんて情報が出回ると、どこからともなくソレ用のアイテムが天から舞い降りてくる事があったりする。実際に、オッサンの電動リールや高価なロッドやらのビシアジ釣りセットも、仲間のT氏から頂いたお品。しかも、この時はアジ釣り用だけじゃなくて、タチウオやらマゴチやらの仕掛けやらもワンサと貰ってしまった。T氏曰く「もう船に乗ることもないから…」とのことだったが、売ってしまえばかなりの金額になったハズのブツをタダでくれるとは、オッサンは珍しく恐縮してしまった。そして、まさにオッサンと同様の事柄がY氏にも訪れた。電動リールやらロッドやらロッドキーパーやらが、釣り仲間からY氏に付与されたのだ。あげる側からすると、ずっと使わないで取っておいたブツを、ココぞとばかりに処分したのかも知れないが、もらう側からするとありがたいことこの上なし!まぁ、使わないアイテムをず〜っと取っておくのは、釣り人という人種の悪い性癖だけども…でも、こんなところにその人の運というか、人とナリが表れるのかな?とも思ったが、Y氏って善人じゃなくて悪人タイプなんだけどサ。ともかく、労せずしてアジ釣りアイテムをゲットしたY氏。とは言え、この手のアイテムは高級品ではなくて、汎用版であるのが世の常だ。そして、ソレらはかなり使い込まれているというのも、また事実。Y氏が貰った電動リールもご多分に漏れず、くたびれた一品だった。まぁ、タダなんだから贅沢は言えんわな〜そもそもが、マトモに動くのかどうかも怪しい物体だったので、その確認から始めなければならない。っという訳で、電動リールを稼働させるバッテリーを持っているオッサンに、その役割を担う白羽の矢がおっ立ったのである。程なくして、オッサンに古ぼけた電動リールが届けられた。んだけど、見た瞬間に思った。汚い!動く動かない以前に、汚なすぎて触る気にもなれなかった。コマセやらイソメの乾燥したのがこびりついてて、「せめてキレイにしてから持って来いよ!」とブツブツ言いながら速攻洗った。少しはマシになったので、やっと作業開始。このリールは『シマノ 08電動丸3000プレイズ』電動リール初心者用というか一番安い価格帯のリールで、レンタルリールとしてもよく使われている奴。入門用の電動リールですな3000番だと大きい方の中型〜大型リール一歩手前というサイズなので、サイズ的にはデカい!ビシアジ釣りにはちょっと大きいかな。やはりデカい重い実用最大ドラグが10kgなので、ビシアジ釣りでもコレくらいのパワーは欲しいけど、このサイズにしては非力ではある。昨今は軽量コンパクト&ハイパワーが主流だけど、当然ながらお値段も悩ましくなる。まぁ、このリールのお値段を考えれば、致し方ないところですな〜リールに巻いてあったのはPE5号だねとにかく、まずは動くかどうかの動作の確認をば。ではオッサンの電動リール用の高級リチウムイオンバッテリーを取り出しまして…っという事はなくて、そんなオシャレでゴージャスなバッテリーなんぞは持ってません!オッサンのバッテリーはコレだ!ショボいし、年季が入ってるぜ!知っている方もいると思うけど、この物体は電動ドリルとかインパクトドライバーの電動工具のバッテリーです。しかも、かなり古いニッケル水素タイプの奴。会社で使っていた古い電動工具を処分する時に、「12Vという事は電動リールに使えるな…」っとバッテリーだけ取っておいたのです。一応12ボルトだけど、3アンペアだから容量なんて無に等しい。もちろん、このバッテリーではアジ釣りには使えないので、ラインを巻いたり、動作を確認したりのイタズラ程度のもの。今現在は電動工具のバッテリーも、大容量&ハイパワーのリチウムイオンバッテリーが主流だけど、昔はこんな非力なバッテリーで仕事してたんだよな〜リール用のバッテリーではないので、このままでは電源端子に接続できない。接続できまへん!なので、ひと工夫をば。ナニコレ?見ての通り、太めの針金をU字に曲げた物体。コレをバッテリーの端子に突っ込みまして。DC12Vだと触ってもビリッ!とは感じない針金にコードのグリップを繋げる。さぁ、動くか!?ピッ!っと音が鳴って電源が入った!お〜!生きてるじゃん!巻いてみたり、セットとかやってみたらキチンと動作した。「こいつ…動くぞ!」byアムロ・レイっという訳で、このくたびれたリールは、どうやらまだ使えるらしい事が判明した。ヤブ蛇でラインを巻き換えるハメに…持ち主のY氏に「電動リールは使える!」の報告したら喜んでいたが、実はこの時点では、こんな古いくたびれた初心者リールというのをY氏自身はまだ知る由もなかった。この時にはまだこのリールはY氏には渡ってなくて、他の仲間から渡されたもの。まぁ、タダだから期待はしてないだろうけど、もうちょっとはマシなリールをイマジンしていたと思う。Y氏もビシアジ釣りに使うだけだろうけど、一応確認してみた。「今、リールに巻いてあるのはPE5号のようだけど、走水のアジ釣りに使うにはちょっと太いと思うよ!」「どうする?もっと細いPEに巻き換えるかい?」走水界隈のビシアジ釣りのオフィシャルのPEライン太さは3〜4号。Y氏はアジ釣りデビュー戦時、潮流があまりにも速くて、かなり難儀な釣りを余儀なくされた苦い経験があった。PEラインがちょっぴり太いだけで大げさな!?と思われるかもしれませんが、水の抵抗ってけっこう凄くて、ラインが一段階違うだけでもかなり流されたりする。Y氏は、その時マトモな釣りにならなかった不貞腐れ具合が走馬灯のように思い出されたようで、「もっと細いのに巻き換えます!」と即答。この瞬間に、当初の電動リールの動作確認という依頼のみならず、PEラインの巻き換え作業がオプションサービスとして追加されたのでした。オッサンの老婆心というかおせっかいがヤブ蛇を出してしまったようだ。数日後、Y氏から新しいPEラインが届けられた。新しいのは気持ちがいいね〜PE3号を300mというのは、オッサンがアドバイスした通り。アジ釣り限定なら3号で十分だし、長さも高切れを考慮して300mもあれば余裕でしょ!このラインはオッサンが使っているのと同じで、オッサンのは4号。強度があってソフトで扱いやすい、なによりもコストパフォーマンスが良い。一流メーカーのシマノだし!リンクオッサンも次は3号を巻こうと思ってるから、しれ〜っとこの新しいラインをオッサンのリールに巻いてしまおう!Y氏のリールにはオッサンの使い古しを巻いときゃ〜いいよ!ど〜せバレねぇ〜し!と思ったが、やはり人としてそれは出来なかった。一応、謝礼のビールも貰っちゃったし…やぶ蛇作業を始めるにあたり、少々の準備が必要になる。一番の問題は、下糸の量はどれくらい?だった。このリールって3000番代だからデカい!このどデカいリールのスプールにPE3号のリールを300m巻くには、下糸を巻く必要あるということ。まぁ、キャストするリールじゃないから、下糸が必須かというとそうでもないけど、細かい事を言えば巻取りスピードに違いが出る。スプールの直径が違えば、一回転あたりの巻取り量が変わってくる。当然、直径が太い方が巻取り量が多くなり、巻取りスピードが早くなるということ。オッサンのリールもそうなんだけど、お安い電動リールって非力だから回転スピードが遅い。釣りをしていても、船長のアナウンスで「上げてください!」で皆が一斉に巻き上げると、他は早いのにオッサンは遅かったりする。リールパワー=リールのお値段の違いを痛感する瞬間である。なので、少しでもスプール径は太い方が良いから、やはり下糸は必要か…ネットから『08電動丸3000プレイズ』の取扱説明書がダウンロード出来たので、確認してみる。糸巻き量の項目を見てみると…ふむふむ、4号-400mに5号-350mね…ん?3号の記述がないのですが…つまり、このリールはPE3号ラインを巻く前提ではないという事ですね〜!まぁ、4号5号の感じで予想すれば、3号は450m巻けるという事か…っということは分かったが、今手元にあるのは300mしかない。どうあがいても、下糸は巻くしかないようである。3号の例は無かったけど、説明書によると、下糸用のゲージなるものが箱に付属しているそうな…でも、箱なんてねぇ〜し! ちょうどいろいろ調べている時に、ネットでリールの下糸量を計算するツールとやらを見つけた。下糸はオッサンが持っているナイロンライン7号でやるので、必要情報を入力してみると「下糸量は108mでございやす!」との判定。なるほど!108ってちょうど煩悩の数だね!?って、ナイロンラインにはPEみたく1m毎マーキングしてあるわけじゃないから、その108mってのがどれくらいかが分からね~んだよ!っという訳で、いろいろと策を練ったのだが、やはりあの作戦でやるしかないらしいぞ!まずは必要な道具をご用意。下糸用のナイロンライン下糸なんて安物でいいからなんでもいいけど、太い方が楽ちんだ。今回はナイロンの7号空のラインスプール今回は、もともと巻いてあるPEラインを外すので2つ必要。ラインスプールは、糸巻きに余裕のある大容量タイプが間違いないです。今回はショボいのを使ってしまったので、あんな事に…今回は2つ使いますインパクトドライバー世の中にはラインの巻き直し作業の専門機器『リサイクラー』なるオシャレな製品があるが、当然、オッサンはそんな気の利いたブツを持っているはずもない。なので、会社からインパクトドライバーを失敬してきた。電動工具はなにかと役に立つちなみにこのインパクトドライバーは最新式。バッテリーもリチウムイオン電池で、大容量&ハイパワータイプ。左は旧タイプ。右が最新型ちなみにライトが明るく光るぞ!今回の作業には関係ないが…謎の自作の治具ハテ?何に使うでしょう?答えは後ほど。何だコレ!?ミステリー準備完了にて作業開始。まずは今リールに巻いてある古いPEを外します。にあたり、まず使うのがこの謎の治具。まずはコレを使いますコレは、インパクトドライバーのボックスソケットにM14のボルトを溶接したもの。もうお分かりだと思いますが、このようにして使います。まずは治具を空スプールに取り付ける。ナットはダブルでね電気力でPEラインを巻き取るっちゅう作戦ですな!高速回転!各フォーメーションはこんな感じ。セット完了!軽くテンションを掛けるために、水で濡らしたタオルをかましスイッチオン!ギュイ〜ン!っとねアッという間に完了しました。1分もかからず巻取り終了コレはY氏にお返し。何メートルあったんだろう?んで、いよいよココからが本番。まずはラインスプールを固定するセッティングから。こんな感じ?コレは、オッサンがいつもハンダ付けとかに使っている『なんちゃってバイス』を椅子に固定しました。ちなみにこの椅子は、オッサンの子どもたちがまだバブの頃に使ってたベビーチェア。オッサンの作業椅子として、いまだに現役でございます。このブログを書いている今この時も、この椅子に座ってます。もう30年近く使ってるのか…んで、謎の治具その2をセット。この治具もM14にフラットバーを溶接したもの。ラインスプールには、M14の太さがちょうど良いんですよ。バイスに挟み込んで固定新しく巻くPEをセット。もちろんナット側はダブルにてPEの先をチチワ結び。チワワじゃないよチチワだよ!まずは新しいPEをリールに巻きます。リールスプールのポッチにチチワを引っ掛け濡れタオルで軽くテンションを掛けながら巻いてゆく。この場合のテンションは軽めアッという間に300m巻き終わり。さすがに早いな!このままでも使えないことはないが、スプールの余白が大きいから、やはり下糸は巻きたい。半分くらいの余白がある下糸のナイロンとPEラインをFGノットで結ぶ。きちんとFGノットでやってみたお次はナイロンラインを巻きまして…と思ったら、ナイロンラインのスプールの穴にM14が入らないじゃん!あ、入らんぞ!っという訳で、何か長めの棒状のブツはないか?と部屋中を物色すると、筆があったのでソレを突っ込む。コレでなんとかんで、ナイロンラインを巻いてゆくんだけど、思ったよりも巻けたんですけど…ツールの計算では108mだったが、体感的に200m以上は余裕で巻いたと思う。かなり下糸巻いたぞ!余白もこんな感じで当然、このままでは下糸が表側に来ているので使いものにならん!なので、ライン全体を裏返しにしなければならない。っという訳で、もう一度ラインを巻き直す作業に入ります。もう一つのラインスプールを準備。セット!軽くテンションを掛けながら巻いてゆくんだけど、だんだんと巻きが大きくなってゆくとある懸念が募ってゆく…ん〜、やっぱりマズかったかな…そう、用意したラインスプールの容量が少なくて、スプール内にラインが収まらなくなってきた!かなりマズイ状況だけど、今さら引き返せんぞ!スピードコントロールしながら、巻きが崩れないよう、細心の注意を払って最後まで巻き終えた。うわ〜、こんなに飛び出した!ホッとしたのも束の間、この作業をもう一度繰り返さなければならない。もうヒヤヒヤだよ!ゆっくり&テンションを掛けながらの作業で、なんとか無事に巻き終えた。こちらのスプールには全部収まった!良かった〜そして、いよいよ最後の作業、電動リールに巻いてゆきます。この作業はしっかりテンションを掛けなければならないので、リールをロッドにセットしロッドを抱え込めるようにします。電動リールをロッドにセット下糸をポッチへ掛けたら準備完了。これからが勝負!普通の手動リールなら、テンションを掛けながら巻くだけで良いんだけど、電動リールの場合はラインの実測値をリールに学習させなければならない。取扱説明書を熟読しながら、下糸用の設定をポチポチとボタンを押しながらセット。いよいよ巻き始めるんだけど、テンションは「3」という数字。巻き始めるとリアルタイムでテンション値が表示されるんだけど、この「3」って地獄の数字で、かなりの強テンションを要求される。当然、濡れタオルをかますんだけど、単純にラインをタオルで摘むだけじゃお話にならなくて、ラインを折り返して両手でギュッ!っと押さえつけないと「3」の表示が出現しない。しかも低速で巻かないと、コレまた未達成の数字になるので、かなりの低速回転を余儀なくされた。ひゃ〜!厳しいね〜!途中力尽きて、3度の休憩を経てやっと巻き取り完了。やっとだよ〜!最後に学習終了の設定を行い、全ての作業が終了しました。いや〜、キツかった〜!こんなに苦労するとは思わなんだ。確かに、コレならショップでやってもらった方がはるかに楽ですね。でも、テンションがしっかり掛かってなくて、ラインをユルユルに巻かれると、ライントラブルとかカウンターがズレたりするんだよね〜作業する人の経験値なのか、単にやる気の問題なのか…まぁ、カウンターって絶対じゃなくて、少なからずズレるもんだからあくまで目安程度のもの。アジ釣りの場合は、カウンターじゃなくてラインマーカーで確認することがほとんどだけど、たま〜に上から棚取りをすることも無きにしもあらずだから、カウンターに頼ることもあり。DIYでやる人は、専用の器具を使っているようですね。リサイクラーはテンションを掛けるには力不足のようで、あまり評判が良くないらしい。なので、ラインにテンションを掛けるためだけの専用の道具があるようです。リンク確かに、専用具なら間違いないと思いますが、なにしろお値段が…。頻繁にこの作業をやる方ならマストアイテムですがね〜自分でやってみると分かりますが、テンション負荷「3」を安定して叩き出すのは至難の業。ハッキリ言って、無理難題な話です。たぶんショップでやってもらっても、きっちり「3」はできてないと思います。メーカーはあくまで「3」を要求してくるけど、ある程度のテンションが掛かっていれば、実釣には問題ないと思いますよ!とは言え、見た目でラインがユルユルだとダメだと思うけどね。ライン巻き作業の他、各部の注油もやっておいたけど、他の可動部もスムーズだったので見た目の割には丁寧にメンテしてたのかな?作業後にY氏にブツをお届けしたら、ロッドとクーラーボックスを新調し、仕掛けやらビシやらも小物も揃えたと言っていた。なんかアジ釣りに本気になっているようで、「もうハゼ釣りとかどうでもいいっスよ!」と豪語していた。『釣りはハゼに始まりハゼに終わる』と聞いたことがあるが、コレは本当は『鮒』が正しいらしいです。でも、けっこうハゼVer.をよく見聞きするから、ソレもまた間違いではないと思います。アジ釣りも楽しいが、沖釣りって大枚はたくからそうそう行けるものでもないし、その時の状況で釣れる釣れないが大きい。しかも、自分で好きなポイントに移動できるわけでもなくて、ある意味他人任せみたいなところがあるが、狭い船中でも釣れる人と釣れない人の差が出るから、ソコは突き詰めるべきかな。果たしてY氏。その費用対効果がどう転がるのか?今後も楽しみではある。まぁ、他人事だし!
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