2020年3回めのタコ釣りはボ〜ズくらった!

2020年3回めのタコ釣りはまさかのボ〜ズ!?

2020年10月4日。2020年シーズン3回めのタコ釣りに行ってきました。

 

釣り場:川崎新堤【2番辺り】天気:曇り時々弱雨釣行時間:5時00分(潮位:177cm上げ8分)〜10時30分くらい(潮位:105cm下げ7分)中潮釣果:マダコ0杯(オッサン2号から2杯恵んでもらった)

 

ロッド:アブガルシア-タコスフィールド TKFC-692MH-BSリール:アブガルシア-オーシャンフィールドBGライン:PE4号 オモリ:自作スチール棒オモリ(30号相当)ルアー:自作デビルパラシュートもどき【ツインVer.】生餌:イカの切り身デビルクロー:ホワイトラメ

 

 

え〜っと…

 

タコ釣りに行ってきたんですが、ボーズ喰らいました…

 

普通ならな〜んも書くことがないし、何かを表現することは許されないだろう。

 

だって釣れなかったんだもん。

 

 

しか〜し、オッサンは思うのです!

 

ボーズも立派な釣果だ!!

 

いや…声を大にして偉そうに言うことではないが、少なくともかなり厳しい状況という情報提供の一助にはなるのではないでしょうか!?

 

「次のタコ釣りはどこ行こう?」と悩んでるあなた。

 

「タコを爆釣してやるぜぃ!」と意気込んでいるあなた。

 

そんなあなたに「お花畑な釣りにはなりませんよ!」と、恥を偲んでこの場で警告しようとしているのです。

 

しかるに!

 

 

 

いや…、やめよう……

 

言い訳をすればするほど、自分がますます惨めになってゆく…

 

 

っというわけでタコが釣れなかったわけですが、せっかく行ったんだから自戒の意味も含めて何かしらしたためておきます。

 

まぁこのブログのネタも無いことだし…

 

 

 

もう時期的に今年のラストタコ釣りになる。

 

冬場もやろうと思えばやれなくもないが、冬のクソ寒い中にそこまでしてやるほどタコに対しての思い入れもないのでやろうとも思わん。

 

まぁ、厳しい釣りになるだろうがサイズはともかく数匹くらいは上がるだろうて…

 

この時はまだお気楽に考えていた。

 

 

タコ釣り場はいつもの【川崎新堤】

 

タコも漁業権が設定されているので、東京湾では陸っぱりでタコが釣れるスポットはそれほど多くはない。

 

っていうかオッサンが知らないだけだと思うけど、タコ釣り場ってあまり聞かないんだよね〜

 

湾岸には工場が多くて立入禁止ばかりだから、釣りができる場所は限られている。

 

釣り船に乗って工場地帯の護岸を眺めていると「あそこ、絶対タコいるんだろうな…」っと思う場所がワンサとあるんだけど、陸からは近づくことすらできない。

 

ちなみに釣り船は漁業権は関係ないらしいが、どこでも好きな所でやって良いもんでもないだろうて。

 

 

そんな訳でオッサンちから近いタコ釣り場というと川崎新堤になる。

 

川崎新堤への渡船の出船時間をチェックすると、5時出船というサプライズワード。

 

もう10月なんだからせめて6時出船にして欲しかったが、オッサンがどうこう言ってもしょうがない。

 

ってことは3時30分に同行のオッサン2号がお迎えに来るという手はずになる。

 

3時30分!?

 

これは朝ではなく夜中だよね…

 

送迎される身で言うのもなんだけど、もっと人間的な時間にならんかね?

 

 

 

んで真夜中の3時30分に2号はやって来た。

 

車はミッドナイトブルーなドライヴウェイを進むが、オッサン二匹はアクビしか出ない。

 

 

駐車場に停め渡船の受付に向かうが、道路にはこれから釣りしますよ!な車両がズラリと並んでいる。

 

随分車が多いな…と思いながら、受付に来ると長蛇の列ができていて二度ビックリする。

 

ソーシャルディスタンスなんてクソ喰らえな密状態。

 

アウトドアなフィッシングだから大丈夫だろうとタカをくくってると意外な所に落とし穴がある。

 

まさかの三密攻撃を喰らいながら受付を済ませるが、ウルトラマン級の聴覚を誇るオッサンにスタッフの囁きが聞こえてくる。

 

「コレってどうしたの?」「300人はいるんじゃない?」「ど〜すんだよ、コレ?」

 

世間ではGoTo「Travel・」「Eat」・「Event」・「商店街」といろんなゴトーをやっていて、ハブンチョにされていた東京も仲間入りとなったからだろうか。

 

まさかのGoTo Fishing!

 

こんなところにも思わぬ相乗効果が起きてるらしい。

 

何かのクーポンって船代に使えないかな…?

 

 

この人数だととても一度に輸送は出来ない。

 

渡船は三艘あるがそれでも無理だろう。

 

第一便に乗れなかったら何の為に真夜中から活動していたのか…

 

今までの苦労がオジャンぢゃん!?

 

こんなオッサンの焦燥を全く理解してない2号は、呑気に自販機でドリンクを買って優雅に飲んでいた。

 

そんな2号をひっ捕まえてトットと乗船する。

 

乗り込む船は既にチェック済みの頼りになるオッサンなのでした。

暗い海を突き進む

行き先の船に乗り込み、まずはひと安心。

 

船によっては既に満員に近い。

もう乗れない船もある

 

まだ5時の出船には時間があるが船が動き出す。

 

そりゃそうだ!もう乗れないのに時間まで待っててもしょうがない。

 

この人出なら何度か往復しなければとても捌けないだろう。

 

動き出すのは早いほうが良い。

 

船は陸を離れるが、船着き場には取り残された客が佇んでいた。

 

「次の船をご利用ください!」船のスピーカーから無情なアナウンスが響く。

 

 

オッサンの乗り込んだ第一便は川崎新堤に向けて暗闇の港を出港。

オッサンのガラケーだとまともに撮れん!

 

横浜みなとみらいもピンぼけ〜

 

ベ、ベ、ベ、ベイブリッジ、ジ、ジ

 

暗いのでイマイチ自分の現在地が分からないが、波は無いし気温も寒くはないので快適なミッドナイト・クルージング。

 

夜の港は幻想的だね〜っとのんびり眺めてたら、ふと大事な事に気づいた。

 

こんだけ暗いと暗過ぎて何も見えなくね?

 

そう、釣りの準備ってけっこう細かな作業だから暗いと手元が見えないじゃん。

 

こんな暗いのは想定外だったから、ライトなんて持ってきてないよ!

 

隣りでネトゲーをやっていた2号がライトならある!とばかりにスマホのライトを照射した。

 

さすが文明の利器!時代は変わるもんだ!!

 

とは言うものの、ガラケー持ちのオッサンはスマホに全然魅力を感じていない。

 

むしろ、まるで興味がないと言っていい。

 

通話と最低限のメールができればそれで事足りる。

 

 

何だ?SNSって?んなもんやってるから、訳の分からん犯罪に巻き込まれんじゃ!人間関係は直接会ってこそ、細やかな機微が伝わるんじゃ!

 

何だ?アプリって?オッサン世代は”ソフト!”。本体のハードに対してのプログラムであるソフト!

 

電子マネーだと!?いつもニコニコ現金払いが一番安全確実じゃ!

 

このように年寄りは意固地になり、時代に取り残されてゆく…

 

しかし、肉体は一歳でも若返りたいが、精神・感性が一日でも戻るのは耐え難い。

 

毎日少しづつ積み上げてきた物事に対する見識やイズム、観念が戻ってしまうなんざ地獄である。

 

そんな訳でスマホに対する考え方も全く変わらない進化しないオッサン。

 

 

 

ライトは確保できたので安心して上陸。

相変わらずボケるガラケー。まぁオッサンの手が震えてるんだろうて

 

真っ暗だろうと思ってたら、対岸の明かりがけっこう眩しかった。

眠らない街

 

黒鯛狙いの方々は早々に落とし込んでいるが、タコ釣りオッサン二匹はチンタラ移動開始。

 

誰もいない暗い堤防を突き進む。

 

お目当てのポイントを基地として準備を始めるが、やはり暗いので2号のライトが頼りだ。

 

2号はオッサンを照らしながらネトゲーをやっているんだけど、こんな沖堤に来てまでゲームするなんて、やはりスマホは毒だ!

 

オッサンの準備が終わり、さぁタコ釣り開始じゃ!

なぜかフグのカットウ釣り

ここからがやっとタコ釣りの話になるんですが、ご覧の通りボウズ喰らってるので話って言ってもね〜

 

たいして書くこともないのでダラダラ続けます。

 

 

タコは夜行性らしいので、まだ暗い内に一杯でも上げて余裕が欲しいところ…

 

暗い海に向かってフルキャストするが、二投目にして早くも根掛かりロストで嫌な予感しかしない。

 

この頃になると空も白み始め、周りも明るくなってくる。

やっと見えるようになってきた

 

明るくなったのでやっとオッサンのガラケーが本領発揮。

 

画像が撮れるようになったので本日のレシピをご説明。

 

今日も自作のデビルパラシュートもどきですが、実績アリなデビルクローワームと生エサのダブルアタック!

 

クローワームでタコにアピールし、生エサでタコをガッチリ抱かせる作戦。

 

そもそもオッサンは、本物のデビパラを使ったことが無いもんだから自作ものとの違いが分からないんだけど、両方使ったことがある2号曰く「まぁ、釣れんじゃないの〜」というファジーな感想。

 

まぁ、釣れてるからコレで良いんだろうと自己満足はしてるんだけど。

 

 

んで、本日の生エサはイカの切り身で、釣りでは定番のイカ餌だしタコには好評の白色だから期待できる。

何イカか分からない怪しい冷凍イカをカットして使用

 

ホワイトラメ+イカ切り身のダブルホワイト攻撃

 

早く一杯上げて安心したいところだが、投げても投げてもアタリなし!

 

根回りを果敢に攻めるがタコは乗らず、仕掛けだけがロストしてゆく…

 

イカ餌がダメだったのかな?とも思うが、いつもの豚の背脂を使っている2号も釣れてないからエサの問題でもないだろう。

 

まぁ、タコが居ないということなのかな…

 

それでも腐らず粘っていると、ある時ククン!っと竿が持っていかれた。

 

「何だ?こんなの今まで無かったぞ?」っと思いながら巻き上げるとイカだけが無くなっていた。

 

どうやら何かがイカを持っていったらしい。

 

さすがイカは人気だね〜!と期待が膨らむ。

 

 

しかし、それもすぐに萎んでゆく…

 

いくら投げてもアタリすら無い、無い、無い……

 

 

もう半分ふてくされている時だった、硬い感触で仕掛けが動かなくなる。

 

「また根掛かりか…」

 

タコが乗った時はもっと柔らかい感触で止まるから、絶対にタコではないという変な自信はあった。

 

諦めムードで根掛りを何とか外した途端に突然の重量感!

 

ゴミが掛かったのではないとブルブル震える感触で分かる。

 

でもタコがこんな乗り方するか?

 

頭はたいそう混乱していたが、何かしらの生物が掛かっているらしい。

 

慌てずにゆっくり目にリールを巻いているとそいつが正体を現した。

 

白くてまん丸いそのお姿。

 

フグだ!

 

フグがプク〜っと膨れて上がってきた!

 

25cmオーバーの良型のヒガンフグかな?

君の名は「ヒガンフグ」かな?たぶん…

 

何でタコ釣りでフグが釣れるねん!

 

まぁ、仕掛け的にはフグのカットウ釣りみたいにエサで誘ってグサッ!っと針を突き刺すんだから、フグが釣れてもおかしくはないのかも知れん。

 

納得はできるが、如何せん生死に関わるリスキーな食材なので持って帰る勇気は無かった。

 

優しくリリースしてタコ釣り続行。

 

 

相変わらず何の生命反応もない…

 

しかし、かなり遠くに遠征していた2号がタコをぶら下げながら帰ってきた。

 

「やっとだよ〜!ヘチで上がったから投げても無駄かもね。結局はタコのエサがどこに居るかだよ!」ともっともらしいコメント。

 

確かに!タコのエサがある所にタコが居るんだから、ソコを狙わなくちゃ意味がない。

ぎりぎりリリースするかどうかのサイズだが迷わずキープ!

 

オッサンも頑張らねば!

 

とりあえずヘチを攻めてみるが、そう簡単に釣れるもんでもない。

 

な〜んのアタリもない!

 

タコ釣り人はオッサン達以外見かけなかったが、クロダイ人はワンサといる。

 

今年はクロダイが釣れてるので多いのだろう。

 

昨年、異例な爆釣年だったタコ釣りと同様の状況が、今年のクロダイ釣りにも起きているらしい。

等間隔に陣取るクロダイ人の群れ

 

何のトピックも発生することなく、時間だけが過ぎてゆく…

 

せめて一度くらいはタコの反応があってもいいじゃん!?とふてくされモードになっていると、またしても遠くから2号がタコをぶら下げてくる。

 

「さっきと同じところに居たよ〜!」

一匹目と同じくらいだがキープ!

 

けっきょく5時間30分間、ひたすら投げては引っ張ってを繰り返してただけでな〜んの反応も無かった。

 

せめてもの救いはフグだが、本命が上がらなくちゃ〜虚しいだけだ。

 

2号が上げた小タコ×2はありがたくオッサンが頂きました。

 

 

次の問題は帰りの船に乗れるかどうかだ。

 

もうこんな所に一時も居たくないから、なんとしても乗り込まなければならない。

スゲ〜人、人、人…

 

TDRの行列で平気な顔して割り込む某大陸人みたいに、涼しい顔で割り込んでゆくオッサン二匹。

 

こういう時は厚かましい年の功だね〜

 

ちゃっかり乗り込んで川崎新堤を後にするのでした。

 

当然ながら乗れない方も多々いて、世渡りって大事だな〜と取り残され佇む方達を見送りながらしみじみ思うのでした。

 

 

帰りの船中、何でオッサンには釣れなかったのか?を覆考する。

 

なんだかんだでいつも釣れるオッサン2号。

 

片やオッサンは釣れたり釣れなかったりの差が激しい。

 

この違いとは何だろう?

 

アイテムに掛ける金額や、年がら年中沖釣りに行きまくってる経験だろうか…?

 

結局はどれだけ金を掛けたかの差なんだろうか?

 

ソレもあるだろうが、それだけではないハズだ。

 

もっと根本的、決定的、普遍的な要因があるハズ…

 

 

この思考を巡らせることも釣りの可笑しみなんだろうて。

 

 

まぁ、ボウズの分際でよくここまで話を伸ばしたな〜っと自分でも思うが、考えてみれば他の記事だって釣りの内容なんてすっからかんで、くだらん話で盛り付けてるだけだ。

 

これでいいのだ!

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