2025年夏シーズン10回目の東京ハゼ釣りは素直になれなくて…2025年8月3日。2025年夏シーズン10回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】→【はぜつき磯】天気:晴れ釣行時間:5時30分くらい(潮位:80cm干潮)〜9時30分くらい(潮位:105cm上げ5分)長潮釣果:マハゼ80匹(9cm〜12.5cm)竿:3.6m(軽極ハゼ)・4.5(ゼロサム初梅)道糸:ナイロン0.8号ハリス:ホンテロン0.6号ハリ:袖スレ1号オモリ:自作Fe(鉄)オモリ(1号相当の重さ)エサ:ボイルベビーホタテのちアオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け人間、素直が一番だと思う。誰かの言う事やる事を疑いなく受け入れ、実践する。仕事などにおいては、既に確立された方法をアドヴァイス通り履行することにより、迅速に結果が出やすくる。当然本人も評価もされるし、なによりも人から好かれる事が多いハズ。ところが…素直なことは良い事だ。しかしそれも、ある程度のラインを超えると『いい人』のゾーンから、どんどん『アホ』のゾーンに近づいてゆく。世の中にはいろんなキャラの人が、いろんな迷惑を掛けあって生きているものだが、その中でもかなり困った味わいを醸し出しているのが、『ど〜かと思うくらいに素直な人』というキャラである。バカ正直は良いとしても、このレベルに達した人はむしろ、正直バカと呼ぶべきだろう。人を疑うことをしない。聞いた話は全て信じてしまう。ウソをつかない。世の中に悪い人が存在すると思っていない。何でも言われた事を聞き入れてしまう。こうしてみると、本当に良い人である。こんな天然記念物的な女子がいたら、ぜひ彼女にしたいと思うのが人情だろう。そうだろ!?男子諸君!ところが、意外といるのである。しかも、学年にひとりくらいの高確率で存在するもので、実は、誰もが一度は言葉を交わしたことがあるくらいの種族なのである。だけど、そんな貴重な女子の存在を、ほとんどの男子は見逃すであろう。プロ野球のある名打者が言う「ど真ん中の球は一番打ちにくい」という理論。そんな女子を目の前に見逃してしまう要因が、あまりに浮世離れした感性を目の前にし、身体が引くからだろうと思う。絶対的な善とは、悪と表裏一体。善行と愚行は紙一重。天使といえば聞こえばよいが、あまりの受動態は悪の温床になりやすい。よくメディアのインタビューで、凶悪事件の犯人の元同級生が登場する。「学生の頃はとても良い人で、あんな事やるなんて信じられな〜い」それを見ているこちとらは「んな訳あるかい!メディア向けのリップサービスだろうが!?」と思うのが常だが、稀に、前出の素直過ぎるキャラが全く罪の意識なく悪の権化と化す事件もなきにしもあらずだと思う。んで、わたくしオッサンといえば、素直というキャラとは対局の、偏屈・頑固な意地っ張り、おまけに天の邪鬼という救いようのないキャラクター。人の言う事を、自分の都合のいいように勝手に変更を加えるのが当たり前。ソレが弓なり程度の歪曲ならカワイイものだが、オッサンの場合は、弓なりを通り越してグルっと一周半するくらいの曲解だから始末が悪い。つまり、人の話なんぞ聞いちゃ〜いないのである。コレってけっこう致命的で、今までの人生、どれほど損してきたか…んで本日のハゼ釣りも、この事を痛いほど実感したのでした。台風9号の影響で東京には久しぶりに雨が降った。それまでは全然雨が降らずに猛暑続きだったので、今回はまさに恵みの雨だった。しかし、東北地方や北陸地方では記録的な猛暑・少雨で貯水率が0%のダムもあるくらいの深刻な渇水。農作物への影響も出ていて、水田には水が無くなり、ヒビ割れが出ているところも…せっかくコメ増産の機運が高まったのに、この状態とは…自然とは上手くいかないものである。んで、雨が降ったもんだから「この週末のハゼは釣れる!」というのがオッサンの読み。東京湾奥は赤潮やら青潮が発生しやすくなるので、降るならしっかり降ってくれないとね。昨日の土曜日は案の定、ハゼはけっこう釣れたらしい。昨日はまだ台風の影響で風も強かったらしいので、本日はもっと好条件になるから爆釣間違いなし!今朝はいつもより早く起きてハゼ釣っちゃうぞ〜!っと思ってたら、いつも通りに寝坊…ダッシュで準備し、愛車を飛ばして現場へ向かう。「まぁ、今日は爆釣間違いなしだから、多少遅れても取り返せるだろうて…」とこの時まではお気楽モードだった。いつもの橋から釣り場を見渡すと、既に10人以上ハゼ釣り人が釣り糸を垂れている。うわ〜、もうあんなにいるよ!公園内に入り、釣り人の様子を眺めながら通過するが…ん?ハゼ釣れてそうにないぞ!もう何年もの間、毎週のように眺めているから、その日の調子は見ているとだいたいは分かるんだけど、どうにも雰囲気が悪い。昨日爆釣したMR氏がいたのでハゼのあんばいを伺うと「ん〜、良くないっていうか釣れない!」という腰砕けのレスポンス。あ、やっぱり。いつもコレだ!昨日は釣れて、オッサンがやってくる本日は釣れない。さて、ど〜すっかな…まずは【夕やけなぎさ】の様子も見にゆく。【夕やけなぎさ】はシーズン当初はココしか釣れないからやるけど、他のエリアで釣れるようになればもうココでやることはない。別に釣れないわけではないんだけど、基本的にハゼが小さいのと、ポイントに変化がないのですぐに飽きるから。こちらは人が少ないな〜っというわけで、本日は予定通り【しおじ磯】に移動する。実は以前に【しおじ磯】の浅場エリアの水際に良型ハゼがワンサといた。ソレを見たのがもうお昼に近い時間帯だったので、全然喰ってこなかったんだけど、もしこのハゼ達に喰い気があったら、さぞや楽しい釣りになるだろうて!と思っていた。なので、本日はそれを目指そうと思ってました。【しおじ磯】にやってくると、こちらもそこそこのハゼ釣り人がいて、その中にG氏とS氏もいた。こちらにもそこそこなハゼ釣り人がG氏に伺うと「長竿で沖の方が良型が釣れる」とのこと。っというわけで、予定通り浅場ゾーンへやってくる。こちらはあまり人気がなくて釣り人はほとんど来ないから、ハゼの活性が良ければ爆釣間違いなし!まずは釣りの準備から。浅場狙いだから短竿と言いたいところだが、先程のG氏の言葉が引っ掛かったので、まずは3.6mの長竿から。まぁ、3.6mなら浅場〜沖を広く探れるから、やってみて考えることにする。いつもの清流Xではなく、本日は軽極ハゼ硬式3.6m。この竿は基本的に夜釣りで使うことが多いけど、本日は気分転換で登場。たまには使ってやらにゃ!軽極って豪語するくらいだから軽くて良いんだけど、オッサンには少々柔らかかったので、竿先を10数cmカットしています。リンクそう言えば、この竿のリリアンも見やすい蛍光色に変えたんだった!すっかり忘れてた!リンク準備といえば、釣ったハゼを数えるカウンターがまた壊れた。いつものようにボタンを押してもカウントしない。ゼロリセットはできるんだけど、押しても数字が回らない。いつもこの症状たぶん内部がサビているのが原因だろうと思ってたんだけど、気になったので、壊して内部を覗いてみることに…すると、サビはあったけどそれほど酷い状態ではなくて、どうやらカウントしない原因は、サビではなくてカウンターの軸を引っ掛けるバネが外れて回転しないらしい。なるほど!そういうことか!?カウントしない原因は分かったところで、どうにも対処しようがないので新しくするしかない。まぁ100均製だから別にいいんだけど、だいたいひとシーズンに2個は壊れる。今回はたまたま事前に発覚したけど、困るのは釣り場で使えない時。オッサン釣りをしている時は脳停止しているから、いちいち数えてられないんだよね〜いくら安いとは言え、100均製はやめてちゃんとした製品を買うべきか?でも内部がサビるのは同じだろうな〜餌は定番のボイルベビーホタテ。コレなら間違いないですな!んで、本日はエサ箱にひと工夫。ハテ?なにコレ?クリアファイルをカットし、強力な両面テープでエサ箱のフタの上にグルリと壁を作りました。この暑い時期は、エサ箱のフタを開けっ放しにしておくと餌が乾燥したり、イソメ餌の場合はイソメが脱走したりする。なのでフタを閉めておくんだけど、餌付けの度にフタを開け閉めするのが面倒臭い。なので、フタの上に使う分だけの餌を置いておくんだけど、ちょっと身体を屈めた時に餌が水中へ落ちたりする。一応、フタにも段差があるんだけど、5ミリ程度の段差なんてイソメにとっちゃ〜「逃げてください!」と言ってるようなもん。餌代もバカにならない世知辛い昨今、予期せぬ落下は心と懐が痛いので、ソレを防止する手立てでございます。こんな感じ仕掛けはいつもの胴突き仕掛け。画像に残すほどでもないが…釣れるエリアでやっておけば…準備完了にてハゼ釣り開始。水は珍しくキレイに澄んでいる。ここまでのキレイさは久しぶりまずは正面沖に向かって第一投。浅いのですぐに着底すると同時にスン!とアタって来た!すかさず電撃フッキングで本日の一匹目。一投目で釣れると気持ち良いすぐに同じスポットで二連打。お〜イイね!なんだ、ハゼいるじゃん!今日は爆釣じゃ!!って思ってたら、ココまでだった。広範囲にどこを探ってもウンともスンともいわない。全くアタらない。移動しながら探るんだけど、生命反応がない。浅場ゾーンは諦めて深場の実績ゾーンへやってくるが、ココでもアタリが皆無だった。あ、この感じはダメだ!っというわけで【しおじ磯】から撤退し、【はぜつき磯】へ移動する。実はこの事態を恐れていた。【しおじ磯】から【はぜつき磯】ってそこそこの大移動になる。当然、竿や仕掛け、道具類を一度しまう事になるから労力も時間もかかる。はっきり言って、この大移動の段階で本日のハゼ釣りは失敗と言っても過言ではない。とは言え、粘っても釣れないもんは釣れないので、動くしかないのである。【はぜつき磯】にやってくると、いつものスポットにK氏がいて「そこそこ釣れてるよ!」とのこと。K氏がやっているのは浅場エリアで、オッサンは深場エリアを目指していたからスルーして深場エリアに移動。この瞬間が本日第二の失敗と後で思い知ることになる。深場エリアにやってくると既にMR氏がいた。MR氏は朝は浅場エリアにいたから、どうやら浅場の調子はかんばしくなかったらしい。しかしこの男、深場エリアのくせに2mの短竿でやっている。ソレで釣れるのか?の問いに、今の低い潮位ならハゼのいる所に届く!とのこと。まぁ、釣りのスタイルは人それぞれなので、これ以上は何も言うまいて。っというわけで、オッサンはおもむろに4.5mの竿を取り出す。この長竿でMR氏の届かない沖で違いを見せつけちゃる!作戦。長竿といえばコレこの竿はオッサン所持の最長竿なんだけど、4.5mのくせに余裕で片手で振り回せるほど軽量竿。この竿のお陰で、誰も届かない沖はオッサン独り占め!って感じぃ〜得意げなオッサンと反比例して、釣り仲間からは「短竿でも釣れるのに、わざわざあんな長竿使って…」と呆れられているのだが…外野の陰口はともかく、オッサンのハゼ釣りの範囲が広がったのは間違いない。高性能な竿なので、当然ながらお値段も…なので、実際は元を取るために使いまくってるだけなんだけどサ。リンクブ〜ンとはるか沖に振り込み水底に着底。水深は2mほど。スンスン…と優しく丁寧に誘うとクン!とアタって来て、カワイイハゼが釣れた。沖のサイズではないが…次も同じスポットで二連打…というわけにもいかず、単発になる。やはり本日は良くなくて単発ばかりで、しかも次のアタリスポットがなかなか見つからない。たま〜にスン!とアタって来るんだけど、喰いが浅いのか針に掛からないんだよね〜たま〜に、釣れなくもないのだが…釣り船が通り過ぎる時間になったので小休憩。この時点でわずかに30匹とちょっと…今日は本当にマズイぞ!マジで!! 休憩していると、G氏がやって来てイソメを恵んでくれた。余ったイソメは持って帰っても使いようがないとは言え、毎回会う度にイソメ頂けるのはありがたい。不思議とG氏から頂いたイソメって釣れるんだよね〜悪い意味じゃなくて、イソメに元気がなくてシナ〜としているから、かじられたイソメがシロギス釣りの特餌と言われるように、喰いも針掛りも良好なんだと思います。アオイソメを大量にゲット!本日お試しのエサ箱のフタの壁がナイスタイミングで役に立った。コレなら脱走しないね!本日は全然パッとしないハゼ釣りで、このイソメ餌で釣れなきゃ〜本当に玉砕だ!頼むぞ!の祈りを込めての第一投。着底と同時にひったくるアタリでいきなり釣れた!イソメパワーか!?本日は長潮で、大きな潮流や潮位の変化は望めないが、それでも干潮時間帯から上げ潮に転じたからなのか?それとも、イソメ餌のポテンシャルなのか?休憩前よりも、ハゼの活性は明らかに上がったように思う。入れ喰いには遥かに遠くポツリポツリ程度だけれど、ハゼが釣れ始めた。前から思ってるんだけど、垂らしの長さを間違えなければ、イソメ餌ってホタテ餌よりも針掛りが良好。コレは、イソメとホタテ餌の針への付けの方向が違うからだと思います。ホタテ餌は貝柱の繊維方向に対して直角に刺す、つまり針とホタテ餌は直角方向になる。針と餌は直角方向対して、イソメ餌は針とイソメは平行方向になる。針と餌は平行方向大型のハゼはともかく、今の時期の小型良型ハゼが餌を咥える方向は餌の端方向からが多い。ということは、イソメ餌の方がハリ掛かりしやすいという事になります。というのが、オッサンが思うイソメの方が釣れる!という屁理屈になります。イソメの方が釣れるかもしんまいとは言え、相変わらずポツリポツリ程度。このサイズなら文句はないが…んで、本日唯一のトピックがコイツが釣れた時。まぁ、ウロハゼなんだけれども…竿先を数cm拝ませるおとなしいアタリでアワセると、いきなりグイグイ引っ張られる。竿を操作して引きをいなしていると、大きな岩の下に潜り込まれて出てこなくなった。引きの力強さと行動から、大型のヒネハゼに違いない!絶対に逃がすまい!岩の下で踏ん張り、引っ張っても全然出てこない。こういう時は一度道糸を緩めてしばらく置き、ハゼを油断させるのが王道だが、オッサンが使っている針は1号のスレ針なので、道糸を緩めると針が外れる可能性が高い。なので、張らず緩めずの微妙な張り加減で、ちょっと置いてみる。30秒ほど経ってから引っ張るとズルん!と抜けてきて、再び暴れたんだけど、無事に取り込むとウロハゼだったのでガッカリ…そんなプチトピックもあったが、時間は無情に過ぎてゆきタイムアップ。4時間で80匹とトホホな釣果。まいったね〜…前半より挽回したとは言え、ノルマ達成ならず。まぁ、数釣りの7月が終わったからという見方もあるし、本日はどのエリアも釣れなかったらしい。とは言え、どこもかしこも全くダメだったのではなく、唯一釣れたエリアがK氏がやっていたスポット。K氏の釣果はダントツの150匹だったらしい。釣れない釣れないとは言え、このようにどこかに必ず釣れるスポットは存在します。ソレを見つけるか否かが釣果を分けますね。本日のオッサンは二度の判断ミスをしてしまったので、当然の結果となってしまいました。素直に「釣れてる!」と言われたエリアでやっていれば…素直に釣れるアプローチでやっていれば…釣りを終え帰宅する間中、オッサンの脳内では、アメリカのロックバンドであるシカゴの代表曲『素直になれなくて』がパワープレイしていた。決して、昔のフジテレビでやっていたドラマ『素直になれなくて(スナナレ)』の挿入歌でないのは言うまでもないだろう。分かっている。オッサンだって分かっちゃ〜いるんですよ!素直が一番ということは…でも人間の性根ってなかなか変えられないものですよ!歳をとると意固地になるのが多い。オッサンもそんな後期高齢者をたくさん見てきた。果たして、オッサンはどんな歳のとり方をするのか…?少なくとも、他人様に迷惑をかけるような老人にはなりたくないな…でも、こんなトホホなブログの存在自体が、この世の迷惑な気がしないでもない。次の記事>>>「2025年夏シーズン11回目の東京ハゼ釣りはやっぱり雨は釣れる!」へここで宣伝です!オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったらのぞいてみて下さい。販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。オッサン公式?ハゼスケールはコチラからどうぞ!売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。なるべく頑張って製作します。