デビルパラシュートの自作【各部パーツ制作編】

ハリパーツの制作編

始めにお断りしますが、基本的にデビルエイトクローと同じような製造法なので、所々デビルエイト自作記事のコピーを載せています。あしからず!

 

 

では、まずはハリのパーツから制作します。【ステンレス線直径1.6mmを使用】

 

初めはもっと太い1.8mmとか2.0mmのステンレス線を使おうと思いましたが、重量が重くなるし、加工作業も大変になるので1.6mmの太さにしました。

 

細くてもハリの本数を多くして、全体でタコのパワーに対抗しようという作戦です。

 

今回は8本のハリを円形に配置するつもりで、一つのハリパーツは2本のハリから構成されているので、それを4セット作ります。

 

ステンレス線の長さが50cmなので、4等分すると12.5cmでカットすることになります。

 

@1.6mmのステンレス線を12.5cmでカットし、真ん中の6cmにマーキング

 

 

A左右の端はハリになるので削って尖らせます。オッサンは会社にある電動工具を使いますが、普通のご家庭にこんな工具はないので、頑張ってヤスリで削るしかないのかな?

 

もしかしたらホームセンターで電動工具を貸してくれるかもしれないけど、どうなんだろ・・・

これはライトカッターという道具だが、通常はご家庭にはないハズだ

 

こんな感じに尖ればOK

 

Bバーナーでセンターの部分のみを炙って”焼なまし”を入れます。これは焼くことによってステンレスを軟化させています。

キャンプ用のバーナーを使用

 

C真ん中できっちり二つ折りにする。水で冷やしてから真ん中で折ります。

ちゃんと冷やさないと火傷する

 

なましを入れると結構楽に曲がる

 

ピッタリくっつくように曲げる

 

 

 

D次にハリの曲げ加工使う治具はコレ。

何じゃこりゃ?

 

真ん中に穴がふたつ

 

曲げ加工したハリが刺さるようになってます

 

言わずもがな、ハリを曲げるための治具を作りました。

 

この部分はなましを入れないので力づくになります。

 

デビルエイトの時は直径25mmと19mmのパイプで曲げましたが、今回はハリが小さくなるので16mmのパイプで曲げます。

 

Eハリを万力にセッティング(16mmのパイプ治具を使用)

ハリを垂直にしっかりと固定します

 

Fパイプに沿うように手前に引きながら曲げていきます。

写真を撮るために片手だけど作業は両手でやってます

 

Gこんな感じになります。

針先が曲がりやすいので注意

 

G最初に曲げた部分を1.5cm残して広げてゆきます。

1.5cmでマーキング

 

1.5cmの部分はハンダ付けするのでキレイな二つ折りを残しておきます。

残すヶ所をしっかり抑えながらハリを広げる

 

まずは一つ完成。これを4つ作るのだ!ヒャ〜

 

 

ワームキーパーの制作編

ワームを取り付ける「ワームキーパー」部の製作です。【直径1.2mmのステンレス線を使用】※このパーツはデビルエイトクローの自作と全く同じなので、デビルエイトのコピーで勘弁してください。

 

このパーツは長さの微調整が出るかもしれませんが、12cmでカットしておけば足りなくなることはないと思います。

 

@12cmでカットしたら4.5cmに印&ワームを刺しやすいように、先端を軽く尖らせます。

 

A印で垂直に曲げます。

 

B次に4cmで印

 

Dもう一回直角に曲げます。

 

E次に8mmに印

 

F8mmの印よりも先から曲げ加工をしていきます。

ココはフックを引っ掛ける箇所になります

 

こんな感じ

長かったら適当にカットしてください。

 

G完成!

このパーツが一番気楽だわ〜

 

ですが、最初に曲げた4.5cmの部分は、直角のままにしていた方が組み立て時に邪魔になりません。

芯材パーツの制作編

一番芯になるパーツになります。【直径2.0mmのステンレス線を使用】

 

このパーツに諸々のパーツが付いてきます。

 

負担が掛かる部分なので、太い2.0mmを使用。

 

@まずは18cmでカット

 

以上!

 

ここまでで止めておきます。

 

発泡スチロール球の塗装

フロートになる発泡スチロールの玉の塗装をします。

 

まぁ、見た目の問題なんだけど、白のままだと”手抜き感”満載なので色を塗ってみました。

 

結論から言うと、直径30mmの球を採用したんだけど、この時は25mmか30mmどちらを使うのか分からなかったので、両方に塗装してみました。

 

 

@空いている球の穴に楊枝を刺して塗装作業に入ります。

太さといい、長さといい楊枝がチョウドイイ!

 

釣具は何かと蛍光カラーが多い

 

筆で塗ってゆく。楽しい作業だ!

 

A発泡スチロールの板材に刺して乾燥する。

 

気になるのが、蛍光レモンは一度塗りでも塗りムラが目立たないけど、蛍光ピンクはムラがスゴイな。

蛍光レモンはムラが目立たないが

 

蛍光ピンクはムラだらけ

 

なので、蛍光ピンクだけ二度塗りしました。

ムラがなくなったわけじゃないけど、マシになった

 

このままではつまらなかったので、蛍光レモンには柄を入れてみた。

 

「どんな柄にしようか?」と5秒ほど熟考したが、ファイヤー柄しか思いつかなかったのでやってみる。

下書きナシでやってみたが、ファイヤーっていうよりお化け屋敷だ

 

多少イメージとかなり違うが、まぁいいや!

せっかくなので、棒オモリの制作編

これはオマケですが、棒オモリも作ったので載せておきます。

 

今回制作した棒オモリは素材が鉄です。

 

鉄でオモリを制作した訳は、オッサンが加工しやすいということと、根掛かりロストしても環境に負荷を与えない素材だからです。

 

タコエギでフローティングタイプの製品に付いていたオモリが棒オモリだったので、マネしてみました。

 

 

基本的に根を攻めるタコ釣りなので、通常の形のオモリだとオモリが根掛かりしやすいので、なるべく根掛かりしづらい形を選びました。

 

使用する材料はスチールの丸鋼で太さが直径9mm。

 

これを7.5cmでカット。

 

この長さでカットすると10号オモリと同じ重さになります。

 

10号の重さはタコ釣りの割には重量があるかもしれませんが、オッサンのタコ竿はガッチガチに硬いので重いほうが操作しやすいためです。

 

 

もう一つのパーツがオモリとフック付きサルカン等を繋ぐ部分。

 

今回は真鍮の針金を曲げて作りました。

少々イビツなのはご愛嬌

 

このふたつのパーツをハンダで付けるだけです。

 

 

まずは丸鋼を固定する。

 

真鍮で作った糸留めフックを載せて、スチール用のフラックスを一滴。

 

ハンダごてを付けると「ジュ〜!」と強酸性のフラックスが蒸発して有毒ガスが発生するが、怯まずにハンダ付けする。

 

たっぷりめにハンダを付けたら完成。

 

 

次の記事>>>「デビルパラシュートの自作【組み立て〜仕上げ編】」へ

スポンサーリンク