2023年第二回目の多摩川テナガエビ釣りは玉砕!

2023年第二回目の多摩川テナガエビ釣りは玉砕!

2023年二回目の多摩川テナガエビ釣りはボウズだよ!

2023年4月29日

2023年第二回目のテナガエビ釣りに行ってきました。

 

ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)

天気:晴れ

釣行時間:7時30分(潮位120cm)〜9時30分(潮位120cm)長潮

水温:19℃

釣果:ボウズだ〜!

 

竿:「GR愁渓」2.4m

道糸:フロロカーボン1.5号

ハリス:ナイロン0.8号

ハリ:タナゴ針-極小新半月

ウキ:シモリウキ

オモリ:ガン球-B2個

エサ:ミミズ(自己調達)

仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け

 

 

釣りはいつも釣れるとは限らない。

 

たとえ大都会に位置する都市河川での釣りとは言え、自然相手は如何ともし難い。

 

大自然に対しては、人間なんぞの欲望・野望・願い…はことごとく打ち砕かれてしまうのだ。

 

釣りには、”一応”釣れる状況が確立されてるように言われる。

 

代表的なのが、朝マズメ夕(ゆう)マズメや大潮・中潮などの潮汐や潮流。

 

もっと細かくなると、そのポイントでの水中地形の変化や時期的な魚の習性…etc

 

数多の釣り師が、長年の経験や知識から導き出された釣れると言われる状況は、確かに存在する。

 

んがしかし、それが絶対か!?というとそうでもない。

 

釣れる状況なんだけどサッパリだったり、逆に、全く期待してなかったけど爆釣!も何度も経験してきた。

 

その不確定さが釣りの魅力であり、醍醐味であり、魔性でもあり、あなたを廃人へと引きずり込む。

 

釣れなかったら「次は絶対リベンジしちゃる!」と闘志を燃やし、爆釣だったら「次も絶対大漁だぜ!」と意気込む。

 

釣りが『悪魔の趣味』と呼ばれるのはこの麻薬性で、釣り沼にズルズルと引きずり込まれ、脱出不可能なミッション・インポッシブル。

 

無自覚に金と時間をひたすらに浪費し続けるクイーン・オブ・ベルサイユ。

 

全く終わりの見えないネバーエンディング・ストーリー。

 

それが釣りだ!

 

 

っと、いつものように前置きだけは長くて申し訳ないです。

 

今回の釣果はボウズである。

 

何度もバケツを見返すが、獲物が居ない虚無の世界。

 

ちなみに釣り用語で釣れなかったことを「ボウズ」と表現するのは、やはりお坊さんの頭髪が無いことが所以らしい。

 

でもアレは剃ってるから無いように見えるのであって、毛根はあるから、放っておけば毛は生えてくるんだろう。

 

宗派によって違うらしいが、修行僧は、基本的には「四九日(しくにち)」といって、4と9の付く日、つまり4日、9日、14日、19日、24日、29日に剃るのが基本らしい。

 

そして、修行が終われば剃らなくてもよい宗派もあるらしい。

 

事情によっては、厳しい修行後、晴れて免許皆伝となっても、ソレだけで食っていけなくて会社員とか公務員になるケースもあるらしい。

 

この厳しいご時世、坊主専業も厳しいようで、社会人との副業も珍しくなく、そうなると坊主頭では勤まらなくて普通の髪型の隠れ僧侶も多いらしい。

 

ただ、オッサンの勝手なイメージなんだけど、頭髪がない坊主頭の方が、なんとなく有り難みがある気がするよね。

 

 

同じように釣れなかった表現で「オデコ」もある。

 

こちらも同じように、おでこには毛がないからというのが所以らしい。

 

スネ毛やワキ毛、陰毛に至るまでムダ毛として処理されてしまう昨今であるが、頭髪はムダ毛ではないのか?

 

ファッションの一部なのかも知れんし、毛にはその部位をガードするという意味もあるので、大事な頭を守る頭髪は必要なんだと思う。

 

しかし、意に反して頭髪が減少してしまう方も多い現代。

 

抜け毛はストレスが最大の要因とも言われるが、単にストレスだけではないと思う。

 

昔なら投石や投擲、マンモスの攻撃から大事な頭を守るために頭髪はヘルメットの役割をしていたと思う。

 

生死に直結する頭髪ヘルメットなので、おそらく原始人の頭髪存在率は、ほぼ100%だったに違いない。

 

中にはハゲ原始人もいたかもしれないが、オッサンは見たことがない。

 

まぁ実際に原始人を見たことがある人はいないと思うので、あくまでイラストとか画像での話なんだけど、ハゲてる原始人って表現されてるのを見たことないし、あの時代にも皆無だったと思う。

 

よしんば存在したとしても、恐らく頭髪ヘルメット無しには長生きしなかったのではなかろうか?

 

そして、そんな彼を生殖本能が選ぶはずもないので、女子からも相手にされず、生存競争には勝てなかっただろう。

 

有史以前から脈々と続いてきた、恐るべしボウズ因果、ボウズ輪廻…

 

翻って現代である。

 

AGAの発症率は3人に1人と言われる現代。

 

矢じりが飛んで来るわけでもないし、凶暴な野生動物が襲ってくるわけでもない都会生活では、頭髪で頭を守る必要性は皆無である。

 

こんな世の中ではストレスによらずとも、頭髪が必要とされないのは必然なのかもしれない。

 

 

んで何だっけ?

 

そう!釣りの話である。

 

2023年二回目の多摩川のテナガエビ釣行は、残念ながら釣れませんでした!

 

本来ならこの時点で報告完了にて、この記事も任務完了で次回頑張りましょう!で終わるはずだし、終えなければならない。

 

ボウズの分際でエラそうに御託を並べるのは許されないし、ご法度である。

 

しかし、オッサンも暇だ!

 

世間ではGWが始まり、空港は出国ラッシュで高速道路も渋滞が始まった。

 

一方、オッサンはどこ行く予定もないし、そもそも出かける金が無い。

 

なので、自宅でやることもなくモサ〜っとしてる訳でして…

 

そして、こんなトホホなブログを覗いているということは、オッサン同様に世間から隔絶され、意に反した自宅待機状態なあなた。

 

そんな同士の為に、オッサンはボウズテナガエビ釣行の顛末をふりしぼってる訳であります。

言い訳無用

先週、2023年度お初の多摩川テナガエビ釣行は、思いもよらず釣れた。

 

釣れたとは言えせいぜい9匹なんだけど、例年なら第一回目のエビ釣りはボウズ当たり前で全く期待してなかったから、こんな釣果でも満足だった。

 

当然、今回も釣れると信じて疑わなかったんだけど…

 

 

事前情報によれば、天気は良さそうだけど風が強い。

 

潮汐も長潮であまり潮が動かずちょっと厳しい感じ。

 

でも、テナガエビ釣りは石の隙間に落とし、そこにエビがいれば喰ってくるんだろうから、釣りさえ出来れば問題ないっしょ!とお気楽に考えていた。

 

 

朝、自宅を出発するが、思ったよりも風は吹いてなかった。

 

「お、コレなら良い釣りになりそうだ!」と思いながら愛車を漕ぎ、多摩川の河川敷に出た途端に、そんなお気楽思考は吹き飛んだ。

 

スゴイ風が吹いていた。

 

うわ〜、マズイなコレ!

 

「どうする…、このまま前進するか?引き換えすか?」

 

「この強風じゃ〜、釣りにならないだろう…」

 

「しかし、ここまで来ておきながら、引き返すのも面倒くさいぞ!」

 

悩みながら愛車を漕ぐが、川の対岸に渡った時点で覚悟を決めた。

 

「前進あるのみ!」

 

 

現場に到着するが、今までに増して風が強くなっていた。

 

テトラポットに仁王立ちすると、風で身体が持っていかれて危ない。

 

「コレでエビ釣りやるの?」と思うな否や(=as soon as)被っていたキャップが飛ばされ、水没した。

 

オッサンはエビ釣りの前に、帽子を釣り上げるハメになった。

 

とりあえずやれる所までやってみよう、と釣りの準備を始める。

 

本日の竿は釣り仲間のO氏からもらった2.4mの竿。

 

このポイントはテトラポットの上から置き竿でやるので、先週持ってきた1.8mの竿だと短く置き場所に困ったので、本日はちょっと長めの竿を持ってきた。

 

メーカー名も入ってないので、たぶん安物なんだろうと思う。

 

なぜかこのシリーズが二本あったが、O氏は事あるごとにオッサンに自分のお気にな竿を使わせたがるので、いつの間にか増えてたらしい。

 

オッサンはテナガエビ釣りに全くこだわりは無く、竿の感触なんぞはど〜でもよいから、単に使えればいい。

この竿がなぜか二本あるんだけど…

 

仕掛けはいつものウキ仕掛けなんだけど、強風対策でガン玉をもう一つ追加。

コレで狙いの穴に落とせるかな?

 

ウキもなんでもいいんだけど、使わないシモリウキがあったので、釣りアイテム断捨離のつもりで使ってみる。

ただの目印だからなんでもいいや!

 

エサは当然、近所の公園でほじってきたズミミ様。

こんな感じに小さく取り付け

 

本日はおひさまが出ているので、ソーラーエアーポンプ『おひさまの力』を持ってきた。

 

透明アクリルケースはオッサンの自作で、使い始めてもう3年になるが、いまだに稼働しているタフな奴。

コレでエビも元気って感じだね!

 


 

水温は19℃と温かいから、爆釣間違いなしだ!

けっこう温かいぞ!

 

本日も二本竿の布陣ですが、基本的に置き竿になるので、洗濯バサミの三脚もどきが活躍する。

こういう感じ。高ナットは竿が落ちないようオモリの役割

 

さぁ釣り開始じゃ〜!

 

なんだけど、強風に仕掛けが煽られて狙いが定まりゃ〜しない。

 

小さな岩陰とか石の隙間に落とそうとするんだけど、もう少しってタイミングで強風がビュ〜!って吹いてくるんだよね。

 

やっと仕掛けを落として竿を置いとくんだけど、案の定、置き竿が風に煽られてカラン!と音を立てて落下しまくる。

 

一応、高ナットのオモリを付けているが、身体が持っていかれる程の強風相手では焼け石に水だ。

 

竿が落ちる度に救出に向かうんだけど、テトラポットの下まで降りなきゃならんから面倒で危なっかしい。

 

一方の竿の面倒を見ていると、カラン!ともう一方の置き竿が落ちる音がする。

 

んで、そそくさと落ちた竿を直していると、またもう一方がカラン!。以後リピート…

 

こんな塩梅なもんで、傍から見てたらテトラポットからオッサンがピョコピョコ出たり入ったりと、【もぐらたたきゲーム】のように見えただろう。

 

何よりも一番の問題は、竿が落下するということは道糸がビョン!ってなるので、落とした仕掛けがズレてしまう。

 

っということは、餌のズミミ様にちょっかいを出しに来ていたエビが逃げてしまうということだ。

 

そんな訳で、釣り開始から全く釣れないのでありまして…

 

コレじゃ〜釣りにならないから手持ち竿にするべきか?

 

でも手持ちということは一本竿になるということで…

 

オッサンがテナガエビ釣りを一本竿でやらない理由は、ヒマで手持ち無沙汰だから。

 

エビ釣りをやったことがある方は分かるだろうけど、この釣りモノって喰ってきたら即アワセ!ではなく、そこそこの時間喰わせないと針に掛からない、待ちの釣りになる。

 

オッサンはせっかちなので、喰わせるタイプの釣りは性に合わない。

 

『分かってんなら、そんな釣りやるなよ!』って感じですが、この時期に自宅からチャリ圏で出来るお手軽な釣りモノって他に無いんだもん!

 

オッサンがくすぶっていると、グッドタイミングで一方の仕掛けが根掛かりラインブレーク。

 

コレでやっと手持ちの一本竿でやる覚悟ができた。

 

 

っというわけで、後半の一時間は手で持ってやってるんだけど、やっぱりヒマだよね〜

 

落としてすぐにアタって来るならまだやる気も出るが、ウキがシ〜ン…と微動だにしない。

 

そこに喰い気のあるエビがいれば、すぐにウキに変化があるんだけど、な〜んも無い。

 

やっぱり釣れない原因は、強風という訳でもないんだな〜

 

忘れた頃にウキがス〜っと石の下に持っていかれて、「お、来たぞ!」としばらく喰わせておく。

 

オッサンはすぐに竿をいぢくろうとしちゃうから、こういう時は時計とニラめっこで、1分後に竿を上げてみる。

 

今日は強風で微妙な竿操作なんてできないから、長めに喰わせた後に、イチかバチかで上げるしかない。

 

ス〜っと上げると少々抵抗があって、テナガエビが餌を握っているらしいが、針に掛かった時のググン!ググン!が来なくて、スルン…とエビが逃げてしまう。

 

「(針に)掛からないな〜…」

 

今日はコレの繰り返しだった。

 

結局、手持ち竿の根掛かりラインブレイクに根負けして納竿。

 

このクソ強風の中、2時間粘ってみたがボウズでした。

虚しい空バケツ

 

仕掛けが強風に煽られ、全然手元に寄って来ない状況で釣りなんてするもんじゃないね〜

 

強風、長潮、微妙な潮位…

 

釣れなかった言い訳はいくらでも考えられるが、オッサンにもう少しのやる気があればきっとボウズは無かったと思います。

 

釣りで一番肝心な集中力と諦めない気持ち。

 

やる気がみなぎリ過ぎるのはダメだけど、極端にテンションが低いのも釣れないよね。

 

 

この時期はそこそこの風が吹くこともあるから、ちょっと強風対策を考えなくちゃだわ!

 

 

ハゼ釣りだと、なんとしてもボウズだけは回避しなくてはと思うんだけど、テナガエビ釣りだとそんな意気込みが湧かないだよね。

 

いかんな〜、エビだって命懸けで餌に喰らいつくんだから、こちらもそれ相応の真剣さで望まなくては失礼にあたる。

 

次回からはチャンとします。

 

 

次の記事>>>「2023年第三回目の多摩川テナガエビ釣りは判断ミスか!?」へ

 

 

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