男の料理はタチが悪い。
アレを作ろう!という結果前提の料理なので、食材を買うにも「コレがないと作れない!」を合言葉に、値段関係なくカゴにぶち込むもんだから金がかかる。
ついでに目標の料理にしか使わない、聞いたこともない調味料も買い込むもんだから後始末も悪い。
調味料なんて何かしらで代用できるし、どうしてもソレがないと出来ない!なんてこともないから入れなくも問題ないけれど、「だってレシピに書いてあるじゃん!」を言い訳に無駄買いをする。
その時のみにしか使わないもんだから、1回だけ使った後は台所でホコリをかぶり、消費期限が切れてゴミ箱にダンクという運命なんだけれど…
料理時だって丁寧に作業すればよいものを、ザクザクと大胆にぶった切りまだ食べられる部位を残して破棄。
そのクセに分量は、ご丁寧に計量スプーンやカップ、キッチンスケールまで持ち出して1g単位で指差し確認。
んなもん適当でいいんだよ、テキトーで!
このようにムリ・ムダ・ムラの駄目な3M要素のジェット・ストリーム・アタック!それが男の料理だ!!
まぁ、人によっては丁寧に無駄なく調理する野郎もいるだろうし、コックさんも男性が多かったりするから「男とひと括りにするな!」と怒られるかもしれんが、世の男性の大多数はオッサンタイプだろうと思う。
オッサンの料理とは対極で、妻が冷蔵庫にある食材と相談しながら、リーズナブルで多様なバリエーションの名も無き料理の品々を毎日作るのを見ていると、すげぇ〜な!といつも思う。
さて、今回も男の3M料理のお時間でございます。
キッカケはいつものようにアジ釣り。
オッサンがいつも行ってるハゼ釣りではハゼは絶対に持って帰らないが、アジ釣りは別だ。
なにせ沖釣り(船釣り)で、大枚はたいて船に乗ってるもんだから元は取らなくちゃならない。
コレだけ釣れりゃ〜元も取れっぞ!
釣りから帰宅し、光の速さでアジを捌く。
もう手慣れたもので、30匹程度なら1時間もあれば捌ける。
なんだけど、オッサンはその日には食べない。
朝はまだ暗いうちから活動開始し、半日以上船に揺られてアジ釣りしてるんだから、捌くのが終わった頃にはもうヘトヘトで料理する気にはならない。
なので、ラップとキッチンペーパーにアジの切り身を包んで、翌日まで冷蔵庫で寝かせておく。
こうしておくと余計な水分と臭みが抜けて美味しさアップ!な気がする。たぶん…
アジは美味しいし、レシピも豊富。
オッサンの定番は、なめろう、たたき、フライ(カレー風味)、ハンバーグ、つみれ汁。
最近のマイブームで、スコッチエッグもレギュラー入り。
せっかく自分で釣ってきた新鮮なアジを、生ではなく火を入れるのはどうなんだろう?とも思うが、オッサンそもそも魚があまり好きではないもんで…
『なめろう』は、食感も残したいから包丁でトントンやってるけど、『ハンバーグ』と『スコッチエッグ』、『つみれ』は、みじん切り器でミンチにしています。
んなもん邪道じゃ!包丁一本で勝負せんかぃ!と怒られそうですが、オッサンは魚食が好きではないし、魚自体にも愛が無いので、食えりゃ〜良いんじゃ!食えりゃ〜!
やはり道具というのは偉大で、楽に手早くアッという間にアジミンチが出来上がる。
オッサンが愛用しているみじん切り器は『ぶんぶんチョッパー』
その界隈ではメジャーなネームなので、ご存知の方も多いと思う。
コンパクト、お手軽、リーズナブルと三拍子揃った、手動式のみじん切り器です。
車や自転車、ドライバーや歯ブラシなどなど、電動が当たり前のこの時代。
なにゆえ手動?と思われるでしょうが、仕舞い場所とか頻度とか金銭とかいろいろ大人の事情がありまして…
ぶんぶんチョッパーは、サイズとか色とか種類が多いのですが、オッサンが愛用していたのは『ぶんぶんチョッパーSUPER5』
なになら戦隊ものみたいなネーミングですが、当時では一番容量が大きいやつをチョイス。
手動式なもんだからそれなりに体力は使うが、みじん切り器としてしっかり仕事してくれたから大助かりであった。
『あった』とオッサンは今書いた。過去形である。
実はオッサンの不注意により、ぶんぶんチョッパーSUPER5をぶっ壊してしまったのである。
その時の顛末はこちら>>>餃子作りの新兵器『ぶんぶんチョッパーSUPER5!』
ヤバい!このままでは料理をラクに…否、テキトーに…否、楽しく出来ないではないか!?
人間は一度ラクを覚えると、もう後戻りできない生物だ。
オッサンが料理する時って、なにかと材料をクラッシュするレシピが多いからみじん切り器は必須。
なので、再び『ぶんぶんチョッパーSUPER5』を購入するために、いつものようにネットのECショップを訪れた時だった。
まず目についたのは【202〇年◯月に購入しましたぁ!】との表示。
ネットというのは恐ろしい。
本人がキレイサッパリ忘れてようとも、ネットの世界ではキッチリ記録されていて、抜け目なくオススメしてくる。
「そっか〜、チョッパー買ってからもうそんなに経つのか…」
餃子作りから始まり、アジ料理、肉料理…
みじん切り過ぎて違う料理になったこと…、後片付け時に刃で指を切って血が吹き出したこと…
走馬灯のように記憶が蘇る。
懐かしい思ひ出に青春(はとっく過ぎているが)の一ページが開かれ白線を流していると「ん〜〜?何コレ?」
ブンブンチョッパーのページ内に見慣れない物体が表示されている。
最初は「また大陸製の怪しいバッタもんを仕込んでるのかな?」と思っていた。
しかしよくよく観てみると『ブンブンチョッパー』って書いてあるし、ご丁寧に【正規品】という表示も!
バッタで溢れるネットの世界で、【正規品】と書いてあったとて本物とは限らないが…
そして、なによりも気になったのが『ブンブンチョッパーBoss』というネーミング。
Boss!?って、缶コーヒーか!?
どうやら、ぶんぶんチョッパシリーズの最新版らしい。
このBossとは、ネーミング通りシリーズ最大容量なのでそういことらしい。
今まで使っていたSUPER5は900mlで、このBossはなんと1.5Lの大容量。
その1.5Lというのがどれくらいの量なのかはてんで検討つかないが、今までの1.5倍以上というのはスゴイ!
なにせ先代を壊した原因は、容量以上の材料を無理やり突っ込んでゴリゴリ回したからだから、容量UPはありがたや〜
そして、例によって口コミをチェック。
「もうコレがないと無理ですぅ!」とか「もっと早く買えば良かった!」というステマっぽいテンプレな絶賛の嵐。
んでマイナスの評価も観てみると「肉をミンチにはできない…」←確かにコレはそう思う。
肉をぶんぶんすると、ミンチというよりは肉をペースト状にした物体になる。
なので、ハンバーグとかの場合は野菜類だけぶんぶんチョッパーでやって、ミンチ肉を買ってきて手で混ぜるようにするべき。
ちなみに魚肉も同じような感じだけど、豚鶏肉類よりは幾分かはマシかな?
あと「引っ張ったらヒモが元に戻らない」という意見も散見した。
コレはオッサンと同じ症状。
内部のパーツが破損していたらアウトだけど、フタを分解して外れたパーツを元通りにすれば復活する可能性大です。
しかし多かったのが「食洗機OKなのが決め手でした♪」というコメントが目に付くというか鼻についたんだけど、現代のキッチンって食洗機が標準装備なの?
食洗機なんていう未来アイテムは、オッサンちには影も形も無いんだけど…
ちなみにどうでもいいけど、Bossは今までのぶんぶんチョッパーシリーズとは違って、ズングリとして不格好なシルエットなんだけど、BossのCMに登場する俳優トミー・リー・ジョーンズを思わせる、っていうほどでもないが…
とにかく、大容量が決め手となりオッサンもポチっとな!
早く来ないかな〜!
数日後、『ぶんぶんチョッパーBoss』が届いた。
Bossは想像していたよりもコンパクトだった。
って言っても伝わらないと思うので、既に持っているSUPER5と比べてみるが、SUPER5も持ってない方には全然伝わらんわな〜

外箱の比較
気になったのが箱に印刷されている文言。
「笑顔がみたい」って言われても…

「Bossで一撃!」期待してるぞ!

本体は意外にコンパクト。もっと大きいと思ってた


本体の比較

フタを開けるとこんな感じ

刃が全然違う

こっちがSUPER5で

こっちがBoss
刃の形状とサイズ、数が違うんですね。
SUPER5は5枚ブレード

Bossは4枚ブレード
なんでパワーアップ版のBossはブレード数が少ないんだろう?って思ったけど、使用後にその理由が判明します。
詳しくは後ほど。
刃の形状も全然違ってて、Bossを開発するにあたっていろいろ検証した結果なんだろうな〜
上がSUPER5で、下がBossのブレード
ちなみに、一見するとBossは刃の交換が出来なさそうに見えるけど、実は刃のパーツは分解できます。
刃のパーツの軸を上から覗き込むと、ビスが一本見えます。
そのビスを外せば、組み立て式になってるパーツがバラせます。
このビスを外せば分解可能

一段一段バラバラになる

このように刃が外れる
オッサンが調べた時はまだ替刃のみの販売は無かったけれど、そのうちに売リ出すのでは?
ちなみにSUPER5って言うか、他のぶんぶんチョッパーシリーズの替刃は既に販売されています。
でも刃が切れなくなる頃には、本体自体も買い替え時期なのかな?
まぁ、それほど高額な商品じゃないから、メーカー曰く「本体ごと買い換えろよ!そうじゃないとこちとらの商売あがったりじゃ!」って感じですかね。

付属は取説とペラのレシピ集のみ
SUPER5のように、容器のフタとか混ぜ器は付属していません。
まぁ、コレらは使ったことがなかったから、別に無くてもいいんだけどサ…
SUPER5には付属していたが…
他と同じようにフタには水抜き穴がある。
地味にありがたい
とりあえず、空でヒモを引っ張った感じはそれほど重くない。
中身が入ってないからね〜
気になったのはヒモのストローク長さ。
いっぱいまで引くと50cmくらいは引っ張れるんだけど、実戦ではこんなに長く引っ張らないよね。
ストローク長〜い!
もうひとつ気になったのが、刃と容器の隙間。
5mmくらいは空いているので、この隙間がどう影響するのかが気になるところ…
けっこう隙間が空いている
んで、分解魔のオッサンとしては、やはりバラさずにはおれない。
ふたの裏にある3本のビス。
あまりに丸腰な位置にビス3本
ソレを外せば、あられもない姿に…
構造はどれも一緒
ぶんぶんチョッパーの心臓部である刃の軸を回転させる部位。
ココが心臓部になる
SUPER5ではこのギヤというかストッパーのパーツが3つだったけど、Bossでは4つに増えている。
パワフルだからかパーツが増えている
よくある不具合で、ヒモが伸びたまま戻らない故障の原因は、この部分のギヤが外れていることがあります。
分解して元通りに戻せば問題なく使えますが、破損等の場合は御臨終です。
さて、いよいよ実践投入。
生贄はやはりアジの切り身。
今回はアジのハンバーグ用のタネを作ります。
25cmくらいのアジを6匹分入れてみたが、さすがはBoss。
余裕の容量でまだまだ入るので、玉ねぎ1個と卵やら調味料やらを全部ぶち込み、一気にタネを作ってみた。
材料を全部ぶち込む
まずはヒモを引っ張ってみるが、パワーがあるのでコレだけの量の材料を入れても軽く回転する。
「お!さすがはBossだ。」とそのパワフルさを実感。
以前使っていたSUPER5だと、作業開始時はかなり力を入れないと回転しなかった。
とりあえず10回引っぱってみて、中身を確認してみる。
たった10回でもかなりみじん切り状になっていたが、まだ荒いな。
けっこうミジンになるのが早いぞ!
ぶんぶんチョッパーの決まり事で、10回とか回す毎に容器ごとシャカシャカ振って、容器の内壁にへばりついた材料を落とす作業があるんだけど、Bossの場合はなかなか落ちなくてへばりついたままだった。
やはり刃と容器の隙間が大きいため、そのへばりついた材料もそこそこ大粒のまま。
しょうがないのでスプーンで落とした。
そう言えば、ぶんぶんチョッパー専用のヘラ(「スパチュラ」っていうアイテム)があったハズだけど、見当たらなかったのでスプーンにて。
専用スパチュラどこいった?
もう10回ぶんぶんやってみて、再度確認。
もう少しかな…
さらにもう10回。
調子に乗って回しすぎるとペースト状になってしまうので、食感を残したいのでコレにて完成。
お、良さそうだ!
あのボリュームの材料がたった30回引っ張っただけで作業完了とは!
正直、SUPER5とはパワーが全然違うのを実感した。

アッという間にタネ完成!
ちなみに、ヒモを最大限の50cm引っ張ると刃が5回転するんだけど、実際の作業では50cmのストロークで引っ張るなんてやってられないと思います。
なので、現実的には30cmくらいのストロークでの作業って感じかな?
30cmの引っ張りだと刃が3回転半くらい回ります。
作業後には当然洗わなきゃならない。
Bossは食洗機対応らしいが、オッサンちにはそんなオシャレなアイテムは無いので手で洗うしかない。
でも、SUPER5に比べて各パーツが大きいので洗いやすかった。
特に回転する刃のパーツは、SUPER5の時は気をつけながら繊細に洗わないと指を切ってしまうことがあったけどBossは楽だった。
SUPER5は5枚刃だったから洗いにくかったけど、Bossは4枚刃だから作業がやりやすい。
最初は「なんで刃が4枚しか無いんだろう?」と思ってたんだけど、きっと後片付けのやりやすさという意味もあるんだと思います。
今回新登場の『ぶんぶんチョッパーBoss』はあれだけの食材が数分もあれば出来上がってしまうので、時短と手間の軽減は一度使ってしまうともう元に戻れないですね〜
大容量でパワーもあるので、大量の食材をみじん切りにするにはとてもありがたいアイテム。
SUPER5も修理して直ったんだけど、【大は小を兼ねる】で今後はBossしか使わなくなりそうです。
いつかパンパンに材料を突っ込んで限界にチャレンジ!をやってみたいけど、きっとまたぶっ壊すんだろうな…