2015年11月1日。2015年19回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:京浜運河天気:晴れ釣行時間:7時30分〜10時30分(満潮8:45〜干潮14:04 中潮)釣果:マハゼ8匹(11cm〜13cm) ダボハゼ6匹 【今シーズン総釣果:1,649匹】
竿:3.6m 道糸:1.0号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号(スレバリ) オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
大抵のモノには旬がある。
旬の食材で例えるなら美味しい・身体に良い・何よりも値段が安い。
『初モノ』など旬ではない場合、値段が高い割に全く美味しくなかったりする。
それは『ハゼ釣り』にも言える。
ハゼ釣りの旬は、数とサイズが揃う8月中頃から9月初めくらいだろうと思う。
その頃のハゼ釣りはならば、全くの初心者でもエサをつけて水のあるところに落とせばハゼは釣れるだろう。
お得に楽しめる旬なレジャーだ!
しかし、11月にもなってくると一気にマニア色が強くなってくる。
外気と水は冷たいし、ハゼはどこにいるのかわからないし、一体いつ釣れるのか?そもそも釣れるのかさえ怪しくなってくる。
たった二ヶ月前はファミリーレジャーの対象だったハゼ釣りが、このシーズンになると一投する度に”釣れるのか・・・?”の疑問を押し殺しながら作業を繰り返す様はさながら千日修行のようだ。
と、こんなゴタクで始まったということは、今回は釣れなかったということでして・・・
「釣れないハゼ釣りの記事なんぞ読んでも無駄!」という方はこれ以上進んでも面白くないと思います。
先週のハゼ釣り時は妙に風が強かったと思ったら「木枯らし1号」だったらしい。
オッサンはすっかり体が冷えて風邪をこじらせてしまったので、今日は完全装備で出陣することにする。
インナーは上下ヒートテックのダブル&アウターは上下防風防寒着。仕上げはネックウォーマーで決めてみた!
愛車(ママチャリ)を飛ばしていたら、汗をかくほどだったので今日は寒くないぞ〜!っと思ったのだが、現場に到着してみたらチョッピリ寒い・・・
オッサンはマラソンもやっているので体脂肪が少なくなり、寒さにとても弱くなっている。
少しは体脂肪を付けないとハゼ釣りに来て凍死するかもしれんよ。マジで!
現場に到着するとチラホラと釣り人が見える。
お!今日は釣れるのかな〜っと期待が膨らむ。
”チラホラ”と言っても二人だけだけどね・・・
ちょうど一番船が通過中だった
先週同様に京浜運河の中央付近の排水口から始めることにする。
やはり釣れた実績ポイントで釣りをしたがるのは、釣り人の性(さが)なのかな・・・
京浜運河唯一の目印”排水口”
遠くにいる釣り人はルアーを投げていたのでハゼ釣りではないらしい
当然ながらエサのベビーホタテは全く解凍の気配さえないので、海水を汲んで解凍作業をしながら釣りの準備を始める。
カッチカチなベビーホタテ
凍ったベビーホタテを水に入れて放っておく
水は温かいから今日は釣れるかな〜っと期待をしてみる
ハゼ釣りの準備をしていると、先週お会いした地元のハゼ釣りの御仁がやって来た。
すぐ近所に住んでいるらしく、釣りに来たのではなくハゼの調子を見に来たらしい。
御仁:「昨日やったんだけど全然釣れなかったよ。ダボハゼばっかりだ!これから釣るの?」
せっかく見に来たのだから、チャチャッと釣ってみせて差し上げよう!と釣り糸を垂れるが・・・
アタリがない・・・
アタリがない・・・
全くアタリがない・・・
期待が一気にしぼんでゆく・・・
オッサン:「今日もダメみたいです・・・」
御仁:「やっぱり厳しいかね・・・」
しばらくいろいろと探ってみるが全く生命反応がない!
そして、ようやく待望のアタリが!!
「キタ〜!」っと鬼アワセをするがあがってきたのは立派なダボハゼ・・・
良型のダボハゼだがダボハゼだし!
とりあえずダボハゼだけど、釣れたから振り返ると御仁は跡形もなく消えていました。
まぁ、”これだけアタリがないと掛ける言葉も無いよね〜”っと御仁の心中を察する。
しかし、今日は本当にアタリがないぞ!
なるべく丁寧に探ってはいるのだけれども・・・
排水口付近をあきらめ、大井競馬場前駅方向へ移動しながら探っていく。
7〜8mくらいおきに自分の立っている所の正面を中心に5方向へ投げながら移動していく。
釣りをはじめてから一時間後にようやく待望のマハゼがあがってきました。
待っていたよ〜君ぃ〜!
釣り上げたハゼのぬくもりが温かい。
釣り上げたポイントを再び攻めるともう一匹釣れた。
やはりハゼは同じ所に集まってくるが、一発目のアタリで仕留めないと同じポイントに落としても次のアタリがない・・・
旬の時期と違って積極的にエサを喰うわけではないので、2度めのチャンスはくれないらしい。
アタリの出方も”コツ!”とハッキリと分かるアタリは決まってダボハゼ。
マハゼのアタリは”ス〜・・・”と竿先をわずかに引っ張る程度ならまだ分かりやすい方で、”モァ〜”みたいな竿先に出ない振動(?)というか”感触”のアタリをとれないとハリがかりしない。
今日はマニアックな釣り日和なのだ。
以前、はぜつき磯で出会ったハゼ名人が言っていたのはまさにこのアタリのことで、これがとれないと冬のハゼはあげられないようだ。
まだ京浜運河にハゼ釣りに来て3回めだけれど、オッサンなりの攻略をひとつ。
先週攻めたポイントで護岸石の続きが終わった深みを攻めるのがやはり釣れると思います。
本日のハゼ釣り終了間際になると潮が引いていったので、3.6mの竿でも腕を目一杯伸ばせばそのポイントに届くようになりました。
そこを攻めると立て続けに3匹釣れました。
ハゼが浅場に来る夏のシーズンなら手前の護岸で十分釣れると思いますが、深場へ移動する時期は護岸石向こう側の深みを攻めないと釣果は伸びないと思います。
オッサンは長い竿は持っていないので3.6mの竿なら干潮狙いになるかな・・・
満潮でも4.5mの竿があれば十分届くと思います。
いっその事、リールを使った投げ仕掛けでやったほうが間違いないのかなとも思うけど、ハゼはのべ竿で釣るほうが面白いしなぁ〜。
という訳で、本日の釣果は8匹。ツ抜け(10匹)さえしませんでした・・・
トホホな釣果・・・
13cmクラスがせいぜいか。あの深場が狙えればもっと良型があがりそうな気もする
う〜ん、そろそろハゼシーズンも終了かな〜
釣れなくて悶々として時間帯に「釣れますか?」と声をかけられた。
振り返るとオッサンよりも少々若い男性が。
この方はオッサンの隣り(と言っても数十m離れていたけど)で釣り続けていた方だ。
ず〜っと同じポイントで釣っていたから、きっと良いハゼポイントを見つけたんだろうな〜と思っていました。
聞いてみると、やはりオッサンよりも釣れている。
男性:「間違いだったら失礼ですがブログやってませんか?」
なぬ!どうやらこのサイトの存在を知っている方らしい。
なんで面(めん)が割れたのだろう?と思っていたら、オッサンの装備品を見てホシを割り当てたらしい。
オッサンの装備品は何年も変わっていない。
お手製の腰に巻くグッズベルトに、エサ入れがわりのビスケースとハサミやハリを入れているポケット、ハゼを数える100円ショップのカウンターを装着。
ず〜っと同じモノを何年も使っているのです。
そりゃあ、釣り専用のエサ入れにしたいとも思うけど、今使っているバッタもんが壊れないから使い続けています。
貧乏性なもんでなかなか捨てられないんですよね〜
まぁ、見ている人はよく見ているもんで、あんな粗末な証拠品から犯人を割り出すとは・・・
聞くところによると、このサイトがキッカケでハゼ釣りを始めてしまったらしい。
オッサンは握手まで求められてしまって恥ずかしかった。
こんないい加減なサイトでハゼ釣りを始めてしまったとは・・・大変申し訳ない気持ちになった。
「俺でゴメン!」心の中でわびた。
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