ハゼ釣り遠征 in 江戸川放水路(2015年第8回目のハゼ釣り)

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江戸川放水路でボートに乗ってハゼ釣り

2015年8月23日。2015年8回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:江戸川放水路(千葉県市川市妙典付近)
天気:薄曇りのち晴れ
釣行時間:7時〜13時(干潮4:50〜満潮11:40 長潮)
釣果:マハゼ102匹(5cm〜12cm 8cmくらいのサイズが多し) フグ10匹くらい  【今シーズン総釣果:852匹】


竿:2.0m 道糸:0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号 オモリ:ナス1号 エサ:アオイソメ時々ベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け


オッサンには兄&姉がいます。
オッサン兄と以前から「江戸川放水路でボートでハゼ釣りしたいね〜」と話していたのが、やっと今回実現しました。


メンバーはオッサン(私)、オッサン兄、甥っ子(オッサン姉の子供:中学一年生)という身内トリオ。



オッサン兄は久しく釣りをしていない、甥っ子は釣りはほぼ初めてでイソメは触ることさえできない草食系男子。


オッサンはこの時期には毎週のようにハゼ釣りに行っているが、ボートでのハゼ釣りは初めて。


という訳で、全員がボートでのハゼ釣りは初めてという不安だらけのこの企画。本当にに大丈夫か!?



今回のハゼ釣り場からは少し離れますが、オッサンは生まれも育ちもこの地域なので土地勘はある。


オッサン兄と甥っ子も今も地元に住んでいる。


昔は今回のポイントまで下流に来たことはないが、江戸川でハゼや鯉を釣ったものだ・・・


と懐かしいメモリーに浸りながら、江戸川沿いを車で飛ばす。



今回目指している釣り場には、ボートを出してくれる船宿がいくつもあって、ハゼ釣り時期の週末となるとかなりの手こぎボートが江戸川に浮かぶ。



堤防の内側まで車で乗り付けられるので楽チンだし、ボート利用者の駐車料金は無料とうれしい。


週末には堤防内の駐車場にはズラリと車が並ぶ



ちなみに堤防上にも駐車場があるが今年から有料になったらしい。


今まで通り無料と思って知らずに入ってくる車も多いらしい


う〜ん、千円は少しお高い気がするが・・・



ここら辺では堤防上でBBQ(バーベキュー)ができるらしく、かなりの人達がBBQを楽しんでいた。



駅から近いし、トイレも完備されているのでお手軽にBBQが楽しめるスポットらしい。



今まで駐車場が無料だったというのがうらやましいくらいだ。


ところが、夜間駐車やゴミを放置してゆく輩が絶えなかったようで、今年から有料にして、ある程度利用者の質を上げようということなのだろう。


まぁ、タダにすると質が悪くなって何かと荒れるからねぇ〜



オッサンがいつもハゼ釣りをしている大井ふ頭中央海浜公園も無料でBBQができる(駐車場は有料)のだが、やはりゴミが放置されていることもあるから、そのうち有料になるかもね。


江戸川放水路のBBQ会場を見て、大井ふ頭中央海浜公園の未来を考えざるを得ませんでした。



まぁ、そんな話はど〜でもいい!


話をハゼに戻す。

いよいよ出港〜ハゼ釣り開始!

堤防内には勝手に出入りができるから、ボートに乗らなくても無料で車が停められるじゃん!と思っていたら、船宿のおやじらしき人達が入ってくる車をしっかり見張っていた。


そんなに甘くはないらしい。



堤防内の一番奥にあるイトウ遊船さんが今回お世話になるボート屋さん。



車を誘導してくれたスタッフが工事職人のような太いニッカポッカを履いているのがおもしろかった。



受付で人数を申告すると、それに適したボート料金を支払うシステムだ。


ボートは二人乗り、三人乗り、四人乗り、五・六人乗り、八人乗りとバリエーションが豊富。


レンタル竿やエサ、仕掛けなど一式揃うので手ぶらで来ても問題ないらしい。



受付を済ませ、揺れる桟橋を移動していると、対岸の方にハゼ釣りをしているボートがたくさん浮かんでいる。


揺れる桟橋。ちなみに緑色のボックスらしきものはトイレ



「うげ!あそこまで手で漕いでいくのか!」と思っていたら、エンジン付きの船に乗り込み、三人乗りのボートを牽引しながら対岸まで連れて行ってくれた。


「お〜!ナイスサービスだ!!」


不安な気持ちで桟橋で待っていると・・・


エンジン付きの船が横付けして


乗り込むボートを牽引しながら連れて行ってくれた♪



今回持ってきた竿は1.8m、2m、2.7mののべ竿。
船頭さんに「1.8mの竿でできるポイントで・・・」と話したら、「この時期は深くても1mくらいで釣るといいですよ!」と言っていた。


「用があるときは、オールを逆さにして立ててくれれば迎えに来ます!」と送迎付きなのがありがたい。



対岸近くで手こぎボートに乗り移り、ここからは手動での移動となる。


こぎ手はオッサン(私)なのだが、手こぎボートなんてもう20年以上も乗っていないからまっすぐに進みやしない。



それでもなんとか移動するが「ハテ?どこで釣ったら良いものか・・・」


初めて来た釣り場なのでポイントなんて全くわからじ・・・


とりあえず他のボートが係留している深さを目指す。


はて?ポイントはどこなんだろか?


船宿からちょうど江戸川の対岸が本日のハゼ釣りゾーン。


とりあえずココらへんというところでアンカー(錨)を下ろす。


『ジョボ!』っとアンカーが落ちると同時に、アンカーのロープが止まる。


1mどころか50cmもないくらいの深さだ!


まぁいい。移動も面倒くさいので釣りの準備を始める。



甥っ子用には1.8mののべ竿に玉ウキ仕掛け。
コヤツ(甥っ子)はイソメが触れないので、エサはオッサン御用達のベビーホタテを渡す。


エサの付け方を説明して、仕掛けを落とすとすぐにハゼが釣れた。


よしよし!と思っていたらコヤツはハゼも触れないらしい。
釣り上げたハゼがいつまでもブラ〜〜ンとぶら下がっている。


”まぁ、初めてなんだから”とハリの外し方を実演するが、後は自分で何とかすべし!!



甥っ子とこんなやりとりをしている間、オッサン兄は自分のリール仕掛けをセッティングしていたが”こんな浅いところでリールか!?”と弟としては甚だ疑問だったが黙っておく。



オッサンはまだ暗いうちから活動していて朝ごはんも食べていなかったので、釣りの前におにぎりを食べながらオッサン兄の様子を眺める。


オッサン兄はハゼが釣れて喜んでいたが、この浅場でのリール釣りが無意味というのに気づいたらしく「コレ!大変だなぁ!!」と思った通りのセリフを吐く。



オッサンの持ってきた2.7mののべ竿を貸す事になったが、2.7mでもかなり長いよな〜と思ったがこれしかないからしょうがない。



2.7mの竿は予備のつもりだったので仕掛けは作っていない。
なので、オッサンがおにぎりをくわえながら作り始めると「ミャク釣りの仕掛けで!」と実力に見合わない注文をしてくる始末の悪い兄。


【なんて手のかかる身内達だ・・・】心のなかで憤る。




とりあえず身内のお世話を済ませて、オッサンも釣り糸を垂らし始めたのが、このポイントに到着してから30分は経過していた後だった。



いつものミャク釣り仕掛けに1号の袖針をセット。
イソメエサを刺し通しにして、垂らしは5ミリ。
(愛用のベビーホタテは甥っ子の為に温存しておく)



ボートに座りながらなので、立ってやる釣りとは違い視点の高さがかなり違うし、竿の角度や操作も違い戸惑う。



釣り始めはアタリも遠かったのだが、仕掛けを入れ直すとアタリが来る。


いつものように5秒毎に誘いを入れるよりは、入れ直した方がハゼが喰うらしい。



江戸川放水路での記念すべき第一号は10cm超えのメタボなマハゼだった。


なかなかのズッシリ感


大井ふ頭中央海浜公園のハゼよりも少し太めなので、江戸川放水路はエサが豊富なのかな・・・




さて、ここからがボート釣りで困惑したポイントだ。


いつもの立ち込みでのハゼ釣りなら、釣れたポイントを重点的に攻めるのだが、ボートってアンカーを落としても常にフワフワ動いている。


つまり、自分のポジションが絶えず変化しているのだ。



今日は風が強めに吹いているので、余計にボートが動くらしい。


ハゼをハリから外している間にボートが動いて、さっき釣れた場所が全くわからなくなる。


”とりあえずここら変だっけ?”という感じにしか出来ない。



今日はどこでも入れ喰いというわけでもないから、ハゼのホットスポットを大事にしたいが、これでは連打は望めない。


という訳で、単発での拾い釣りになった。



それでもなんとか調子よく釣リ始めると、甥っ子が「ハリ飲まれた!」とこちらに熱視線を送ってくる・・・


【なんて手間のかかる身内達だ!!】

狙い通りとはいかないハゼ釣り・・・

ハゼ釣り開始から一時間程で18匹とトホホなペース・・・


ハゼ釣りのメッカである江戸川放水路なので、かなりの期待はしていたのですが、これではマズイです。



今日は潮も良くなく、風も結構吹いているので釣りにくいのは確かなのですが、一番の原因はオッサン自身にあるわけで。


その原因とは、先程からお尻が気になるのだ!
(イヤ、痔とかじゃなくて・・・)


行きがけに桟橋で、座布団がわりの約30cm四方のおふろマットのようなスポンジみたいなのを借りたのですが、イマイチクッション性が良くない。


オッサンは尻に肉がついていないので、自転車に20分と座っていられずに立ち漕ぎ状態になってしまうほどなんです。


なので借りたお座布団では尻がもたないらしい。


かと言って、こんな小さなボートで立ち上がるのもバランスを崩しそうで怖い・・・



ハゼが入れ喰いなら尻の痛みも忘れるが、ハゼの具合もかんばしくない。


しょうがないので、たま〜に釣れるフグを膨らまして気を紛らわせる。


このフグはなんていう名前かしらないけれど、とてもカワイイ!


家で飼いたいくらいカワイイ!


プク〜〜っと膨らんで「ンケケケケ・・・」と笑い声というか音を出す所もまた良い!


膨らんだ時の感触が気持ち良い




しかし、今日は暑い。


水上はもっと涼しいと思っていたけれど、まったく期待ハズレでひたすらに暑い・・・


朝方はまだ曇っていて、風も吹いているから気持ち良いなぁ〜と思っていたけれど、お昼頃にはすっかりピーカンだ!


しょうがないから、暑さを少しでも紛らわすために、ボートの縁から足を投げ出してのだらしない釣りになる。


かなり気持ちが良いぞ!


なにせ、この狭いボートの中では身動きが取れず、気分転換もままならない・・・



11時頃にはついに我慢できなくなり、休憩を入れようということになった。


オールを逆さにして立てると、エンジン付きの船が迎えに来てくれる。


そのままボートごと引っ張っていくのかとおもいきや、ボートはそこにステイしたまま、人間だけ移動するというシステムだった。



久しぶりの陸はいい!!というのは大げさなんだけれども地面は落ち着く。


やはり人間は陸上の生物なんだなぁと改めて実感する。



トイレを済ませ、船宿の椅子に座っておやつを食べていると、イトウ遊船さんの”主(ぬし)”がなついてくる。


トイレは堤防上の駐車場のトイレを拝借


とても人懐っこい猫だ。


肉球が暖かかった


いつも思うが、船宿には必ず猫がいついている。


釣り人のおすそ分けを目当てに集まってくるのだろうけど、野良猫にしてはみんな毛並みが良い。


そりゃぁ、新鮮過ぎる魚を食べているんだから色艶も良くなるわな・・・





そんなこんなで後半戦突入だが、もうハゼ釣りも惰性になってくる。


朝にも増してハゼの喰いは悪いので、全員無口になり、時間が過ぎてゆくだけだ。




せっかくボートに乗っているんだから移動して、良いポイントを探しながら釣ればいいじゃん!というのも頭では分かっているが、廻りもボートだらけで移動しようにも隙間がない。


結局、朝からずっと同じポイントで釣っているので「何のためのボート釣り?」と自問したくなるのでした。


写真で見ると大したことなさそうに見えるが、実際はボートだらけ



13時にはもうギブアップ!


結果は102匹と釣行時間の割には、お寒い結果になったのでした。


今回の最大サイズ16cmのデカハゼ。悔しくもオッサン兄が釣り上げた



エサのイソメが余ったので、イソメを切らずに一匹掛けにして落とすと、アタリが遠かった今までとは違いハゼがガンガン突いてくる。


しかし、イソメがハリまで残り4〜5cm位になるとパッタリとアタリがなくなる。


たま〜に勢いでハリにかかってくる残念なハゼもいるが、ハリ掛かりしそうな長さになるとハゼがエサを突いてこなくなる。


チャッカリしてるなぁ〜と同時に魚って頭いいんだな〜!と思う。


ハゼって何も考えてなさそうだけれど、決してそうでもなくしっかりと考えて活きているんだなぁと実感したエピソードでした。



次に、いつ江戸川放水路にハゼ釣りに来るのか分かりませんが、今回の反省を踏まえ、しっかりと集中力と座布団を持ってこようと思いました。



オッサン兄も調度よい長さの竿を買おう!と張り切っていました。


まぁ、張り切るのは勝手だが「のべ竿でのハゼ釣りも、もう終盤なんだよね・・・」とは言わないでおきました。


がんばれ兄!




今回の一番の収穫は、エサはやはりベビーホタテが良いと実感しました。


慣れの問題なのかもしれませんが、イソメってもっとエサ持ちが良いのかと思っていたら、同じエサでハゼを3匹も釣り上げるともうハゼがアタラなくなるのです。


そして、新しいイソメに変えるとまたアタリ始める。


新鮮なエサが釣れるのは当たり前ですが、ハゼならエサがついている限りは釣れ続けるのかと思っていましたがそうでもないようですね。



”逃げるイソメを刺し通しにして爪で切る”という作業とアタリの来ない渋いエサで粘っている時間の浪費を考えると、ベビーホタテの方がエサ付けも早いし、常に新鮮なホタテを使い続けることになるので釣果は良いと思います。


まぁ、慣れなのかもしれませんがね・・・



オッサンはこれからもベビーホタテでハゼを狙っていきたいと思います。




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