このブログ内でよく竿が柔らかいだの硬いだの申していますが、第三者にとってはどれくらいが柔らかいくて硬いのか?はツチノコの話と同じで実感として伝わらないと思います。
そもそもモノの感触というのは人それぞれの感覚なので、感じ方はその人次第。明確な基準があるわけでもない。
なのでオッサンが勝手に決めつけてコメントしているだけなので、このブログを御覧になった方ならもう分かっていると思うけど、オッサンの言ってることなんぞ信じちゃイカン!!
かと言って全然相手にされないのも寂しいので、何とかして伝えねばオッサンの信用に関わるぞ!まぁ、はじめっから信用なんてないんだけどサ・・・
どうすれば竿の感覚を伝えることができるのか?
いろいろと策を練ってみるが、特に妙案も浮かばないないもんだから月並なやり方に落ち着く。
つまりはこういうことです。
まぁ、こんな程度しか思い浮かばない・・・
竿を先端から1mの長さで固定して、ナス1号オモリをぶら下げて竿のしなり方を比べてみました。
オッサンの所有しているハゼ竿なんて大したことないけど、比較対象がこれらの竿しかないからしょうがない。
@上州屋のオリジナルブランドSZMかな?「渓流1.8m」A先端から三段目までがベイテックジャパン「行雲流水1.8m」。その下四段がSZM「彩峰U2.1m」の合体竿。名付けて「行雲彩峰V」こうなってしまった経緯はこちらからBダイワ「そよ風2.0m」C大橋漁具「清滝2.1m」
渓流 | 行雲彩峰V | そよ風 | 清滝 | |
---|---|---|---|---|
長さ(実長) | 1,810mm | 2,170mm | 1,950mm | 2,080mm |
仕舞長さ※キャップ含む(実測) | 565mm | 405mm | 480mm | 385mm |
重さ※キャップなし(実測) | 46g | 37g | 28g | 27g |
重さ(一番下以外) | 13g | 11g | 7g | 12g |
元径(一番下) | 16.3mm | 16.7mm | 18.8mm | 14.2mm |
下から8cmの径 | 16.2mm | 16.6mm | 17.5mm | 12.6mm |
一段目先の径 | 8.8mm | 8.7mm | 6.2mm | 7.5mm |
合体竿の「行雲彩峰V」は先端から三段目までが「行雲流水」なのでしなり方の実質は「行雲流水」の性能と考えて良いと思います。
このしなり具合から見てみると、硬い部類の竿は「渓流」と「清滝」で、柔らかいのは「行雲流水」と「そよ風」ですね。
「渓流」と「清滝」は同じ程度のしなりですが、「渓流」が胴〜先までが全体的に同じ調子なのに対して、「清滝」は硬いながらも先調子なようです。
なので、誘いやアワセと言った操作性や竿の重量を考えると、「清滝」の方が良い竿と言えそうです。
まぁこの性能差は値段に比例しますね〜
柔らかい部類の「行雲流水」と「そよ風」ですが、こうして比べてみるとかなりの違いがあって、「行雲流水」は胴調子で全体的に柔らかいのに対して、「そよ風」は先調子でかなり柔らかな竿であると言えそうです。
オッサンの好みですが、胴調子よりは先調子の方が竿の操作はやりやすいと思っています。
持った感触なんですが、握り部の太さがある程度太いほうが持ちやすいですね。
こう考えると「そよ風」の元径太さはとても手に馴染みやすいです。
さらに竿の重心ですが、竿は一番下の段が格別に重くなっていて、手元に重心があったほうが操作性が良いのは分かると思います。
竿全体の重さと一番下の段以外の重さ(つまり持ち手の段以外の竿の重さ)の割合をみると、他の三本が2割台で手元に重心が来ているのに対して、「清滝」が4割を超えています。
つまり、「清滝」は重心が先の方に寄りがちであるのが分かります。
「清滝」の竿の重量が27gと一番軽いわりに、持った感じがイマイチ軽く感じなかったのは、この重心の違いから来ているようです。
こうやって見ていくと、「そよ風」はとても良くできた操作性の良い竿というのが今回の検証で理解できました。
握りの太さといい、手元にある重心といい文句ない竿だ
なんでこんな良い竿を廃盤にしたのか?
ど〜なんだ!D社!
聞いてんのか!D社!?
オッサンごときがここで声を荒げてもしょうがないのだが、廃盤の「そよ風」を手に入れるには何かの偶然しかないわけで、見つけた方は即購入すべし!!
他の三本はまだ購入可能なので、オッサンの勝手な言い草に惑わされないよう、ご自分にピッタリな竿を見つけてください。
今回のコレもオッサンの好みで言っているだけなので勘弁してください。
あ〜、こうやって信用がなくなっていくんだな〜