2022年10回目のハゼ釣りはアクシデント発生!

2022年夏シーズン10回目のハゼ釣りはAccident occurred!

2022年7月23日。2022年夏シーズン10回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】天気:晴れ釣行時間:5時30分くらい(潮位:85cm下げ77分)〜7時30分くらい(潮位:70cm干潮)長潮水温:26℃釣果:マハゼ159匹(8cm〜13cm)

 

 

竿:2.1m(行雲流水) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖0.6号スレのち1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アミエビのちベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

 

人間が何かの行動を起こす時は、何かしらの動機づけが必要である。

 

仕事。

 

この場合の動機は、金のため(=生活のため)が主であるのが大多数だと思う。

 

まぁ、中には社会的な義務や責務だったりする。

 

もっとレアなケースは【やる気】がモチベーションだったりするんだけど、そんなことをほざく輩は上っ面だけの社交辞令がほとんどだ。

 

さらに激レアなのが、仕事へのやる気を心からの本心で宣言している奴もいないこともないが、そんな奇特な奴は本当に自分の天職を見つけた人生勝ち組か、市販されてない薬物により香ばしくなってる奴かのどちらかであろう。

 

 

会社や職場などでは、仕事へのやる気や熱意をアピールしないと収入に関わってくるから、たとえ自分を押し殺してでもキレイ言を前面的に表現しなくてはならない。

 

しかし、やる気や熱意をどの程度表現しなくてはならないのかは、大変難しいものである。

 

そして、ソレをわかりやすく丸出しにするのがどの程度いいものなのか、かなり疑問なものでもある。

 

たま〜に、何の実力も実績もない奴が闇雲に「オレっ!実は熱いっすよ!」系の表現をするのがいる。

 

ありきたりな正しいことや当たり前の正義を「やっぱ…、オレらの手で守ってかなきゃヤバいと思ってんで!」調の熱さでアピール。

 

すげぇ良いこと言ってまっせ!的な顔してるけど、そんな当たり前な事を今さら熱く語るなんて、今までどんな事を考えながら生きてきたのか聞きたくなる。

 

中身のない熱さ。

 

まぁ、何も考えてないよりも数倍マシではあるが、【熱意】の表現がイビツなので、誰にもその熱意が伝わることがない。

 

 

会社の後輩に、若ぇ頃からヤンチャばかりしていて甘ったれたアホがいる。

 

浮草のようにフワフワと漂い、ぬるま湯にどっぷり頭まで浸ってきた奴なので、根本的な人間形成がなされてない。

 

普段は人の見えないところで、仕事そっちのけでスマホを片手にヤニ喰ってばかりのジャンキーである。

 

しかし、極稀に何の気まぐれかアピールなのか、なにかの拍子に自分の手の届かないレベルの仕事をやろうとする。

 

「この仕事はオレに任せてください!絶対大丈夫ッスから!!」

 

オッサンは”またバカが始まったよ…”と思いながら、抑揚のない死んだ口調で「あ〜、いいんじゃないの…。君なら出来るよ。社長に言ってみれば〜」と焚きつける。

 

後輩は、オッサンの意図を勘違いしたままその言葉にノセられ、社長に直談判。

 

余りあるほどの熱意を抑えて、静かに、しかし熱のこもった低い声でこう言ったらしい。

 

「自分、やりますんで!」

 

普段の愚行を目の当たりにしている社長にも、やっとアホの熱意は伝わったのかもしれない。

 

社長は後輩をしっかりと見つめ返し、こう言ったという。

 

「オマエなんぞに出来るわけねぇ〜だろ!!!」

 

いや、やはり伝わるはずもなく、伝わる必要もなかった。

 

熱意。

 

なかなか自分の中にある熱さを相手に届くよう、不気味に思われぬよう伝えるのは難しい。

 

そして「熱意に打たれた!」という言葉を時々耳にするが、その人達はどんな熱意のプレゼンテーションをしているのだろうか?

 

一度見てみたい。

久しぶりの時速1束超え、しかし…

まぁ、仕事へのやる気となると玉虫色になるんだけど、コレが趣味とか自分の好きなことになると俄然モチベーションが上がる!

 

オッサンの場合は”一応”ハゼ釣りになるのかも知れんが、好きなことと言うよりは惰性というか、このブログのネタというか…

 

ただ、アレだけ早起きが苦手なオッサンが、釣りのために早朝に自然に目が覚めるのは、やはりやる気があるということなのかな?

 

釣りには『朝マズメ、夕(ゆう)マズメ』という言葉があるように、早朝と夕方は釣れやすい。

 

やるからにゃ〜釣れるほうが楽しいので、それらの時間帯に出撃せざるをえない。

 

今シーズンに至っては釣り場には5時出勤がスタンダードになっていて、まだ暗い内からの活動開始ではある。

 

 

 

本日は珍しく土曜釣行。

 

昨日は夜間工事だったので代休をとった。

 

できれば平日に休みをとりたかったが、さっさと代休を接種しないと無かった事にされそうなので、さっさと取得。

 

まぁ、土曜日に取れば連休になるから、それもまたヨシ!

 

ただ心配なのは、土曜日って日曜日よりも釣り場が混んでるらしく、思うように釣りできるかな〜?

 

 

夜間工事明けだったので、朝起きられるか心配だったが、なんとか起きることに成功。

 

仲間のO氏から毎日のようにハゼ釣りの塩梅が報告され、それによると先週に引き続き好調なハゼ釣りが続いているとのこと。

 

今日は天気も申し分ないので、良いハゼ釣りになりそうだ!

 

いつものように釣り現場【はぜつき磯】が見える橋から釣り場を眺めると、珍しくハゼ釣り人の姿が見える。

お!珍しく釣り人がおるぞ!

 

遠目だけど、二人ほどは仲間らしき姿。

 

今日は潮が引いているので運河沿いを移動できるから、【はぜつき磯】側へのアプローチもしやすいからだろうて。

 

 

基地の【夕やけなぎさ】に到着すると、既に10人以上のハゼ釣り人がいて、さすが土曜日は賑やかだ。

 

さすが土曜日は人が多いな

 

いつもの常連たちにハゼ釣りの塩梅を伺うと、「ダメだね〜、小さいよ…」「けっこう良いよ!アタリもあるし!」と意見が分かれる。

 

いくら手軽な釣りモノ代表のハゼ釣りとは言え、やはりその人それぞれの塩梅によって釣れる釣れないが分かれるのだろう。

 

まぁ、オッサンは自分で釣り糸を垂れないと納得しないタチなので、これらの意見は参考程度に留めておく。

 

 

本日も迷わず【はぜつき磯】に移動する。

 

途中、O氏が釣り糸を垂れていて、こちら側の情報も入手。

 

まぁ、悪くないらしい。

 

ただ先週と違うのが、見えるハゼの姿がかなり少なくなっている。

 

先週はオッサンが歩く度に、かなりの数のハゼがサ〜っと逃げる姿が確認されたけど、本日はほとんど見えないな〜

 

まぁ、水の色が赤茶っぽくなっていて、澄んでないからという理由もあるけど。

 

【はぜつき磯】ではH2氏がやっていた。

 

氏曰く「釣れるけど、型が少し小さくて、アタるエリアが限られる」とのこと。

 

このレベルになると、状況報告も具体的で分かりやすい。

 

ガッテン、ガッテン…

 

先週はこの釣り場オラのパラダイスで爆釣したんだけど、本日はパラダイスをさらに通過。

 

より遠方を目指す。

本日の釣り場はオラのパラダイスでもない

 

やってきたのは、【はぜつき磯】ではあるんだけど、ほぼ反対側の橋のたもと。

 

去年は3.5mの長竿で楽しんでいたエリア。

 

ここはちょっと深場になっていて、ハゼが上がれば良型が期待できる。

 

 

荷物を下ろし、釣りの準備。

 

3.5mの竿でやるべきか?と少々悩むが、この潮位の低さなら2.1mの竿でも狙うべきスポットに届くはずなので、いつもの2.1mの竿の準備。

 

園路側は工事してるんだけど、なにやらコンクリで固めた構造物があって、何するんだろう?

BBQをやる設備かな?

 

水温は26℃で釣れるであろうと思われる。

26℃なら釣れるんじゃね?多分…

 

本日はお試しがありまして…

 

0.6号の袖スレ針をご用意してきました。

 

オッサン的には釣り針は小さい方が釣れる!と思っています。

 

とにかく魚の口に針を入れないと釣りが始まらないというのが、その根拠です。

 

人によっては、針が小さいと掛らないとか針を飲まれると言うんだけど、そんな事ないけどな〜

 

魚ってエサを食べるときっちり口を閉じるので小針でもスッポ抜ける事はないし、針を飲まれるのは前アタリに気づいてないからがほとんど。

 

ウキ釣りなら飲まれる事もあるかとは思いますが、オッサンはミャク釣りで僅かなアタリにも極力反応するので、飲まれることはほぼ無いです。

 

今まで使っていた1号でも小さいのに、更に小さい0.6号にチャレンジ。

 

しかもシーズン当初の小ハゼ時期ならともかく、良型が釣れている時期での投入に疑問を持たれるかもしれません。

 

んがしかし、型が良い時だからこそやってみたかったのです。

 

自分の考え方が正しいかどうか?の証明が出来るから。

 

 

 

問題はオッサンは自分で針にハリスを巻いているので、出来るのかな〜?だった。

 

巻いているとは言え針結び器を使っていて、その機種の仕様によると適合針は袖針なら2号〜12号となっている。

 

いつもの袖1号針は問題なく結べてるんだけど、針のセッティングにピンセットを使っていて、ここらが限界かな?という気がしないわけでもない。

 

しかし、虎穴に入らずんば虎子を得ず!でやってみないと分からないなら、実践あるのみである。

 

いつも針を購入してるメーカーによると、袖針は何に使うんだか知らんが0.1号から作っていて、ど〜せなら極限まで小さくという気がしないわけでもないが、さすがに0.1号はど〜にもならんだろ!

 

とは言え、0.8号では1号とたいして変わらないと思ったので、間をとっての0.6号。

左が袖1号、右が袖0.6号

 

辛うじて針結び器でも結べたが、少々問題が無いわけでもない。

 

その問題点は実釣で明らかに!

やっぱ0.6号はちっせぇ〜な!

 

少々緊張しながら投入!

 

ス〜っと円弧状に落としてスン…と着底と同時にアタって来た!

 

アワセると掛かったので問題なく本日の一匹目が釣れた。

このサイズでも問題なく釣れた!

 

まぁ、掛かりとか飲まれるとかは大丈夫なんだけど、問題は釣り上げたあと。

 

やはり、針をハゼの口から外すのに難儀する。

 

針が小さいということは、ハリスを巻いてる直線部の胴の部分も短いということでして。

 

ハゼの口から針を外す時は、その胴部をつまむんだけど、そこが短すぎてつまみづらい。

 

まぁ、ソレも慣れの問題かな〜っと釣りを続行する。

 

針の掛かりはすこぶる良好で、スッポ抜けも全くない。

 

「コレって慣れれば最強の針ぢゃね?」と思い始めていた時だった。

 

ハゼから針を外していた時に針からハリスがスッポ抜けてしまった!

 

あ!やっぱりなるんだ!!

 

実はコレを一番危惧していたんです。

 

ハリスを巻いている時にあまりに針が小さいもんだから、しっかり力を入れて締められなくて中途半端になっていました。

 

2本ハリスが抜けた時点で0.6号作戦は終了。

 

たぶんこの針を使うのなら、ハリスは0.4号とかもっと細いハリスじゃないとしっかり巻けないですね〜

 

となるとハゼ相手だとハリスは0.6号が限界なので、ちょっと厳しいかな…

 

 

 

っというわけで、いつもの1号針に戻す。

 

やはり慣れているからか扱いやすく、針を外すときも問題ない。

 

ちなみに本日使っているエサはベビーボイルホタテとO氏お気に入りのアミエビ。

 

このブログで散々叩かれたにも拘らず、O氏はアミエビを使わせたいらしく、先週もひと袋渡された。

 

どうにも諦めの悪い男である。

今日はアミエビ使い果たしちゃる!

 

とは言え、今日の釣れ具合とハゼサイズがアミエビに合致しているらしく、かなり良いペースで釣れ続ける。

 

アミエビの利点は、毎回新しく付け直すのでキレイなエサ付けが毎回出来る点にある。

 

前回の記事で書いたんだけど、掛かりが悪かったり、ハゼが途中で落下するポロリの原因はエサ付けであ〜る!と断言した。

 

なので、毎回毎回キレイなエサ付けを心がけるべし!と。

 

アミエビの場合は、釣れたりエサを取られると、針から完全に無くなるので新しくエビを付けなきゃならないから、自動的にキレイなエサ付けになる。

毎回自動的にキレイなエサ付け

 

コレが功を奏しているらしく、本日はホタテエサよりも釣れている。

 

せっかくケチョンケチョンにけなしてやろうと思ってるのに、この釣れ具合では誉めるしかないではないか!?

 

 

本日もどこへ落としてもアタって来るハゼ釣り日和。

 

おまけにちょっと深場だから、ハゼが上がってくる時に水中で暴れて引きも楽しめる。

 

やはり深場の釣りは面白いね〜!

 

 

かなりの入れ喰いが続き、久しぶりに時速1束を超えて、最初の一時間で117匹だった。

 

今日は3束いっちゃうかな〜!っと、ビクを上げた時だった。

 

ん?ハゼが少ないぞ…

 

ビクの中のハゼがカウンターの数よりもかなり少ないっていうか、半分も居ない気が…

ビクの中のハゼが極端に少ないんですが…

 

よくよく見てみると…

 

ガビ〜ン!ビクに穴が空いてるではありませんか!?

穴が空いとる!!

 

しかもけっこうデカイのが!?

 

釣り上げたハゼ達がこの穴から外出していたということでして…

 

今までの苦労とやる気が、このさりげない穴からダダ漏れしていたと思うと、スライムのように力が抜けてしまったオッサン。

君の名は『マーベリック』

ガックリ肩を落としながらH2氏、T氏と合流。

 

穴を一時的にでも補修しようかとも思ったが、下手にいじくって後で余計変な事になったら困るので、このビクは使わないことにした。

 

ハゼ釣り続行なんだけど、釣り上げたハゼはH2氏やT氏のビクに入れる。

 

しかし、釣る度にちょっと移動して他人様のビクに入れるという動作も面倒臭い。

 

何よりも、自分の好きなポイントへ移動できないもんだから、ストレスが溜まる。

 

 

それで今日はせっかく釣れる日なんだから我慢していたが、ふと背中に視線を感じる。

 

振り向くとその正体が明らかに!

突き刺さるような視線の正体はコヤツ

 

マーベリック(←勝手に名前を付けた)だ!

 

先週もこの【はぜつき磯】にいて、ハゼをおねだりする野良猫。

 

昨シーズンもここに居た気がするが、ここまでおねだりする行動を見るのは初めてだ。

 

恐らく、例年のように釣り人が居ないもんだから、積極アピールの作戦に出たんだろう。

 

ハゼを釣り上げる度に目が合い「はよ!ハゼよこさんかい!!はよ!」の視線をぶつけてくる。

 

その眼力は強力で、のほほ〜んと生きている飼い猫が決して持ち合わせてない厳しさを湛えている。

 

10匹ほどハゼを献上すると満足したようで、近くの岩の上でスフィンクスのように鎮座して、お寛ぎになられた。

スフィンクスなお姿

 

その後もチンタラとハゼ釣りをするんだけど、一度急降下したモチベーションを上げるのは至難の業。

 

結局、このままフェードアウトになり納竿となりました。

 

2時間弱で159匹とビクの大穴を見つけてからはやる気がマイナスになったまま…

 

 

このようにアゲアゲのやる気が、ホンの些細なキッカケで急降下する事態も珍しくない。

 

見方を変えれば、人間の行動はやる気と熱意がディレクションしているわけでして…

 

できると言われる人はその”やる気”を生み出し維持できるんだろうけど、オッサンみたいにノホホ〜ンと生きてる奴は、どこかからやる気が降ってくるのを待つしか無い。

 

まぁ四六時中やる気に満ち溢れている奴の近くにいると、こっちが逆に疲れそうだから、人間関係はある程度の距離が必要というは言うまでもない。

 

 

 

帰宅し、明日のハゼ釣りのためにダッシュでビクを補修。

 

たまたま持っていた太い糸が、色といい太さといいちょうど良いのでコレを編み込む。

確かどこかの釣り場で拾ったんだよな、コレ

 

今回使うにはちょうど良い糸。

左がビクに使われてる糸、右が新しく編み込む糸

 

老眼には厳しいが、網目を見逃さないようかなり密に丁寧に通してゆく。

 

ここで手を抜くとまたハゼが大脱走しかねないのでね。

完成じゃ!

 

 

まぁこのビクも何シーズン目になるのか分からんが、かなり使い込んでいるな〜

 

底の部分に穴があいて水漏れが激しくなったので、苦労して改造を施したら愛着が湧いたんだよな〜

 

いつかは使えなくなるんだろうけど、できる限りハゼ釣りの相棒として頑張って欲しい!

 

ビクも直ったので明日は今日の分も含めてハゼに八つ当たりじゃ〜!

 

 

 

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