2022年7月5日。2022年夏シーズン7回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯・夕やけなぎさ】天気:晴れ釣行時間:5時00分くらい(潮位:125cm上げ4分)〜9時30分くらい(潮位:160cmほぼ満潮)小潮水温:26℃釣果:マハゼ202匹(7cm〜13cm)
竿:2.1m(行雲流水) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ベビーボイルホタテ&アミエビハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日は珍しく平日のハゼ釣行。
昨晩は夜間工事だったので代休。
一昨日の日曜日のハゼ釣りは多摩川釣行だったけど、けっこう厳しくて、粘りに粘ってなんとかノルマの1束をクリアした感じ。
しかもサイズも8cm前後がほとんどで、なんだかなぁ〜…とくすぶっていた。
片や、大井ふ頭中央海浜公園のハゼ釣り組から「入れ喰いで、型も10cm前後が多くて良かったよ!」と景気の良いご報告が各方面から送られてくる。
「こんちきしょ〜!またハズレ引いたよ!!」と奥歯が噛み砕けるほど悔しいオッサン。
しかし、オッサンには本日がある!
平日だから絶対に釣れるはずだ!リベンジしちゃる!!と萌えて(燃えて)いたのでした。
問題は仕事上がりは夜中に帰ってくるので、はたして起きられるのか?なんだけど、川の字に寝ている家族の手前、早朝の狂った時間に目覚まし時計が鳴り響くのは避けたい。
なので、自然な目覚めに期待するしかない。
釣り仲間にはタクシードライバーや市場に勤めているのもいて、夜中じゅう仕事をして、睡眠ゼロでそのまま釣り場にやって来るというヘビーな生活をしている輩もいる。
すんげぇバイタリティ!といつも思うが、人間として生きるのならマネすべきではないだろう。
今朝、ふと目が覚めるとまだ朝明けの時間だった。
「まだ寝られるな…」と二度寝の態勢に望むがふと思い出す。
ん?今日は仕事じゃなくてハゼ釣りの日じゃん?
仕事に行かなくて良いと思う反面、もう起きなければならない苦痛で混乱する。
得したのか損したのか、よ〜わからん!
釣りなんぞしてないで身体を休めるべき!と至極マットーな意見が頭をよぎるが、日曜日の無念の方が勝る。
前日の天気予報では雨が降る感じだったけど、今現在の空は、雲が多いけど晴れ間もある。
念のためカッパ持参にて出撃。
平日なので車はそこそこ多くて、のんびりした休日とは街の雰囲気が違う。
いつもの橋から釣り場を見渡すと、誰もいないと思っていた釣り場にひとりの釣り人の影が…
お!釣り人がいるということは…
本日の現場【夕やけなぎさ】に到着すると、平日にも拘わらず7〜8人の釣り人がいた。
まぁ、休日よりは全然人が少ないけど、いてもせいぜい数人くらいと思っていたのでビックリした。
余計なお世話だが「この人達はいったいどうやって生活しているのか?」と心配になる。
よく見るといつもの常連さんもいて、本当に平日もハゼ釣りしてるんだ!と改めて認識した。
あの人達は平日もやってるんだ!?
とはいえ、どこでもポイントを選び放題なので、やっぱり平日はいいやね〜!
サツを交わし、まずはブレックファーストと思ってたら「釣れるときにさっさと釣らないと釣れなくなっちゃうよ!」と怒られてしまった。
確かに!
いつも釣り場に着いても釣りをしないでモサ〜っとしてるもんだから、爆釣タイムを逃すという事も少なくない。
本日はがんばって釣りをしてみることにしよう!
どこが釣れるのか?聞いてみると「アッチ(はぜつき磯)で入れ喰いだったよ!」とO氏。
橋から見えた人影はO氏だったらしい。
一昨日もよく釣れたと報告が来たポイントだった。
ではではとオッサンも移動開始。
目的のポイントに到着すると、そこそこサイズの大量のハゼ達がサ〜っと水際から散ってゆくのが見えた。
「お〜!いるいる!!」
ただ、見えるハゼがエサを喰ってくるハゼとは限らない。
半信半疑のまま、まずは釣りの準備。
水温は26℃と一昨日の多摩川に近い水温なので、釣れないこともないんだろうて。
最高何℃になるんだろう?
エサは使い慣れたホタテ。
やはり自分が釣れると思うエサが一番
期待を込めてハゼ釣り開始。
ス〜っとエサが落ちるが、アタリが来ない…
スンスンと誘いを入れるが、喰ってこない…
水が澄んでいるから水中がよく見えるんだけど、エサが着底するととりあえずハゼ達は寄ってくるんだけど、エサの眼の前で反転してしまう。
う〜ん、コレか。
釣れない時によくある現象で、怪しいエサと見切られているということ。
だよね〜!釣り餌なんてどう見ても不自然だもん。
例えどんな状態でもやることはひとつで、とにかく喰ってくるハゼを探すしかない。
何度か入れ替えているとやっとアタって来た!
やっと一匹目かよ〜っと上がってきたのはコイツだった。
ダボはいらんわ〜!
気を取り直して丁寧に探っていると、やっとマハゼの一匹目が釣れた。
やっとだよ〜!
10cm弱のハゼでこの時期のスタンダードサイズといったとこ。
いつもワンパターンなんだけど、釣れた箇所を釣れなくなるまで攻めるんだけど、今日は同じスポットからせいぜい5匹といった釣れ具合。
これだけハゼが濃いんだから、もうちょっと釣れ続けてもバチは当たらないと思うが、そんなところだ。
サイズはやはり10cm程度が多い。
まぁこんくらいのサイズやね
こちとら入れ喰いを期待して、飯も食わんと釣り糸垂れてるっちゅうにこの体たらく。
どこが入れ喰いじゃ〜!
ひとにはひとの数だけの入れ喰いがあるもんだ。
こんな感じでちょこっと釣っては移動の繰り返しで、【はぜつき磯】で2時間粘ったがやっと80匹を超えた程度。
そろそろ戻らないと潮が満ちてきて帰れなくなるので、【夕やけなぎさ】に戻る。
【夕やけなぎさ】に戻ると「どうだった?」と常連一同。
「全然パッとしなくて、イマイチ喰いが良くない…」とオッサン。
「こっちはアミエビで入れ喰いだよ!」といつものリフのO氏。
そんなに言うんじゃ〜!っとO氏からアミエビを分けてもらった。
今回でアミエビ餌の検証も三度目となる。
仏の顔も三度まで”これがラストチャンスだぞっ!”
本当に入れ喰いか?
平日だからどこでもポイントは選び放題なので、オッサンが気になっているポイントをひと通り攻めてみる。
一番釣れると思われるエリアには常連達が陣取っていたので、後回し。
まずは砂地エリアからなんだけど、相変わらずポツリポツリ程度でしかもサイズがミニマムになる。
コレじゃ〜、ね〜
どこに行っても同じ程度の釣れ具合で、なんだかな〜
ほとなく常連たちが帰ったので、すかさずそのエリアに陣取る。
するとここからがフィバー!
移動せずとも釣る方向を変えるだけで絶え間なくアタって来る。
どこでも釣れるわけじゃないけど、しっかりとハゼのホットスポットを探せれば10匹まではいかないけど、連打になる。
一旦、釣れなくなったスポットでも、しばらくは他の場所を攻めて戻ってくると再びアタリ出すという好循環。
サイズも10cmを超える奴もチラホラ釣れるから、ハリに掛けると暴れて楽しい!
こうなるとオッサンのいつもの釣法がドはまりする。
いつもの円弧状の落としから、狙ったスポットを寸分違わず狙い続けるやつ。
狙いさえズレなければ着底すぐにアタって来るので、後は自動的にハリに掛けるだけ。
良いテンポで釣れだし、本日の目標を上方修正。
すぐ隣りにハゼ釣り人がいて、この方は最近ハゼ釣りをやり始めたような感じ。
この釣り場でO氏に出会ってしまい、数々の怪しい情報を吹き込まれてしまった犠牲者。
その方が「釣れます?」と聞いてくる。
つまりこの方は釣れていないという事で、やはりその人なりの釣り方が釣果を左右する。
ちょっと不憫に思ったので、オッサンの竿を使って頂き、釣り方を伝授するといい感じに釣っていた。
「この釣り方ってスゴイですね!」と喜んでいたが、普通すぐに出来るもんじゃないので、きっと脈釣りの才能がある人なんだと思う。
雨予報はしっかりハズレ、おひさまがSunsunとアタックしてくる。
水にヒザまで立ち込んでなるべく暑さをしのいでいるんだけど、あまりの暑さに背中とお腹にツツ〜っと汗が滴り落ちる。
今日は雨予報だったから、麦わら帽子じゃなくてキャップを被ってるもんだから余計に暑さが身にしみる。
オッサンがぶっ倒れるのが先か、ハゼが釣れるのが先か…
なんとか倒れる前に目標達成!
4時間半ほどかかったが202匹と楽しいハゼ釣りになりましたとさ。
ハゼでビクの底が見えない。ピンボケ写真で申し訳ない!
んで、アミエビ餌の検証ですが、さすがに三釣行分やれば結果を出してもいいでしょう?
もうお分かりかと思いますが、やはりホタテですよ!
アミエビももちろん釣れますよ!
もっと言えば、ホタテよりも喰い自体は良いくらいです。
んがしかし、喰ってくるのと釣れるのは別問題。
ハリ掛かりがイマイチなんですよ。
コレはアミエビが一定のサイズだからと言うのが原因だと思います。
一匹をチョン掛けするので、その時々でサイズ調整ができないから、そこそこサイズのハゼじゃないと一発で掛からないと思います。
まぁ頭や尻尾を落としたりすれば、大きさを調整できると思いますが、そんなのやってられないじゃん!
なので、夏の終わりから秋口くらいの10数cm以上のサイズのハゼならば、とても良い餌になるポテンシャルはあると思います。
O氏の布教のおかげで、アミエビという存在が広まっているし、皆さん好印象みたいで何よりです。
選択肢が増えるのは良いことだし、釣りの楽しみが増えるのはとても良いことだと思います。
その人が『一番釣れる!』と思う釣り餌や仕掛け、釣法で釣りをするのが一番釣れるんだと思います。
釣りって目的は同じなのに、そのアプローチが人それぞれなのが、釣りのおかしみというものなんだろうて。
釣りを終え、釣り場にはまだ数人のハゼ釣り人がいた。
激混みの今シーズンの休日にはない光景だった。
やはり平日釣行はいいな〜〜!!
のどかな釣り場の風景