2022年14回目のハゼ釣りは風に吹かれて…

※ 当ページのリンクにはプロモーション(広告)が含まれています。

 

2022年夏シーズン14回目のハゼ釣りは強風吹きすさぶ中

2022年8月11日。
2022年夏シーズン14回目のハゼ釣りに行ってきました。


釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】
天気:晴れ
釣行時間:5時30分くらい(潮位:180cm下げ2分)〜
8時30分くらい(潮位:65cm下げ7分)大潮
水温:28℃
釣果:マハゼ211匹(8cm〜14cm)



竿:2.0m(そよ風) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.5号のちナイロン0.6号
ハリ:ハゼ袖スレのち袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ 
エサ:アミエビ・ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け




本日は「山の日」という国民の祝日である。


んで、オッサンは今日からお盆休み突入でもある。



内閣府の資料によると、「山の日」とは「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」だそうな。


山に感謝するって言われても、近所に山ないし、そもそも山に対して感謝の気持ちをどう表現したら良いのだろうか?


燃えさかる炎の中を念仏を唱えながら裸足で歩き回るのか?


祠でも作って生贄でも捧げるのか?


民族音楽にあわせて怪しい舞いを舞うべきか?


なかなか難しい感謝の表現である。



「海の日」が制定された時に、海の無い地域が独自に同日を「山の日」として宣言し始めたり、山岳団体が山の日を制定しようと動き始めたきっかけで、山の日が出来たらしい。


そもそもが「海の日はあるのに、何で山の日が無いんだ〜!不公平じゃん!」という意見が一番の理由だったらしい。


何でも公正平等を求め、何にでもフェアであることが当然!と思っている国民らしい意見である。


そのクセ自分が優位なときは、ダンマリ決め込むんだからタチが悪い。



まぁ、日本は海に囲まれているし、国土の約7割を山が占めているから、どっちもあっていいんだけどサ!


ただ、なんでお盆の時期にするのだろうか?


ど〜せなら祝日がない6月とかにしてくれた方がよかったけど、6月は梅雨の時期で雨が降りやすいからダメだったのかな?


「山の日」ともなれば、なにかと山に関するイベントもやるだろうから、雨天の山はちょっと危ないしね〜


どちらにせよ、祝日が増えるのは良いことだ!



そんな山の日に、山に感謝しながらも海沿いでハゼ釣りである。


せっかくのお盆休み初日に、通常の日曜日と全く変わらず、当然のようにハゼ釣りしかやることがないトホホなバケーション。


今年も田舎に帰省しないのでな〜んも予定がなく、下手すりゃ〜、ハゼ釣りしかやることがないというのが恐ろしい。


コレばっかりは避けたいお盆休み。




朝、目が覚めると、もう出発しなければならない時間だった。


「せっかくのお盆休みになんでハゼ釣らなアカンねん…」


しばらく布団でイモムシになるが、なにも予定がないもんだから、「釣りにでも行かんと、な〜んもやることがない」と起き出す。


愛車を漕ぎ出すが、ここ数日は風が強く吹いていて、今日も強風予報だけど思ったよりも風がない。


「これなら楽しい釣りが出来そうだ!」っと期待が膨らむ。



いつものように釣り場が見渡せる橋に来ると、知ってる常連たちが釣り糸を垂れているのが見える。


みんな相変わらず早いな〜!

もう釣り始めてるぞ!


玄関口の【ゆうやけなぎさ】に到着すると、ちょうどI氏もやってきた。


10人ほどのハゼ釣り人がいたんだけど、「昨日はもっと釣り人多かったですよ!」とI氏。


昨日!?


っと申しますと、I氏はココで昨日もハゼ釣りしていたということで、世間ではお盆休みは既に始まっていたようだ。


みんなもうお休みに入っていたんだね


本日も向かうは【はぜつき磯】のパラダイスポイント。


オッサンお気になポイントで、数は上がるし、型はいいし、誰もいないしの三拍子揃った往年のイチロー選手みたいなポイント。


しかし2022年シーズンは公園内は工事で入れないので、その桃源郷にたどり着くには苦難の道である。


手荷物をすべて持参しながら、不安定な石が敷き詰められているゴロタ石帯を約300m移動するワンダーフォーゲルな道のり。


気分はガンダーラに向かう三蔵法師である。



道すがら、既に【はぜつき磯】でやっている常連たちと、サツがてらハゼ釣りの塩梅を情報収集。


「アタリはあるけど型が小さい…」が、ご意見の大部分を占めていた。


まぁ、いつも通りのコメントで御座います。


ふと気づいたんだけど【ゆうやけなぎさ】の水は澄んでいたんだけど、【はぜつき磯】は白っぽく濁っている。


なんでだろ?と思ってたら、K氏が「コレって、ボラの精子かも知れないよ」とのこと。


確かに目の前には水面が波立つくらいのボラの大群がいる。


K氏は以前にもこんな状況に出くわしたらしい。


もしそうだとしたら、こんな人目につく浅瀬で、朝っぱらからなんて…


節操ねぇ〜な!ボラ!


オッサン三蔵はガンダーラに向かってるんだけど、メンバーの猿の孫悟空・豚の猪八戒・河童の沙悟浄がいないので、途中で出くわした常連達をそれぞれに当てはめるとちょうどよいキャラクターになった。


ここでその人選を発表すると、今後の人間関係が崩壊するので止めておくが、我ながらピッタリなキャストであろう。


ヒントは伝説のドラマ『西遊記 1st Season』のキャストをイメージしてもらえると分かりやすいかな。


しかし三蔵法師役の夏目雅子はとてもキレイだったな〜、長く生きて欲しかったな…

もらったハゼ針と風と

んな事をイメージしていたらガンダーラに到着。


歩いていた時は気にならなかったけど、けっこう風が強いな!


【ゆうやけなぎさ】が地形的に入江みたいになってるのとは違って、【はぜつき磯】は直線的な運河で風の通り道だからだろうね。


今現在の潮位はけっこう高いから、狙うべきポイントはそこそこに沖側になる。


「もし厳しかったら3.5mの長竿でやればいいや!」と思ってたんだけど、この強風だと長竿でミャク釣りはアタリが取れんな!


5秒ほど悩んで取り出したのは、前回も使った一軍竿『そよ風』


今は満潮から下げ潮になり始めた時間帯。


本日は大潮だから最初は厳しいけど、その内に潮位が低くなってなんとかなるかもしんまい、という作戦。

今日も頼むぞ!


水温は28℃。


この水温を測る行為は、ハゼがよく釣れる今の時期は無駄という話を前回にした。


コレをそそのかしたI氏に文句を垂れたら、笑って誤魔化された。

28℃とは水温高いな


餌はいつものようにアミエビとホタテの二段構え。

すっかりおなじみのコラボ


んで、水温計のお詫びのつもりなのかもしれんが、先程I氏から針を頂いた。


ハゼ袖のスレ針の1号かな?


オッサンがいつも針を買っている「土肥富」で入手したらしい。


オッサンもこの針の事は知っていたし、気にはなっていたんだけど、ちょっとお高いので手が出なかった。

頂いたハゼ袖スレ針


I氏曰く「同じサイズの袖針よりも太くて、フトコロも広く、イケ先(針先のカエシ部あたり)が低い」らしい。


老眼のオッサンには、ちょっと軸が太いな〜くらいしか分からんが、よくそんな細かいところまで見えるな〜


I氏によれば「イケ先が低いから、掛けたハゼが落ちやすい」らしい。



もらったハゼ針をセット。


I氏もオッサンと同じ3cmの長さのハリスを使っているから、何の問題もない。

赤色が眩しいぜ!


なるべく沖まで立ち込み、腕を目一杯伸ばし、期待を込めての第一投。


ス〜っと落ちてゆき、着底と同時にアタリが!っという事はなくて、何の音沙汰もない…


「ん?今日はこんな感じ?さすがの入れ喰いサービス月間も終了かな…」


スンスンと誘いを入れるが、どうにも操作の感触が悪い。


ス〜っと竿先を2cm拝ませるアタリで上がってきのが本日の一匹目。

この時期のスタンダードサイズ


釣れたポイントを集中攻撃すると、次はそこそこサイズが上がってくる。

このサイズが上がればヨシヨシ!


ここから連打が始まる!ッというほど今日は甘くなくて、5匹釣るとすぐにこんなサイズが上がってきた。

もう終わりなサイズ


まぁ、釣れるは釣れるんだろうけど、今日は時速100匹は無理な感じだな。


すぐに次のホットスポット探しなんだけど、今日は見つけるのに少々時間がかかる。


例え見つかったところで、やはり5匹ほど釣るとそのスポットも終了といった具合。


なので今日はフットワーク勝負になりそうだ。


そして、当初からの違和感の原因が判明。

コヤツが釣れるということは…


このポイントでダボハゼが釣れたということは、狙いたいエリアに届いていなくて、ダボハゼが生息する手前のゴロタ石帯に仕掛けが落ちているということです。


いやいや、たまにはダボも釣れるっしょ!と言われるカモ知れませんが、このポイントに限ってはマハゼとの生息域が明確に分かれます。


現に、今シーズンこのポイントで3束釣った2回の釣行においては、ダボハゼはゼロだったんです。


竿操作の違和感の正体は、マハゼがいる平坦地ではなく、ダボハゼがいるゴロタ帯の駆け上がりに仕掛けが落ちていたからということだったんですね〜


っというわけで、原因が判明したんだけど、物理的に届かないんだからど〜しようもない。


できる事といったら、なるべく沖に立ち込んで、真正面に目一杯腕を伸ばして仕掛けを落とすくらいしかできない。



それもそうなんだけど、この強風だ!


釣りに風は大敵で、タイミングが悪いと全くアタリが分からんぞ!


強風対策として、なるべくアタリがとれるように、仕掛けが動かないギリギリのテンションで張るくらいかな。


オッサンは通常は1号相当の重さのオモリを使っています。


単純に、ハゼのミャク釣りなら0.5号とか軽い方がアタリが取りやすいんだけど、オッサンは深場好きだし、船の立ち波時にも釣り糸垂れるし、風対策にもなるので1号のオモリです。


もっと酷い風の時なんかは、ゆっくりなズル引きでアタリをとったりもします。


正直、風の中釣りするくらいなら、雨のほうが遥かにマシですね。


雨は釣れるし!




んで、気になるのが針である。


ど〜もさっきから掛かりが甘い。


釣れないわけじゃないんだけど、絶対に針掛かりするサイズとタイミングでも掛らない場合がそこそこにある。


やはり針だろうな…


メーカーによると、オッサンがいつも使っている針との太さの差は僅か0.02mm


「んなもん差になるかよ!」と思われるかも知れませんが、実際に触ってみると全然違いますよ!


人間の触覚ってスゴい敏感で、ホンの僅かの差を感じ取れる精度をもってます。


ハゼがその差を感じ取っているのかは謎だけど、掛らないんだよね〜


やはりちょっと太いから掛かりが甘いんだろうな…



50匹も釣らない内に赤色の塗装も剥げちゃうし…


ハゼの針って何で赤色なんだろう?


赤色に反応するという都市伝説は聞くんだけど、オッサンは全然そう思ってない。


作る側がわざわざ色まで塗ってるんだから、何かしらの意味があるんだろうけど、こんなにすぐにハゲあがるんじゃな〜

50匹も釣らないうちに地の色に…


こうなったら針の交換ですよ!というお取替えサインみたいなもんかも知れんが、50じゃ〜まだまだ取り替えんでしょ!


オッサン的には80以上は一本の針で引っ張るね!


慣れない針と風にやられながら一時間のタイムアタックが終了。


77匹と特に悪くない数字だけど、もっと釣れたような気もする。

手こずった割には数いってたんだね

やはりいつもの針が釣れるね!

一応、もらった針で一時間頑張ったんだけど、いつも使っている針の方が釣れるな。


I氏には後でイチャモンつけておくことにする。



針をいつものにチェンジして続ける。


風は相変わらず吹き付けるが、ハゼの喰いが悪いわけでもない。


アタリさえ取れれば爆釣とはいかないけど、そこそこは釣れる塩梅。


自分が立っている場所からハゼ釣れるスポットが2ヶ所くらいで、そこを釣り切ったら場所移動を繰り返す。


他に誰もいないので好き勝手出来るんだけど、だからこそ粘らないで、すぐ次に行こうとしちゃうのも考えもの。


もっと丁寧に探ればホットスポットを見つけられると思うんだけど、ついつい釣りが荒くなる。



いつも言ってるように、同じヶ所から上がってくるハゼが大→小になるので、ハゼサイズが10cm以上が釣れている場合は、そこで粘るようにはしている。

最初にこのサイズが上がればなりの連打が期待できる


やはり針の違いは明確で、いつもの調子が戻ってくる。


まぁ、潮位も低くなったから狙うべきラインに落とせているのもあるし、慣れもあるんだろうな。


でも針掛かり率の違いはハッキリしているぞ!


たかが0.02mmの太さの違いで、コレほどまで違うとは思わなんだ。


この釣り場の常連達に聞いても、愛用している針はみんな違うから、針へのこだわりは人それぞれの釣りのキモだろうね。



調子良く釣っていると遠くから釣り船の音が聞こえてくる。


「あ〜、来ちゃったか!」


船の波で釣れるようになることもあるけど、前回もそうだったけど、今回も釣れなくなる感じだろうな…


んで、やっぱりアタリがなくなる。

波で荒れて釣れなくなる


こういう状態の時って、ハゼは何をしてるんだろうか?


たぶん、すぐそこにハゼはいるんだろうけど、巻き上がった砂が落ち着くまでジ〜っとしてるんだろうね。


こういう時はとにかく喰ってくるハゼを探すしかない。


手当たり次第に探ってみるが、たま〜に事故みたいにチョロっと釣れるだけで、連打が来ないな…


っというわけで、前回に同じ状況の時に連打しまくったポイントでやってみると、案の定釣れる。


しばらくはココで釣り場が落ち着くまで時間稼ぎ。



再び釣れ出すが、風がますます強くなってきた。


釣れたハゼが風に煽られて、キャッチできる手前までなかなか来ないぞ!

凧のようにハゼが飛ぶ(ピンボケで申し訳ないです)


この強風はあと数日続くようなので、次のハゼ釣りも厳しくなるな〜


しかも明後日は台風が来るらしいし…


まぁ、いつもいつも自分の都合の良い状況ばかりじゃないから、こういう厳しい時にこそしっかり釣りができるように精進すべきである。


いつの間にか、遠くに見えていた常連達の姿が消え、釣り人もかなり少なくなっていた。


この強風じゃ〜、止めたくもなるわな。


一応、オッサンもそこそこは釣ったので納竿。


3時間ほどで211匹と、まぁこの状況で頑張ったよ!俺!

この状況でここまで釣れればヨシとしましょう


【ゆうやけなぎさ】に戻ってくると、【はぜつき磯】の強風が嘘のように無風だった。


ここは風向きによっては風が当たらないんだよな〜


しかし、こちらはおひさまがガンガンに当たっていて厳しい暑さだった。


ちなみにオッサンがやっていたパラダイスポイントは、ず〜っと日陰でしたが。

こちらは風も無くて平和だね〜



今年はまだ釣れるね〜!


ハゼサイズはその時その場の状況によって違うけど、どこでも数だけは上がっているようです。


こうして始まったオッサンの2022年のお盆休み。


早く何かの予定を考えないとハゼ釣りだけになっちゃうよ!マジで!!




次の記事>>>「2022年15回目のハゼ釣りは強風の中again」へ

スポンサーリンク