2022年13回目のハゼ釣りはまだまだ釣れるよ!

2022年夏シーズン13回目のハゼ釣りはまだまだいけるね!

2022年8月7日。2022年夏シーズン13回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】天気:曇り釣行時間:5時30分くらい(潮位:68cm下げ8分)〜9時00分くらい(潮位:85cm上げ4分)長潮水温:25℃釣果:マハゼ300匹(9cm〜15cm)

 

 

竿:2.0m(そよ風) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アミエビ・ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

 

ここで頻繁に登場する常連ハゼ釣り師のO氏。

 

毎回のように、このブログのネタにしてもらってる訳なんだけど、こういう人物が近所にいると何かと都合がいい。

 

ハゼ釣りネタでたいしたトピックもない時など困った時は、人物ネタで記事ボリュームを増量させることが出来る。

 

まぁ、彩りというほどの色気はないんだけど、とりあえず上げ底程度にはなる。

 

 

ネタになりやすい手合いは、何かしら特異な生態を持っている。

 

O氏の場合は、その行動である。

 

もう70歳は超えているので、正社員としてでなはくバイト的な事をやってるんだけど、自由になる時間を持て余し、ほぼ連日のように釣り場に行ってるらしい。

 

さぞかしハゼを釣りまくっているのか?という事でもなく、チョロっとは釣るんだけど、ほとんどは釣り人とダベってるか、広大な釣り場を右に左に大移動しながらの情報収集。

 

こんなんだから、誰よりもこの釣り場を知り尽くしている人物である。

 

人懐っこくて、誰とでもお話し始めるもんだから、この釣り場に来た事がある人は「あ〜、あの人の事か!」と検討がつくほど顔が広い。

 

ハゼ関連の動画とかにも頻繁に出演していて、そんな動画を見つけると「また出てるよ…」といつも思う。

 

 

最近ではハゼ釣りのエサである『アミエビ』を、如何に釣れるのかとそのヒストリーを交えながら、誰にでもお試しさせるのがO氏のホットな過ごし方となっている。

 

とにかく、いつ何時でも釣り場に出没。

 

雷雨が凄かったつい先日も釣り場にいたらしく、かなりヤバい状態に合ったらしい。

 

O氏が釣り糸を垂れていると、対岸の建物に落雷があったらしく、かなりの衝撃と竿を伝ってビリビリと電気がきたらしい。

 

「いや〜ビックリしたよ!」と楽しそうに述懐するが、いやいや…あんた棺桶に片足突っ込んでたよ!

 

雷が鳴ってる時に釣りをするなんて自殺行為である。

 

ましてやO氏は背が高いから、サンダーボルトの格好のマトになるだろうて。

 

いっその事、落雷喰らって露と消えた方が【雷喰らって死んだアミエビおじさん】として伝説となっただろうに、生きてるのが惜しい男である。

 

 

このように、オッサンはいつもO氏を茶化した扱いをしてるんだけど、実はこの御方はここらのハゼ釣り界では【生き字引】的な存在でもある。

 

もう前期高齢者な年齢なので無理して釣りはしないんだけど、50年のハゼ釣り経験はダテではない。

 

なにせ、いつものハゼ釣り場である【大井ふ頭】がまだ埋め立てしてる頃から、ここらの釣り場に通っていたらしい。

 

勝手に筏を作って釣りの足場にしたり、アプローチ困難なポイントへは勝手にハシゴを掛けたりしてハゼ釣りを探究していたらしい。

 

今の時代にこんな事やったら、速攻通報されて豚箱で臭い飯を食ってただろうに、当時は何事にも緩かった時代なので好き勝手やってたようだ。

 

「若い頃は当たり前のように200、300匹は釣ってたけど、今はとてもそんな釣りは出来ないなぁ〜」と当時を述懐するO氏。

 

かなりの労力をかけて買ってきたアミエビを誰にでも配りまくり、雷に打たれながらも竿を握りしめる不屈のO氏は、50年間ハゼ釣りを見つめ続けた男でもあったのでした。

最初の一時間が勝負どころ

ここしばらく地獄のような酷暑がおさまり、過ごしやすい日が続いている。

 

本日もちょっと涼しく、しかもお天気は曇り予報なので気持ちの良いハゼ釣りになりそうだ!釣れればね…

 

 

いつものように情報屋のO氏から、至近のハゼ釣り具合のタレコミが入る。

 

それによると、ここしばらくは【みどりが浜】での釣りがホットらしい。

 

【みどりが浜】は大井ふ頭中央海浜公園でも一番端っこに位置する釣り場で、少々クセの強いポイントになっている。

 

誰でも気軽に釣り糸を垂れるというノリではなく、釣る状況を間違うと、かなり手痛い事になるポイント。

 

なので、オッサンは【みどりが浜】ではほぼ釣りはやらない。

 

オッサンは水に立ち込むのが好きなんだけど、それが出来ないのが一番の理由かな。

 

でも、そう考えると多摩川本流の羽田ポイントも立ち込めないけど、シーズンに何度か行くな〜

 

まぁ、オッサンと相性が悪い釣り場なんだろうな…、良い思ひ出もないし…

 

 

っというわけで、O氏のせっかくの情報をぶった切り、本日めざすはポイントは【はぜつき磯】

 

朝の時間帯は潮位も低いので運河沿いのアプローチもし易いし、2mの竿でも出来るから楽しい釣りになりそうだ!釣れればね…

 

 

いつもの橋から見渡すと、既に何人かの常連が釣り糸を垂れていた。

相変わらず釣り人が少ない【はぜつき磯】

 

まずは【ゆうやけなぎさ】に愛車を駐輪するが、既に結構な釣り人がいる。

 

今日は涼しくて良いやね〜

 

早速、お荷物一式を持ちながら【はぜつき磯】に移動するが、途中、釣りの塩梅を情報収集。

 

「釣れるけど型が小さい…」

 

っとまぁ、いつものリフに落ち着くんだけど、コレは釣り糸を垂れるエリアにもよるのであまり気にしない。

 

 

運河沿いのゴロタ石帯を気を付けながら移動してゆくが、なんとなくその日の調子みたいのがある。

 

ヒョイヒョイ!と身軽に動けるときもある反面、やたらと動く石に乗りまくる日もある。

 

今日は後者で、ことある事に足場の石が動く。

 

「こんな日は気をつけないと!」

 

下を見ながら確実に一歩一歩進んでいると、突然目の前に野良猫『マーベリック』が現れた。

相変わらずの仏頂面

 

常連たちの背後にスタンバって、ハゼのおこぼれを貰ってるらしい。

 

マーベリックがいる場所は地べたがカキ殻地帯だったけど、素足で痛くないのかな?

 

猫の肉球ってすごく柔らかいイメージなんだけど…

 

まぁマーベリックにとっては食える時に食わんと死活問題だから、痛いなんぞ言ってられんのだろう。

 

生きるって厳しいね〜!

 

 

マーベリックを後に移動し続ける。

 

『オラのパラダイス』にやってくると、本日もハゼ釣り人が1人いるだけのメランコリックな釣り場。

ココも釣れるんだけどな〜

 

程なく、本日の釣り場に到着。

 

釣りの準備の前に、先程頂いたドリンクで景気づけ!

ホップ!・ステップ!・エスカップ!というネタはもうやったな…

 

本日使う竿は、一軍竿の「そよ風」

 

あまり頻繁には使わないんだけど、ここぞ!という時に使う竿。

 

今日が『ここぞ!』かどうかはかなり怪しいが、今現在の潮位ならこの2mの竿でもギリギリ釣りになるだろうて。

 

あまり使わない竿にもたまには釣りさせてやらんと、釣りの感触を忘れるからね。

お久しぶりの「そよ風」

 

本日のエサもいつものようにO氏から貰ったアミエビとベビーボイルホタテのコラボ。

すっかりお馴染みのコラボ餌

 

水温は25℃くらい。

 

今シーズンから水温を測り始めてるんだけど、この作業をそそのかしたのがI氏。

 

その時の水温によって釣れる釣れないを把握すれば、攻め方が変わる!という謳い文句だったと思うが、つい先日言われてしまった。

 

「あれは冬の穴釣りとかの厳しい時期にやって意味があるもので、こんな釣れる時期に測っても意味ないよ!」

 

ナヌ〜!オッサンの今までの労力は水の泡っちゅうことスか!

 

確かに、オッサンも毎回測りながら”コレって意味あるんかな?”と常々疑問だったけど、面と向かって断言されると、虚無感というか無駄骨というかピエロというか…

25℃くらいだけど、悲しきピエロな作業…

 

気を取り直して釣り開始。

 

「そよ風」はちょっと柔らかい竿で、いつもの感じでス〜っと仕掛けを円弧状に落とすと、ちょっとバウンド気味に落ちてしまう。

 

オッサンとしては、できる限りソフトランディングを目指しているので、いつもよりも繊細な竿の操作が求められる。

 

んだけど、久しぶりな竿なので上手くいかず、案の定、バウンドした。

 

まぁ、いいや…

 

やはり派手な着底だったらしく、すぐに来るであろうアタリが来ない。

 

ムムム…、ハゼ散ったかな?それとも今日は厳しいのか?

 

2cm引きずってみるとスン!と小さなアタリ。

 

すかさずアワセるが空振り。

 

すぐに同じスポットに落とすと着底と同時にアタって来て、本日の一匹目。

情報通り小さいな…

 

すぐに同じスポットで連打が始まるが、

 

10cm弱クラスばかり。

 

こんなサイズばかりでサイズアップしないな〜

 

しかし、サイズはともかく本日も一投一匹が続く。

 

しっかりと連打が続くエリアなら問題ないけど、すぐにサイズが小さくなった場合は良型を求めて攻める角度を変える。

 

大抵はすぐに次のホットスポットが見つかるけど、たまに全然アタリがない場所もある。

 

ただ、そんな場所でもスンスン!と誘ってみるとアタって来ることもあるけど、こんな釣れる時に釣れない場所で粘るのは時間の無駄。

 

さっさと次のホットスポットを見つけるのが吉です。

 

 

今いるポイントは2mくらいの深場で、ちょっと水も濁ってるもんだから水底なんて見えやしない。

 

水が澄んでいれば岩の周りとかが良いポイントになるけど、全く見えやしないので、オモリの挙動で見極めるしかない。

 

ナイススポットを見つければ10数cmサイズの連打が始まる。

 

良型が掛かれば「そよ風」がヒュンヒュン!鳴リ始める。

 

そんな時はしばらく泳がせてナイスな引きを楽しめる。

 

この竿がミャク釣りの名竿と呼ばれるのは、この引きの楽しみを味わえるという事と、ほぼ自動的にハリ掛かりさせる絶妙な竿調子ゆえ。

 

特にアワセを入れなくとも、竿を握ってるだけで勝手に掛かって、しかも掛けたハゼを逃さない微妙な調子。

 

やっぱ面白いな〜、この竿。

 

メリットがあれば、デメリットもあるのが世の理。

 

ぶっちゃけ言ってしまうと「そよ風」は数釣りが苦手です!

 

柔らめの竿ということと、ついつい引きを楽しんでしまうので、ど〜しても手返しが悪くなります。

 

もし同じ条件なら、いつも使っている「行雲流水(2.1m)」の方が竿に張りがあるので、数は上がると思います。

 

んでもっと根本的な問題は、「そよ風」は既に廃盤の竿なのでほぼ入手不可ということ。

 

たま〜にヤフオクとかに出ることがあるけど、中古のくせに高いんだよね〜

 

オッサンは某大手中古釣りショップで二千円しなかったんだけど、もうあんな偶然は起こらないだろうな。

 

なので、釣り自体を楽しみたいなら「そよ風」で、数釣りたいなら「行雲流水」って感じかな。

このサイズが掛かるとヒュンヒュン鳴る!

 

 

実はオッサンは焦っている。

 

本日の釣れ具合なら時速1束なんだけど、思ったよりも数が上がってない。

 

理由は前述の通りで、そよ風は数釣りがちょっと苦手。

 

コレが行雲流水を使っていれば余裕で目標達成なんだけど、微妙な塩梅になってきた。

 

しかし、残り1分でギリギリ1束達成!

 

最初の一時間で102匹。

 

なんとか間に合った〜!

ひゃ〜、ギリギリだった!

終わってみれば本日も3束

最初の一時間で時速1束は達成したので、その後は落ち着いてハゼ釣りを続ける。

 

 

ブログのどこかに書いたと思うんだけど、アミエビとホタテ餌の使い分けがあって、初めて攻めるスポットの最初の一投目はホタテ餌を付ける。

 

これはコマセ代わりの役目で、散らばった周りのハゼを寄せて定着させる。

 

そのスポットのハゼの活性が上がったら、アミエビで仕留めるという作戦。

 

あと、アタリが遠のいたらテコ入れでホタテを使ったり、そのエリアのハゼが小さめだったらホタテで攻める感じかな。

 

基本的に困った時はホタテで、問題なくアタリが続いてたらアミエビって感じ。

 

 

毎回思うんだけど、釣り始めってハゼのサイズが小さいけど、次第にサイズアップしてゆく。

 

その時そのエリアの特性を掴んでくるのか、釣りをしているとハゼが集まってくるのか、ただの偶然か…

 

本日もこんな調子で、釣り始めは10cm以下が多かったけど、時間が経つにつれて10数cmクラスの良型ハゼが上がってくる。

ちなみに本日の最大サイズ15cm弱ってとこ

 

調子良くなってきたところで、いつものように釣り船がやってきた。

 

オッサンは船が来るのは嫌いではない。

 

船の立ち波の時は、みんな釣りを止めて避難するんだけど、それを耐えて釣り糸を垂れているとほぼアタリが来る。

 

あまりにデカイ波の時はダメだけど、普通の波程度なら避難しないでそのまま釣り続行。

 

波が来るということは水が動いているということで、そんな時は良い誘いになっている。

 

人間がやる不自然な誘いと違って、自然な(←船が原因だから自然ではないカモ知れんが…)水の揺れから来る餌の動きなので、ハゼが違和感なく餌にアタック!

 

本日もビッグウェーブに耐えた甲斐があった。

 

んがしかし、本日はその後がダメだった。

 

船が通り過ぎ、水中は巻き上がった砂の嵐状態。

 

良い時はこの状態でも釣れるんだけど、今日はパッタリアタリが途絶えてしまった。

 

しか〜しこんな時は!

 

っという魔法はなくて、とにかく喰ってくるハゼを探すしかない。

 

まぁ、水中が落ち着くまで休憩するという手がないわけでもないが、移動しながらの釣りだったもんで、荷物を置いた場所まで戻るのが面倒臭い。

 

しかし、喰ってくるハゼが見つからんぞ!

 

さっきから手当たり次第に仕掛けを落としてるんだけど、全く生命反応が無くなってしまった。

 

頼む!一匹でいいから餌に反応してくれ〜

 

オッサンは雨乞いの心境でその一匹を探す。

 

その甲斐あってか、やっと反応があるスポットを見つけた!

 

最初の一匹さえ喰ってくれば、その周りのハゼが刺激されて餌に反応するようになる。

 

上がってくるハゼサイズは小さいんだけど、この際サイズ云々言ってられん!

 

しばらくすれば水中が落ち着くので、先程のように釣れ始めるハズだ。

 

それまでは小ハゼの群れで時間稼ぎである。

 

20分ほどで再びハゼの活性が戻ってきたので、平常運転開始!

 

 

本日もハゼが小さくなってきたらスポット移動を繰り返し、針に掛らない、掛かりづらいサイズを相手にする時間を極力省く。

 

遠くに見えていた常連たちも帰ってしまったらしく、この釣り場はオッサンひとりがポツンのボッチなハゼ釣り。

 

でも釣れるんだけどな〜

 

釣り開始から3時間半ほどで300匹ピッタリで納竿。

上から見ると100も300も分からんな〜

 

けっこう良型揃いなのでビクが重い。

 

ハゼが死なないように水に浸けながら【ゆうやけなぎさ】まで、また戻るのか…

 

早くこの工事終わってくれんかな!

 

 

 

帰宅し、このブログを書いていると伝説のO氏から連絡が来た。

 

「今、アミエビ買ってきたから持っていくよ!」

ひとパックってけっこう入ってるんだ!

 

「ひとつは人間のご飯用に食べなよ!美味しいよ!!」と2パック頂いた。

 

さすが!50年間ハゼ釣りを見つめた男だ!

 

アミエビのお礼は、このブログでディスるって事でよろしいですか?

 

 

 

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