2022年18回目のハゼ釣りは二本竿作戦玉砕!

2022年夏シーズン18回目のハゼ釣りは二本竿でやろうとしたものの…

2022年8月21日。2022年夏シーズン18回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】のち少しだけ【夕やけなぎさ】天気:曇り釣行時間:5時30分くらい(潮位:80cmほぼ干潮)〜10時00分くらい(潮位:108cm上げ5分)小潮水温:27℃釣果:マハゼ200匹(8cm〜13cm)

 

 

竿:2.0m(そよ風)一瞬だけち2.1m(行雲流水)との二本竿 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アミエビ・ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

 

2022年夏のハゼ釣りは釣れている。

 

何で釣れるのか?の原因は知らんが、釣れ続けている。

 

オッサンのハゼ釣行のノルマは1束(100匹)。

 

当然、釣れる日もあれば釣れない日もある。

 

ハゼ釣りシーズン真っ盛りな時期でも、渋い時は1束届かない日も珍しくない。

 

 

しかし、2022年は7月に入ってからは、1束は当たり前で、やろうと思えば2束3束だって狙える釣れ具合。

 

ちなみにオッサンが思うに、ハゼ釣りには壁があって、まずは1束超えが最初のハードル。

 

次が180匹くらいで、2束を超えれば、3束以降はムキになってやるかどうかだけの問題だと思います。

 

2束以上は、御自分の気力・体力と、一日中ハゼ釣りしても許される時間があればど〜にでもなると思います。

 

この条件は、時速1束を超える手返しが出来るのが前提ですが…

 

 

話を戻します。

 

そういうわけで今年はハゼが釣れていて、このお盆休みはハゼ釣り三昧だったもんだから、ハゼの数釣りも飽きていた。

 

しかし、人間て奴は欲の塊である。

 

「もっと釣れるにはどうしたら良いのか…」を考えてしまう。

 

仕掛け、餌、釣り方、手順……

 

いろいろと考えたんだけど、そもそもがコレまでいろいろやってきて現在に至るので、ど〜にも決め手が薄い。

 

っということは、手返しをスピードアップさせるしかないが、オッサンももう歳なもんで、コレ以上の素早い手返しは期待できそうもない。

 

なので、最終手段の投網を打ってハゼを一網打尽に!っということではなくて、やはり竿を増やすしかない!

 

一日で10束釣り上げる名人も、二本の竿を使っての釣果である。

 

っというわけで、やってみようと思った次第でございます。

 

 

否…、ず〜っと以前から考えてはいたんですよ!二本竿の事は。

 

ただ、「なにも、そこまでして…」という自虐的な気持ちがあったので、実行に移しませんでした。

 

しかし2022年のハゼの釣れ具合は、近年稀にみる好釣なので、今年を逃すと老い先短いオッサンとしては「もうチャンスは訪れないかもしれない…」と危惧されたのでやってみることにしました。

 

 

実行にあたり、どこに竿を置くのか?が一番の問題点。

 

ハゼ釣りで二本竿となると、一本は手持ちでもう一本は置き竿という方法ではなくて、両手に一本ずつ竿を持って操作する事になる。

 

ハゼを掛けたら、反対側の竿はどこかに置かなければならない。

 

船釣りだったら、船のヘリに竿置きとかを設置すれば済むんだけど、オッサンは水に立ち込むのでそんな設備は無い。

 

ハテ?

 

その置き場は単に竿を置ければ良いということではなく、今落としていたその場に仕掛け(餌)が留まっていなければならない、という命題がある。

 

何のための二本竿なのか?を考えると、どちらかの餌が常に水中にあり、ハゼが喰いつける状態にしていなければならない。

 

竿を置く度にズル〜っと餌が動いてしまったのでは、せっかく寄って来ているハゼから餌を遠のけているだけ。

 

それでは意味がないのだ!

 

となると、手で持っているその状態に近い位置で、竿を置けるようにしなければならない。

 

よくよく見るとお分かりいただけると思いますが、竿を持つ手って、けっこう身体から離れてるよね?

 

その手の付近に竿を置けるようにするのは、かなりの難題だ。

 

最初は、オッサンのボディに密着させるように二本の竿を置ける「ガンキャノン型」で考えていた。

 

オッサンはチョロチョロ動き回るので、この方が都合が良いと思っていた。

 

しかし、持ち手の離れ具合を勘案すると、「ガンキャノン」タイプは少々無理があるか…

 

なので、セパレート型で進めることにする。

 

白羽の矢が立ったのが、今現在は使っていない自作のビク掛けの棒って言うと分かりにくいですが、サーフで砂地にぶっ刺すロッドスタンドをイメージしてもらえばOKです。

 

ソレを活用すれば、距離問題はクリアするハズ…

 

 

っというわけで、構想3年、製作90分の竿置きがアッという間に完成!

さすが製作90分だ。安っぽいぜ!

 

そんな程度の時間で出来るならサッサとやれよ!脳内で温めすぎだろ!というご指摘ごもっともでございます。

 

なにぶん愚鈍な性格なもんで、全然実行に移さず、ず〜っと温めすぎて腐ってしまったのでした。

 

竿掛け部はSUSの4ミリ丸棒で製作し、棒との接続部はSUS2ミリのフラットバーを加工し、角度も自由に変えられるようにしました。

 

プロトタイプなので作りが甘いですが、まずはお試ししてから。

 

ビクも掛けられる仕様って言っても、もともとはビクを掛けるものなので。

 

コレで10束も狙えるって感じだね!!

 

 

 

今朝は雨上がりな朝。

 

天気予報は曇りだけど、いつ雨が降ってもおかしくない状況。

 

カッパを持っていくべきと思ったが、今日は例の二本竿作戦で作った竿置きも持っていかなきゃならない。

 

荷物が多くてメンドクセ〜!

 

もうハゼ釣り行くのも止めようかな?と思い始めていた。

 

しかし、よせばいいのにもう釣り仲間には「日曜は二本竿で爆釣じゃ〜!」とやっちまったもんだから、もう引っ込みがつかない。

 

本当に、口は災いのもとである。

 

 

意に反して愛車を漕ぎ出すが、荷物を載せたカゴがいつもよりも重くて、気持ちも億劫になる。

 

いつもの橋から【はぜつき磯】を眺めると、既に常連たちがズラリと釣り糸を垂れている。

うわ〜、もう来てるよ!

 

まずは【夕やけなぎさ】から。

 

さすがに天気が悪いから人が少ないな…

 

常連さんに釣れ具合を伺うと、どうやら釣れているらしく「○○さん(←オッサンの事)なら余裕で300いくんじゃないですか!」とお気楽なリフ。

 

うげ!今日はネタなのでそんなに釣れないし、そんな入れ喰い状態だとこちとらも困るのですが…

 

【夕やけなぎさ】は潮位がある時は水で見えなくて砂浜のイメージだけど、実際はけっこう石が入っている。

 

コレを知らずにビーチサンダルとかで来て、石につまずく人も多くて、怪我で済まない事もあるのでお気をつけください。

「なぎさ」とは名ばかりで実際はコレだよ!

 

んでオッサンは運河沿いを【はぜつき磯】に向かう。

茨の道

釣れる時に釣らないと泣きを見る

本日の潮位なら間違いなくオッサンのパラダイスポイントだけど、本日は二本竿のお試しなので【はぜつき磯】の浜エリアから。

 

浜エリアでは既に常連達がやっていた。

 

 

型は小さいがコチラも入れ喰いらしい。

 

通常なら「入れ喰い」と聞けばやる気が出るが、本日はアタリが遠いくらいが良いのですが…

 

早速、二本竿立てをセッティング。

 

ブス!と砂地に突き刺すが、思いのほか深くまで刺さり竿置きが低くなった。

 

ん?マズイかな?まぁいいや!

ポツンとあると「ナニコレ珍百景」

 

一応、水温は27℃

 

釣りの準備だけど、いつもの二倍だからコレまた面倒臭い。

 

ブツブツ独り言垂れながら準備していると、野良猫「マーベリック」が不思議そうな顔でコチラを見ていた。

「コイツ、何言っとるんじゃ?」

 

マーベリックのためにはよハゼ釣らな!ちょっとやる気になる。

 

まずは左手に竿を持ち振り込むが、ハゼ釣りでは左手でやったことなかったけどいい感じに出来た!ヨシヨシ。

 

すぐにアタって来て釣れたんだけど、違和感がある。

 

さっそくマーベリックに献上する。

 

すぐに次もハゼが上がってくるんだけど、ん?おかしいぞ?

 

左手での竿操作はそれほど難しくはなかった。

 

問題なのは利き手の右手だった。

 

ハゼをキャッチ→左手との共同作業でハゼから針を外す→餌をつまんで針方向に持ってゆき→針に餌を掛ける

 

右手でこの動作が全然出来ない。

 

利き手であるにも関わらずだ!

 

こんなにも出来ないもん?と自分で疑いたくなくるらいの体たらく。

 

自動的かつほぼ無意識に手際よく出来る作業が、左右の手が反転しただけで、ミツユビナマケモノがハゼ釣ってるくらいの愚鈍さなのである。

 

ダメだこりゃ〜!

 

竿立て云々以前に、まずは逆手でも釣りが出来るようにならないとお話にならん!という結論に至りました。

 

あまりの不甲斐なさとショックで、竿やビクをセットした時の写真すら撮り忘れました。

 

申し訳ないです。

 

ちなみに左手で釣り上げたハゼは全てマーベリックに献上しました。

ハゼを踊り食い中のお姿

 

っというわけで、二本竿作戦は木端微塵に玉砕となりました。

 

いつものように、オッサンのネタものは失敗ばかりで申し訳ないが、成功するくらいの案件なら、とっくの昔に試しているだろうて…

 

 

となれば、もうこのエリアでハゼ釣りを続ける意味がない。

 

すぐにオッサンのパラダイスに瞬間移動。

 

ネタで無駄にした時間と釣果を取り戻すべく、本気モードで御座います。

 

本気となれば一軍竿の「そよ風」にて。

 

ス〜っと深場に落とすが、ん?アタらないぞ?

 

釣れる時ならすぐにアタってくるんだけど、厳しいか…

 

やはりO氏が言っていた通り、「今までのハゼ釣りではなくなってる」らしい。

 

まぁ、今までの釣れ方がおかしかったので、やっと通常モードに戻ったのかもしれない。

 

それでもハゼが喰ってくるエリアさえ分かれば連打になる。

 

釣れれば浜エリアよりもサイズアップになる。

ココらへんがスタンダードサイズ

 

ここらが釣れればヨシヨシ

 

いつものように、ハゼが小さくなったら即移動を繰り返し、入れ喰いとは言わないまでも、良いリズムで上がってくる。

 

いつの間にか、パラダイスエリアにはズラリと仲間が並んでいて、みんな良型ハゼを調子良く上げている。

 

 

そんな中、問題のO氏が居ないと思ってたら、すぐ脇の橋の上に現れた。

 

”こんな釣れる時にハゼ釣りせんと、何やってんだ?”と思ってたら、おもむろに「入れ喰いだぁ〜」って橋の上から短竿を振り回している。

 

本人的には、真剣モードで緊張したムードをちゃめっけで和ませようとしているかも知れんが、いかんせん芸風とタイミングが悪すぎる。

 

ただでさえ苦笑い程度のナンセンスギャグな分際。

 

しかも今、調子良く良型ハゼがガンガンに釣れてて、みんな集中しているのである。

 

このタイミングで橋の上からのすべり芸の嵐。

 

不運にも一番近くで釣っていたT氏がテキトーに相槌を打ってたが、誰にも相手にされないもんだから、橋上からも消えていったO氏…

 

残念!今はダメだよ…

 

そうでなくとも、そのギャグは発表すべきではなかっただろう…

 

 

出遅れを取り戻したかったが、休憩時間となったので泣く泣くこのエリアから撤退。

 

この時点で158匹。

なんか、よ〜分からんビクの中

 

せめて2束と思ったので、休憩後もハゼ釣り続行。

 

とりあえずは目の前の【夕やけなぎさ】でやってみたが、小ハゼの群れで針にも掛からず。

小ハゼばかり

 

なんとか、あと50匹ほど釣り上げたいが、この50匹が遠かった。

 

【夕やけなぎさ】ではラチがあかないので、再び【はぜつき磯】側まで移動。

 

こちらでも、喰ってくるハゼを見つけるので精一杯。

 

ただ、アタってくれば型は良いので針掛かりは良好。

喰ってくれば掛かるが…、アタらないね〜

 

一時間ほど粘って2束ちょうどで納竿。

おかわり分

 

 

いや〜、簡単に二本竿なんてやるもんじゃないですね〜

 

ちゃんと手順を踏み、キチンと修行してから実行するべきですね。

 

しかし、あまりにも右手が思うように動かないのは驚きでした。

 

今後、二本竿にチャレンジする機会があるのかは分かりませんが、もっと釣れない時に、気が向いたらやってみるかも知れません。

 

 

そろそろハゼ釣りの塩梅も変わってきたようです。

 

これからが実力が試される時期。

 

経験・知識・技術を総動員して楽しみたいと思います。

 

 

 

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