2022年37回目のハゼ釣りはパッとしないんだよね…

※ 当ページのリンクにはプロモーション(広告)が含まれています。

 

2022年37回目のハゼの穴釣りはパッとしないね〜

2022年11月20日。

2022年37回目のハゼ釣りに行ってきました。


釣り場:「秘密の花園」(KR@)

※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。

天気:曇

釣行時間:7時30分(潮位:80cmほぼ干潮)〜11時00分くらい(潮位:115cm上げ4分)中潮

釣果:マハゼ11匹(12.5〜17cm)



竿:ベイシックジャパン「行雲流水」1.5m 

道糸:フロロカーボン1.5号

ハリス:フロロカーボン1号

ハリ:袖スレ4号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ:1号相当の重さ

エサ:アオイソメ&芝エビ&ベビーボイルホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け



例の如く、釣り仲間のO氏の心無いリフ。


「○○さん(←オッサンの事)が釣りに来る前の日は、良いサイズがよく釣れるんだよ!」


んなこと言ったって、オッサンにはカンケー無いのである。


事の焦点は、オッサンが釣れたのか、釣れなかったのか?


気持ち良い釣りができたかのか?そうでないのか?であり、他の人がナイスフィッシングしても、オッサンが気持ち良くなるわけでもない。


コレがオッサンも楽しい釣りになったのであれば、「昨日も釣れてよかったね〜!」と広い心で受け止められるのだが、往々にして、昨日は良かったけど今日はダメ!がオチ。


どこかで書いたけど、土曜日は釣れることが多くて、日曜日は釣れないことが多い。


平日は釣り場も空いているし、土曜日も平日の流れで、魚もスレて無くてよく釣れる。


ところが、日曜日は土曜日に多くの釣り人が繰り出すもんだから、魚も警戒しまくっててスレまくり!


っという訳で、『オッサンが釣りに来る日曜日=前の日はよく釣れた!』という図式が成り立つのである。


しょうがないじゃん!日曜日しか休みがないんだから。



んで本日も釣れない日曜日のハゼ釣り。


現場に到着すると、既に常連たちは釣り糸を垂れている。


いつもの光景なんだけど、オッサンが釣り場に到着するのは、どん尻な事がほとんどだ。


コレは年齢が関係してるんだと思う。


ハゼ釣りという地味でいぶし銀な釣りモノの場合は、年齢層が高い傾向にある。


あ!この場合は、レジャーとしてのフィッシングではなくて、本気でハゼを狙っている、本気釣りの話という前提です。


オッサンも若いと表現するにはおこがましい年齢ではあるんだけど、ハゼ釣り常連の中ではまだ若い方ではある。


歳をとると、眠れないとか朝早く目覚めるとか言われるけど、それは生物的な要因ではなく、精神的な焦りから来ているんだと思う。


人生の折り返し地点をとうに過ぎ、考えたくも到着したくもないゴール(=寿命)に向けてラストスパートせざるを得ない年齢に差し掛かる。


終焉に向け、一分一秒の無情なカウンドダウンを実感させられると、呑気に寝てもいられんのだろうて。


っという訳で、常連の中では比較的余生に余裕があるオッサンが、一番最後にご登場という訳でございます。


ドラマでも映画でも大物は最後に登場するのが常なので、そ〜言うことでもある。


まぁ、単にやる気の問題という気がしないでもないが…



常連たちにサツを交わすと同時に、ハゼ釣りの塩梅を伺うのがマナーでもあり、釣り仲間の合言葉でもある。


んでやはり「今日は厳しいね〜」が決まり文句の日曜日。


「はぁ〜、今日も厳しいのか…。なんだよ!昨日は19cmも出たらしいじゃん…」


ブツブツ文句を垂れながら釣りの準備を始める。


本日も竿は1.5mの短竿。


今現在はほぼ干潮なので、足元狙いになるから短い竿でいいでしょう。

まぁ、いつでもどんな状況でもこの一本だけどサ


水温は16℃で、釣れるのか釣れないのか分からない温度。

釣れんのか?この温度って?


本日の餌は、例のO氏猛プッシュの特エサ(←O氏自称ですが)芝エビ。


ハゼの穴釣りではアオイソメやジャリメ餌が定番だけど、今季のO氏はエビに凝っていて、穴釣りでもエビを使ってるらしい。


夏場はアミエビ(正式にはアミエビはエビとは違うけど)で、今度は芝エビである。


問題なのは、自分の中だけで流行ってるだけならカワイイもんだが、この人の場合は、コレを世の中に流布させようとするからタチが悪い。


出会った釣り人誰にでも宣伝し、いかにこの餌がナイスな釣果を叩き出しているかを熱く語り、ひと釣行分を渡してくる。


このお試し分を握らせるところがいかにもいやらしく、『今なら無料サンプル差し上げます!』と、まるで健康食品や美容商品の手法である。


「あんたはドモホ○ンリンクルか!?」とツッコミたくなるが、ここがO氏の上手いところであり、憎めないところでもある。


今季、氏が猛プッシュしてきたアミエビも入手経路が限られていて、わざわざ自転車で小一時間の道のりを遠出して大量に買い込み、みんなに配り歩いていた。


この芝エビだって、売ってるスーパーは限られていて、しかも閉店時間まで密偵のように現場で張り込み、値下げシールが貼られるやいなや(=as soon as)光の速さでゲットしてくるらしい。


その労力と執念は見習うべきカモ知れんが、真似するべきではないだろう。


確かに釣れないこともなくて、実績エサではあるんだけど、釣果がかんばしくないとオッサンにイチャモンつけられてしまうのは、O氏がこんなキャラクターだからこそである。



そんな芝エビをお試し!と思ってたら、まだカチンコチンに凍っていて使いものにならなかった。

まだ使いもんにならん!


なので、まずは貰ったアオイソメで始める。

アミエビが混ざってるのはご愛嬌


まぁ、釣れるのか分からない怪しい芝エビではなく、超定番エサのイソメでスタートダッシュをかます作戦。


水際へ仁王立ちするが、今現在はほぼ干潮なので、水位がかな〜り低く苦戦が予想される。

もうほとんど水が無いと言ってもいいくらい


この低水位時にどうやって釣るのか?は最近のテーマ。


この水位の時は難題があって、
・ハゼが喰って来ても、喰いが浅いから針掛かりしづらい
・針に掛かっても、取り込み時にポロリと落ちる
という傾向が強い。


なんとなくの解決法は見え始めているので、本日も実践してみたいと思います。


まず『喰いが浅い』と言うのは、アタリがハッキリしないという事態。


通常、穴ハゼのアタリ方は、グン!グン!とエサを突き始め、その後にグ〜ン!!と大きく引っ張った時にアワセを入れます。


しかし喰いが浅い時は、ツン!ツン!と小さくアタった後、もうアタって来なくなります。


一度回収し、また落とすと再びツンツン突いてきますが、また沈黙…。以後リピート。


エサを突いてくるので喰い気はあるのですが、アワセを入れるタイミングが無く、ツンツンの時にムキになってアワセてもまず針に掛かりません。


という訳で、まずは餌つけから。


喰いが浅いのはエサの端っこを突いてると思われるので、エサは短め小さめに付けてみます。


いつもはイソメの垂らしは4〜5cmだけど、今日は3cmくらい。

垂らしを短めに


垂らしが短いということは、ハゼへのアピールが弱くなるのでアタリづらくなります。


んがしかし!喰いが悪い時にアピール重視で垂らしを伸ばし、針に掛からずにエサの先っちょに噛みつき、水面まで上がってきてからのポチャ!


コレが最悪の事態で、こうなるとそのハゼはもう喰って来なくなります。


なので、例えアタリ率が低くなっても、針掛かり率を重視した方がハゼが釣れる確率が高いという読みです。


まずは適当な穴に入れるが、やはりな〜んの反応なし!


今いるポイントは、普通の潮位なら50cm前後の良さげな深さの穴が多いエリア。


潮が低いからなかなか良穴も少なく、穴自体も浅いので、マハゼのアタリもそう簡単には来ないらしい。


こういう時は穴だけでなく、下がえぐれた大きめ岩も狙い目になるので、それらしい所も抜け目なく探ってゆく。


ある穴で小さな反応が来る!


「ん?ダボハゼかな?」と思わせる程度のアタリ方。


一度回収し、もう一度スルスルと落とすと喰ってくるが、やはりダボじゃない。


そのアタリ幅、そのアタリの重さ、そのスメル…


ハゼに間違いない!


しかし、この釣り場のダボはデカいのもいるし、ドロメなんて良型ハゼ?と思わせる引きと重量があるので、やはり釣り上げて姿を見るまでは油断ならない。


イソメの尻尾の特エサにチェンジし、必勝体制で三度目の正直だが、垂らしはあくまで短め。


スルスルと落とすと同時に喰ってくる。


グン!グン!グ〜ン!!と分かりやすいアタリで上がってきたのは、本日の一匹目。

まずはボウズ逃れ


すぐに近所の穴から二匹目。

ちょっぴりサイズアップ


んでまたすぐに、穴ではなく岩のへりから上がってきたのは「まだこんな小さいのがいるんだ?」なサイズ。

まだこんなのがいるのか…


今季は10数cmクラスがけっこういるんですよね〜


夏場なら「お!良いサイズじゃまいか!」なんだけど、もう穴釣りのサイズ感覚になってるので、このサイズはダボ同様にガッカリだ。


今までの経験上、穴の中ではなく、岩のヘリだと小さめが釣れることが多いかな。


でも一匹は一匹に変わりはないんじゃい!と開き直る。


釣り始めから気になっているのが、カニの多さ。


今季はほとんど釣れなかったカニが、今日はやたらとくっついて来る。


しかも二匹三匹は当たり前の団子状態で!


最初は何だよ!と捨ててたんだけど、あまりに釣れるもんだから、オッサンの頭上に豆電球が光る。


「そうだ、カニ持って帰ろう!」


近所の友人がチヌ釣りをやっていて、今年も50cmオーバーを何枚も上げているかなりの手練。


その友人が「やっぱり活きカニ餌は釣れるんだけど、最近は採れないから買ってるんだけど、一匹50円もとかするんだよね〜」


「ひと釣行で10匹は使うから馬鹿にならないよ!」と嘆いていた。


のを思い出したので、少しでも人助けと持ち帰ることにした。


こうなるとカニも釣りの対象になり、団子で釣れると嬉しくなってくる。


そのうちにハゼそっちのけのカニ狙いで、ソレらしきポイントへぶち込み、カニの団子釣りを楽しむ始末。


釣り上げたカニもビクに入れてハゼの御一行様になるんだけど、ビク内のカニがハゼを攻撃し始めてハゼが迷惑そうにしている。


こりゃ〜マズいと思ったので、釣り場をウロウロしてキャップ式のアルミ缶にカニを隔離。

黒いつぶつぶがカニ。小さい方がチヌ好みらしい

やはり餌のせいか!?

干潮時間帯から潮が上がり始めるとカニも釣れなくなり、カニ釣りも終了。


そろそろ芝エビも解凍しただろうと、釣りに使おうとしたんだけど、そ〜言えばエビも殻が付いてるやん!


っという訳で、今度は水際でエビの殻むきを始めるオッサン。

貰ったエビは殻付きでした


ペリペリと殻をむくんだけど、二袋分やったのでちょっと時間がかかった。

殻むき面倒臭いな〜


カニのお世話やら、エビの殻むきやらで、ちっともハゼ釣りにならないオッサン。


ようやく本業に入ります。

今度はエビとホタテのコラボ餌


芝エビは指で押切りみたいにするが、すげぇ〜ネチョネチョで粘り気がある。


うわ〜って思ってたら、O氏が「凍ったまま包丁とかハサミで切ってから使うんだよ!」と上から目線の涼しい顔で言ってくる。


解凍しなきゃ〜殻むきできんじゃろうが!釣り場でいまさらそんなこと言ってくんな〜!

まずはエビをつけてから針先にホタテ


ホタテをコマセ代わりに、エビで針に掛ける作戦。


んがしかし!エサを変えたからといって、状況が改善するわけもなく、相変わらずパッとしないハゼ釣り。


たま〜にハゼのアタリはあるんだけど、やはり喰いが浅くて、本アタリの前に喰って来なくなる。


むりくりアワセて”掛かった!”と思っても、水際でポチャ!と落ちてゆき、”やっぱり餌だけ咥えてただけか…”が頻発。


たいして釣れてないのに説明しても説得力がないが、一応、芝エビの使い方をば。


芝エビを1cmくらいに千切り、針に深く掛けたら指で潰します。


こうすることにより針に掛かりやすくします。


エビが立体的なままだと、どうしても針掛かりが良くなくて、潰したほうが良いと思います。


O氏は「針が小さいから掛からないんだよ!もっと大きい針を使わなくちゃ!」と、またしてもチャチャを入れてくるが、ハゼ釣りでは小さいスレ針を使うのがオッサンの信条。


針が小さくてもちゃんと釣れるもん!


その後も忘れた頃に釣れる程度で、しかもひと穴で一匹ばかりで連打は無かった…


結局、3時間半ほどで11匹という結果でした。

う〜ん…、なんだかな〜


最大サイズも17cm程度


この一匹は苦労した。


時々、垂直じゃなかったり、小さいのにビッシリと貝に覆われている穴がある。


そんな穴に仕掛けを落とすと、根掛かり必至で、落とすことは出来ても上げると根掛かりして、まず外れないもんだから仕掛けをぶった切るしかない。


このタイプの穴は見つけづらいし、根掛かりするから誰もやりたがらない。


だもんで、良型ハゼが居付いている事が多い。


無事に仕掛けを回収する方法はただひとつで、ハゼを掛けるしかない。


この穴もそのタイプで、かなり斜めになっている穴で、上げると何かに引っ掛かって根掛かりする穴。


スルスルと落とすとちゃんと喰ってくるんだけど、針に掛からなくて、落とす度に根掛かりロスト。


その度に基地に戻り、仕掛けを作り直し、再投入。


けっこう正直なアタリ方なんだけど、どういう訳か掛からなかった。


仕掛けを作り直すこと5度目の正直で、やっと掛けた!


最初は、アワセを入れるとビクとも動かなくなったから「また根掛かった!」と思ってたんだけど、緩めるとハゼが暴れる振動が伝わってくる。


無理に引っ張っても道糸が切れるだけだから、こんな時は緩めず引っ張らずでしばらく放っておくと、ハゼが動いて抜けることが多いです。


んで、やっと抜けて上がってきたんだけど、思いのほか小さかった。


本日最大とは言え、せめて18cmは超えて欲しかったな〜


まぁ、同じ穴狙いで5回も仕掛けを作り直すのもど〜かと思うが、もう絶対釣っちゃる!とムキになっていた。


コイツを釣り上げて満足したので納竿となりました。



しかし、今日は数もサイズもパッとしなかったな〜


今日は全体的に厳しい日だったようだけど、それでも上手い人は20匹は超えてたもんな〜


オッサンの敗因は、カニ&エビと遊んでたらからかな?


でも、今年はサイズはともかく、数だけは上がるから麻痺してるんだけど、ハゼの穴釣りってツ抜けすれば良しとする釣りモノですよ。


帰り際、O氏のビクがエライ事になっていた。

50匹以上はいるんじゃね?


常連たちから集めたハゼだけど、穴ハゼサイズがコレだけいると気持ち悪かった。



あ、そうだ!


例の干潮時の水位が低い場合のテーマ
・ハゼが喰って来ても、喰いが浅いから針掛かりしづらい
・針に掛かっても、取り込み時にポロリと落ちる
の釣り方(案)として。


やはり、エサは小さめ短めで勝負した方が良さそうでした。


基本的に喰い気のあるハゼが居れば、余っ程間違ったエサでなければ喰ってきます。


例え、少しばかり小さくても短くても。


アタリ重視でエサを大きくし、中途半端な掛かりで逃すともう喰ってこなくなります。


セカンドチャンスを逃すよりは、何度かのチャレンジで釣れるのを期待した方が良い気がします。



あと浅場でのポロリ対策は、針に掛けて穴から一旦上げたら、すぐにまた水に漬けて泳がせるのが吉です。


焦ってそのまま水から上げると、ハゼはまだ元気だから、暴れて針から外れる可能性大です。


穴ハゼサイズはパワーがあって重量もあるので、針から外れやすいです。


なので、しばらく泳がせて疲れさせ、グッタリさせてから落ち着いて取り込んでください。


潮位が低い場合は、穴から引きずり出すとすぐ水中から出てしまいますが、ハゼが空中で暴れる前に穴脇の広い水面で泳がせれば大丈夫だと思います。


この場合でもハゼに好きに泳がせないで、ハゼが暴れるのをいなしながら、竿を動かして誘導した方が安全だと思います。


この方法は水位が低い場合なので、通常や高水位の場合はふフツーに釣りをすれば釣れると思います。



今日はこんな感じでやってましたが、いかんせん、ハゼが釣れないもんで説得力がないですね〜!



イソメが釣れるだの、エビが釣れるだの、コラボ餌が釣れるだの…


釣り人はまことしやかに力説するんだけど、結局はハゼに喰う気が有るのか無いのかの問題。


何が餌でも喰う時は喰うし、喰わない時は喰わないです。


そして、アタって来るのと釣れるのも、また別の問題。


要は、その人が釣れると思うエサ、仕掛け、釣り方でやるのが一番釣れるんだと思うよ!



次の記事>>>「2022年38回目のハゼの穴釣りは新規開拓」へ

スポンサーリンク