2023年1月22日。
2022年度44回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園その2」
※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。
天気:晴れ時々薄曇り
釣行時間:8時30分(潮位:165cm下げ3分)〜12時00分くらい(潮位:94cm干潮)大潮
水温分からじ。水温計忘れた
釣果:マハゼ52匹(11〜17cm)
竿:大阪漁具(OGK)「小魚名人」1.5m
道糸:フロロカーボン1.5号
ハリス:フロロカーボン1号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ:1号相当の重さ
エサ:アミエビ&ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今季最強寒波襲来!らしい。
だいたい寒さの底は1月終わりくらいだから、寒いのは覚悟の上なんだけど…
昨日は厳寒&強風だったから、ハゼの穴釣り場『秘密の花園2』も誰も釣りしてないだろうと思ってた。
んがしかし!釣り仲間のKR氏とMR氏は、あの地獄の釣り場にいたらしい。
しかも二人とも3匹の貧果…
釣りだからいつも釣れるとは限らないけど、ど〜みても釣れる要素がない状況でも、あえて釣り糸を垂れる心意気。
あんたらは真の勇者だよ!
そのバイタリティーは見習うべきかもしれないが、真似するべきでもないだろう。
一夜明けた本日、オッサンも『秘密の花園2』へやって来た。
釣り場に到着すると顔を知っている釣り師が何人もいた。
修羅場だった昨日とは違い、穏やかな本日は寒いとはいえ風も無い釣り日和。
その中には昨日もココにいた勇者MR氏もいて、昨日の勇者っぷりを拝聴した。
話を聞きながら思ったが、この人って土日の両日ハゼ釣りしてるんだよね。たぶん祝日も…
すげぇ〜やる気だ!と思う反面、大丈夫か!?と心配にもなる。
釣り仲間には、このように「一体、いつ休んでるの?」とツッコみたくなるほどの高頻度で釣り場にいる輩も多い。
釣りは悪魔の趣味と言われ、その中毒性は”エクスタシー”や”ラブドラッグ”なんぞ目じゃないね!
『ちょっとだけ試してみない?』
『やせられるよ!』
『1回だけなら平気さ!』
そんな甘い勧誘にほだされ、乗ってしまったら最後。
自分が何をしでかしているのも気づかずに、骨までしゃぶりつくされるのが釣りの魔力である。
そんな危険なMR氏と5mほどの距離を保ちながら本日の塩梅を伺うと、「始めたばかりで3匹釣れたから、今日は釣れるかもしんまい!」とのこと。
確かに!
寒いとは言え、今日は陽が照っているので釣れないことはないだろうて。
オッサンの拙い経験上、穴釣りって陽が出ている方が絶対的に釣れる。
おひさまは偉大だ!
という訳で、期待をしながら釣りの準備。
MR氏の邪魔にならないように50mほど離れて陣取る。
本日も使う竿はいつもの「小魚名人(1.5m)」
軽く柔らかくて、ハゼを針に掛けると小気味よくしなるんだけど、そろそろ経年劣化で固く粘りが無くなってきた感じ。
根掛かりを外そうとブンブンやって、バキッ!と折れるのも時間の問題な気もする。
この竿は一度折ってしまったことがあって、さすがに次折れたらダメだろう…
モノはどんどん古くなり、いつかは壊れる運命だから、しょうがないか…
かなり手荒く使ったからな〜
本日使う餌もアミエビ&ベビーボイルホタテ。
ここら一帯のハゼ釣り場のご意見番O氏から、生芝エビやら生サクラエビやらいろいろ貰って試してみたけど、ハゼ釣りの餌として合格したのはアミエビのみ。
他の餌も釣れなくはないんだけど、あえて使い続けるほどの性能でも無かった。
今思えば、O氏はオッサンを利用して釣れるかどうかの実験をしていた節があった。
まぁ、オッサンもいろいろ試すのは好きだから別に良いんだけど…
こういうのは、仕掛けや釣り方によって釣れる釣れないがあるから、どの餌が良い悪いは一概には言えないけど、オッサンが使う餌として生き残ったのはアミエビだった。
ちなみにベビーボイルホタテは、オッサンの中では不動のヴェスト餌なのは言うまでもない。
ず〜っとハゼ釣りの餌として使い続けてきたので、もう人間様の食料として見れなくて、ホタテを食べると「ハゼのエサ食ってるよ…」とブルーになるほどだ。
両エサ共にまだ凍っている
使う仕掛けはいつものようにハリス3cmの胴突き仕掛け。
金針は別にこだわってる訳ではない
準備完了にてさぁ釣るぞ!と意気込んだが、まだ餌が凍ってるので使いもんにならず…
なので、ブレックファースト。
ホットスポドリ&栗ようかんというトホホなラインナップ
モグモグしながら気になるのが潮位。
本日は大潮で、今現在はドンドン潮が引いてる状態。
『秘密の花園2』は潮位が低くなると厳しくなってくるので、一刻も早く始めたい所存でございまふ。
潮がみるみる内に低くなってくる
もう待ってられないので、口にようかんを入れたまま釣り始めるが、いきなりむせて咳き込む。
オッサンももう歳なので、最近はやたら誤嚥が多い。
もともとあまり噛まずに食べ物を飲み込んでしまうんだけど、最近は、水や自分のツバを飲み込んでもむせてしまうほど。
「オラは、こうやって死んでゆくんだな…」
こんな辺境の釣り場で倒れたら、救急車来るのかな?
それとも、淀ちゃん(マッコウクジラ)みたいに沖合に曳航されて沈められるのかな?
くだらないことを考えながら、やっと餌が付けられるくらいに解凍完了。
アミエビとホタテのコラボ餌
海に返る日を夢みながら、ようやくハゼ釣り開始。
適当に目に付いた穴に落とすが、シ〜ン…と生命反応がない。
もうこの時期なので、餌を落としてすぐに喰ってくることは稀。
スンスン…と数cm竿先を上下させて、餌を揺らして誘ってみるが、な〜んも反応なし!
ヒャ〜!思ったよりも厳しいな。
今のところまだ潮位があるから、そこそこの深さで勝負出来るけど、大潮の早い潮の流れを見る限り、早めに勝負を掛けないと状況は悪くなるばかり…
と言うのは分かっちゃいるけど、アタって来ないことにゃ〜こちとらもやりようがない。
せっかちなオッサンだけど、辛抱強く30秒ほど長めに誘いながら、三つ目の穴でやっとハゼのアタリが来た!
この時期にありがちなのが、スンスン…とアタって来るが、大きく引っ張る本アタリがなかなか来ない事態。
ムムム…、敵がそう来るなら、こちとらにも考えがある。
アタリをハゼ任せにしてもラチが明かないので、ス〜〜〜…っと、ゆ〜っくり竿を上げ続ける。
このスピードは喰いの加減によって違うんだけど、今日みたいに寒くて厳しい時は1cm/秒くらいかな。
すると!餌を逃すまいとハゼが引っ張り返して来るや否や(=as soon as)アワセを入れる作戦。
というわけで、本日の一匹目が上がってきた。
まずはボウズ逃れでホッとする
同じ穴からすぐに釣れてくるが、サイズは…だ!
しかし、このクソ寒い時期にハゼが釣れるだけでもヨシとしないとやってられん!
サイズうんぬん言ってられんわぃ!
同じ穴でまだ釣れるが、もうトホホなサイズだ。
釣れるとは言え、コレはさすがに…
とりあえず、最初に釣れた穴から4匹釣れたのでヨシとしましょう!
次のアタリ穴を探すが、そう簡単にはアタって来ないんだよね〜
経験上、ハゼがいる穴ってなんとなく分かってくるんだけど、「コレはハゼいるだろ!」って穴に落としても、音沙汰なしも結構ある。
たぶん、ハゼはいるんだろうけど喰ってこないだけ…と信じて仕掛けを落としてゆく。
っていうか、無理にでもそう思い込まなきゃ〜、こんな極寒のなかでハゼ釣りしてられん!
どうやったらハゼが喰ってくるのか?を試行錯誤するんだけど、やることなんて少なくて、エサを大きめにして目立たせたり、長めにチョンチョン!と誘い続けたり、何度か入れ直したり…
この時期にありがちなのが、カスるようなアタリの後、もう喰ってこない事態。
明らかにハゼのアタリなんだけど、こんなしょぼいアタリではとてもアワセを入れらんない!
一旦竿を上げてから、再度ゆっくりめに仕掛けを落としても、またしてもカスって来る。
グ〜ン!と引っ張る本アタリが来ないんですよね〜
んで迷うのが、この穴でもう少し粘るのか?それとも次の穴を攻めるべきか?
こういうのって小ハゼが多いいんだけど、たかが小ハゼのために時間と労力をかけるのか?
大ハゼを期待して、居るのかどうかも分からない、次の穴に移動するのか?
迷うんですよね〜!
こういう時はすぐ近くの穴に移動して、しばらく時間を置いてから、またカスリ穴に戻って来るとアッサリ釣れることも多い。
まぁ、逆にアタって来ないことも多々あるけどね。
本日は、釣れた穴からは2匹くらい釣れる事が多いかな。
実際にはもっとハゼがいて、アテっては来るんだけど、ハリ掛かりが甘かったり、餌だけ咥えて上がって来たりでのバラシが多い。
そんなハゼはもう喰ってこなくて、この時期の貴重なハゼの姿を見ただけでのバラシはたいそう悔しい!
前回でも書いたんだけど、こんな訳でバラシが多いから、釣り上げたハゼを立ったまま手でキャッチなんてリスクMAX。
だもんで、今週も竿にハゼをぶら下げたまま大きめの平場の石の上まで持ってきて、安全地帯でハゼを押さえつけ、ゆっくり落ち着いてハリを外すオッサン。
傍から見たら「何やってんだ、アイツ?」と思われるだろうが、コレで良いのだ!
現に、安全地帯にハゼを置いた途端に自動的にハリから外れる事も多くて、「手でキャッチしてたら危なかった!」と思う事が何度もあった。
ハゼって奴は、ビクの中に入れるまでは油断できないのである。
時間とともに潮位は低くなり、お昼近くの干潮時間帯には、下から二列目くらいの石にしか水が浸らない程度になった。
かなり厳しい状況だけど、目標の50匹まではもう少しなので、アタって来るハゼを見つけなければならない。
深めのめぼしい穴なんてもう無いから、こういう時は横穴があるスポットを探す。
上から覗き込んで横に穴がある場所に餌を落とすと、ハゼがいる確率が高い。
ハゼも隠れる場所が無いもんだから、下がえぐれてる石の下にいるんだけど、餌を喰ってこなけりゃ〜いいもんを、ちょっかい出してくるから釣られてしまう。
「どんなにどんなにもがいても、ハリが喉から取れないヨッ♪」っという懐かしい歌があったが、今思えばアレってハリを飲まれている状況で、下手な釣り人の話だよね。
そんな話はど〜でもいいが、餌が喰いたくて我慢できない気の毒なハゼが上がってくる。
ちょうどお昼過ぎに、目標達成にて納竿。
3時間半で52匹。
数はそこそこいったけど、15cmにも満たない小ハゼがほとんど…
小ハゼ揃いでビクがスカスカだ〜
最大サイズはせいぜい17cm。
コレで最大か…
小さくても一丁前に腹側は真っ黒で、もうハゼ釣りシーズンも終わりが近い。
こんなサイズでも真っ黒
この感じだと、もうそろそろハゼ釣りシーズンも終了ですね。
他の釣り場の常連たちは、既にシーズン終了宣言も聞こえてくる。
たぶん、この釣り場も釣れるハゼのサイズがミニマム化して、数も上がってこなくなる感じで終わるんだろうて…
オッサンも、次の釣行でそろそろおイトマしようかな…
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。