海老取川のハゼ釣りにハマリそうです
10月12日 2014年11度めのハゼ釣りに行ってきました。(in 海老取川 その2)
天気:晴れ
水温:外気に比べて思っていたよりは温かい
釣行時間:9時間
釣果:35+13匹(メインサイズ13cm)
今日は、7:00〜16:00までの9時間ぶっ続けの釣行でした。
いままでの最長記録です。
「そこまでしなくても・・・」と思われるカモ知れませんが、別に頑張ったわけでもなくノンビリと座り込みながら釣っていて、ただ単に時間が過ぎていっただけなんです。
もう座っちゃうと立ち上がるのさえ面倒なぐうたらなハゼ釣りになっています。
今回は投げ竿も持って行きましたが、初めは投げる度に立ち上がっていたのですが、その内に座りながら投げ出す始末。
こんなぐうたらな釣りもなかなか有りません。
ホームグラウンド「大井ふ頭中央海浜公園」では水に立ちこんでの立ちっ放しになるので、体力的にせいぜい3時間位しかハゼ釣りができません。
しかし、ここ海老取川ではかなりの長時間ハゼ釣りができることを証明しました。
(別にそんな証明はいらないと思いますが・・・)
ただ問題なのが、ぐうたらな釣りでは長時間やっても釣果が上がるわけではないということです。
短時間でも集中しないとなかなか釣果は上がらないものですね。
やはり【集中力】と【釣果】は比例するのだと思います。
7:00に現場到着。
前回きた時に目をつけていた、場所を確保しました。
やはり、釣れるところというのは決まっているもので・・・
写真の画質が悪く曇に見えますが晴れの日です
前回同様「おじゃまします!」と心で唱える
行きがけに調達したコンビニおにぎりを食べたいところですが、投げ竿で置き釣りしながら食べるべく、急いで投げ釣りの仕掛けをセットする。
海老取川でよく見かける投げ釣りの仕掛けは、短いハゼ天秤を使った仕掛けが多いのですが、オッサンは天秤が苦手です。
オッサンのやり方が悪いだけなのですが、すぐに仕掛けがからむのです。
ほぼ50%の確率でからむので釣りになりません。
というわけで、いろいろと考えた挙句に採用したのが以下の仕掛けです。
デフォルメしていますが、シロギス胴付一本バリの図
ご存じの方もいると思いますが、これは船でシロギス釣りに使う「胴付き仕掛け」そのままです。
ちなみに二本ハリではなく、手返し重視の一本ハリです。
シロギス釣りといえば昔から天秤を使った仕掛けが王道だったのですが、近頃はこの胴突き仕掛けが増えているらしいです。
オッサンのように天秤が苦手な人が多いのかな・・・
この仕掛はアタリがダイレクトに伝わってくるのでオッサンの好みにピッタリなのです。
さらにオッサンのリールに巻いてあるのは、PE0.8号なのでアタリがビンビン伝わってきます。
ハゼ釣りにPEはもったいないと思われるかもしれませんが、オッサンはこのスピニングリールしか持っていないのでこれを使うしかありません。
おもりは小田原の15号です。
ハゼ釣りに15号はでかすぎると思われるかもしれませんが、海老取川は潮によっては恐ろしく流れが早くなります。
今朝がまさにそれで、一緒に釣りをしていたオッサン3号は10号のオモリをつけていましたが流されていました。
この海老取川では流されると根掛かりしやすいので、仕掛けをロストする可能性が高いですが15号のオモリなら流されることはありません。
まぁ、出来るならオモリは軽いほうがアタリは取りやすいと思うので、その時の潮の状況を見て適宜オモリをチェンジしても良いと思います。
投げて狙うのは、基本的には深さがある船の通り道です。
のべ竿で釣れるよりも大きいハゼが釣れます。
注意したいのが、チョイ投げでポイントを攻められるのは良いのですが、船もすぐ近くを通ります。
船のスクリューに巻き込まれないように注意して下さい。
ココを通る船は小型船がほとんどですが、時には中型船に近い船も通るのでその時は巻き上げるなどが必要になります。
滅多に無いと思いますが、たま〜に仕掛けを持っていかれることがあるそうです。
話をハゼに戻します。
第一投を投げて、さぁおにぎり食べようと袋をガサガサしていたら早速ロッドがピクピク!
慌てて巻き上げると13cmくらいの丸々太った良型があがってきました。
第一投から来るとは今日は期待しちゃうなぁ〜とうれしいオッサン。
おにぎりをもう一口かじるとまたしてもピクピク!
二投して二匹とはうれしいが、おにぎりも食べたい。
とにかくおにぎりを口へ突っ込んで手持ちのミャク釣りの準備をする。
この時間はものすごい流れが早かったので、ミャク釣りのナス1号のオモリでも流される。
かといって、このオモリしかないので流されながらもコントロールしていると、こちらにもコンコンとアタリアが来る。
足元狙いだったので少し小振りですが、それでも10cmはあります。
投げ竿・のべ竿に頻繁なアタリがあり、忙しい釣りが続くも長続きせず一時間ほどでパッタリとアタリがなくなります。
「お祭りも一段落か・・・」
しかし、エサのボイルホタテは投げ釣りには向かないものだ。
5回に1回くらいの割合で投げた時にエサがどこかへ飛んで行く・・・
やはり投げ釣りにはイソメがいいのかな。
でもイソメエサの人はあまり釣れていないようだし、そもそもホタテしかエサを持ってきていない。
この海老取川ではホタテエサは少数派らしく、とにかくよく質問される。
通行人:「そのエサは何ですか?」
オッサン:「ホタテです」
通行人:「へぇ〜ホタテで釣れるんですか?」
オッサン:「ボチボチです」
一体この会話を何回繰り返しただろう・・・
エサを突っ飛ばしながらふと思う。
海老取川でホタテエサが普及していない理由は、投げ釣りに適していないからだと推測する。
実際、大井ふ頭中央海浜公園ではのべ竿を使う人が多いからホタテエサをよく見かける。
投げるとどこかへ飛んで行くんじゃ、釣りにならないですよね。
投げ釣り=イソメ、のべ竿=ホタテと使い分ければいいのかもしれないですが、オッサンの感触ではホタテエサの方が釣果がいいように思う。
現に通行人の人たちが教えてくれる情報によれば「他の人はこんなに釣れていない」と言われるので、やはりホタテのほうが釣れると思う。
今日は風もなく、ノンビリと釣り糸を垂れるには絶好の日和です。
釣り人達もズラリと並んでいますが、見ていてもなかなか釣れていない様子。
こちらは朝一番の様子。釣り人はまだ少ない
オッサンの竿にも忘れた頃にアタリが来る程度です。
午前中は朝に稼いだ分も含めて20数匹程度という貧果です。
ここでオッサン3号はしびれを切らせて、多摩川本流へ遠征に行きました。
(遠征とは言っても歩いて10秒くらいだ!)
多摩川方面は8cm以下と粒は小さいが頻繁にアタリがあるらしい。
ほとんどはメダカサイズがつついてくるらしい。
オッサン3号は、2時間位で10匹程釣り上げていました。
面白かったのは、海老取川と多摩川本流ではハゼの色がかなり違うんですね。
海老取川は黒くて、多摩川は白っぽい。
3号いわく「保護色だからじゃないの。海老取川は深いから黒くて、多摩川は浅いから白い。」
なるほど本当かどうかは知らないが、妙に説得力のある意見を述べる。
気になるのは隣の奴だ。
投げ竿を2本出しているのだが、投げる方向がオッサンとかぶるのだ。
オッサンは正面に投げているのだが、コヤツは正面ではなく明らかにオッサンのポイントに投げてくる。
これだけ人がいるのだから、自分の正面に投げるのがマナーだと思うのだが、コヤツの投げている2本の竿の角度は60度以上はありそうだ。
自分一人でどれだけの幅を専有してるんだ!
当然オッサンとオマツリするのだが、一応「すいません・・・」と謝ってくる。
しかし、その後もお構いなしにこっちの方向に投げてくるのだ。
まぁ、こんな奴はどこの釣り場にもいるものだ。
あまり釣れていなくて、そのうちどこかへいなくなった。
平和が戻った海老取川。
もうこの頃には、とっくにお昼時間を過ぎていたのだが、とにかく動かないのでお腹が空かない。
コンビニも近くにあるのだが、面倒くさくて買いに行く気も起きない。
オッサンもオッサン3号も「お昼は・・・」の話を切り出すと「もうそろそろ帰ろう」という話題になると思われたので、お互いその話題は切り出せないでいる。
かと言って、このままズルズルとやり続けてもなぁ〜
と悶々としたハゼ釣りをしていると、「親方」が登場した!
この「親方」は前回にも登場した人物なのだが、今はやっているのかどうか定かではないが、どうやらここらの漁師の元締めらしく多摩川河口の海を知り尽くした海の生き字引だ。
質問するとなんでも即答で帰ってくる。
ちなみに「親方」とはオッサンが勝手にアダ名を付けただけで当人もそんなアダ名が付いてるなんて知るよしもない。
潮焼けした顔に、いつも草履を履いているスタイルはいかにも海の男風なのだが、笑い声と顔がキュートで親しみが持てるナイス・ガイ。それが「親方」だ!
親方がオッサンのバケツを覗きこんで「随分釣ったねぇ〜。他の人は全然釣れてないよ。大したもんだ!」と言ってくれた。
褒められて、ちょっとうれしいオッサン。
もうちょっと頑張ろうと再び集中し始める。
んが!集中しただけで釣れるものでもないので、すぐにまたダレてくる。
ふと、遥か遠くに親方が釣りをし始めたのが見える。
「あんなところで!?」というポイントで釣り糸を垂れ初めたのだ。
ボ〜っと親方の釣りを見ていると、良いリズムでポンポンと釣り上げるではないですか。
さすが親方だ!
一緒に眺めていたオッサン3号に「あっちで釣ってみる?」と聞くと、そろそろ帰るとの返事。
オッサンはちょっと親方のポイントでやってみたくなったので、オッサン3号と別れて移動開始。
親方に「ちょっと隣でやってみていいですか?」と聞くと、親方がとびっきりの笑顔で「お〜!やってきなよ!」と言ってくれた。
親方いわく「ここは時間限定で釣れるけど、根がかりも多いから気をつけなよ。」
気をつけろと言われても水中の事は分からない・・・
確かに根がかりが多いが、頻繁にアタリがある。
再び釣れ始めて楽しいオッサンなのだが、さすがは親方だ!
オッサンが一匹釣りあげるうちに、親方は二匹あげてくる。
オッサンは、ハゼ釣りではほとんど悔しい思いはしないのだが、今回は久しぶりに苦渋を舐めさせられた。
釣り上げたハゼは親方のバケツに入れていたのだが、小一時間でオッサンは13匹と楽しませてもらった。
既にバケツの中のハゼは40匹位は超えていたと思う。
「う〜ん・・・たった一時間くらいで40匹とは、オッサンの9時間ものハゼ釣りは一体・・・」
でも最後にオッサンも満足したので、親方に別れを告げてその日は納竿となりました。
本日の最大級サイズ15cmくらいですね。もうチョット大きいの来ないかな・・・
釣りの基本は「釣れる時に釣れるポイントで」ですね!
奥が深いな。

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