2019年8月13日。2019年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(夕やけなぎさ)天気:曇り一時雨釣行時間:6時00分(潮位:139cm下げ3分)〜8時30分くらい(潮位:55cm下げ8分)中潮釣果:マハゼ75匹(6cm〜11cm)
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
8月に突入すると酷暑の日々になり、まとまった雨も降らないもんだから、案の定ハゼが釣れない。
昨年も同じような感じで、水は赤っぽく濁り、水温はぬるい加減だった。
2019年こそは!と期待していたんだけど、残念ながら今年も同じような状況になっている。
釣れる時はあるにはあるんだけど、多くの釣り人がオッサンみたいに週末しかハゼ釣りに来れないだろうから、その週末に釣れる状況にブチ当たるのはなかなか難しい。
世間はお盆である。
オッサンもご多分に漏れず帰省する予定だが、帰省以外の予定は皆無なもんで、しょうがないからハゼ釣りに出かけるハメになる。
という訳で、本日はお盆スペシャル企画という事で早朝ハゼ釣りに行くことにした。
朝5時過ぎに起床し、ハゼ釣り現場の大井ふ頭中央海浜公園に6時の到着を目指す!
いや、何ですよ……皆さんの言いたいことは理解できます。
朝の6時なんて、釣り人にとっちゃ〜早朝でもなんでもないじゃん!
そんなご批判ごもっともでごぜぇやす。
しかし、オッサンには早朝なんです!
仕事での早起きはしょうがないとしても、ハゼ釣りごときで早く起きるなんてやる気もないんです!
まぁ、早朝ならまだ水温が低いだろうからハゼが釣れるんジャマイカ?という作戦です。
目が覚めると珍しく空は曇っていた。
おひさまが直接当たらないから、余計に水温が高くならないのでますます良いじゃん!
と否応なしに期待が高まる。
いつもより涼しい愛車漕ぎだが、心配なのは雨が振りそうな空模様。
曇りは良いが雨は困るな〜
本日の現場、大井ふ頭中央海浜公園の夕やけなぎさに到着するが、たぶんハゼ釣り人で混んでるだろうな〜と思ってたら意外にも人が少なくてビックリした。
全然釣り人がいないんですけど…
もうお盆のハイシーズンに入ってるから、皆さんハゼごときでもないんだろうて。
空いてて良いね〜っとウキウキしながら釣りの準備をしていると、ふと砂浜に何やらもがいている物体を発見!
よく見るとセミの幼虫だった。
さすが早朝だ!早起きは三文の得というが三文(約100円)ほどじゃないにしろ、珍しいものが見れて良かった。
サイズ的にアブラゼミかな?なんかテカテカして油っぽいし
幼虫を木にとまらせてやり、「大きくなれよ!」と願いを込めた。
朝っぱらから良いことをして気分が良いオッサン。
「一日一善したんだから、こりゃ〜ハゼも釣れちゃうな!」と期待をするが、数少ないハゼ釣り人達の竿は全然上がらない…
ん?厳しいのかな?
確かに水の色がおかしいもんな…
でも釣りは実際にやってみなくちゃ分からない。
準備を終え、水に入ると予感が確信に変わる。
「これはヤバい…」
水温が気持ち悪いくらいに生ぬるいのだ。
ハゼが釣れる時って、浅い水際をジャブジャブ歩くとハゼがピピ!って逃げるのが見えるんだけど、今日はその姿が全くない。
ハゼが全然いないやん!
この水温とニゴリが原因だと思うが、んなこと言っても始まらないので、とりあえずは釣りをしてみることにする。
期待を込めずに第一投!
シ〜ン……という音が聞こえるほど生命反応なし。
どこに落としても何の触りもない…
それでもどこかに喰ってくるハゼはいるはずだ!と丹念に探すが何もない…
ハゼの音沙汰ない釣り場にセミの鳴き声だけが響き渡る…
”閑さや釣り場にしみ入る蝉の幼虫”(字余り)
一句ひねってみたがどうだ!
いや、別にどうこもこうもないが、どこに落としてもな〜んもない。
さっきの幼虫は恩返ししないんだな…と思ってたら、やっと小さなアタリが来た!
掛け損ねたので、次も全く同じポイントに落とすとすぐに喰ってきて、開始20分でやっと1匹め。
やっとだよ〜!ありがとう幼虫
その後も喰ってくるハゼを探しながら我慢の釣り。
前回同様、落としたり誘ったら15秒ほど長く待ってるとやっと喰ってくるような、ねぶたくなるハゼ釣り。
一応、一匹釣れれば複数匹連打するのがせめてもの救いである。
しかし、こんな時に限って釣り船が来ない。
今日みたいな日は、船の波で水をかき混ぜてくれると好転することがあるから、船が来るのを待っていたんだけど、全然来ないやん!
本当、いざっていう時に使えねぇ〜ぜ!
適当に場所移動しながらハゼを探しているうちに一時間が経過。
最初の一時間で25匹とトホホな釣果だった。
やっぱり厳しいな
休憩しながら作戦を立てようとするが、何も思い浮かばないのでボ〜っとしていた。
遠くを見ていたらあることに気づいた。
そうだ!そこだ!
さっさと休憩を終わらせて作戦その2を実行。
水にジャブジャブと膝上まで立ち込むと、履いてるショートパンツの裾まで染みてきてすこぶる気持ち悪いが仕方がない。
前方正面に向けてめいっぱい腕を伸ばして、出来る限り遠くへ仕掛けを落とす。
するとすぐにアタリが来た!
やっぱりそうだったんだ!!
この状況の悪さでハゼは沖に避難してる。
その証拠に、カモが沖20mほどの場所でしきりに浮き沈みしてるから、多分ハゼはあの辺りにいるんだろう。
しかしオッサンは2mののべ竿しか持ってないので、とても20mまでは届かないけど、なるべく沖を狙えばハゼがいるんジャマイカ?と仮定したのです。
オッサンが届いたのは水際からせいぜい10mくらいまで。
それでもすぐにハゼがアタってきたから、この10mラインを攻めれば釣れるはず。
ここからがオッサン怒涛の逆襲である。
ハゼがいる場所さえ見つければこっちのモンである。
入れ喰いとまではいかないけど、さっきとは打って変わってハゼが連打で上がってくる。
コレを逃さないよう光速の手返しでシュパシュパ!ハゼを取り込み、アタリがなくなれば10mラインを横移動で次のホットスポットを探す。
時には深場に入り込み、オッサンのドラゴンボール付近まで水が染みて心地よくも気持ち悪い状態になったりするが、そんなことはミジンコのようなちっぽけな出来事である。
とにかくハゼが喰ううちに勝負を掛けねばならん!
まぁ、【夕やけなぎさ】なのでハゼの型は小さいんだけど、こんな状況で大きい小さい贅沢は言ってられない。
釣れりゃ〜勝ち!なのである。
途中、けっこう本格的に雨が降ってきて避難しようかな?と思ってたんだけど、そういう時に限って調子よく釣れちゃうもんだから、避難することさえできずに釣り続けるオッサン。
ふと気づくと他の釣り人は避難して誰もいなくなってた。
結構降ってきて避難したいんですけど〜
いつの間にか誰も釣り人がいなくなってた
きっと「あいつ、この雨の中釣り続けてスゲェ気合入ってんなぁ!」と思われてるかもしれませんが、「否、私も避難したいんですよ!しかしハゼが…」という状況である。
ほどなく雨も上がったが、上半身は雨、下半身は海水でビチョビチョになったので久しぶりに”寒い”という感覚を味わったオッサンなのでした。
まさかと思ったけど、エサのホタテが無くなり納竿。
2時間30分で75匹と結果的には貧果なんだけど、後半追い上げができて楽しいハゼ釣りとなりました。
型も小さいし数も全然だけど、なにげに楽しいハゼ釣りでした
しかし厳しいな〜
何も考えずに落とせば喰ってくるみたいな、そんな釣りが懐かしいな。
まぁ、それはそれで飽きちゃうんだけどサ!