2019年9月23日。2019年年度18回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:森ヶ崎海岸公園天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位:80cm上げ2分)〜10時00分くらい(潮位:127cm上げ7分)長潮釣果:マハゼ33匹(10cm〜15cm)
竿:3.0mのち2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号のち0.8号 ハリ:袖1号スレのち6号ハゼライト オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ボイルベビーホタテ時々テナガエビハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
昨日の大井ふ頭中央海浜公園でのハゼ釣行を終え、もうこちらは終了と判断したので、本日からは【森ヶ崎海岸公園】へ移動します。
「森ヶ崎海岸公園」はこちら
こちらはハゼ釣り場としてはマイナーで、釣れるときと釣れない時の差が激しい。
まぁ、それはどの釣り場でも同じか…
現在は使われてないが、目の前には日本では珍しい回転橋があるし、対岸からはヘリコプターが離着陸するし、モノレールは地下から飛び出してくるしで、ビジュアル的にも騒がしい釣り場である。
公園内には東洋一(この表現も昭和的なんだけど…)と謳われた森ヶ崎水再生センターからの排水口から、ひっきりなしに浄水が排出されている。
そのお陰で排水口周りは常に水がキレイで、クロダイやらウナギやらの隠れた釣り場となったりならなかったり…
その反面、昨年は特に酷かったんだけど、公園脇の呑川河口部付近はヘドロ地帯で未だに浚渫工事をしている影響で、潮流によっては嗅覚・視覚的に”ちょっとここでの釣りは…”と思うこともあります。
まだ今季お初なのでハッキリとは言えませんが、今年は水も澄んでいるので良さそうな予感。
公園内には昨年新設されたキレイなトイレも完備されているので、下のキレの悪いオッサン達も安心だ!
新しいトイレもあるから良いね〜(紙があるかどうかは要確認のこと)
トイレの始業時間は決まってるようで…
ちなみに公園付属の駐車場は無いので、付近のコインパーキングを探してください。(探せば何ヶ所かあるようです)
話をハゼ釣りに戻す。
この釣り場をホームグラウンドにしているH氏からのタレコミから判断すると、そろそろ本番に突入してるようなので早速行ってみることにした。
2019年度お初なのですっかり道を間違えてしまい、現場に到着したのは7時を過ぎていた。
懐かしい釣り場に到着すると、釣り糸を垂れてたいたのはこの釣り場の主であるH氏だけだった。
相変わらずのマイナー釣り場である。
アレがマニア垂涎の回転橋
懐かしくも騒がしいハゼ釣り場
到着した時は干潮から潮が上がり始めたくらいなので、ちょうどよい潮加減である。
H氏にサツがてら釣果を聞いてみるが「昨日とはうって変わって厳しい…」とのこと。
釣り場ではなかなか「絶好釣!」という台詞も聞かないから、それはそれでいいや。
早速オッサンも準備を始めるが、まずは仕掛けを作りから。
仕掛けさえも作ってない本日の釣行や如何に!
本日の竿は3mの竿。
H氏情報により、沖目を狙うので長い方が吉らしいので持ってきた。
「行雲流水」との合体竿+拾った竿で3mにまで伸びた竿
チンタラと仕掛けを作っていると同行のH2氏(何の偶然かH氏と同じ名字なのでこのような分類)が早速釣り上げて満面の笑みを浮かべている。
このH2氏もオッサンとは釣り方が全然違うんだけど結構な手練で、かなりの腕前である。
そんなH2氏が「今季一番の入れ喰い!」と太鼓判を押すほどの喰いの良さらしい。
何!?オッサンもはよ参戦せねば!!と気は焦るが、なにぶん老眼が進行してるので遅々として作業は進まないのでした。
やっと仕掛けを作って「さぁ!殺るぞ!!じゃなくて釣るぞ!」
潮も上げ始めなのでちょうどよい感じだ。
この釣り場ではコレくらいがちょうどいいね!
主のH氏曰く「まだこの時期は見えハゼを狙う」らしいので、目を凝らすが風で波が立ってるのでよく見えん!
そうなのである。
今日は台風17号(コレを書いてる時はもう温帯低気圧にしぼんだらしいが)の影響で風が強い。
これからドンドン風が強くなるので早目に決着を付けたいのだが…
よ〜く見ても分からんのでテキトーに落とす。
3mの竿なんて滅多に使わないから、すんごいロング・ロング・アゴーに感じる。
最初は目一杯沖に落としてみるが音沙汰なし。
何投かしてみるがな〜んもない。
並んで釣りをしているH氏×2を見ると、沖になんか落としてなくて、手前の岩の上に落としてご機嫌にハゼを釣り上げてるジャマイカ!
ガセネタをつかまされた!
油断禁物である。
いくら釣り仲間と言えども、生き馬の目を抜くぬけ目のない間柄。
お互いの生き血をすする弱肉強食の世界である。
真似して手前の岩に落とすとすぐに一匹目が上がってきた。
まずは10数cmの良型があがった
それからは岩の上に落とす釣法に切り替えたが、如何せんハゼがよく見えない。
水面の波の影響もあるんだけど、そもそもオッサンは見釣りは得意ではない。
ハゼは保護色だから上から見えにくいんだけど、普段から見釣りしないから余計に見えてないんだろうな〜
それでも見えたハゼの口先に落としてハゼがバク!と咥えた瞬間にアワセを入れるんだけど、さっきからスポッ!って抜けちゃうんだよね〜
もっと喰わせてから…と思ってるんだけど、見えちゃうと咥えた瞬間に「今だぁ!」って反応しちゃうんですよ。
片やH2氏は見釣りのプロフェッショナルである。
仕掛けもシモリ浮きで、ハリも大きいのを使ってるオッサンとは対極な釣り方。
オッサンの印象は、シモリ浮き使ってる人ってたいして釣れてないイメージなんだけど、この方は釣るのである。
ちらちら見るが、さっきからナイスなペースで釣り上げている。
オッサンも負けてはいられん!と気合だけは入ってるんだけど、デスパイネ並みのフルスイング空振りばかりである。
なにせ3mの竿ですぐ目の前を狙ってるもんだから、やりづらいのなんの…
ハゼのアタリはあるにはあるんだけど、スっぽ抜けか水面まで上がってくるんだけどポチャ!と落ちてゆく事態が多発!
ハリ掛かりするのはダボハゼばかり。
ダボはいらんわぃ!
釣れるハゼの倍は逃していて、ストレスも最高潮である。
そしてついに決断するのでした。
まずは竿が長すぎんだよ!
しかし、持ってきている竿はコレしか無い。
だもんで、竿尻から元栓を外して元竿を含む2本のブランクを抜き、3m→2.1mの竿にした。
当然グリップエンドなんぞのオシャレなものは無い!
さらに、スッポ抜けるのは針サイズが悪い!
今まで使っていた袖1号だと小さ過ぎて、このサイズのハゼ相手ではハリ掛かりしずらいし、上がってきたハゼが暴れるとハリから外れる。
なのでH2氏が使っているハゼライト6号のハリを一本恵んでもらった。
もちろんハリスは3cmにしたけどサ!
これで万全じゃ!
準備万全で再び参戦すると、すぐに調子よく連打が始まった!
スっぽ抜けもないし、竿の長さもちょうどいい感じで殺りやすい(否、やりやすい)。
オッサンのハゼスカウターがクルクルとカウントし始める。
本日最大サイズもズッシリと上がってきて、楽しいハゼ釣りが始まりました。
立派な尾ヒレで15cmってところかな
すると早朝から釣りをしていたH氏が帰るとのことで、氏が春に釣り上げたテナガエビをくれた。
多摩川産テナガエビ
前々からH氏からテナガエビは特エサというのを聞いていたんだけど、実際に使うのは初めてだ。
尻尾をちぎってハリに掛ける。ちょっと潰すとハリ掛かりが良くなる
すると前にも増してハゼが連打で上がってくる。
さすが特エサだ
基本的にホタテエサを使ってるんだけど、ハゼってすぐにスレるのでホタテに見向きもしなくなる。
そんな時にはエサをテナガエビにチェンジすると、すぐにエサに反応してくる。
コレは釣りの基本で、違うタイプのエサに変えると反応するから、本当は複数種のエサを持ってきた方が良いと思う。
まぁ、オッサンは面倒くさいからやらないけど…
いろいろとチェンジして調子よく釣っているが、先程から気になっていることが…
風が強くなってきたのである。
コレは予報通りで、時間が経つにつれ強風となり、水面の波も高くなり竿も風で煽られるのでアタリなんて分かりゃ〜しない。
なんとか粘ってハゼ釣りを続けるが、アタリなんて分からないから上げた時には大きなハゼ針をゴックン飲まれていて、針外しで外すハメになる。
当然こんな大きいハリだし、カエシもあるのでハリを飲み込んだハゼは昇天してしまう。
「オッサンが下手くそで御免な…」申し訳ない気持ちで、釣りを続けるが風は強くなるばかり。
ついには身体ごと持っていかれるくらいの強風になってきたので、命の危険を感じて納竿。
ミャク釣りは風に弱いのですが、それはウキ釣りも同じ事。
シモリ浮き釣りのH2氏もついに諦めて納竿となりました。
2時間30分で33匹と数的には全然なんだけど、いろいろと考えさせる釣りで面白かった。
もらったハリで飲まれたハゼは昇天してしまって申し訳ないです
最大サイズはやはり15cmってところ
白波が立つくらいの強風で納竿
風さえなければもっと釣れる状況だっただけに残念でした。
今日は森ヶ崎海岸公園初で準備万端ではなかったので、次からはしっかりとこの釣り場仕様で準備してこようと思います。
ハゼ釣りもいよいよ第二段階に突入です。
これからが本当の実力が試される時期なので、しっかりと情報収集&判断を間違えないようにしなくちゃだわ!