2019年8月25日。2019年夏シーズン13回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(夕やけなぎさ)天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位:70cm干潮)〜10時30分くらい(潮位:125cm上げ6分)長潮釣果:マハゼ25匹(8cm〜12cm)
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
暦の上ではもう秋が始まっている。
確かに猛暑も弱まっている気がするし、朝晩なんて涼しく感じられるようにもなった。
どういう訳か今年は仕事も忙しく、ストレスと疲れが鬼のようにたまっているので、昨今の涼しさと相まって休日はハゼ釣りなんぞのために早起きできず熟睡。
今日なんて、いつもは釣り糸を垂れている時間に目が覚める始末。
「もう面倒くさいから、このまま寝てよう!」と二度寝を試みるが、目が冴えてしまい眠れず…
しょうがないからハゼ釣りに行くことにする。
「もうこの時間だと良いポイントは取れないだろうから、ただの時間つぶしになるだろう」と、全く期待しないで出発。
とは言うものの、少しくらいは楽しめるだろうという希望はホンのちょっぴりはあったんだけど、本当にただの時間つぶしになるとは、この時は知る由もなかった。
釣り場を見渡せるいつもの橋に差し掛かると、今日もそこそこのハゼ釣り人がいる。
そして今日の最初の釣り船が通り過ぎてゆく。
もうこの時間なんだ…
ハゼ釣りの最盛期だから釣り人もいるわな。でも釣れないけど…
”この【はぜつき磯】ポイントでこの人出なんだから、【夕やけなぎさ】なんてオッサンの入る隙間はないだろう”と思った。
先週は夕やけなぎさの人出なんて見る気もしなかったが、「どんだけハゼ釣り人がいるんだろう?」と怖いもの見たさで行ってみることにした。
釣り人でごった返すはぜつき磯を通過し、BBQテントの隙間から夕やけなぎさを臨むと意外にもハゼ釣り人は少なかった。
否、少なくはないけどオッサンが入る隙間は十分あった。
これだけ空いてるには訳があるはず…
んだば、お言葉に甘えてこちらで釣らせて頂きます!
釣りの準備をしながら、釣り人達を眺めるが全然竿が上がらない。
「今日も厳しいか。ど〜りで釣り場が空いてるわけだ…」
まだ夏休みだというのにこの人の少なさは、やはりハゼが釣れないからだろうか?
それとも、チビッコ達は夏休みの宿題の追い込み&親もそれに駆り出されて忙しいからだろうか?
それとも、スワローズが16連敗をくらって、やっぱり今年は最下位間違いなし!だからだろうか?
思いを巡らせるが、厳しいハゼ釣りになるのは間違いないだろう。
さて、オッサンも参戦!と海に向かうとちょうどナイスなタイミングで柵際ポイントが空いた。
しめしめ!と柵際に陣取る。
柵際が釣れるとは限らないけど、釣りやすいポイントではある
まぁ好みは人それぞれだけど、オッサン的には何年か前はこの柵際ポイントが夕やけなぎさで一番のポイントだったけど、ここ数年はそうでもない印象。
ただ端っこだから釣りがしやすいし、ここら辺は全くの砂地だから根掛りもない。
柵向こうの干潟保全地区でハゼが湧いてると思われるから、そちら方面からのフレッシュなハゼが一番最初にやってくるのがこのポイント。
そういうことだから、ここで釣れるハゼは良型とは言えないのが玉にキズ。
潮は相変わらず濁っているから、ハゼがいるかどうかなんて全く見えない。
まぁ、オッサンは見釣りは好みではないから、見えない方が良いちゃ〜良いが。
期待薄での第一投!
だが、やっぱり生命反応なし!
どこに落としても音沙汰なし!!
やっぱり今日もこう来たか!
フッ…いいさ、別に期待なんてしてないもん!
と、半分ふてくされながら反応を探すがやっぱりどにもホットスポットがないぞ。
ハゼが釣れなくて暇なもんだから遠くを見渡すが、釣れるハゼよりも釣り人のほうが多いのが皮肉である。
ハゼよりも多い釣り人達
開始から20分後、やっと小さなアタリがあり一匹目が釣れた。
マジで最近は一匹目が遠いよな〜
同じスポットで数匹上がるが、その後はまたパッタリとアタリがなくなる…
手当り次第探りを入れるが、時おりコン!と一度だけのアタリがあったりするが、喰いが浅いらしくそのアタリにアワセても全然ハリ掛かりしない。
アタリのあったスポットを寸分違わずに攻めても、もうアタって来なかったりするから、すこぶるストレスが溜まるハゼ釣りになる。
少しずつ横移動しながら色んな場所を攻めてるんだけど、こんな調子ばかりでどこもパッとしない。
最初の一時間で12匹と「なんじゃ、こりゃあぁぁ!!」とジーパン刑事(デカ)になるほどの貧果。
マジ!?コレ?
少々休憩を入れるが、このまま帰るわけにもいかないし特に妙案も浮かばない。
しょうがないから、大きく移動し今度はゴロタ石ゾーンに移動する。
こちらのポイントは石がゴロゴロしてるんだけど、上がれば良型が多いゾーン。
よく見ると其処此処に良型のハゼがウジャウジャいるではないですか!?
ゴロタ石の間に良型ハゼがウジャウジャ!
これだけいるんだから何とかなるっしょ!と気持ちを入れ替え仕掛けを落とすが、すぐにどうにもならないことを悟る。
ハゼの口先にエサを近づけても、な〜んの反応も示さない。
集団ハゼの真ん中にエサを落としても無視される始末。
ここまで反応無いのもヒドイな…
時おり、狙っているハゼの脇から関係ないハゼがダッシュでエサを喰ってきて、交通事故みたいに釣られてしまうハゼがいるんだけど、こんなことはそうはないから全然数が上がらない。
これだけ見えてるのに、どいつもこいつも全く喰ってこない理由が分からない。
きっと、先程やっていた柵際ゾーンにもこれくらいにウジャウジャハゼがいたんだと思うんだけど、全然喰わなかったんだろうな。
先週もそうだったんだけど、マハゼはともかく年中元気な外道、ダボハゼやカニすらも喰ってこないという理由は何?
ダボハゼすらも喰ってこないぞ
ひたすら我慢の釣りを続けるが、何の改善もしなかったのでたまらず納竿。
3時間粘ってみたが25匹と「かあちゃん・・・暑いなぁ・・・」と息絶えるオッサン。
盛夏のハゼ釣りでこの釣果はないだろ!?
ちなみにこのリフは、1970年代〜80年代に放送され絶大な人気を誇る刑事ドラマ『太陽にほえろ』で初の殉職者となった萩原健一演じるマカロニ刑事(デカ)の最後のセリフである。
太陽にほえろシリーズで最も有名なセリフと言えば、前述の松田優作ことジーパン刑事の例のリフだが、オッサン個人的にはショーケンのこの殉職シーンが一番印象深いです。
ジーパンのように派手な死に様ではなく、立ちションをしていた際にただの通りすがりの通り魔に刺されるという「刑事が立ちションで刺されるって何ソレ?」と製作者側の神経を疑うラスト。
しかし、人間の最後なんて案外そんなものなのかもしれない。
映画やドラマの主人のように、愛するものを守るために、自分の命を捨てるような絵になる最後に対するアンチテーゼとしてのマカロニ刑事のしょ〜もない最後。
しかし現実は、このように呆気ないほど儚い最後の方がほとんどなんだろう。
『太陽にほえろ』はやたら殉職者が多く、終いにゃ〜山さんまであの世に逝ってしまった。
警察官ってみんな殉職するんだ!?オッサンは絶対に警官にはなりたくない!と子供心に思ったものである。
という訳で、本日もハゼが釣れなかった訳で…
もうこのまま上向くこともなく、シーズン終了してしまうのだろうか。
釣れない原因は一体なんだろう?
単純に赤潮とかの濁りや水温が高いだけではない気がする。
大腸菌とかもっと違う原因があるんだと思います。
ハゼはもう夏の釣りモノではなくなりつつあるのかな…