2024年3回目の夏シーズン東京ハゼ釣りはやっとミッケ!

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2024年3回目の夏シーズン東京ハゼ釣りは見〜つけた!

2024年6月9日。

2024年夏シーズン3回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】→【夕やけなぎさ】→【はぜつき磯】

天気:曇り

釣行時間:4時30分くらい(潮位:175cm上げ9分)〜10時00分くらい(潮位:77cm下げ6分)中潮

釣果:マハゼ60匹(6cm〜10cm)

 

竿:3.5m(清流X)一瞬2.0m(そよ風)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:アオイソメ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

このブログ内において、オッサンは自分の事を『オッサン』と一人称表現している。

 

まぁ、事実オッサンだし「オッサン」と呼んで良いお年頃だ。

 

っと、今までは思っていた。

 

しかし、よくよく考えてみると、もう還暦の足音が聞こえてきそうな歳なので、そろそろ『オッサン』も怪しくなってきている。

 

つまり、高齢者ともなればオッサンではなく、爺さんということである。

 

我が国では、65歳から高齢者になるらしい。

 

最近では、高齢者のカテゴリーをもう5歳引き上げて、70歳からにしようという議論がされ始めているらしいが、今現在は65歳でオッサンもそう遠くない話である。

 

爺さんになったら自分をどう表現すればよいのだろうか?

 

『ジジィ』はちょっと角が立つので、『ジィちゃん』くらいに留めておくべきか。

 

『老紳士』とか『グランパ』でも良いが、『ソフリエ』とか『こうやこうや』ともなればもう意味も分からんな〜

 

まぁ、言い方はどうであれ、使っているうちに馴染んでくるだろうて…

 

『オッサン』だってそうだった。

 

このブログを始めた11年前から自分のことをオッサン呼ばわりしてたんだけど、正直言って最初は抵抗があった。

 

当時は既にオッサンと呼んでよい歳ではあったのだが、あの頃はまだまだ若い気でいたから、自虐的な意味合いがあった事は否めない。

 

自分を「オッサン」と呼ぶことで、ダメな釣果をしょうがない事として誤魔化そうという照れ隠しの意味もあったんだと思う。

 

今ではどこから見ても立派なオッサンになったが、馴染んできたと思った矢先ジジィとしての心配をしなくちゃならない。

 

 

最近ふと「オッサンとジジィの境界線はどこなんだろう?」と疑問が湧いた。

 

年齢制限の分かりやすい一般論はおいといて、どういうのがオッサンで、どう朽ち果てるとジジィになるのか?

 

もちろん明確な線引きはないんだろうし、人によってその判断基準は大きく異なると思うが、オッサンの場合はどこなんだろう?と真剣に考えているこの頃。

 

たったひとりの人間でもTPOによってその線引きが大きくシフトすると思う。

 

ココではハゼ釣りがテーマなので、ハゼ釣りの場合を想定してその境界線を考えてみようと思う。

 

 

まずはハゼ釣りに使っているアイテムから。

 

餌入れやビクや道具箱なんだけど、ジジィは変なこだわりというかスゲェ適当な感じのアイテムを使い続けている。

 

自分が使いやすいような自作品は素晴らしいんだけど、ジジィの場合は丁寧な仕事ではなく、やっつけ的なアラが目立って、他人が見ると「汚いな…」と思われてしまう。

 

特に竿なんて、何かの寄せ集めのようなパーツを組み合わせた、訳の分からない物体になっていたりする。

 

それで釣れるんなら良いんだけど、結果が伴なわないもんだから、よけい不憫に思ってしまう。

 

んで、ろくに手入れもしないもんだから汚いままなんだよね〜

 

 

後は釣り方というか行動なんだけど、ジジィは一旦釣り始めるとソコから動かないんだよね。

 

多分、自分の実績ポイントなんだろうけど、釣れない時でもジ〜っとひたすらに釣り糸を垂れている。

 

釣れないなら釣れる場所を探して動くべきだと思うんだけど、動くのが億劫なのか、みまもり地蔵尊のように一か所で固まってるんだよね。

 

「前はココで良い想ひをしたから、ココで釣れるはずなんじゃ〜」

 

これはつまり、実績という経験が強くインプットされたが故に、どこか他で釣れるかも知れないチャレンジという未知な経験を拒んでいるのかも知れない。

 

行動力の低下なのか、実績の強さなのか…

 

感触の記憶が無感触な想像に勝ってしまうのである。

 

コレは音楽の嗜好にも似た傾向が表れる。

 

以前は新しいモノ、知らないモノに飛びついたが、人はそのうちに「知らない呪縛」から開放され、既に好きだったモノ、既に持っているモノを繰り返し聞くようになり、また、それの方が”染みる”ことを知ってしまう。

 

”未知の感触に感じる者”と”既知の感触に感じる者”。

 

ココにオッサンとジジィの線引があるのではないか?と思い至ったのであります。

 

っという程のことでもないが…

 

 

まぁ、コレはその人の境遇がそうさせているのかな?

 

つまり、リタイヤ世代なら平日休日関係なくいつでも釣りに来られるから、「別に釣れなくてもいいんだもん!釣れなきゃ〜また明日に来ればいいや!」という、のんびりな釣りの醍醐味を味わっているのカモ知れない。

 

オッサンみたいに日曜日しか釣りに来られないと何としてでも今結果を出さないと!!と目を血走らせることになるから、少々うらやましくもあるが。

 

っというわけで、オッサンの勝手な主観で線引してみたんだけど、自分にもジジィが当てはまる部分が無いわけでもないな。

今日はヤバい!

今朝もいつものようにまだ暗い時間帯に目が覚める。

 

時計を見ると、もう起き上がらなくてはいけない時間だ。

 

「チキショ〜、なんでこんな暗いうちから釣りに行かなアカンねん!」

 

今期はまだ釣れるとは言い難い状況で、釣り場で釣り船が通過し始める7時くらいまでに勝負を掛けなくちゃならない。

 

毎度のことなので、ハゼ釣りの準備なんてたかが知れてるんだけど、布団から起きるのだけは慣れないね〜

 

半分居眠り運転で釣り場へ向かう。

 

釣り場を見渡せる橋から眺めるが、公園の街灯はまだ点いている。

まだ、あけぼの時間

 

公園の園路を通過してまずは【夕やけなぎさ】に行ってみると、既に7人ほどの狂ったハゼ釣り人が釣り糸を垂れていた。

園路を通って、

 

【夕やけなぎさ】ではもうやってるよ!

 

知ってる顔も多いので、ハゼ釣りの塩梅を聞いみるがナイスなお返事ではなかった。

 

だよね〜全然竿が上がらないもん。

 

この時点でオッサンの行動が決まる。

 

ヨシ!移動じゃ!!

 

この決断が地獄へ向かう道とは露とも知らずに…

 

 

やって来たのは【しおじ磯】

 

迷わずココへやって来たのは、先週ダメ元で来たら思わぬプチ入れ喰いで楽しかったから。

 

本日もいい想ひをしちゃおっかな〜!という作戦だ。

 

しかしオッサンの他にハゼ釣り人は、もうひとりいるだけで寂しい【しおじ磯】

 

 

本日の竿は長竿の『ダイワ清流X硬調35』

 

この時期の小ハゼのアタリもキッチリ取れる、オッサンのお気にな長竿。

この長さでこれ以上の性能の竿はまだ見つかってないほど

 

『ダイワ清流X硬調35』についてはこちらを参照してください。
>>>ハゼ釣りのミャク釣り竿の比較【長竿(3.5m位)編】

 

仕掛けはいつも同じ、塙式のミャク釣り仕掛け。

コレが釣れるんだ!

 

餌は夏シーズンはベビーボイルホタテ一択だったけど、今日はアオイソメ。

 

っというのも、先週アオイソメでやってみたらホタテよりも針掛りが良くて好印象だったから。

 

自分で買ってきたのと友人が恵んでくれたのと2パックあるから、今日は爆釣って感じだね!

 

ただ、問題なのが現在の潮位。

 

今現在はほぼ満潮時間帯で、このポイントで釣れる状況を大きく逸脱している。

 

とは言え、だから釣れないと先入観を持つ持つのは釣りでは良くないと思います。

 

今までの経験実績は大事ではあるが、そればかりで頭でっかちになるとソコから先が見えなくなってしまいます。

 

先入観を持たずにやってみるチャレンジ精神、つまり開拓者スピリッツが時代を作るのであ〜る!

 

と意気込んで今まで何度痛い目を見たことか…

 

実は本日長竿を使うのは、この潮位だからという理由でもあります。

 

 

さぁ、殺るぞ!じゃなくてやるぞ!

 

水にジャブジャブ入ると思ったほど冷たくなかった。

 

あ、今日からウェーダーではなくて、短パン&サンダルスタイルにしました。

今日から夏の装い

 

イソメは1cmくらいの刺し通し。

今はコレくらいのサイズ

 

ブ〜ン!と長い竿を振り込んで着底後すぐにアタリが!?っという事は全くなくて、何も無し。

 

スンスンと誘ってみるが音沙汰なし。

 

いろんな角度に振り込んでみるが、生命反応が全く無かった。

 

あ、やっぱりマズかったかな?

 

この潮位だから、長竿を使っても目指すポイントに全然届いてないんだよね〜

 

それでも手前の方にハゼ居ないのかな?と思ってたんだけど、全くな〜んもない。

 

それでもしつこく探っていると、やっと1匹釣れた!

やっと釣れたぞ!

 

まずは1匹目っと思ったら、カウンターを忘れたのに気がついた。

 

その後も丁寧に探ってみたが、ダボが釣れただけだったのでした。

コイツだ釣れてもな〜…

 

ダメだ!オッサンだけ良い想ひ作戦失敗じゃ!

 

 

っというわけで【夕やけなぎさ】に逃げ帰る。

 

帰ってくると、いつもの常連たちがすっかり勢揃いしていた。

いつの間にか【夕やけなぎさ】に集結していた

 

この時期は【夕やけなぎさ】が釣れやすいから、こういう事態になるんだけど、かといってココで釣れるのか?と言われると別にそうでもない。

 

常連たちにハゼの塩梅を聞くが「アタリが無くもなく、釣れなくもない…」といった玉虫色の返事しか返ってこない。

 

でしょうね!相変わらず竿が上がってないもん。

 

オッサンも参戦だけど、オッサンひとりで長竿を使う。

 

釣れないと言ってる人と同じことやっても、ダメなもんはダメだよね。ならば!

 

んで長竿使ってひとりで爆釣!という程甘くなく、やはりビリンゴのアタリしか来なかった。

 

駄目だこりゃ〜!(by長介)

 

っというわけで、さっさと見切りをつけて移動開始。

やっと見つけたお宝スポット

やって来たのは【はぜつき磯】で、本日の最後の砦だ。

 

いや…、分かってますよ!こちらでも釣れないのは…

 

やって駄目なら諦めもつくが、やってもいないのに決めつけるのはオッサン自身が納得できない。

 

とは言え、結果は見えているようなものだけど…

 

その証拠に【はぜつき磯】には、人混みを避ける習性の天邪鬼なT氏がポツンと佇んでいるだけだった。

 

分かっちゃいるがT氏に塩梅を聞いてみるが「アタリひとつないよ…」と力ないお返事。

 

ですよね…

 

んで、オッサンのいつもの実績ポイントへやってくる。

誰もいない【はぜつき磯】

 

実績ポイントなんだけど、それは釣れる時期のお話で今期はまだ時期尚早。

 

例年なら【夕やけなぎさ】が釣れ出して数週間後に【はぜつき磯】でも釣りになる感じで、今期は【夕やけなぎさ】でもまだ釣りにならないから【はぜつき磯】なんてもっての外だ!

 

んで、やはりアタリが無い…

 

ハァ〜、どうしよう…

 

しかしまた【夕やけなぎさ】に戻ってもしょうがないので、覚悟を決めてこのまま続行を決断。

 

とは言え、アタリが無いんじゃ〜!っと思ってたら、やっとアタって来て釣れた!

このサイズかよ…

 

ここから爆釣開始!ということはなくて、ポツン…ポツン…とアタってくる感じでしかない。

 

ハゼは群れてなくて、野良ハゼがウロウロしているだけらしい。

釣れなくはないんだけどね〜

 

遠くでは【夕やけなぎさ】でシビレを切らしたMR氏がこちらへやって来てチョロチョロしていたが、程なくして消えていったので釣れなかったようだ。

 

んで、オッサンの方も厳しいハゼ釣りが続く。

 

小移動を繰り返しながら【はぜつき磯】を広く探るが、状況変わらずほぼアタリが皆無…

 

既に諦め半分で、このブログでの言い訳を考え始めていた。

 

んでとうとう最後のエリアにやって来た。

 

ここで釣れなきゃ本当にジ・エンド。

 

このエリアはハゼが釣れ始めると良型がポンポン上がるので、釣れるようになればオッサンも通うことになるんだけど、まだまだ釣れんだろうて…

 

っというわけで、全くのノーマーク&ノーフューチャーで、今期はここで釣り糸を垂れるのはお初。

 

ス〜っと振り込んで着底すると、すぐにアタって来ていきなり釣れた!

お!いきなり釣れた!

 

しかもこの時期にしては良いサイズ。

 

次もすぐに連打で釣れて、いきなりテンション爆上がりなオッサン。

いいね〜

 

とは言え、入れ喰いという訳ではなくてなかなか手強い。

 

基本的には一投毎にアタリが来るが、アタって来るのに時間がかかる。

 

落としてすぐにアタって来れば楽なんだけど、そう簡単ではなくて、アタらせる工夫が必要。

 

スンスンと数cmのズル引きはやるんだけど、ハゼとしてもそうそうヤル気があるわけではなさそうで、アタる範囲から外れるとアタって来なくなるので、あまり動かしたくない。

 

だもんで、竿を左右に大きく振ったり、オモリを立てたり寝かしたりとオモリは動かさず餌だけを揺らすとアタることが多かった。

 

アタって来るとは言え、針に掛からないことも多い。

 

敵がそう来るなら、こっちにも考えがある!

 

イソメの尻尾部の特餌で勝負じゃ!

 

尻尾の方は、動きがあるし、細いし、吸い込みが良いと三拍子揃ったハゼ釣りの特餌なのは周知の事実。

 

幸いなことに、本日はイソメがコレでもか!というくらいに大漁苑。

 

余っても持って帰れないので釣り場にリリースするだけ。

 

ならば、贅沢に尻尾だけを使う。

 

イソメの半分、下手すりゃ〜1/3くらいしか使わずに後は捨てるという贅沢三昧。

尻尾しか使わん!

 

すると、ほぼ針掛りしてきた。

こんなサイズも余裕で釣れる

 

恐るべし尻尾パワー。

 

こんな感じで調子良く釣れ続ける。

 

オッサンが気持ちよく釣っていると、どこから聞きつけたのか【夕やけなぎさ】でくすぶっていた常連たちがオッサンの方へやって来た。

 

釣り人の情報ネットワークは口頭伝承なくせに、6Gよりも早いから恐ろしい。

 

しかし、釣れる場所でやれば簡単に釣れると思ったら大間違いである。

 

世の中はそう甘くはない。

 

釣り方や餌の違いもあるが、彼奴らは釣れるエリアに届いていないのである。

 

オッサンは3.5mの長竿で、彼奴らは2m程度の竿なので、アタらないもしくは手前のハゼは小さ過ぎるので針に掛からないのであ〜る。

 

口々に「釣れないよ!」と言ってるが、そりゃそうだ!

 

試しにオッサンも短い竿でやってみたんだけど、アタリは少ないし、アタって来ても全然針に掛からなかった。

今期初の「そよ風」を使ってみたが…

 

すぐにダメと分かったらしく、ブチブチ言いながら【夕やけなぎさ】へ帰ってしまった。

 

再びオッサンひとりなロンリー【はぜつき磯】

 

何でか知らないが、本日は朝から水が濁り気味だったけど、段々と濁りが濃くなってきてアタリが遠くなっていった。

 

程なくして、仲間が帰るのでハゼを引き渡すために納竿。

 

5時間半ほどで60匹と結果的には冴えなかったが、最後の最後に楽しい釣りになって良かった良かった。

仲間が数えてくれた

 

先週に引き続き、今週も釣り場をウロウロと渡り歩いたので、時間の割に実際に釣っていた時間はそれほどでもなかったと思う。

 

初めから釣れるエリアでできれば最高だけど、そこへ辿り着くには流浪の旅を経なければならないので、それ以前の時間は無駄だとは思わない。

 

やはり必要なんですよ、無駄と思える行動時間はね。

 

 

釣り仲間が増えると得られる情報も多くなる。

 

「どこどこで釣れた」という情報は、使い方によっては有用ではあるんだけど、その情報に頼りすぎは却って良くないと思う。

 

その情報は既に過去のものであるし、何よりも頼っていると自分の勘が鈍るんですよ!

 

そりゃ〜無駄を省きたい気持ちは分かるし、簡単に楽しい釣りをしたいのはMany mountainsなんだけど、自分の直感と考え方が的中した時の喜びも釣りの魅力だと思う。

 

 

分かりきった既知の情報(=ジジィ)よりも、未知の直感(=オッサン)を研ぎ澄ませ、いつまでも『オッサン』として抗いたいと切に願います。

 

 

次の記事>>>「2024年4回目の夏シーズン東京ハゼ釣りはやっと初日が出た!」へ

 

 

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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。

 

結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…

 

正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。

 

販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。

 

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売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。

 

なるべく頑張って製作します。

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